houtengagekiさんの「レッスルエンジェルス」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

今でも根強い人気のある、レッスルエンジェルシリーズの記念すべき第一作目。今思うと、プロレスへの愛に満ちた作品だったなとしみじみ感じます。水着剥ぎデスマッチによる脱衣に萌え、プロレスらしい熱さに満ちた展開に燃え、かなり楽しめたゲームでした。まあ、さすがに1作目だけあって、この後の続編群に比べると未成熟な部分も多いですが…
 女子プロレスを題材にしたギャルゲー。
内容は、最強のチャンピオンであるパンサー理沙子を倒してベルトを手に入れるため、
若手レスラー達がチームを結成し、理沙子率いる正規軍に挑んでいくというもの。
この若手側がプレイヤーサイドということになるわけですが、
8人いる可愛い若手レスラーの中から5人を選んで戦っていくことになります。
海外での転戦や、世界中から選手を集めた巨大リーグ戦など、熱い要素は多く、
展開もプロレスらしくて、製作者のプロレスへの愛が作品を通して伝わってくるようなゲームでした。

 特に、ブレード上原という選手が中盤で登場するシーンはお気に入りです。
あんまりネタバレしたくないので内容は詳しく書けませんが、仲間入りの仕方が劇的で印象的だったのです。

 シリーズ1作目ということで、ゲーム性はまだまだ甘いところがありました。
カードバトルの基礎こそ、すでに良い出来に仕上がってはいたものの、
技は勝った相手が持っている中からひとつ選んで習得できるだけで、あまり自由はきかなかったりしましたし。
一応、それ以降の作品にはない、複数のキャラを育ててチームとして戦っていく楽しさがあったので、そこは良かったですけどね。

 ところでこの作品、続編である2やSPECIALと違い、技を食らった時に
女の子の顔グラフィックが苦痛に歪んだ表情になるんですね。
これはとても良い要素でした、女の子が傷めつけられて苦しんでいる表情って、かなり萌えますしw
むしろ2以降の作品に、この要素が無くなっていたのが実にもったいないです。
(まあ、最近PS2にてリリースされた『レッスルエンジェルスサバイバー』において復活しましたが。喘ぎ声みたいなボイスつきでw)


 エロ要素は、負けた選手がリング上で水着を脱がされるという『水着剥ぎデスマッチ』のみ。
まあ脱衣麻雀レベルの物ですが、リング上で、っていうのが何気に良いですね、
衆人環視の中で脱いでいると考えると、かなりの恥辱プレイですし。
今見ると、さすがにレトロな絵柄だなと感じる人が多いと思いますが、
自分は松永直己さんの絵柄は当時はかなり可愛らしく感じまして、脱衣CGは各キャラとも、かなり萌えたのを覚えています。
中には、ビューティ市ヶ谷(大財閥のお嬢様でひたすらタカビーなキャラ)の脱衣みたいに、半分ギャグみたいなのもありますがw


 余談ですが、この作品のメディアミックスとして
うめ吉氏の手による、菊池理宇を主人公とした小説版があるのですが、
これが物凄く出来がいいので、シリーズのファンの方には真剣にオススメです。
マイティ祐希子や武藤めぐみ等のトップイベンター達とはひと味違う、
ジュニアの世界での奮闘ぶりが、確かなプロレス知識に基づいた作者の筆力によって
すごく魅力的に描かれていますから。
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