マルセルさんの「愛しい対象の護り方」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

「姫風呂」「恋盾」に続くAXL第三の傑作ナリよ。AXL作品と言えば、共通部分はみんなでガヤガヤ予備校でグダっているようなノリがええのに、個別ルートに入ると急に旅館の世界に入ってちんぴらヤクザと対決したりするようなノリが、評価されたり裏目に出たりしているのだが、今回も「恋盾」風のアイギスとかそこらへんを使ったミリタリー系のお話かと思わせておきながら、バトル展開の方は「俺たちの闘いはこれからだ」みたいな感じにアッサリおわったりしちゃうAXLクオリティなのである。でも今回はそれがちゃんとはまっているんだなこれがっ。なんせこの作品のタイトルは「厨二な彼女との闘い方」ではなく、あくまで「愛しい対象の護り方」であり、護衛の対象は同じ軍事学校に通う自衛能力を持ったヒロインたち。結衣とは彼女の護りの理想を護り、成美とは彼女の「と」の護り方を学び、美冬たんとのイチャラブ生活を護るために主人公はガムばるのだ。
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☆基本データ

・総CG枚数(差分SD込み)126枚 総回想数18枠

・キャラ別CG(エロCG)&回想数

結衣 23枚 (10)   5回
成美 22枚 (11  3回
ロッテ 27枚 (12) 3回
美冬 21枚 (13) 3回
その他サブヒロイン 8~9(3~4)1回

☆クリック数

簡単な説明:クリック数つーのは、既読スキップオン+テキスト速度ノーウェイト環境下で計った、ゲーム開始時から作品を終えるまで各シナリオ毎のクリックの合計回数のこと。

(1)初回プレイ時の「共通」+「個別」のシナリオの総容量が分かる
(2)2周目以降の、共通シナリオを除いた個別シナリオの総容量が分かる。

(ゆえに、一周目のヒロインルートはクリ数が多く、二周目以降はたぶん半減するが、一周目の「個別ルート」が他よりも長いというわけではないので注意)

(3)エロテキストのクリ数と。それを含んだ全シナリオのクリ数を比較すれば、両者の割合もある程度はわかる。
(4)テキスト速度の環境さえ同じなら、プレイ時間と違ってユーザーによる計測誤差は少ない。

といった四点が指標として役に立つとバッチャが言っていたような気がしないでもない。

1周目 美冬  19249」 
2周目 ロッテ「7045」 
3周目 成美 「7539」 
4周目 結衣 「10648」 

サブヒロインルート 1000前後

・各キャラのHシーンのクリック数


    1回目 2回目 3回目 4回目 5回目
結衣 290 268 256 336 378
ロッテ 296 244 268 
成美 325 284 291
美冬 269 348 278

☆作品の大まかな評価。

簡単な説明:これはもうそのまんまですな。一応Z~SSSまでの評価基準が存在するらしいのですが、大抵はC~Aの間に収まっているようです。
「C」がだいたい「やってもやらなくても別にいいんじゃね」。「B」が「やればけっこう面白いんじゃね」。Aが「やってないヤツは人生つまないんじゃね」。
といったかんじになっております。

・シナリオ評価

結衣   B 
ロッテ  B-
成美   B
美冬   B+
全体評価 B

   
・エロ評価

結衣   B- 
ロッテ  C+
成美   B
美冬   B+

・イチャラブ評価

結衣   B- 
ロッテ  C+
成美   B
美冬   B+

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AXLとはいったいどーゆうメーカーなのかと問われたら、取りあえず「中堅どころの萌えゲーメーカー」という、軽く他30件ぐらいは引っかかりそうな無難な答えがつい思いついてしまうし、
口の悪いレビュアーの諸氏は「そういう無難な作品しか作れない三流メーカー」とこれまた無難で三流なコメントを残してくれるに違いあるまい。まぁ必ずしも間違っているとは言えないが、正解とは程と遠い答えだと思われる。
なぜなら、これの何が間違っているかと言えば、所謂「メーカー信者」とまでは言わないまでも、ある程度はそのメーカーの作品をやっているユーザーの多くは、こう返すに決まっているからだ。

「そうなんだよ! AXLは無難で中堅どころの萌えゲを作って欲しいのに、今回もまた勘違いしやがった!」

むろん、ユーザーの意見そのものが常に正しいわけではないし、ユーザーの意見と言うものは大抵「大まかな方向性」を曖昧な表現で述べているだけだから、
例えば、うえで言うところの「勘違い」というものが具体的にどういうモノであるのかという点は、「ユーザーの意見」という大まかな評価基準では如何しがたいところではある。
AXL作品の「勘違い」で僕が良く覚えているものと言えば「キミの声がきこえる」だろうか。この作品はなかなかに凄かった。「予備校」を舞台に据えると言う発想は良かったし
事実「予備校」が舞台となっている共通ルートまでは――そう、AXL作品に共通するのはこの「共通ルートまでは」というリフレインだ――面白かった。
しかし、個別ルートに入るとキャラによってはなんだか「旅館」に舞台を移し、それはまぁ確かに予備校生なんだから別に旅館で働く中途社会人ルートもアリかなとリアルっぽく思っていると、
なんだかチンピラ連中がオンボロ旅館に土地買収がなんたらといった昭和四十年シナリオと化し、ユーザーは「とっとと警察を呼べばイイじゃん」で済むシリアス展開を小一時間ばかりストレス耐久テストに耐えるのであった。

こういうのは俗に「超展開」と称されるものではあるが、まぁ超展開と言ってもメーカー屋作品毎に色々あるわけで、八月のように余程「ワールド展開」云々と言われたのが悔しかったのかどうなのか、、
苦節十年ようやくシナリオ重視系の皆さんにも認められるようなファンタジー設定を作中にぶち込むタイプもあるが、AXL作品の場合には共通と個別の繋がりの悪さといった点に求められるだろう。
AXL作品は基本的に長谷川氏と北側氏にシナリオを任せているのだが、そのどちらもそれぞれ要因が異なりながらも、基本的には前述の欠点から抜けられないことがおおい。

北側氏の場合は(長谷川氏と比較した場合には)特に共通と個別がまるで違ったような展開と雰囲気になってしまうことが多く、その上でわりと丁寧にというかネチネチに展開を引っ張ることが多いので、
共通の雰囲気や展開が好きなほど個別ルートで裏切られた感が増すことがおおい。いくぶん評判の良い姫風呂はこうした欠点が幾分緩和された作品で、共通と個別ルートのそれぞれのヌルさがファンタジー設定のリアリティを保証している。
長谷川氏の場合は(北側氏と比較した場合には)共通と個別にそれほど違いは見られないのだが、もうちとミクロなレベルの違いが「なんか違うなぁ」感を増やしてしまうことがある。
この人は基本的に大勢のキャラクターを動かすようなイベントのなかで、あるキャラクターに焦点を当てるような「学芸会」的なイベントの作りが多く、「恋盾」なんかは基本的にそれが上手く逝ったケースだとはおもうが、
こうしたイベント構成はまだルート確定をしていない「共通ルート」の時には良くても、基本的にあるキャラのみにスポットを当てないといけない「個別ルート」の時にはあまり有効なやり方ではない。
しかも基本的に長谷川氏は「一対一」のシーンを描くのが「下手」とは言わないまでも、あまり得意ではないので、大抵「エロイベント」の一対一を何回かやったあとに学芸会シリアスで終わらせると言った、
個別ルートにおけるヒロインとの日常や恋愛感情があまり伝わってこないようなシナリオが多くなってしまう。

それぞれのライターの特徴を挙げては見たが、大雑把な言い方になることを許して貰えば、この両者に共通し、そして両者のAXL作品の明暗を分ける要素は、基本的には「シナリオ」自体の内容がどーこーよりも、
その「シナリオ」を成り立たせている舞台設定におけるそれぞれのキャラクターの関係性である。これをもっと簡単に言い換えれば「雰囲気の良さ」となるが、しかし「雰囲気」それ自体がどーこーと言う問題でもないのである。
共通ルートと個別ルートの関係性に置き換えて云々すればわかりやすいかもしれない。つまり「雰囲気が良い」とか「独自の雰囲気がある」と言われる作品の多くは、共通ルートで得られたそうした雰囲気が個別ルートにおいても、
無理なく感じられて、いくらシナリオが「茶番劇」といえるような内容であっても、そうした「茶番劇的な雰囲気」が共通ルートから受け継いでるものであれば、それはそれは楽しめると言うことなのである。
北側氏の姫風呂の個別ルート「自体」も、キミ声と大して変わらないような茶番劇風味ではあるものの、姫風呂の場合は始めからそうした雰囲気が濃厚であったし、全キャラも共通から個別まで幅広く活躍するのであまり気にはならない。
恋盾の場合は「アイギス」云々という半ばAXLの「公式世界観」を使っている所為もあろうが、長谷川氏お得意の学芸会的集団イベントが、個別ルートでも無理なくヒロインの描写に当てられおり、萌えと燃えをバランス良く摂取可能だ。
要は、共通ルートにおける「舞台設定」と「それぞれのキャラクター」を成り立たせる「雰囲気」を、個別ルートでも前者を上手くいかせるような別の「雰囲気」がちゃんとあれば、AXL作品は成功すると言っても過言ではない。


さて、枕話はこれぐらいにして、いそいそと本タイトルであるところの「愛しい対象の護り方」について批評を始めたいのであるが、読者の皆さんの中にはうえの長ったらしい既述を読んで、
「なにやら要領の得ない話ではあったが、この人はよっぽどAXL作品が好きなのだろうから許してやらんこともないワハハ」とクーラーの冷風に自分のキンタマを当てて精力増強に勤しんでおられる方もいるかもしれない(あまり効きませんよ?)
実のところ、僕はAXLの多くをワゴンで付き合っているユーザーであって、この作品も殆どノーマークであったことをここに白状しておこう。結衣役の桃井穂美嬢は多少に気になったものの、
まぁどうにもこの御時世にリアルバトル展開の燃えゲはやりたくねぇよなぁという気持ちが強くて、体験版すらやらずに殆どシカト状態であった。これが一変したのは、六月中旬あたりに送られたオタ友人のメール。その文面はこうだ。

「アグミオン+巨乳キャラ=性器の大発明の愛しい護り方」

すぐさまワタクシは会社のPCにてAXLにアクセスし美冬のサンプルボイスを暫く堪能したのち「ちょっと微熱があるようなので今日は早めに上がらせて貰います」と愛の真実を伝え、秋葉に直行しその日の内に僕は美冬と結婚した。
まぁ僕の脳内惚気話は後でたっぷり語るとして、共通ルートの時点の感想を言えば、良くも悪くもAXLらしい内容といういつものアレであった。まず悪い方から言うと、わざとやっているのか天然なのかどうなのかを疑わせるツメの甘さ。
べつだん僕は「リアリティがどーこー」とか部屋の片隅の埃を取り上げるタイプではないし、大抵そういうことを言う人間は自分の社会の窓が開いていることに気づかないものである。
つまり、貶す作品には「厳しいリアリティ」を要求して、褒める作品にはそうしたリアリティを無視しているわけで、別にダブスタを批判しているわけではないのだが、「リアリティ」云々は評価の本質とは関係ないと言っているようなものだ。
(むろん、ある作品に求められる「リアリティ」とある作品に求められる「リアリティ」はその作品内容によってそれぞれ異なるわけで、上記のようなダブスタ(これも何を「規範」に置くかによって意味が変わる言葉ではあるが)は、
それ自体がべつだん批判に値するわけではないと言える。とはいっても、それは「その作品に求められるリアリティは何か?」をある程度は明確にしたうえで行うべきであって、単に「リアリティがない」といっただけは一言感想以上の意味はない)

とはいっても、「最低限守って欲しいリアリティ」というのもあるのは事実で、例えば「クーラーもカーテンもないボロ教室をどうしよう?」という場面設定があるんだったら、普通の人間だったら、
「クーラーはきついけどカーテンぐらいなら千円近くで買えるよなぁ」とは思いつくわけである。もちろん、この作品におけるボロ教室設定は「部品争奪戦」を成り立たせるためのアリバイだからそうはイカン崎なわけだが、
それならそうで「教室の部品を生徒の自費で賄うことは禁止されている!」みたいなことを綾野教官が言えばいいだけである。何もIQ200近くのキャラが何の改善案も出さずに唯々諾々と思考停止に陥ることはあるまい。
夜間に男子寮からヒロインキャラを誰にも見られずに脱出させるというミッションにおいても、これも普通に考えれば「深夜になるまで待てばいいんじゃね?」と誰もが思いつくとはおもうが、
これも基本的には「ドキドキミッション」を描くためのイベントではあるので、先の提案を次席の和真あたりが出したうえで「でも、何時までに帰らないとみんなにあやしまれちゃう」とか成美が言えばいいだけの話である。
以上は「2クリック」の台詞のやりとりで済む「リアリティの回復」であり、逆に言えばその程度の問題なので別に大きな欠点だとも言わないけれど、こうした小さなミスがAXL作品で目立つのも事実。。
そして、確かに「設定が優れた作品」の多くはそうしたフォローを最小限のテキストで既述しているのはその通りではある。この点は多少は見習っても損はないと言える部分だろう。

もっとも、「小さなリアリティの欠如」以上に深刻なのは、以上のようなミリタリーイベントの数々において作品内容によって求められる「キャラ立て」がしっかりと為されていないことだろう。
いちおー、僕はAKB48をつい最近までAK47カラシニコフを念頭に置いて作られた、どんな劣悪の状況でも使用可能で量産が容易な命中率が低くても数撃ちゃ当たる的なアイドルグループのことなのかと思っていた軍オタではある。
しかし、この作品において重要なのは、んな軍事教練がリアリティが無いだとかプロがアマに負けるなんてありえねぇといった細かい突っ込みではないだろう。余談だけど、あくまでリアリティ云々で言えば、
所謂、「ご都合主義萌えゲの杜撰な設定」のほうが「現実世界と比較した場合のリアリティ」に置いてはより現実性が高いのは、今年2011年三月以来の政府他トーデンの対応を見るに明らかであるし、
軍オタ的にみてもガリア戦記から桶狭間の闘いから第二次世界大戦における枢軸国連合国の失策を見るにつれて、基本的に歴史上の闘いにおいては「凡ミス」と「失策」が数ある事例のほぼ半数以上を占めるのは言うまでもないだろう。
つまり、ミリタリーゲームやら「燃えゲ」に要請されるリアリティというのは、単に「主人公たちが如何にカッチョよく闘うか?」を描いたうえで、そこに「燃え萌え」の正当化の為にリアリティをハリボテするに過ぎないのである。

そして、今作の場合における「ミリタリ-場面」というは、基本的にまぁ主人公やらヒロインたちの「カッコよさ」を描くと言うよりも、仲間同士の連係プレイやらを通じて、萌えゲ的なキャラ立ちを確立するためにあるとは思われるのだが、
どーも、そこらへんが弱いのである。主人公は指揮官であり、一応メインヒロインの結衣は副指揮官であるのだが、そもそもミリタリー場面シーンのテキスト構成において、単に場当たり的な戦闘シーンをダラダラ続けるだけなので、
戦況の状況の全体が此方に伝わってこず、主人公が前線で無双しまくるような設定なら兎も角、これでは主人公や結衣の「指揮官」という立場を通したキャラ立てが出来ないのである。最終的には勘所で主人公が無双して勝利を収めるだけなんだから。
どちらかと言えば、この作品のミリタリーシーンの失敗は「リアリズムの欠如」というよりも、「ミリタリーっぽい雰囲気を醸し出そう」という安手のリアリズムに惑わされて、この作品におけるミリタリーシーンの要請をライターが、
あまり深く考えなかったところにあるのではないか。「恋盾」と「イトカノ」をあくまで「現実と比較したうえでのリアリティ」という点から見れば、どっちもどっちというか多分「イトカノ」のほうが多少は現実的ではあろうが、
「恋盾」のバトルシーンに「リアリティ云々」の批判がそれほど強くなかったのは、あちらの作品ではバトルシーンにおいてそれぞれのキャラの個性が上手く用いられていたに他ならない。キャラ萌えやキャラ燃えは常にリアリティより上位にありき。


ただまぁ、これらは「部分的な欠点」であり、それはそれで批判されるべきではあろうが、全体的に見ればさほど大きなキズではないと言える。改めて共通ルート、いや全ての個別ルートをそこに付き足してみても、
「ミリタりシーン」と言えるのは作中においてだいたい1~2割程度の割合であり、その殆どがシナリオの展開においてヒロインとの仲にある種の「きっかけ」を作る程度のものだから、さほど大きな存在ではない。
言い換えれば、この作品において重要なのは「ミリタリーシーン」ではなく、ブレイズという巨大な組織が運営する総合軍事学園という、やや特殊な「学園生活」のほうにあるのだろう。前者は後者の既述のために存在するに他ならない。
その点においては、流石AXL作品と言うべきで、サブヒロインをも含めた学園生活の賑やかさはこれまでのAXL作品以上によく描けている。まずは主人公が幼少時から文通をしていた幼馴染み結衣が入学する学園に飛び込むところから始まるわけだが、
再会した結衣は何故かツンデレ気味のキャラになってしまっている。そうしたツンデレの謎の含みを残しつつ、ハイキック以外は普通の女の子っぽいクラスメイトキャラ成美がふたりの親友として加わりながら、
その三人が属する警護課のオンボロ教室を改善するためには、軍事課と研究課との部品争奪戦に勝たなければならないとプロットのアウトラインが示されたのち、軍事課のロッテと研究課の美冬が登場すると言った、
如何にも長谷川氏らしい学芸会的なメインプロットを進めつつ、そこに学園の日常生活を絡ましていくシナリオが展開する。とはいっても「部品争奪戦」は共通ルートでも2回しか行われず、シーンの多くは争奪戦の前準備や、
争奪戦の敵対関係を殆ど感じさせない学園生活がメインであって、基本的にはサブキャラを含めた全キャラが毎朝同じ食堂に集まってメシを食うような日常が描かれるわけだ。

そうした学園生活も充分におもしろいのだが、今作において特筆すべきは、こうした共通ルートにおける主人公のハーレム形成の過程が上記のメインプロットと共に実に手際よく描写されているところだろう。
初っ端から結衣が「ツンデレ」であるのは誰でも理解でき、主人公に対して理不尽な振る舞いをするくせ主人公が他のヒロインと仲良くすると嫉妬するといういっちょ上がりな状態なわけだが、
他のヒロインは単なる仲の良いクラスメイト成美といい、一応は敵対関係にあるロッテといい、始めて主人公たちという友達を作った美冬といい、初期好感度は普通ぐらいな状態にあるし、
主人公の容姿能力というのも普通であり、基本的には善人鈍感熱血ぐらいしか取り柄のない人間である。だもんだから、序盤から中盤にかけてはツンデレ気味の結衣に必至にアプローチをかけて、
昔の仲を取り戻そうとガムばるんだが、基本的には結衣はそれをツンデレ気味にシカトするような展開になる。まぁいろいろな見方はあるだろうが、ここで多かれ少なかれ「結衣」に対するユーザー好感度は少し下がるだろう。
とはいえ、それは基本的に問題はない。何故ならここでのそうした描写は基本的に「結衣」以外のヒロインの好感度を上げるために存在しているのだから。そうした主人公の、やや勘違いめいた奮闘は、
結衣以外(本当は結衣もツンデレ気味に萌えているわけだが)のヒロインに「主人公はなんて誠実な人間なのだろう!」と好感度を高めると同時に、主人公は結衣を好きなんだと誤解を与えて、
密かな好意以上の表現を主人公に打ち明けないようになる。これの典型が成美で、前半は普通の友達キャラであり、基本的には個別ルートに入るまで主人公に好意を打ち明けないものの、
成美視点に変われれば彼女の悶々した煩悩を垣間見ることが出来るだろう。基本的には主人公が「結衣」一点を狙っているような物語展開でありながら、主人公とプレイヤーの好感度を結衣だけに集中させずに、
(どのルート分岐によっても)その物語展開と矛盾しない形で他ヒロインの好感度上昇を自然に描写できたのは、なかなかの手腕だと言わなければならない。まぁその結果結衣の「謎」のほうは随分とアレな内容になってしまった感があるが。

はじめに「サブヒロイン」ルートの方から個別ルートについて評価するとしたら、サブルートの内容自体はうえのクリ数を見てもらえればわかるように「オマケ」程度の内容しかないのだが、
この「オマケ」は他のエロゲの「サブヒロインオマケルート」に比べたら結構おもしろかったとはいえる。これには多分二つ理由があって、一つは個別ルートの分岐が最初はまず三つのルートに分かれて、
そこからサブヒロインとメインヒロインルートの二つに分岐するので、サブヒロインおまけシナリオに良くあるように「いきなり話が始まって終わるような」唐突感が比較的薄いこと。
もう一つは、この作品の大勢のキャラを使った学芸会的イベント構成と、先にちょっと触れた語り手の視点移動が頻繁に行われるテキスト構成にあるだろう。殆どのイベントにメインとサブキャラが登場し、
そして視点もサブとメインのあいだでわりと替わったりするものだから、プレイヤーはどのサブヒロインであれわりと幅広く好感を抱くことになる。僕は妹キャラを除き「サブヒロインが攻略出来ない」を念仏の如く唱える人間ではないし、
レビューをしない作品の場合には、サブヒロインが攻略可能でもどーせエチ一回30分で終わりだろとスルーしがちなのだが、この作品の場合は珍しく全サブキャラルートを楽しむことができた。
細かいことを言えば、こうした「オマケ」シナリオの痛し痒しというのはどの作品でもあって、気に入ったヒロインならもっと長いシナリオが読みたくなるし、どう考えても乙葉さんはメインヒロイン枠に加入すべきだろうとメルケル首相もゆってた。

と、なればメイン枠から一人乙葉さんと入れ替わるヒロインを選ばなくては逝けないわけだが、ここは諸葛亮泣いてロリコンの腹を斬る如くロッテの貧乳を差し出す他はないだろう。
いやそれほど悪いシナリオではないんですけどねー。個別ルート開始後のロッテ軍事課卒業あたりは「おおっ?」とはちょっと期待したけれど、まぁ先が読めるのはイイとしても、
ロッテが警護課に転入したあともなんかあんまし変わらなかったナーという脱力感が評価を下げているのかもしれませぬ。これは〆の展開でもある「ロッテ不在の警護課はどうなるのか?」でもそうなんだけど、
ロッテがいることで警護課が「強くなりますた」以上の変化がテキストに描かれていないのが問題なんだよなぁ。「ロッテがいて警護課最強→いなくなったので負けますた→戻ってきたので勝ちました」程度の描写しかないから、
フーンよかったよかったねぇ程度の軽い感慨しか浮かばないのだ。それ以外に面白いところといったら、美冬のBL妄想から始まる虎太郎と和真の妖しい関係ぐらいで、これはシナリオ的には「勘違いシナリオ」であるものの、
和真と虎太郎の男声優さんのノリが良すぎて「もしかしたらっ……もしかしたら!」と思わせるギリギリ感が笑えるところであり、本来これがロッテのエロイベントの為にあったものだということを忘れてしまう。
ロッテが基本的にデレ難い性格で、ライターの方も主人公との絡みを描きにくそうな感じがちょっくら伝わってくるし、まぁこのロッテシナリオはヒロイン以外と学園生活を楽しむシナリオだと思ったほうが良いのかもしれないねと。


逆に、それ以外の三人のシナリオについては基本的には良くできていると思う。僕の評価では三番目に位置する結衣が一応は「トゥルーエンド」っぽいヒロインルートなのはちょい微妙な感じはするけれども。
まず悪いところから述べていくなら、これはいつものAXLの定番ネタではあるのだが、大したことのない問題を何のフォローも無しに引っ張りすぎるというか、まぁそれがたいした問題なのかたいした問題でないかはさておくとしても、
そうした問題を「なるほど。それだったら仕方ないなぁ」と思わせる描写が弱いのである。もちろん「父親が死の商人」だったというのは、当人にとっては「大した問題」かもしれないし、
思想的にそういうのを嫌う人がいてもおかしくないだろうが、それが主人公にツンデレする理由になるかというとちょっと弱いだろう。もちろん、この設定が結衣ルートの〆であるところの「民間警護会社」という展開に繋がっているんだろうが、
これもミリタリーシーンその他日常描写で「護ること」と「闘うこと」の違いが説得力を持って語られているかというと微妙で、ミリタリ-シーンでもいつもと同じように銃打ちまくってるだけじゃんと相成るわけで御座る。
ただ、それ以外のところについては良く書けていると思う。結衣ルートに入ってすぐ、ツンデレの誤解が解けてもうツンツンする必要がなくなった結衣が、それでも単に恥ずかしいからという理由だけで殆どツンになってない
嘘ツンデレを演じるときの桃井穂美嬢の優しいボイスは神であり、そのあと急激に告白シーンが始まって「二人でイク練習をしようね」とか言って怒濤の如く三回エロしーんが連続したとしてもなんら問題はないと感じてしまう。

本来なら、元幼馴染みの結衣のほうが、この「二人で協力して一緒に困難に立ち向かう」ような展開は上手く書けそうな気がするもんだが、その点では成美シナリオの方が良くできていたようにおもう。
まぁAXLお得意のちょい調子乗っている普通のクラスメイト女キャラってことで、ツンデレ結衣とゴーマンロッテに挟まれた常識人女の子っぷりを発揮しつつ、早くから主人公への思いをモノローグ視点で妄想にふけるという、
萌えゲ的には一番美味しいポジションにはいるし、本筋自体もこの作品のなかでは一番納得しやすいシナリオではあるだろう。まさに成美の存在自体と成美の目標自体が「愛しい対象の護り方」を覚えることにあるんだから。
最初のほうは「もっとハイキック設定を生かしてペイント弾を瞬時に踵落としするようなB級バトルシーンがあればいいのに」とヌカしていたワタクシではあるが、そんなシーンよりもハイキック癖を直すために、
練習と称して主人公とのスキンシップに勤しみながらでも恥ずかしくて蹴っちゃう成美の脚線美のなんとキューティクルなことよ。散々主人公を蹴りまくって遠ざけたわりには、いざある程度慣れちったとなれば初デートでラブホに直行し、
教官から貰った拘束具で以下エロ感想参照な思い切りの良さも可愛い過ぎる。付き合った後でも付き合う前でもそうだけど、主人公と基本的な能力は同じくらいで性格もわりとマッチする方だけど、
でも基本的には最近あったばかしのクラスメイトっていう「近そうで実はそれほど近くはない」ような間柄が他全キャラとの日常会話から伝わってきて良かったかなぁと。イチャイチャはするんだけど、
いきなり熱烈なイチャイチャに走るんじゃなくって、ほんの少しずつ教理を縮めていきながら「人を撃つ怖さ」と「人を護る強さ」をお互いに学んでいくエエお話でありました。

まぁ、色々と能書きは垂れみたものの、美冬シナリオはそーいうミリタリーがどったらとか警護だとか軍事だとか殆ど関係なかったりするんですけどね。そして、そのシナリオが一番面白かったというのだから、
今までのやれリアリティがどったらゆってた長文の意味は何だったのか?と苦労して読み進んだ読者の皆さんは著者の美冬たんの愛の凄まじさに脱帽し今すぐ秋葉の中古屋にいってこの作品を取るに違いない。森下美冬たん、万歳!
とゆーか、最初はアグミオンキャラだって以外にさして興味はなかったのである。医薬品のオタク蘊蓄を楽しそうに語ってくれる美冬さんは可愛いかったが、まぁそれぐらいであったし、共通ルートの中でも、
美冬たんはいつもやや部外者的立ち位置にいるわけでサブの虎太郎以上にも目立たない。その影の薄さが実は美冬たんの不器用っぷりを表しているというのもええ話であるが、これも友達できてよかったね程度の話であり、
良くも悪くも共通ルートでは共通キャラ以上の活躍はないわけだ……ところが、ですよ? 個別ルートに入ったら入ったで、まぁ最初の導入自体はありきたりなスレ違いではあるが、このスレ違いで勝手に思い悩む美冬たんの声が
それはもうなんかドエロいんである。アグミオンの必殺技とは何かと問われたらまず第一に挙げなくてはいけなくてはならないのは、愁いに沈んだような軽い溜息からじんわり染みこんでくるようなエロスと、
第二には、後もう少しで演技過剰ギリギリな腹黒さを伺わせる計算されつくした感情表現だろう。むろん、この二つは作品やキャラによっては「アグミオンさんは演技が御上手で羨ましいわ(CV:キャベツ姫)」
ってな印象を与えることもあるが、この作品の美冬たんにはバッチリ嵌っている。先のスレ違い勘違いで言えば、誰がどう見てもこれは茶番劇であり、主人公たち以外全員はスレ違いに気づいていることが明確になっているわけだが、
そうした皮相的な状況のさなか、美冬たんの思い詰めたような悲愴な声が迫真の演技でジワジワと主人公を責め立て、二人は勘違いスレ違いのままエッチをしちゃうのだ。この流れが実にアグミオンの演技力と嵌っている。
状況的には茶番劇に過ぎないとユーザーは「ユーザー視点」で皮相的に理解しながらも、主人公と美冬たんの二人の間には悲愴的な状況に陥っているのはユーザーも「物語内の主人公視点」で一応は感じているのであり
そうした表面的なプロット上の「わざとらしさ」と美冬たんの「深い感情の真摯さ」の二重性が、アグミオンの愁いを秘めたボイスと、どこか計算高さを感じさせる感情表現と実にマッチしているといえようか

エロ云々におけるボイスのお話は「エロ感想」を参照して頂くとして、そこから先のシナリオがどうだったかと言えば、1周目は全く内容を覚えなかったと言っておこう。もちろん、これは最高の褒め言葉である。
「よく一ヶ月たったら内容を忘れそうな作品」をネガティブな意見として言う虚け者がおると叔母信長も言っているいるが、個人的な意見としては詰まらないシナリオほどその詰まらなかった部分を良く覚えているものである。
逆に、内容を覚えなかった作品というのは、少なくともその作品をやっているときは楽しかったという記憶が残っているのであれば、それは物語の内容というシミっ垂れた整合性を残すことなく「楽しさ」だけを残したという意味で、
その作品は間違いなく成功しているものだと言えるだろう(故に、このような長文を書くのは本来ならば邪道なのである)。むろん、僕はもうこの美冬ルートを4周ぐらいしているので物語の内容は当然のことながらよく覚えていない。
ただ今のこの長文を書いている段階で思い起こせるのは、ちょっと顔を赤らめて恥ずかしがっている割りにはクネクネしておっぱいを揺らしている美冬たんの屁タレ誘い受けの構えとか、
本編以外のどうでもいいBLシーンとか蛇云々といったミニイベントで妙に生き生きとしている様子とか、天才キャラなのに自分の研究以外はのーぱんで主人公と試験勉強をしようと誘っても開始30分ぐらいでキスしまくっちゃうダメさとか、
基本的に友達思いのキャラなくせに、主人公と結衣の仲違いを直すと称して自分の研究の為に惚れ薬を渡しちゃう腹黒さとか、この作品の全てのシーンにおける美冬たんの可愛さぐらいしか思い出せないのである。始めにやらなきゃよかったよ。
むろん、これは先ほども言ったようにこの美冬シナリオに何か欠点があるからではない。なにしろ最後は学園を運営している一部の悪の連中を、
美冬たんの作ったネコ型パワードスーツを着た主人公が超メガトン☆パンチでやっつけるというグゥの音も出ない英雄譚となっており、愛しい対象の護り方とは完全無欠なご都合主義だと言う真理を僕らに教えてくれよう。

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エロについて

たまに「萌えゲのエロしーんと抜きゲのエロしーんってどっちがエロいんですか?」みたいな「オーストリアとオーストラリアってどっちがつおいの?」と大して変わらない質問をメールを頂くことがあり、
そういう場合は「象さん好きです。でも、うさぎさんはもっと好きです」とレスポンスするようにはしているが、たぶんこの手の質問をしたり、「○○ゲのほうが××ゲよりもエロい」というようなことを言う人は、
よほど純粋な心を持ったセイントの資格のある人間なのか、それとも未だに葉鍵自体の言説が通用すると思っているループ系な人かのどちらかのなのだろう。そりゃまぁエロイッカイヅツな葉鍵ゲーやF&C萌えゲと、
かぐや……ってそのころはまだないのかえーっと確か13cmあたりのの抜きゲを比べたら、個人の多様な性癖を充分考慮したしても、単純にエロしーんが少ないという圧倒的な客観的な量の差において「萌えゲ」はエロ薄いとなったわけだ。
でも、こうした時代は、その2000年前後の事柄でいえば、エロゲにおけるエロしーんの下部構造を半ば構築した「エロゲカウントダウン」のPERO氏が、
「もう自分の推しているラブ汁というフェチは、客観的な普及が終わってしまった」といって、それがサイト終焉の最後の言葉になってしまった2000年中盤でもう終わってしまっていると言える。

どういうことかというと、余程特殊な鬼畜やらスカトロや原子力発電やNTRといった特定のジャンルでしかありえない性行為以外のエロ表現は、2000年半ばにおいて萌えゲに無理なく取り入れ始められ(萌えエロとか言われたよね)、
あくまで単純に「エロしーん」だけを評価したとしても、ひとつひとつのシーンの客観的な長さとか、ちょい主観的な評価であるところの「濃さ」というのは、平均的に言って抜きゲと萌えゲとは大差がなくなったのである。
となれば、残りは「量」と「エロしーん以外の物語とエロの関係性」といったものが問われるわけで、基本的に「量」を要求するのが「抜きゲ」となり、後者のエロしーんと他のシーンの関係性を追求するのが「萌えゲ」となる。
この二つのどちらがエロいか?をある種の客観性に基づいて評価するのもはもうできなくなってしまったのだ。だって、先の話で言えば、上記の二つのうちどちらを選ぶかは、ラーメンとソバがどっちが好きか?と言う話でしかなくなる。
むろん、、何処何処の店のなんとかラーメンは世界一上手いだとか、何処何処の店の何とかソバこそが日本料理の真髄だとか、そういう「個別の作品」において、その「独自の美味しさ」を評価したり比べたりすることはできるけれど、
「萌えゲ」と「抜きゲ」というジャンルそれ自体のどちらがエロいのか?みたいな大雑把な比較は殆ど意味を為さなくなっている。まぁソバよりラーメンが上手いみたいな話はいつの時代でもありますから、無くなりはしないネタだと思いますが。

さて、じゃあ萌えゲ――ってそういう大雑把な話はダメだったんだよね――もとい、AXL作品におけるええ感じのエロとはどういうモノかと考えた場合、基本的にはこの「イトカノ」がAXL作品のなかで、
一番よく物語と嵌っているエロしーんが書けていたとおもう。他の作品が全然ダメってわけではなく、基本的には「それなりにいい」ぐらいの評価ではあったんだが、そこから3ランクぐらい上がった感じか。
この作品のエロしーんがどんな感じだったのか?と思い出してみると、まずまっ先に思い浮かぶのが「なんか隠れてエッチするようなシーンが多かったような」といったものだろう。
まぁ大抵のエッチは公衆の面前ではやらないものだろうから、もっと正確に言うと、日常シーンのなかで、仲間達のあいだで、主人公とヒロインがふたりきりになれる空間と機会を探していることがおおいということ。
いちおーリアリズムなことを言えば、主人公含むヒロインは寮生活をしているのでそう易々とエッチするような場所を見つけられないとはいえるが、ここで重要なのは、そうした設定を土台にして、
「みんなといる日常シーン」と「ヒロインとふたりきりだけどエッチはできない日常シーン」と「やっとエッチできる日常シーン」といったイチャラブの日常を段階的に描くことで、
緩やかな日常シーンのなかでもわざとらしくない程度にエチシーンの期待を高めつつ、同時にイチャラブがエロしーんばかりにならないように他の日常シーンとのバランスを取ることができると言うことだろう。

この点でそこそこ上手くやっているのは「結衣」と「成美」の二人か。結衣はまえにちょっと触れたように、告白後にいきなり怒濤のエロしーん三連続が発生したりするんだが、
これも共通ルートからの繋ぎが実に絶妙で、前はツンデレだったのに告白後は急に素直ちゃんになった努力家の結衣にゃんなら、男子禁制の女子寮に何度も主人公を連れ込んでも無理はねぇなぁと、
ティンポの論理で納得しちゃうのだ。他ルートではこうも簡単にエチシーンは運ばないだけに、こうした結衣にゃんのもツンデレの裏返しの思い切りのエロさを描くことに成功している……
と思ったら、次は「足コキをしてくれ!」という主人公の要望を無下に拒否したりするもんだからおもしろいじゃないか。といってもこれは別にツンデレじゃなくって、
単に「好きな人の竿だけを足で扱くなんてそんな酷いことはできない」という結衣にゃんの優しさの表れであり、だからこそ主人公と二人きりになったらキスをねだったりするし、
主人公以外のキャラクターには堂々とサドっぷりを発揮して貧乳ロッテをからかったりするんだが、じゃあ結局足コキはしてくれるのか?それとももっと凄いことをしてくれるのか?と、
どうでもいい日常シーンのなかで、ヒロインの性格や性癖をいろいろと予感させることによって次のエロしーんの期待やら妄想やらが高まっていくのである。
成美は他キャラと比べて、日常シーンのなかでもわりと恥ずかしながらイチャイチャすることが多いのに、、エロしーんに入るとご奉仕モードに入ってのパイズリがたまらなかったりする。

しかし、やっぱり一番よかったのは美冬たんだろう。先にもちょっと触れたように、まぁコレは最近の流行ではあるんだが、イチャイチャシーンのなかにそれ専用のCGがあるくらいキスシーンが多く、
特にこの美冬たんのキスシーンとそのCGと必至に欲情を堪えているような鼻息がチュパ音のイヤらしさを引き立てるアグミオンのキスボイスは全人類の宝物である。
原画のきのぴー氏この作品の発売直後病に倒れて現在療養中らしいが、ここまで立派なキスCGを描けば夜中枕元に聖徳太子が立って汝アグネスと結婚せよとお告げをくれるにちがいあるめぇ(注:迷惑です)。
だってもう美冬たんルートの場合は、「みんなといる日常シーン」と「ヒロインとふたりきりだけどエッチはできない日常シーン」と「やっとエッチできる日常シーン」とか殆ど関係ないもんね。
とある野外プレイのなかで美冬たんは「ホタルに主人公とのエッチを見られるなんて恥ずかしい」とずいぶんな男殺しの台詞を言ってくれるわけだが、どうやら他ヒロインたちに主人公とのキスを見せるのは全然恥ずかしくないようだ。
これは天然なのかそれとも「主人公はオレのモノだテメェら取るんじゃねーぞゴルぁ」という腹黒なのかわからないエロさが美冬たんの魅力であって、その魔乳の魔眼に魅入られた主人公が「みんなといる日常シーン」でも、
ごく自然に二人だけのラブホテルを作り出しちゃうラブラブっぷりがエロしーんの破壊力を高めてくれるのだ。故に、エロしーんの大多数は、別に挿入シーンが短いとかそういうことではないのだが、
美冬たんのしなやかな魔乳が主人公の理性をゆっくり搾り取っていくような愛撫の睦み合いと絡み合いがアグミオンの絶妙なエロボイスと共に進行していく。むろん、美冬たんの魔乳パイズリの破壊力については言うまでもない。
圧倒的な質量をもつ見た目プルンプルンなおっぱいエクスプローラーもいいけれども、着物の奥にそれとなく隠された魔乳がこちらをいつの間にか誘惑していくような淫靡なおっぱいに優しくパイスリされたいって人は是非どうぞ。
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