tanisigeさんの「いろとりどりのセカイ」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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真紅かわいい
【総評】
建前上は4人のヒロイン+グランドエンドの真紅√ということになっているが
つかさと鏡ルートは手抜きで実質サブヒロインレベル。容量の問題なのか開発時間の問題なのかは分からないが
本来ならこれから盛り上がらないといけない個別の大詰めのところで、いきなり打ち切りエンドみたいな感じなので
かなり拍子抜けしたのは否めない。
澪と加奈ルートはそこそこ。特に澪はなかなかの良幼馴染キャラだったので、個人的には好みのルートであったが
このゲームのシナリオの共通する微妙なところとして全体的にオチが弱いところが気になる。
やはりこのゲームの魅力は、真紅ルートというより真紅のキャラ1強だと言って差し支えないだろう

何だかよく良くわからない並行世界に定期的に誰かを連れて行く謎の図書館と
全体的にこのゲームのシナリオは、シリアスでありながらふわっとした印象がある。
その大きな原因は、「図書館」の存在が無機物のような抽象的なものなので
誰かと誰かが対決するとか、大きな障害を乗り越えるとかいう展開にならず
最後まで進めても消化不良感が残るところにあるだろう。
並行世界(いろとりどりのセカイ)のオチについては、並行世界や真紅の本が大きなカギとなる謎であると
見せかけておいてダミーだったというトリック自体は悪くはないが、図書館周りを
出し惜しみした影響でシナリオが少々締まらないものになったのは残念な部分。
前作の星空のメモリアとは異なり、こちらはFD商法というより分割商法に近い。

【真紅√】
このゲームの魅力の大半を占める真紅ルートというか、真紅。
澤田なつさんのロリキャラだが過剰にロリ声にならない絶妙な演技、141cmの控えめなボディと
世話焼きたがりの背伸びキャラのコンビネーション、日記を書く時の甘えた感じ、と言うことなしの素晴らしいキャラだった。
やはりこの手のロリキャラに、甘え属性と甘やかし属性を詰め込んでいるのは強い。
司田さんのデザインも歴代キャラで一番光っていると思うが、ノースリーブの制服に白衣の着こなしは
ファッションに興味がないキャラにしては妙なこだわりを感じるので、こじつけでもいいから何かしらの設定というか
説明が欲しいところだった。

【澪√】
真紅の陰に隠れがちだが、澪も良幼馴染キャラである。
ややベタなタイプのツンデレに見えるが、実際にはそこまでツンデレ成分はなく
どちらかというと世話焼き成分が強めの幼馴染で、いじらしく応援したくなるタイプ。
特に序盤の条件をつけながらも、内心喜びながら弁当を作ってくるところが可愛い。
序盤から共通の段階ではかなりの高評価を付けた幼馴染だったが
あえていうなら個別に入ってから終盤までが少しはじききれなかった感はある。
並行世界澪と最初に雄馬に出会った澪に分裂することで、幼少期のエピソードと本編澪の間に分断が生じて
幼馴染の強みが少々薄まったのがその原因だろうか。
個別ルートでもう一押しあれば真紅と二枚看板とまではいかなくても
ある程度存在感を出せるポテンシャルはあっただけに残念。
あと、キャラに対して私服と水着の設定がおかしい。へそ出しのアイドル服みたいな恰好で街を歩くキャラには見えないのでここはミスマッチだった。

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