ypwa39さんの「リアル妹がいる大泉くんのばあい」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

知る人ぞ知る妹ゲーの金字塔。実妹好き。特にツンデレ妹好きなら確実にプレイしたし。
実妹物のゲームとして、必要な要素、あってほしい要素を
洗練させてコンパクトに凝縮したハイランクのテンプレートといった感じの作品。

一応ルート有りヒロインは三人という事になっていますが、
このゲームは大前提として栞を攻略することを目的にデザインされています。
正確に言えば、主人公と栞の兄妹として、そして恋人としての問題に答えを出す事が
最終目標として据えてあり、他二人のルートは、どちらかと言えば補足、および
オマケ的な位置づけになっています。

題名に騙されがちですが、この作品は兄妹や家族といったテーマを真剣に扱った
シナリオゲーです。
ミドルプライスらしくボリュームとしてはそれほど多くありませんが、
各シーン、なかなかに引き込みの強い展開が続き、飽きさせません。
実際、僕はプレイ終了まで一度も退屈を感じることがありませんでした。

そして、シナリオゲーならば萌えは無いのかといえばそんな事は無く、
兄妹ネタ、無知シチュ、エロゲーなどのキーワードを主軸としたニヤニヤ展開により、
顔の筋肉が引きつるぐらい情け容赦ない愛らしさをヒロイン達は見せつけてくれます。

というか栞はちょっと 可 愛 過 ぎ て 許 さ れ な い レ ベ ル だと思うの。
ツンデレ実妹の属性がフィットするならbe killed。何度のた打ち回ったことか……。

以下、ヒロインごとのルート感想。

麻衣
無難な出来。
麻衣ルート、という名目になってはいるものの、
このルートはそもそもが栞ルートの前座というか、事前情報というか小出しというか……。
そんな位置づけである為、シナリオ中の謎はほぼ全て謎のままだし、家族の問題などについても
殆どノータッチです。
終わり方もハッピーエンドとは言い難く、どちらかといえば攻略失敗ノーマルエンドのような
印象を受けます。
まいからの視点で見ても、恐らくは栞エンドのほうが幸せなんじゃないでしょうか。
Hシーンは、無知な妹にこんな事を……なんていう非常にツボな内容で大満足。
ただ、ちょっと不遇と言うか……。Hシーンは2枠あるのですが、内1枠は中身が栞の状態であり、
麻衣との行為は実質1枠のみになります。
というか、中身栞状態でのHがエロすぎて、どうしても麻衣とのHが印象薄くなってしまうw
麻衣のキャラ自体は、栞の破壊力には僅か及びませんが、十分可愛らしく萌える妹でした。
純真無垢でお兄ちゃん大好きな王道妹……と、思いきや、完全にそうとは言い切れない
裏事情があったりして、そこもまた彼女の魅力になってて……。
と思って見てたら、
やっぱり純真無垢なお兄ちゃん大好きっ娘で間違いなかった。とか、そんな娘でした。

美紀
本筋から見れば、これは完全にオマケシナリオですね。
このルートはHシーンが蛇足だと感じました。
正直、Hシーン以外での美紀のイメージやバックボーンなどと乖離しすぎていて、
「実は幼い頃は病弱で、男性等との付き合いは殆ど無く恋するのも主人公が初めて」
なんて設定を語られても、妙に白々しく感じるんですよね。
だって、初Hで戸惑いも恥じらいも一切見せず主人公を罵るヒロインってどうなんだろう?
いや需要はあるのかもしれませんが……。
M属性のニーズを満たそうという試みなら二回目以降のHからで良かったような。
もしくは、そういう行動にでも出なければならなかった心情の発露をきちんと入れるとか。
彼女のキャラなら、
「軽そうに見えて、実は男女交際に関しては臆病で、いざ本番になると固まっちゃって
しおらしくなる」とかの方が絶対可愛かったと思うんですが……。まぁこれは個人的な趣味か。
何にしても、この乖離のせいで美紀というキャラが不安定と言うか、支離滅裂な印象に
なっていて、折角の良い話に上手く感情移入できなくなっています。
Hシーンでの性格は無かった物とバッサリ切り分けて見た方がシナリオは楽しめるでしょう。
美紀というキャラ像自体はかなり好感が持てるものになっていますが、上記の点もあり、
ヒロインとしてよりもサブキャラとしての方が輝いている人物だと思いました。


紛うことなくメインルートです。
このゲーム=このルートであるといっても過言ではありません。
もう色々言いません。とにかく面白かった。
多少強引な点とかはあるかもしれませんし、そもそも実妹物に興味の無い人なら面白さは
半減するのかも知れませが、僕にとっては間違いなく、史上最高峰の妹ゲーでした。
まぁぶっちゃけると、
栞が僕の好みにジャストフィットしすぎてて多分な色眼鏡が掛かってるとは思います。
でも、ラストからエンディング、エピローグまでの流れは、そんな色眼鏡を抜きにしても
美少女ゲーム史上屈指の素晴しさだと思います。
少しでも妹モノに興味がある人なら是非ともプレイして欲しい。
そうでない人もこのゲームをやれば実妹の魅力に目覚めるかもしれません。
ただ、Hシーンに関してはちょっと不満点。
栞からは明らかに「そういうこと」して欲しい願望が溢れ出てるんだから、
主人公はもっとハードに責めてやるような甲斐性を見せてもよかったと思うんですよね。
草食系というかなんというか……。
まあそれでも栞は無茶苦茶エロ可愛かったですが。

一点だけ、マイナス5点分の要因を上げるなら、
このゲームは栞と麻衣のダブルヒロインを物語の軸として展開しますし、
オフィシャルでの紹介やパッケージなどを見ても麻衣がこのゲームにとって
大きなウエイトを占めている事はわかります。
それでありながら、上記の通り、麻衣ルートは栞ルートの前座的な立ち位置になっており、
終わり方も麻衣が身を引いたような形になります。
つまり、麻衣と主人公が結ばれた上で完全なハッピーエンドを迎えるルートというのは
このゲームには用意されていません。
そう考えると、ある意味ゲーム内容とリンクしてるのかも知れませんねこれ。
まあ、麻衣ルートの後で本当のまいと主人公が結ばれる未来も、低い確率ながら無くはない
のかも知れませんが、そこまで妄想してしまうとご都合主義と言わざるを得ないですよね。
なので、「実質麻衣は攻略できない」ということで、マイナス5点分です。
単に攻略できないってだけならもっと大きなマイナスになるのですが、
麻衣ルートの終わり方自体は綺麗ですし、栞ルートでは麻衣も結構幸せになれてると思うので
このくらいで。
あのトゥルーエンドを迎えて納得いかないって人はあんまりいないでしょうしね。
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