MGNさんの「超時空爆恋物語 ~door☆pi☆chu~」の感想

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ゲームをクリアした人むけのレビューです。

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久々に面白い作品をプレイ出来て良かった。もう7年も前、大震災の前年の作品であり、今ではもう作り得ない展開は称賛に値する。OPや題名で地雷認定されている作品がここまで面白くのめり込めるとは、意表を突かれた。やっぱり自分で実際にプレイしてみなければわからないものである。大震災が無ければ『超時空』シリーズがあと2本は作られていたかもしれないし、木村ころや氏は今よりも有名シナリオライターになっていたかもしれない。卑弥呼ルート・静御前ルートの日本史への独自解釈、そして最終ルートの『喪失感』がじわじわと効いてくる。何の心配も無い最高の声優陣と合わせて、自分の中では忘れがたい重要な作品となった。
今頃2010年作品をプレイしたが、大震災前の作品は今の感覚や空気では作り得ない魅力があることを改めて知った。

OPで地雷認定されている不運な作品と思われる。しかし声優の豪華さ、時空を超えて登場する歴史上の美女キャラがユニーク。いわゆる『共通シーンが神』の作品みたいでなかなか楽しめた。
日本史世界史の勉強になる。キャラの歴史的背景を知っているとさらに。
面白さのレベルが高い。シナリオすげーよ。起承転結の「転」が3個くらいある作品だった。このくらい意表を突かれると逆にすがすがしいほどだった。
初回版特典のビジュアルファンブック(A4、100ページくらいある)は各キャラの設定が細かく描かれているほか、名シーンの再録、さりげなく攻略チャートがあった。また、シナリオの木村ころや氏インタビューが掲載されており、飲み会でのバカ話から本作を作ることになったとのことだった。
エロゲに金がつかえる、何もかも平和な時代だったことを、今こうして振り返ることが出来たのが興味深かった。

【静御前ルート】
・主人公とのキスシーンが長い。
・お風呂での濃厚Hシーンが印象的。
・CV遠野そよぎのあえぎ声が最高(フェラ音声含む)。
・ノーマル、トゥルーエンドとも、もっとちゃんと作れば新解釈の作品として今からでも映画化可能なんではないかと思えた。
・せっかく舞殿で舞うシーンがあるのに、BGMが舞う前から流れているBGMと引き続き同じなのが残念。
・鳩岡八幡宮の若宮回廊跡で結婚式まであげるシーンがあるところが圧巻だった。

【クレオパトラ&楊玉環ルート】
・なぜふたり一緒のルートにしたのか・・・?
・もっと個別のエロエロの展開を期待したのに強引な展開だった。
・ストーリーが作りにくかったんだろうなと思えた。ビジュアルファンブックのインタビューでもその点に触れていた。
・釜蔵のタウン誌で『街で見かけた美人』としてふたりが紹介されているくだりが面白かった。世界三大美人と言っても二次元の絵では今ひとつ伝わらない部分が、こういう客観的な評価として紹介されると伝わって来るものがあった。
・CVかわしまりのは平常運転として、CV倉田まりやはデビュー後4~5年は経っているはずなのに今ひとつ演技が固まっていないように聞こえた。ただ本作ではクレオパトラの役で良かったとは思えた。

【小野小町ルート】
・胸の小ささを気にしすぎ。ペチャパイという単語も死語になりつつあるものである。
・ツンデレ
・CV風音のツンデレキャラは平常運転。ただしいやに扱いづらく嫉妬深いキャラだった。
・そういえば小野小町ってどんな人だったんだろうと思っていた。
・和服の色合いがなかなか良かった。
・ストーリーは割りと普通だった。

【卑弥呼ルート】
・CV大花どんのロリババアっぷりが最高。
・邪馬台国はどこにあったのか? に対する独自解釈、卑弥呼が実は双子だったので「壱与」「台与」という名前が「魏志倭人伝」に登場するという説が痛快。しかも、太陽の巫女(陽の巫女)と雨の巫女というふたつの役割を果たしているなど、引き込まれるシナリオで驚いた。
・フェラシーンが背徳的で、個人的に気に入った。
・最初のHシーンがうまく行かないで、何日も試すくだりに「家族計画」の末莉ルートを思い出してしまった。
・ラストの初代「ミンキーモモ」みたいな展開には涙腺崩壊してしまった。そう来たか・・・

【乙姫ルート】
・CVまきいづみの、ここまでやる気が無さそうでかつ枯れた演技に感銘を受けた。この人はこんなにハスキーな声なんだと改めて認識した。こういう役の作品はほかにあるのだろうか?
・織姫姉ちゃんは漫画家、静御前は家事手伝い、クレオパトラはアイスクリーム店の店員、楊玉環は海の家のアルバイト、小野小町は鳩岡八幡宮で巫女、卑弥呼は魚屋でアルバイト、という他のルートでは登場しない展開が意表を突いていた。しかし、この展開も長続きせずに古代娘たちは一気に消失へ・・・。起承転結の「転」が3回くらいあるように思えた。
・他のキャラのルートでは終盤になぜか消滅してしまう輝夜が、やはり主人公と乙姫の子供という設定で未来からやって来た、という大方の予想の通りだった。しかし、主人公と乙姫が死ぬ未来だったとは・・・。この展開にはイヤな汗をかいてしまった。
・最後の大団円には思わず拍手をしてしまった。やっぱり涙腺崩壊してしまった。


本作は自分の『もう一回プレイしてもいい作品ランキング』入り、決定。
思い出に残る作品となった。

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