persueさんの「アリス2010」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

ミドル・ミニゲームのバラエティーパック。気に入ったコンテンツがあり、アリスファンなら十分満足できる内容。
≪総評≫
 アリスソフトのFD的要素が強い、過去の「アリスの館」系列のものだと思います。アリスファンではなくとも楽しめるゲームが多いですが、アリスならではの雰囲気がありますので、基本的にアリス未プレイの人は評価が微妙になると思います。自分はランス02は期待以上で、わいどにょとはるうられは期待通りのできでしたし、オモチャ箱内の個人企画者のゲームも結構面白いものが多かったですし、満足のいく内容でした。個々のゲームはボリュームが少な目なものが多いですが、この量からして流石に太っ腹と評するしかないです。

 以下、作品ごとの感想。簡単な説明、気になった点の列挙。書いたのはアリスソフトファンなので、贔屓目があるかもしれませんのでそのつもりで。


≪ランス02≫ 80点

 ほぼ20年近く前のランス2を、シナリオとシステムは極力弄らずに織音さんのビジュアルで一新されたリメイク版。

 2は配布フリー版でプレイしたことがあり、何か色々と面倒くさかったという記憶が残っていたため、リメイクといえどもあまり期待していませんでした。しかし、やはりゲームにおいてビジュアルは大切でした。確かに色々と面倒くさいのは相変わらずでしたが、ビジュアルが違うだけでこうもゲームの印象が変わってしまうものなのかと、改めてリメイクの力を思い知りました。マリアをはじめとしたカスタムの女性勢が登場し、他にも後作に登場するキャラが多数登場するので、ランスシリーズが好きだと言う人はプレイ推奨。逆にランス初プレイの人には、キャラへの愛情(?)よりも癖のあるシステムが気になってしまうと思いますので、あまり満足できないかも知れません。気軽に出来るRPGとして良作。


・織音verのビジュアルはとても綺麗で、女性キャラは一層可愛らしくなりました。町のお店をしょっちゅう訪ねたりどうでもいい内容のコマンドでも反応を一々確認してみたくなります。ちなみに、始めエレノアはイメージと違うキャラデザになってしまったように感じがしましたが、指輪の影響だったようです。あと女の子モンスターもビジュアル一新の恩恵がありました。勝利後に脱げるお約束に感謝。

・Hシーンが速攻で終わることが一長一短です。エロさよりもシチュエーションにニヤニヤする程度ならアリだと思います。旧い作品ならではです。また、町の女性の一部に対してランスがいたずら程度で終わったりしていることも今とは違うところかも。ランスも「ある程度」常識を備えているという思考が結構ありました(『襲う』コマンドなどで散見。ちなみに『襲う』コマンドが常時出ているのはランスならではと思ったり)。まあ、あくまで「ある程度」ですが。

・シィルがここ最近のシリーズよりもメインヒロインらしいという。逆に言うと、他の女性キャラがランスと共にいる時間が短く存在感が薄かったと言えます(マリアは比較的出番多し)。合流後のシィルとランスとのHはラブラブな雰囲気がよく出ていました。

・バードは腕まで失って、シィルに振られ、そのまま誰からも気遣われることなく退散するという結構不憫な扱いです。思えば、5Dでは致命的な扱いをされますし。まあランスの世界ではこうゆう比較的まともな男が損をするというのが一つのさだめなのでしょう。

・アンケートに他のランスシリーズ、学園ランス等のリメイクを作って欲しい、という選択肢があったので、アンケートの結果次第では作ることもあるのかと、期待してしまいます。ちなみに鬼畜王の選択肢もありましたが、鬼畜王はCGが十分綺麗ですしほぼ完成しているので安易にリメイクはして欲しくないというところが正直なところ。

・デモムービーで出てくる四魔女の炉・・・もとい若かりし頃のCGが壁紙集でカラーで見れます。ちっこい志津香可愛い。

・ランス02改が、新人ライターさんとTADAさんによってオモチャ箱に収録。改とありますが、システム改善以外あまり大きな違いがなく、ランス02を再度プレイしているのと変わりませんでした。Hシーンの文章が長めになり、CGが一枚変わったぐらいです。原作好きとしては、あまりシナリオ(文章)に手を付けられることに抵抗があるので、あまり素直に楽しめませんでした。恐らく新人ライターさんの訓練用としてこの「ランス02改」をつくったのでしょう。



≪超昂閃忍ハルカ ハルカVSエスカレイヤー≫ 65点

 超昂閃忍ハルカのアフターストーリーにエスカレイヤーがゲスト出演するものです。個人的におにくんの原画はイマイチ好きになれないので、原作と同じようにエロはあまり合いませんでした。また、アフターストーリーだとしても、シナリオは短く面白みが全くなかったことが残念です(特に悪役が取ってつけたような魅力のないキャラでした)。正に勧善懲悪ものの教科書的なストーリーと会話で、その部分は原作以上でした。原作とおにくん絵が好きな人なら、もしかしたら楽しめるかも知れませんが、私にとっては満足のいかないコンテンツでした。


・今作は全部ADVモード。原作のようにシミュレーション部分はありません。その分演出に力を入れていた気がします。

・悪役の2人は声優さんの演技にも少し残念な部分があります。

・凌辱は「ハルカ」のヒロインとエスカレイヤーが、それぞれ怪忍とBADENDで1つずつ。内容が短い分、エロもそれほど多くありません。公式に載っているシーンの数が実際の大半を占めています。しかも、結構特殊な物が多くエロさは微妙です。特にスバルの凌辱は2つともハードです。アリスの凌辱には結構耐性がありましたが、流石にこのスバルは見るに耐えないものがありました。やりすぎです。

・「エスカレイヤー」から出てくるキャラは恭平と沙由香だけです。マドカが出ると期待した人(私とか)は涙目でしょう。「ハルカ」からも元ノロイ党の男衆は出てきません。このノロイ党の男衆は原作において味のある役だったので、出てこないとなるとFDとしての要素も薄れてしまうのではないかと思いました。

・おにくん絵のキャラデザは結構好きです。ただ、エロシーンの絵が合いません。腰付きが太めで全体的に肉感的すぎたり、乳輪が大き過ぎるきらいがあるように思えて。しかし、悪司の時は気になりませんでしたし、気になり始めたのがぱすちゃ辺りからなので、CGの変化という要素もあるかもしれません。

・何気にシステム面が拡張していました。凌辱SKIPに加え、純愛SKIP、更に沙由香用に眼鏡OFFまで選択できます。必要性は言わずもがな、『微妙』ですが。



≪ばにしゅ! ~この手のひらにおっぱいを~≫ 75点

 アフターストーリーにしては、底々長め。原作では黒幕の超個人的な陰謀に笑わされましたが、その陰謀の始末を巡っての話が大筋。まあ、当然のように脇道(エロ)にそれた話になり、その件はオマケ程度ですが。また、本筋より「無念」ENDの方が面白いのは相変わらず。少し原作よりも掛合いの面白さは減ったようにも感じましたが、(無理にドタバタ感を出そうとしているようにも感じました)真剣にエロを求める主人公とそれを取り巻く雰囲気は良く、ギャグストーリーの一環としてのエロという位置づけも相変わらずで原作をした人はプレイして損はないと思います。

・「果たして、賢三が手のひらに収めるのは巨乳か貧乳か!?」と公式にあり、また、サブタイトルからもそう言った表題を想起させられますが、正直言って、あまりそれに関したストーリーは少ないです。ほとんどそれぞれのキャラとのアフターストーリーなので、この見出しには少し疑問。

・「無念」ポイントは今回意味があったのか不明。

・ネウスが面白キャラに。一番輝いていたのではないかと。

・Hシーンは、何だか変態的なものが多い気がしました。ノーマルなものあったっけ?と思うような。汁気も多い気もします。また、サーシャとのHへの流れは流石に無理やりすぎる気がしました。

・ゲーム内でも結構ネタで使われるよーいちろーさんの監修したゲームらしいですが、原作も言えることですがあまりロリキャラ好き用のゲームという感じではないです。確かに胸はちんまいですが、原画さんの絵が元々幼く見える絵柄ですし、比べる対象がないというのもありますし(サーシャは胸だけ)、文章中でも魅せ方が乏しいですし、リリリィ以外はあまりロリっぽくなかった(声優さんの力かも)気がします。それに、上記で述べたように、Hシーンが結構特殊なものが多いので、エロさよりもつっこみを入れたくなるシチュが大半なので、ロリだから回避、とする必要はないと思います。むしろ、「はるうられ」のほうがロリゲーぽい。




≪わいどにょ≫ 85点

 にょ型RPGという(公式より)、ユニット戦闘(戦闘アニメ付き)をしつつ横スクロールで進めていくというゲーム。終わりの無いやり込み型。イベントは召喚時以外一切なしという、ある意味潔いやり込みゲー。ユニットは過去作の登場人物からなので、過去作をしていればしているだけ楽しめます。つまり、アリスファン、もしくはアリスファンではなくとも過去作を幾つかやっていれば十分楽しめるものだと思います。アリス初プレイ者には、このゲームの醍醐味である、知っているキャラを出すまでの高揚感と、お気にキャラを中心に育てる贔屓プレイを見出せないので、その分面白みは減るのではないかと思います。(戦闘アニメを眺めつつ敵を倒していくといったゲームは誰でも暇つぶし程度なら確実に楽しめるかもしれませんが。)
 ままにょにょと比べ回避値などの戦闘値の改善(一長一短とも言えるがどちらかと言えば改善)をはじめ、、曲の増加、キャラの増加、アイテムの一新、異次元穴の永続化などがなされており、個人的には満足の出来でした。中々やめられない。


・ままにょにょ時代のキャラは何人か抜けるのかなと思っていたら、「追加」キャラという形で増加する形式でした。(にょシリーズの新作ではなく、ままにょにょのグレードアップバージョンらしい。)愛いキャラが抜けることがないということでほっとしましたが、どうでもいいキャラは代わってよかったかも(フーマンとかコンクリ男とか)。

・全キャラを確認したところ、前作では悪司に偏りがあったのと同様に、今回も偏りがあったことには残念(もちろんランスシリーズは例外)。ぱすちゃCから6キャラも出ているのにAliveZと闘神Ⅲから1キャラづつだけとは、少なすぎです。人気によって変わってくるものなのでしょうか。うーん、追加して欲しい。

・最新の「追加」パッチによってコストの軽減等ステータスの変更に加え。女の子モンスターも自軍でプレイできるようになりました。毎回、期待に答えるかのようにパッチに力を入れてくるのは流石アリスだなと感じました。しかし、唯でさえキャラが豊富でお祭り状態なのに、女の子モンスター30キャラ以上追加となると、正直言って一体誰を育てればいいのやら、取捨選択に困ります。

・エロ要素が無くなったため、カカロの存在意義がかなり希薄に。単品ではないですしエロはなくてもいいのですが、せっかくオールスターの女性勢が集まっているのだから、彼女らのちょっとした掛合いとか、ちょいエロのCGとか、そういった要素もあって欲しいというのが正直なところです。そうゆうのはにょシリーズでしかできないと思いますので。ランスもおとなしく戦っているだけでは済まない人材でしょうし。

・禁句は「あと・・・たら終わりにしよう」。終われません。人によっては中毒性の高いゲームなので。




≪はるうられ≫ 80点

 ヒロインとの幸せENDはありません。作品説明にある通り「女の子がかわいそーな目に合うゲーム」です。学園でひたすら勧誘(拉致)して客を取り続けるゲームです。イメージは娼館の経営ですね。つまり、やっていることは結構ひどいことなので、ゲームとして割り切れる人向け。ゲームシステムは慣れると単調になりがちですが、エロさは一級品。エロゲーらしいエロゲーとも感じました。背徳感にそそられる人、むつみまさとさんの原画好きな人(私とか)ならプレイして損はないです。


・エロは内心嫌がっているが仕方がないといった、もしくは次第に快楽を自覚し始める女性キャラを、買った男が好き勝手に犯すというものがメインです。拷問チックなものやハードなものはありませんので、凌辱が苦手な人でもいくらか大丈夫なものではないかと思います。
 ヒロイン以外のキャラの回想付きエロは4つで、少な目。ヒロイン3人それぞれ愛・凌合わせて4つと必ずしも多くないです。凌辱エロとしては、総合的にヒロインの中で志乃が一番エロかったように思われます。

・中盤~終盤はイベントはほぼ無く、EDはオマケ程度であることが残念。ヒロインとの会話も微量で感情移入も希薄です。ストーリー性が薄い分、屈折した「変わりのない日常の繰り返し」という印象が残りました。

・料金は買い手の「持ち金」の「満足度(%)」で支払われるという、利用者にとって超がつくほど都合の良い料金設定。利用者の天下です。こんなところが実際あればと、男なら一度は夢見る赤線地帯ですね。

・ここ批評空間でフルプライスで完全版を希望という声もありますが、実際単品で出すとしたら審査が通るかどうか、ぎりぎりな内容です。なんせ勧誘が高部生と中部生中心なので。しかも客取った時に「おかーさん」等という悲鳴が耳に残る。まあ、メインの原画さんは二人とも基本幼く見えてしまう絵柄ということもありますけど。基本的に部員(娼婦)は使い捨てなので背徳感はかなりあります。バラエティーものの一つだからこそ出せたのではないかと。

・部員と買い手のオリジナル画像を簡易にゲームに取り込むことができ、ステータスの調整も容易にできたりします。あと、ネット上で画像データをやり取りすることもできるのでしょう。過去のアリスの館に見られるように、このゲームは恐らく、こういった新しいシステムの試験的な役割を担っているが故に、未完成ぽい作りになっているのだと思います。




≪おもちゃ箱・その他≫

・神武-カムナガラ・・・・・未完成ですが、意外に面白かったです。むつみまさと絵が好きな人はお勧め。雪乃の今後に期待!?

・レイチェルの桜貝・・・・・成程、スタッフの妄想ぽい。レイチェル好きではなかったので微妙。ちなみに、緑の服を着たキャラは♂ですので、(私のように)期待して失望しないように。

・疾風!?忍者大作戦・・・・・サクサク進むRPG。上のアフターストーリーよりこっちの方が面白かったです(ストーリー的にも)。過去のおにくんキャラのゲスト出演もありますし、おもちゃ箱の中で特にお勧めします。ちなみに、ハルカは3人の中では弄られキャラになるということを発見。本編でもこうゆうやりとりあっても良かったのでは。

・砂漠のニッカ、メイの夏休み・・・・・未プレイ。

・アリコレ・・・・・何だか色々と飾りすぎて、原曲の良さが損なわれているように感じたものが多々ありました。悪くはないのですが。

・カレンダー・・・・・こんなのカレンダーとして飾れません。

・ハニホン・・・・・アリスの太っ腹の象徴ともいえるブックレットマニュアルにハニホンが合体したもの。織音さんのラフ集を始め、画集として結構いいのではないかと。内容はスタッフさんの趣味が色濃く反映されているとしか言えない。

・大帝国デモムービー・・・・・今までの「大」シリーズの戦闘が主に肉弾戦だったのに対し、次回は宇宙が舞台と言うことで、宇宙船を使った戦闘システムなのでしょうか。戦闘システムが気になるところです。


≪最後に≫
この感想書くのに何気に時間かかりました。全てに目を通した人はお疲れ様です。それにしてもわいどにょの「総プレイ時間」という項目は、鬱るために置いているとしか思えません(こんな時間何やってんだ俺・・・的に)。
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persueさんの「アリス2010」の感想へのレス

あ・・・あれ?自分はあのシチュが一番『ハルカ』らしいBad EDだと思ってたんですけど・・・。
自分ってあのジャンルのユーザの中でもニッチ嗜好なのかなぁw。
2010年02月23日21時14分11秒
>アリスのこういうところはあまり好きじゃないです・・。
 
どのユーザーも満足させるためか、シチュを網羅的に詰め込んでいて、好きなシチュと、嫌なシチュが混在する作品が多いですよね。凌辱が苦手な人は確かに向いていないメーカーかも。私は結構平気な方ですが。

>あ・・・あれ?自分はあのシチュが一番『ハルカ』らしいBad EDだと思ってたんですけど・・・

『ハルカ』らしさと言えば確かにそうかもしれません。ただ、このスバルの特にbadEDの方は、自分の中のタブーに触れたので感想に入れておきました。やっぱ母体と女体は違うよ(ポツリ)。

※未プレイの方でこのレスを見て「そんなに凄いのか」と思ってしまうかもしれませんが、このジャンルでは珍しくはないシチュなので、あまり期待しすぎないほうがいいと思います。念のため。
2010年02月25日19時44分31秒

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