isumiさんの「痕 -きずあと- リメイク版」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

年長組と年少組の噛みあわなさ、そして脱力もののオチ。しかし六花編は私が求めていたものが存在していました。
年長組はそこそこ。
千鶴ルートはあの台詞が印象的でした。その後の展開も千鶴の背負っているものの重さが感じられ、ゆえにバッドでの切なさが引き立ちました。
梓ルートはぬるい。
千鶴バッドが正にバッドEDだったので敵に捕まって辱めを受けたときは期待したのですが、何故か敵は主人公に初めてを献上してしまいます。
そこはもっと私に絶望感を与えてくれよと。
お陰でこの真犯人優しい所あるじゃんとよくわからない感想を抱いてしまいました。
キャラとしては苦手な暴力ヒロインだったにもかかわらず、そこよりも家庭的な部分の描写に比重が割かれており好感が持てたのですが。
ただクリアーするごとに徐々に全体の絵が見えてくる構成なのですが、各ルートにおける真相は実は○○は☓☓でしたというものが多く雑に感じます。
この2人をクリアー後に見られる真犯人編は意外な展開で、発売時期を考えると相当なチャレンジだったんじゃないでしょうか。
実を言うと一番意外性があり面白かったのはこの真犯人編だったりします。

しかしその後の年少組(初音、楓)はそれまでとは変わって前世が絡んできて呆気にとられました。
伝奇だと思っていたらSFだったとは。
年長組は昔からの知り合いというプレイヤーの知らないところでの積み重ねがあったため唐突でも受け入れられたのですが、前世となると……。
そもそも前世の彼女と今の彼女は別人なのではないでしょうか。
前世で惹かれ合ったから好きというのは、裏を返せば前世がなかったら好きにならなかったのでは?
惹かれ合う根拠としては弱く、
それと初音は妹としてみていたのと上記のこともあって和姦エロシーンに違和感がありました。
それまで主人公は妹として扱っていたのに、前世で恋人と知ったらこれかよ……と。
良かったのは楓バッドくらいですね。
手のひらからこぼれ落ちてしまった大切なもの、もう二度と手に入らないもの、切なくて好みです。

そして六花編。
今まで存在していなかった新たなルートを付け加えたということで不安もあったのですが、意外や意外そこには私が求めていたものがあったのです。
それは4姉妹との賑やかな日常シーン。
千鶴さんのキャラが崩壊気味のため旧作からのファンは別人に感じるかもしれません。
でも私はこれはしがらみから解放されたのだと解釈し良かったなと思えました。
そして何より素晴らしいのは風花死亡ED
千鶴バッド、楓バッド同様に寂しさや切なさを残してくれます。
ただ肝心の部分については主人公が最強だと思っていたら更に最強のキャラが出てくるという、少年漫画のパワーインフレのような展開でやはり雑でした。

それとちょっと気になったのですがCGの差分、特にエッチシーンでのCGが少ないと思いました。
差分が射精前後の2種類しかないためテキストとの齟齬が多く、抜きゲーではないにせよちょっと寂しかったですね。
ただビジュアルノベルという性質上、CGが変化する際には一瞬画面が明滅するため差分の少なさは仕方なかったのかもしれません。


雑な種明かし、年少組と年長組とのちぐはぐさ、唐突な展開……と気になるところが多く点数はこんなもんかなといった感じです。
楓バッド、千鶴バッド、風花死亡EDのようなプレイヤーに小さな痕を残してくれるようなEDは非常に好みなので、あのクオリティを維持してくれれば……。
キャラは珍しく全員好きになっただけにちょっと残念さが残る作品でした。
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