Accord4312さんの「W.L.O.世界恋愛機構 未来のために、いま恋をしよう。」の感想

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**ネタバレ注意**

ゲームをクリアした人むけのレビューです。

これ以降の文章にはゲームの内容に関する重要な情報が書かれています。まだゲームをクリアしていない人がみるとゲームの面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。

適度に練られた設定と丁寧な描写を武器にしながらも、膨大な人数の登場人物と膨大なテキスト量で圧倒した作品、という印象です。ヒロインの心情をメインに描いたルートはその丁寧さもあって軒並み好印象な反面、どちらかといえば設定に寄った物語を描こうとしたルートは、その設定に引っ張られている面が強く、せっかくのいい登場人物ももったいないと感じられたのが残念でした。もうちょっと描写量にメリハリがあれば、良かったのかもしれません。とはいえ、登場人物ほぼすべてのキャラ付けに成功していて、人物関係を把握したうえでその世界に入り込めるため、物語の一員として楽しむことができる長編恋愛ものとしては、とっても良くできた作品だと思います。優梨子の妄想を聞きながらお世話する楓ちゃん、というあの空間が大好きです。長文部分はメモの貼り付けです。
W.L.O.-世界恋愛機構-
→なんだかんだ言って手を出していなかった作品シリーズ。一気にやりたいので、メモは今度こそ簡潔にしたい。

久坂 愛奈 82
→あーちゃん! あーちゃああああああああん!

→なにこのかわいい生き物。なにこのかわいいいきもの!!

※しまったなぁ……この子最初にやっちゃうとほかの子見る気うせるよ……

五十倉 蛍 73
→あんまりイメージ的には好きくない子なんだけど、付き合い始めたらなんだかんだ理屈を付けて甘えてきそうなところが可愛い気がする。想像だけど。

※ここのルートでも、普通にあーちゃんいい子なんだよなぁ……

→意地っ張りのためにいい子たちが頑張った、うん、そんなお話!! なんかそれ以上に言うことが特に思いつかなかったです。仕事関係のお話といえばそういうお話なのに、あれだけ共通で噛みついてきたアリサがほぼかみついてこないっていうのは、どうなんだろうと思わなくもなかったです。この展開なら噛ませようがない、と言われたらそれまでなんですけれど。

依那 69
→いいから黙って、このメガネ。

※このルートを見ると、余計に優梨子と楓が好きになるなぁ……。一生懸命でいい子じゃないですか、ふたりとも。依那が相対的に悪い子だ、とか、そういうことが言いたいわけじゃなく、ただただ、いい子じゃないですか、って言いたくなりますね。

△本当に体感が長いなぁ……。後日談というか、そういうところで一区切りにしてやっちゃった方が早いような話を、あえて本編に入れているようにも見えてしまう。俯瞰的に見れば、明らかに必要なお話だし、全てを丸く収めようと思ったら書かざるを得ないお話ではあるんだけど、いくら何でもいれすぎなのでは。
→なんというか、うん。「設定した以上は必ずしっかりと使わなきゃいけない」という強迫観念に囚われて、使うことに躍起になっているというか、そんな風にさえ感じられてしまう。先の2ルートではそこまでな感じもしなかったのに、これだけ蛇足感があるというのもまた……という感じ。
※邪推だけれど、よくこのゲームの感想で言われている「アリサルートが長い」も、その実、設定を全部無理に使おうとしているところがあるからなんじゃないんだろうか。考えてみれば、先の2ルートでやったヒロインはいずれも、共通ルートの部分である程度その設定の描写を「放出せざるを得ない」ヒロインたちだったわけで。

→全体的に間延びし過ぎてて、話としては嫌いじゃないのに、とにかく退屈、といった感じでした。エピローグでの団らん?な感じは好きですけど、そこに至るまでの、いかにも設定を全部消化しました、感は、依那の優梨子の応援スタンスじゃないですけど、義務感にしか見えません。
ホント、悪い話の題材じゃないのに、どうしてここまで言いたくなるほどのものになってるんだろう……

サラサ・クレイン・フェミルナ 69
→正直、サブ的な扱い、と言われていた依那ルートがアレだったので、この子も正直ヤバそうなオーラしか感じられないです。個別では登場ゼロのヒロインだし、余計に設定消化に躍起になるんだろうなぁ感……

→身構えていたよりは短かったけど。なんでそうなったのか、わかるといえばわかるんだけど。
そうなるんやろうけど、そうはならんやろ()
そんなことを言いたくなってしまう程度には、中盤で説明された設定等の膨大さの割には、さっくりと終ってしまうルートとなってしまっていたように感じます。かわいさというところは表されていたとは思いますが、せっかくの大量の設定の割にはそれっきりかぁ、という勿体なさの方が強いです。依那のルートで書いていた「設定を無理に全部使っている」の、ほぼ逆を行くかのような展開なのは、構成をしている人自体が変わっているのか、意図的に構成を変えていったのか。邪推が尽きません。

早川 優梨子 82
→何気にあーちゃんの次に攻略したくて楽しみな子だったりします。絶対この子との生活は退屈しないんだろうなぁ、という意味で、期待がどんどん膨らむばかりです。依那ルートで見せた部分は個別ルートに関連するのかも、気になりますね。

→かっわえぇなぁ……もう……。いい意味で「放っておけない子」感がすっごく出ているうえに、普通にえっちでかわいいので、とっても心が温まりました。先のルートまでで結構な頻度で出てきていたシリアス展開も全くなく、ただただいじらしいほのぼのとした恋愛話になっていたのは、とっても良かったと思います。
個人的には、この作品にはこういう話を求めていた節はありましたので、その意味では大満足です。あとの方にとっておいて本当によかった……

アリサ・クレイン・フェミルナ 78
→長い、長いって周りから言われ続けて敬遠してたので、敢えてラストにもって来た感じ。共通ルートの中では、ほぼ設定に触れられることがなかったことからして、その設定回収に躍起になられると困るなぁ、というところ。サラサくらいさっくりやってくれたらまだいいんだけれど。
○細かいことはぼくは良く知らないけれど、心理描写というか、情景を描くというか、アリサの機微の部分がすっごく丁寧に書かれていて、その辺すっごくいいと思います。
○長いっていう感想の意味が、分かった気がした。展開自体はものすごく単純だし、何個も何個も話が積み重なっているわけじゃない。ただ、その一個一個を描く文章の量それ自体が、多すぎる。さっきいいところとして書いていた、機微の描写の丁寧さ、も、それを意識したというより、ただただ文章量を増やしてしまった結果なんじゃないかと、このルートを見ていると感じてしまう。
軽快に読み進められる分には、確かに今のところよくできているお話・テキストなんだとは思うけれど、確かに長すぎる……
これでもうひと山でもあったりした暁には、寝落ちするわね(現在04:40)
→面白いけれど、やっぱり、バランスを欠いた分量にしか見えないかなぁ……
※「最終話ですか、早いものですね」……ぼくはもうへとへとで、「やっとか」という思いしかないんです。煽りですか?

→設定から余裕で想像できてしまいそうな王道な展開を、ヒロインであるアリサの信条描写をかなり丁寧目に描いて演出することで、読み手が入りやすい恋愛ものになっていたんじゃないかなぁとは思います。よくある同種のゲームであれば、共通ルートでヒロインと出会ってから個別ルートが終わりを迎えるまでで描くような展開を、すべて個別ルートに入ってから描いているのですが、それでもあまり気にならない程度には読みやすい文章で、最後まで描き切っていたんじゃないかなと。
ただ、流石に、どれだけ読みやすい文章を用意したとしても、物理的に多すぎるテキストを短く感じさせるには限度があるわけで。読みやすい文章の山であるからこそ、余計に長く感じてしまうという部分も相まって、読み手が「長いんだよ……」とだらけながら愚痴りたくなってしまう程度にはたるんでしまう物量になっていたのは、興を削ぐ形にも作用してしまっていて、もったいないなぁというばかりです。

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点数
(82+73+69+69+82+78)/6
=453/6
=75.5
≒76
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