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ゲーム ブランド クリエイター 音楽 音楽関連商品 ユーザー POV/タグ SQL 職種詳細 クリエイター(すべて) キャラクター 名前 フリガナ
一概には言い難いいものの、銀弾のソフトは主に個別/共通ルートの物語配分で失敗とまでは言わないまでも「勿体ないなあ」と思わせる作品が結構おおい。この作品も一周目は「少年期」から「青年期」そして「成年期」を通して、友情と恋愛感情と精通を経てこと細やかに成長していくふたりが田舎の涼しげな恋を一緒にゆったりと歩んでいく。少年期から本編の成年期へと展開するねこねこ作品はあるし、通常のエロゲは「現在」の立場から「過去の幼年期」を回想するわけだが、この作品はそうした「あいだ」を省略や省察に済ませるのではなく、むしろその「あいだ」の時間的感情の広がりを描こうというわけだ。これは基本的には成功しているのだが、しかし二周目なると、個別ルートの分岐が「青年期」の終わりから始まり、そのあとすぐ「成年期」の「幼年期の終わり」展開に入ってしまうので、ヒロインに一周目の時のような幼き頃からの愛情を深く感じるのは難しい。