長文コメントへのレス

コメント
レスレスユーザーレスの更新日
75桜花裁き (IRODORI)
変なコメントをしてる奴に一言いいたい事と感想 → 長文感想(262)(ネタバレ注意)(1)
最新レス失礼します。

ちょっと言葉が汚いことと他のレビューからの引用が雑な点は気になりますが、
私はこちらのご意見に賛同させていただきます。

私自身、実際に冊子欠品が出回っている現状を確認しております。
引用なさったレビューが示唆している“あること”は、
「疑わしきは罰せず」の精神に基づいて、安易に断罪の姿勢を見せるべきではないと思います。
Atora2017年03月14日

--1000文字探偵(BROWSER)(非18禁) (しの(同人))
不快な思いをしたとご指摘くださった方々、大変申し訳ないです。今後は嫌な思いをする人がないよう尽力していきたいです。冗談で楽しんでもらえればと制作したのですが、もう少し人の気持ちを考えるべきでした。コメントしてくださった皆様ありがとうございます。次回に向けての参考になりますし、遊んでくれた人の声が聞けてよかったと思っています。しの → 長文感想(151)(2)
最新レス>>しの様

突然のコメント失礼いたします。Atoraと申します。
まず、茶化したような感想を投下したことをお詫びいたします。
レビューの中にも書かせていただきましたが、
1000文字ぴったりの感想も、一言感想にリンクした読み方も、
私の「冗談」としてあしらっていただければ幸いです。

さて、第三のルートについてですが、この仕掛けに気づかず素通りしてしまいました。
実は、プレイ中に「た」一色の画面まで読み進めて、
30分程開いたまま、レビューを書いておりました。
これがどうもニアミスだったようで、残念な気持ちで一杯です。

dovさんがおっしゃるように、ノーヒントでこれに気づくのは難しいと思います。
昨今のゲームユーザーにとって、仕掛けの難易度が高すぎたのかもしれません。
ご参考までに、文字色を変えるギミックを取り入れたフリーゲームがありましたが、
それに類する導入があれば、私の見方も変わったかもしれません。
Atora2017年03月09日

最新レスミツルギで姿が変わらないはずの宗仁が滸と幼馴染とか
つじつま合います?

戦争で共和国の兵殺しまくった武人が無罪放免で八月八日事件以降も普通に生きていられるとか
民主主義だからで解決できます?

奏海が言うには共和国が攻めてきた日に宗仁は誰かと戦っていたらしいですけど誰と戦っていたのか
明かされましたっけ?


nakati2017年03月09日

85桜花裁き (IRODORI)
山南さんルートには泣かされた。こんなのに高評価とか言ってるやつが高評価に入れてる作品も鼻で笑うレベルだったので気にしなくてOK → 長文感想(298)(ネタバレ注意)(1)
最新レス自分の好きな作品をわけわけらん理由で点数下げられるのが嫌な気持ちはわかります。
が、
それはあなたも他作品のレビューでやっていますよね。
ダブルスタンダードは止めたらいかがでしょうか。

ちなみに点数荒らしをする方の心理は人が嫌がる様を見たいというのが根底にあるので、あなたの反応はまさに思うツボです。
nate2017年03月07日

最新レス「名和桜」に修正パッチがありますよ。naritato2017年02月23日

50夏の魔女のパレード (Wonder Fool)
(GiveUp) ライターが代表やってるのに、シナリオの無駄が多すぎる。1kbいくらで書いてるわけじゃないだろ? → 長文感想(368)(ネタバレ注意)(1)
最新レスそれが嵩夜あやのことなら、今作のシナリオライターをこき下ろすための材料に使うなと言いたい。
narukamiren2017年02月20日

77人気声優のつくりかた (MintCUBE)
声優業界の裏側に迫る作品。グレーな話題よりかは声優として生きていく中での純粋な悩みに向き合っていく感じではあるが、好きな声優さんがいる身としては色々と考えさせられる内容だった。 → 長文感想(4038)(ネタバレ注意)(1)
最新レスとても参考になる感想ですtgl2017年02月18日

--1000文字探偵(BROWSER)(非18禁) (しの(同人))
不快な思いをしたとご指摘くださった方々、大変申し訳ないです。今後は嫌な思いをする人がないよう尽力していきたいです。冗談で楽しんでもらえればと制作したのですが、もう少し人の気持ちを考えるべきでした。コメントしてくださった皆様ありがとうございます。次回に向けての参考になりますし、遊んでくれた人の声が聞けてよかったと思っています。しの → 長文感想(151)(2)
最新レス このコメントを読んでようやく第三のルートに気づけた者です。

 さすがにこれはノーヒントでは気づけないと思います。選択肢にあからさまな空白があるとか、何らかの誘導が欲しかった。それに、1分待つことをプレイヤーに求めるのは「時間がない人のための」というコンセプトに反してるような気がします。
 素人考えで恐縮ですが、例えば「2つとも選択肢を選んだ後の3週目だと3つめの選択肢が現れる」みたいな形でしたら、プレイヤーの半数くらいは仕掛けに気付けたんじゃないかと思います。

 「おぅわったぁ!!」は分かってる人の言い方(『ほわちゃー』は分かってない人の言い方)だと、この作品をきっかけに知ることができました。トリビアを得てちょっとトクした気分です。
 もちろんこの作品自体にもクスッとさせていただきました。
 ではでは、良い創作ライフをお送りくださいませ。
dov2017年02月18日

84キミの瞳にヒットミー (戯画)
絵で惹かれたところで体験版の雰囲気が良さそうで予約購入。体験版のノリが最後まで続く良作。萌えゲーにはこういった話を求めてるんです。我々は(絵が可愛くキャラと声が合っててきちんと使えることが大前提) → 長文感想(1252)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 16h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レス全面同意!tgl2017年02月17日

最新レス同感。
100点は0点とかと変わらない点数操作だろ。
narukamiren2017年02月16日

最新レスお褒めの言葉、大変、ありがとうございます!!
正直に言って、大変嬉しいです…
私、現在、顔が綻んでいます。
ここまで絶賛された事は、実を言うとあまり無かった物で…すみません(笑)
私も「熱意」だけがとりえな物で、1つのレビューを完成させるまでに少しばかり悩んだり、試行錯誤を重ねた物です。
自分のレビューはどうにも長すぎて、要点が分からなくなった事もままあるので(ですから、akatukimaouさんのレビューは端的に、分かりやすく纏めていて、尚且つ読みやすいのが、魅力的でした)
しかし、そんな私のレビューで、akatukimaouさんが面白かったと感じ、勉強にもなったのなら…
苦労して書いた意味はあったなあ…と私も今になって感じる事が出来ました。
こちらこそ、実感を与えてくださって、ありがとうございます!!

私もakatukimaouさんのレビュー見かけたならば、率先して読みますね!!
ではでは、またどこかで…
soulfeeler3162017年02月13日

最新レスコメントありがとうございます、soulfeeler316さん!
気付くのが遅れてしまって申し訳ないです。
とても熱が籠っていてしっかりとしたレビューを書いていらしたので寧ろ僕の方こそ駄文でなんだかとても恥ずかしいです!(笑)


soulfeeler316さんの長文を読ませてていただいて自分にはない文の書き方で文才がある人ってこういう人なんだろうなぁと思わせてくれる。感想の内容もそれに見合ったとても濃いもので、所々で納得できるような記述があって読んでいて大変面白かったです。勉強にもなりました。


今後もsoulfeeler316さんの長文があれば是非とも読んでみたいと思いますのでまたどこかの感想で拝見できたらいいなと思っています!


>>まさか、クイズと全角大文字が強敵だとは、私も思いませんでした(笑)
全角大文字が本当に強敵でした(笑)

akatukimaou2017年02月12日

10マブラヴ オルタネイティヴ (age)
久しぶりにやったけどやっぱネトウヨゲーだよなぁ・・・エロゲ界にプロパガンダ装置として残した遺産とは → 長文感想(1495)(ネタバレ注意)(1)
最新レス>ここで注意したいのは、感動した=正しいとは限らないという点です。
興味深い感想ですね。
凄く泣けるゲームなんですが、終わった後に意外と何も残らないんですよね…。
思想的な要素はむしろヒロインを魅力的にしてると思うんですけど、不思議ですね。
狐面2017年02月10日

90シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~ (Azurite)
ものによっては、いつまでも今のまんまにしておきたいものがあるよ。そういうものは、あの大きなガラスのケースにでも入れて、そっとしておけるというふうであってしかるべきじゃないか。それが不可能なことぐらいわかってるけど、でもそれではやっぱし残念だよ。 → 長文感想(26300)(ネタバレ注意)(4)
総プレイ時間 : 60h / 面白くなってきた時間 : 2h
最新レスふむふむ、最後のルート解釈と言うのは、実に難しい物です。
確かに6章までは仲間内と楽しくやれていたので、そういった世の中を厭う描写は多くは出てきませんでしたしね…(一応、間接的に描かれてはいましたが…)
ただ、すみません、ここでも少し個人的意見を言わせて下さい。
私が思うに、2つのエンドに分かれた背景としてあった問題は、八雲千草が見せた「最悪の青春」にあると思うんです。
あの時の嫌な情景で、例え敵が与えた「悪夢」だとしても、橘君はそれが「現実」にも起こり得るかもしれないと見事に信じさせてしまった。
それは自分が過去に受けてきたトラウマ、してしまった失敗が「悪夢」を「現実」と思いこませるだけの説得力を秘めていたから、信じてしまったと言えるでしょう。

そして、その思いはその後の2人がどのように対応したかで、以下のように分岐して行きます。
雪本さんは敢えて「突き放す」事で、その「悪夢」が「現実」に起こり得た、起こり得るかもしれないと、少しでも橘君に思わせてしまい、それが最後に彼自身を呼び寄せるきっかけとなってしまった…
確かに現時点では、彼と仲間達との関係は良好です。
しかし、現実と言うのは悲しい物、どれだけ仲良しこよしの関係でも簡単に崩れてしまうのが、人間関係と言う厄介物なんです。
八雲千草に主人公が見せ付けられたのは、起こっていたかもしれない、もしくは現時点では大丈夫でも、いずれ起こり得るかもしれない「可能性」だった…
その時に感じた不安が、水中へと向かう手向けとなった…とは考えられないでしょうか?
まあ、私もその気持ちは分かります、現実嫌いなんで(笑)
さて、逆にモモは「受け入れる」事で、橘君にその「悪夢」が「空想」であると語りました。
しかし、彼が「不帰」エンドに至る道と違うのは、モモと共に分かち合った事で、「都合のいい記憶を信じる勇気」と「モモの愛情に身を委ねる覚悟」を持った事
つまり、仮に辛い現実が起こり得たとしても、モモが、仲間達がいるなら乗り越えていけると言う、強い決意を抱けた事にあるのです。
まあ、これはそれこそ、最後のamazarashiの歌詞の通りですね(笑)
これはTRUE END「帰還」の序盤でも、彼自身同じような事を考えています。
そして、尚且つこのエンドでは八雲千草が「不帰」エンドにおける「橘一真」の行動をなぞっています。
「不帰エンドの橘一真」と「帰還エンドの八雲千草」が同じであると言う事
これは、「不帰」エンドにおいてのみ、自分が「八雲千草」と同じ存在になる事の証明(八雲千草はただ、水底に下がる描写しかありませんしね)
すなわち、最後の戦いにおける「敗北」の表れにしかならないのです。
「橘一真」が「橘一真」であると言う明確なアイデンティティを手放すと言う事は、結局は自分からの逃避に他なりません。
そんな彼を形成した根幹にあったのは「仲間達への想い」「母親への想い」そして、「モモへの想い」
つまり、「不帰」エンドに至った=「自分」と言う存在から逃避した=現実への恐怖におびえて、「ほんとうのきもち」を覆い隠した=「仲間達への想い」「母親への想い」「モモへの想い」を信じるのを止めた
と言う風に繋がるのです。
ただ、tenkeyさんのおっしゃった雪本さんへの「ほんとうのきもち」と言うのも確かに分かります。
憐れみや執着が「好き」と言う感情ではないと断言できる理由なんて、作中にはありませんからね…
もしかすると、こればっかしは平行線を辿る他無いのかもしれません…

すみません、また長文を書いてしまって…
少しでしゃばり過ぎました(笑)
私もまた、tenkeyさんと楽しくコメントできる日を楽しみにしています。
純粋に嬉しかったです、自分の纏まりのないレビューにこうして、真摯な意見をぶつけてくれて…
本当、ありがとうございました。
tenkeyさんの期待に応えられるよう、私も精一杯精進しますね!!




書き逃げ等と書いていましたが、もし、まだ議論し足りなかったらいつでもどうぞ、喜んで歓迎しますよ!!
こっちは基本、暇なので(笑)
soulfeeler3162017年02月07日

90シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~ (Azurite)
ものによっては、いつまでも今のまんまにしておきたいものがあるよ。そういうものは、あの大きなガラスのケースにでも入れて、そっとしておけるというふうであってしかるべきじゃないか。それが不可能なことぐらいわかってるけど、でもそれではやっぱし残念だよ。 → 長文感想(26300)(ネタバレ注意)(4)
総プレイ時間 : 60h / 面白くなってきた時間 : 2h
最新レス雪本さんが生きていた頃、彼は積極的なことを考えてはいましたが
憧憬に近い感情で、雪本さん死後、「本当に好きだったのか」旨の
論調(地の文)だったかと思います。
それで、「彼は雪本さんが好きだったのか?」くらいの印象があり
ました。
このあたりはsoulfeeler316さんと同意見で、ライターさんの意図
でしょうね。

①については、言われているとおり厳しいですね。
②について、"現実への恐怖におびえて"というのはどうでしょうか。
終盤に世を厭う描写は特にない?と思いますし、仲間と大変うまく
いっているので考えにくいかなという感触です。
したがって、水上に行くことと水中にいくことを秤にかけた結果、
水中に行くことを選んだというのが自然な気がします。
天秤の重りには、彼女への憐み・執着がたくさん詰まってるかもし
れませんが、それもまた「ほんとうのきもち」(好き)なのかなと思
いました。

この作品に関しては派閥が割れてしまいましたが、自己紹介を拝見
すると趣味が合いそうなのでまたどこかで見かけそうな気がします。
またこんな熱の籠ったレビューを楽しみにしています!
書き逃げになりますがこれで失礼させていただきます。
tenkey2017年02月07日

最新レス自分のレビューに投票ありがとうございます!!
長いだけの駄文レビューにakatukimaouさんの投票が貰えて、同じモモ好きとしても大変、嬉しかったです。

>>6章のクイズは結構難しくて紙に書きながら四苦八苦した今日この頃。
私も、1番難しく感じたのは6章でしたね…
まさか、クイズと全角大文字が強敵だとは、私も思いませんでした(笑)

>>エロシーンで「声」が聞こえるのは実によかった(満面の笑み)
実に同感です(ゲス顔

最後の犯人については、最初から伏線が敷かれている辺り、海原さんの凄さを感じましたね…
ミステリーを作るのが難しいと言うのは、よく分かった気がします。
さて、どうやらAzuriteさん側はこれからも作っていく意気込みはあるみたいですね…
『シンソウノイズ』系列でこれから発展していく事を、私も願いたいと思います。

ではでは、突然のコメント失礼しました!!
soulfeeler3162017年02月06日

最新レスこんにちは。

美鳥ルートはNew Divisionで!
miniminipoo2017年02月05日

90シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~ (Azurite)
ものによっては、いつまでも今のまんまにしておきたいものがあるよ。そういうものは、あの大きなガラスのケースにでも入れて、そっとしておけるというふうであってしかるべきじゃないか。それが不可能なことぐらいわかってるけど、でもそれではやっぱし残念だよ。 → 長文感想(26300)(ネタバレ注意)(4)
総プレイ時間 : 60h / 面白くなってきた時間 : 2h
最新レスおお、質問のコメントありがとうございます!!
コメント貰うの初めてなので、正直嬉しいです!!

さて、「主人公は雪本さんが好きだと作中で書いてたか?」と言う事ですが、結構そのシーンは多かったと思いますよ。
例えば、最初に雪本さんと同じ班になれた事を知った時の、彼の心中を書いた文を引用すると…
-----------------------------------------
さっきそれぞれの班の席に移動する時、「気になる人と同じ班になりたい」という心の声はいくつも聞いたけれど。
実際俺自身がその幸運を手にする事になるとは思わなかった。
いざこうなってみると、これはこれで喜んでいいものかどうかわからない。
(雪本さんと同じ班、か…)
いや、嬉しいとは思う。
喜ばしい偶然だと思う。
けれど、それは本当に最後まで「いいこと」なのか。
俺は1年間うまくやっていけるのか。
当たり障りなく、失言をせず、下心を隠し、邪魔にならず、適度に気を利かせ、気持ち悪くない程度に好意を匂わせ、さりげなく自分をアピールするなどということが――
(無理だ、無理……)
『シンソウノイズ』橘一真
-----------------------------------------
これはほんの一例ですが、彼の彼女への想いが上手く詰まってある心情台詞だと思います。
でも、確かに私もtenkeyさんと同じく、疑問を感じる位には、彼の好意は不自然だと感じてたんですよね…
他人が「橘は雪本さんが好き」と言っていても何か腑に落ちないと言うか、奇妙な違和感を感じていました。
もしかするとこの時点で、私達は海原さんのトラップに嵌っていたのかもしれませんね(笑)

成程、tenkeyさんは「不帰」エンドをそう評価しましたか…
私も実は今考えている中で、2つ程、個人的解釈があるのですが、手短に説明しますね。
①真の意味で、雪本さんを好きになった
レビューでも述べたように、主人公が雪本さんの事を気になっていたのは、純粋な「恋」と呼べる代物ではなく、寧ろ彼女がいつも空想する死の夢想への「憧憬」に過ぎなかったと個人的に考えています。
しかし、この「不帰」エンドに至るまでにおいて、様々な真実が彼の誤解を解かせ、雪本さんが「普通の女の子」であった事が、彼の架空世界での最後の推理によって明らかとなります。
その、今まで抱いていた「憧れ」と呼べる感情を全否定した上で、それでも、自分は本当は雪本さんのことが好きだったと断言出来る
「憧れは理解から最も遠い感情」であるなら、その「憧れ」を無くせば、彼女の真の理解に近づける。
1つ目の解釈は、至極「真実の愛」的なルートですね(笑)
しかし、この解釈には、些か欠点がありまして…
これを選ぶとすると、それまでに至った、雪本さんの方を好きになったと言う描写が明らかに足りないのです。
6章が終わるまでにおいて、彼は雪本さんよりモモの方を好きになった事は、私のレビューからもゲームの内容からも見て取れます。
なので、最終章だけで「想い」を変えたと言うのは違和感が強いし、何より、その「雪本さんの方を好きになっていった」と言う表現があまり描かれていないのが、最大の難点です。
まあ、6章までモモに抱いていた好意が「幻想」だったとして、反論するという苦しい手も出来ますが、それだと2人の初めてのエロシーンについての説明がつかないんですよ…
いや、まあ、流石に私も彼を、モモを快感の為に利用した屑野郎だとは思いたくないのでね(笑)
まあ、もしかしたら私の見落としてる所や理解の間違えている所もあるかもしれませんので、絶対にありえないとは言えないと思います。
私も個別ルートは殆ど、このゲーム的にはBAD ENDだと思っている偏った価値観を持っているので、中立で見ているとはいえませんから…

②現実への恐怖におびえて、「ほんとうのきもち」を覆い隠した
正直言って、私はこっちの方が可能性としてはあるんじゃないかな…と思います。
エンドを決める選択肢において、雪本さんの方を選ぶと、水の上の世界についての言及が成されます。
そして、主人公は水上に行く事を怖がります、そこには彼の嫌いな「現実」「ほんとうのこと」「傷」が待っているから…
幼少期に受けた、彼自身にとっては忌まわしい過去の存在があったから…
その恐怖が「不帰」エンドでは「雪本さんへの想い」へと繋がって誤変換され、それが「モモへの想い」「仲間達への想い」「母親への想い」を覆い隠してしまったんだと思います。
レビュー内で語った、「反抗期」→「成熟期」へ至る道へ進むのを止めた…
すなわち、彼が「成長」する事を放棄した…
「不帰」エンドはそういう風に解釈も出来るかと思います(私としては、こちらの方が優勢ですしね)
この解釈だとさっき私が言った、個別ルートは殆ど、このゲーム的にはBAD ENDだと言う私の考えも補強されますから…
ただ、これも絶対にこの考えが正しいと断言出来る物ではなく…
彼が語った、雪本さんの寂しい本心に対して、彼女自身も衝撃を受けている事は事実です。
今まで作中で語っていなかっただけで、彼が真の意味で雪本さんを理解していたと言うのも不思議ではないと言えるでしょう。
あくまで、可能性の範疇ですが…

さて、以上なんですが、これで良かったんですかね(笑)
満足して、納得してくれたのなら幸いです。
もし、私の返しやレビューで、分からない事があったなら、遠慮せずコメント寄越してください。
自分、説明下手なので…
ではでは!!
soulfeeler3162017年02月04日

90シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~ (Azurite)
ものによっては、いつまでも今のまんまにしておきたいものがあるよ。そういうものは、あの大きなガラスのケースにでも入れて、そっとしておけるというふうであってしかるべきじゃないか。それが不可能なことぐらいわかってるけど、でもそれではやっぱし残念だよ。 → 長文感想(26300)(ネタバレ注意)(4)
総プレイ時間 : 60h / 面白くなってきた時間 : 2h
最新レス主人公は雪本さんが好きって書いてありましたっけ?
(他人が「橘は雪本さんが好き」みないなのはあったと思いますが)
好きだったのか?くらいの印象がありました。

雪本さん個別ルート「不帰」から、
雪本さん死亡時に主人公は雪本さんに恋してはいなかったが、
END時点では雪本さんが好きになっていた、くらいなのかなと。
tenkey2017年02月04日

75カノジョ*ステップ (SMEE)
【暫定評価】『フレラバ』の下位互換といった印象 → 長文感想(2159)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 16h
最新レス作画レベル云々の前に椎名のHシーンでの原画はまったくの別人にしか見えないと思うけど。
立ち絵とは似ても似つかないレベルで別人。
今作の原画のすべてが悪いとは言わないが、さすがにフレラバと同等とは思えない。
人によっては作画レベルは同程度かもしれないが、少なくともフレラバで立ち絵とはまったくの別人と感じるほど、ひどいものはなかったと思いますよ。
フレラバにも絵が崩れているものはあるけど、まったくの別人。誰だこれ?って思う原画と比べるのは疑問を覚える。
narukamiren2017年02月01日

85キミの瞳にヒットミー (戯画)
青春を模索するはみ出し者の部活劇 → 長文感想(218)(1)
総プレイ時間 : 18h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レス砂羽さんは別名義だと凄く有名な人だよmmuugg2017年01月31日

30Natural ~身も心も~ (フェアリーテール)
(GiveUp) 周回前提なのにシステムの不備が多い。同じ周回ですら同じ選択肢と文章を何度も見せられることに耐え切れない。4つエンドを見てギブアップ。長文は攻略の参考情報 → 長文感想(259)(ネタバレ注意)(3)
総プレイ時間 : 13h
最新レス>近年のゲームのシステムは親切

 まあユーザーの側はオートにすりゃ画面見て必要があればティッシュを用意するくらいなもんですからね(笑)。
ManOuterMan2017年01月30日

70こころリスタ! (Q-X)
コミュニケーションの大切さを説いたお話ですが主張はかなり声高。サポートツール・キャラの強引な手引きもあってやや押しつけがましい内容です。ヒロインの魅力も主張に散らされ、かと思えば推しキャラだけは妙にピックアップされていたりと、まるで作り手のやりたいことだけを詰め込んだかのよう。ビジネスライクな外見とは裏腹に、同人ゲーのような情熱を伝えてくるエロゲでした。 → 長文感想(6593)(ネタバレ注意)(6)
総プレイ時間 : 20h
最新レス おっと、すみません
 サジェストされていたのにスルーしてしまっていた……

>「こころナビユーザの成長した後日談は、一幕として認められないでしょうか?」
 認められると思います
 付け加えるなら、凛子の「物語」は『こころリスタ!』→『こころナビ』の間に隠れているような気がします
 あんなにツンツンしていた凛子に何があったのか!? ちょっと考えてみました

 ~例1:『こころリスタ!』が凛子シナリオ後だった場合~
 これは分かりやすいですね
 ツンツンしながらも実は甘えたがりの凛子なので、「ボクの子、欲しい?」とか思う存分兄に甘えまくった結果でしょう
 末永く爆発して欲しいですね!

 ~例2:『こころリスタ!』が凛子シナリオ以外の後だった場合~
 こっちは色々考えられますねー
 勇太郎が選んだのがフィンランド人のアイノだった場合、家にまで押しかけてくる彼女を可愛がってるうちに親友になれた――とか
 凛子がオンゲでドヤッてる11歳年上のフィンランド人を凹ませてた場合、家にまで押しかけてくる彼女をぞんざいに扱ってるうちに悪友になれた――とか

 ~例3:実は何も変わってなかった!~
 よくよく思いだしてみると、凛子って『こころナビ』でも年下には結構甘い顔してます
 悠斗から見て「勇太郎と仲よさげにしてた凛子」は、実は勇太郎から見れば相変わらずツンツンした妹だったのかもしれません
 末永く爆発して欲しいですね!
dov2017年01月29日

30Natural ~身も心も~ (フェアリーテール)
(GiveUp) 周回前提なのにシステムの不備が多い。同じ周回ですら同じ選択肢と文章を何度も見せられることに耐え切れない。4つエンドを見てギブアップ。長文は攻略の参考情報 → 長文感想(259)(ネタバレ注意)(3)
総プレイ時間 : 13h
最新レスいかんせん古くてゲーム性のある作品は自分には合わないようで。近年のゲームのシステムは親切になったと再認識するきっかけになりました。

純愛と陵辱を選べるのは良かったです。
naritato2017年01月28日

79キミへ贈る、ソラの花 (Cabbit)
繊細で工夫された演出、表現方法は高評価。優しい雰囲気を帯びた心温まる作品 → 長文感想(5317)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 20h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レスえ!?グランドルートとかあったの?と
これ見て初めて気付きましたw
ただ悲しいだけではなく優しさに泣かされる
そんないい話でした。
decisive2017年01月28日

70LOVELY×CATION (hibiki works(暁WORKS響SIDE))
ラブリーコールがこのゲームの肝だと思いますが、名前で呼ばれるシーンよりも「キミ」とかで呼ばれるシーンが多いのでキミコールだコレ… → 長文感想(2123)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 15h
最新レス確かに綾と瀬良にはもっと責めて欲しかったですね。ManOuterMan2017年01月27日

30Natural ~身も心も~ (フェアリーテール)
(GiveUp) 周回前提なのにシステムの不備が多い。同じ周回ですら同じ選択肢と文章を何度も見せられることに耐え切れない。4つエンドを見てギブアップ。長文は攻略の参考情報 → 長文感想(259)(ネタバレ注意)(3)
総プレイ時間 : 13h
最新レスまぁ古いゲームですからね。この作品がハード路線の先駆けだったような気もします。ManOuterMan2017年01月27日

94グレイメルカ(非18禁) (シニカルとレトリック(同人))
前半はネタバレなしの概要&良かった点。後半はネタバレ含んだ感想&キャラへの感想になります。このレベルでフリゲなことに脱帽の気持ちしかない。登場人物一人一人に語られる重厚なエピソードや絡みには、本当に恐れ入るキャラへの作り込みが感じられた。一年かけたストーリーというだけはあり、やってよかったと思えるくらいに面白かった。もしこの感想を読んでいただいて、ゲームに興味を持って頂けるほど嬉しいことはないです。(後半は6章を含んだ感想になりますのでご注意ください) → 長文感想(14114)(ネタバレ注意)(2)
最新レスこんにちは~こちらこそいつもお世話になっております。
同時に、熱い感想誠にありがとうございます!
こちらとしても感想大歓迎です。むしろ、こういった感想に対する客観的な目線による感想をいただけることで、どうして私がこの作品を好きなのか、どうしてこういった楽しく感想が書けたのかを、理解できるとても良い機会をいただけたこと、私からも感謝の気持ちです。

○本編の展開がすごいだけなら~

まさしく、残響さんがおっしゃるとおりのことを感じておりまして。
各エピソードの【出来事】による鮮烈さもさながら、そこで描かれるキャラ一人一人の考え方を作者自信が最後まで責任を持って描かれるからこそ、そのキャラはこの【出来事】で何を感じ取ったのか。何をその【出来事】から考え方を生み出し、歩き出すのか。
こういったプレーヤーに委ねられる【妄想】部分を、ストーリーもさながら、「会話」システムによって明かされるヒントによって、妄想が広がっていく。

ストーリー×キャラによってまさしく歴史(いのち)が作られるゲームであったと思います。
そこで骨幹となるストーリーがあるからこそ、キャラが生きているように感じられる。
だからこそ、そこでキャラの一人一人に意味を見出すことができる。
同時に、平和な日常の大切さが生きてくる。
本当にそう思います。


○紀伝体的な感想の書き方

私自身特に意識したことはなかったのですが、なるほど……とおもいました。
私の感想というか、エロゲに対する感想って、基本「このシーンめっちゃ良かった!どうしてこんなにこのシチュが良かったのか、このシーンはこの√でどんな意味があったのか」だったり。
「このキャラの性格のこういうところは素晴らしい。そこがわかるのがこのルートのこのシーン」
って書き方をたぶんしてるのもあって、シチュを並べる感想が多いのだと、自分自身のことながら感じています。

今回のグレイメルカにあたっては、このゲームによって描かれる「歴史(いのち)」の描かれ方が素晴らしく、この膨大でもあり壮大な歴史を感想で伝えたい!と思って並べたシチュエーションでもありました。同時に私自身、本当に一つ一つのエピソードが今でも思い出せるほど鮮明で、結果的にそれが全体を描くことになりました。


少しでも残響さんの考え方のお力になれたこと、大変嬉しく思います。
同時に、私自身、変な話かもですが、私自身が好きになれたと同時に、グレイメルカの作品がやっぱり大好きだなぁ、どうして好きなのかを考察できるよりよい機会でした。

簡単なレスになってしまいますが失礼いたします。
本当にありがとうございました。
merunonia2017年01月24日

94グレイメルカ(非18禁) (シニカルとレトリック(同人))
前半はネタバレなしの概要&良かった点。後半はネタバレ含んだ感想&キャラへの感想になります。このレベルでフリゲなことに脱帽の気持ちしかない。登場人物一人一人に語られる重厚なエピソードや絡みには、本当に恐れ入るキャラへの作り込みが感じられた。一年かけたストーリーというだけはあり、やってよかったと思えるくらいに面白かった。もしこの感想を読んでいただいて、ゲームに興味を持って頂けるほど嬉しいことはないです。(後半は6章を含んだ感想になりますのでご注意ください) → 長文感想(14114)(ネタバレ注意)(2)
最新レスどうもこんにちわ。いつも某所でお世話になっております。

merunoniaさん(この書き方は、エロスケ内ということでご容赦ください)の長文感想はほぼ読んでいたのですが、今日また、最新版のほうから順に、時間を遡って読み返していって、またこの「グレイメルカ」の感想を読んだのですね。
自分の悪癖……というか、これは良いのか悪いのかわからないのですが、「とくにプレイしてないゲームの感想を読みにいって、興味を抱き、プレイしてないなりの感想を書きつける」というのがありまして。今回もそれになります。
わたくしのなかではそれは
「批評文=レビューが、作品と関連しながらも、しかし自立してて、その中でテキストとして大切なことを語っている」
「かつ、その大切なことが、自分が今考えてることと共振している」
「そんで、レビュアーさんに対するリスペクトと興味の現れ」
ということで、しばしば「プレイしてないなりの感想を書きつけ」てしまうことになるのです。

ということで、「グレイメルカ」未プレイの感想で、大変恐縮ですが、しかしそれは、merunoniaさんのレビュー文章の自立性、ととらえて頂けたら嬉しいです。
また、そういう流れなので、ネタバレについても自分はおもっきし踏み込んだ「感想への感想」となっておりますので……もっとも、自分はすがすがしいまでにネタバレを気にしないひとではあるのですがw

なお、この感想はmerunoniaさんの感想をもとに書いていますが、
各所でmerunoniaさんの感想を、時系列・文章順番を入れ違いにしてミキシングしながら引用して、残響めは書いております。ご容赦ください。


●「本編の展開がすごいだけなら、80点くらいで点数をつけていたと思います。むしろ~」

これ、いわゆるテンプレレビューと、使っている言葉が逆ですよね。いわゆる「キャラゲー」では、「各キャラの作りこみはすごい」けれども「本編の展開が弱い」ということ。
えろすけでの感想文でもよく用いられる書き方ですが。
これはつまり、「ストーリーとキャラが相乗効果を出している」ということ。
ストーリーはキャラを主体(主役)として、理屈だっているのではなく、キャラの生きざまを物語の本質として描く。
キャラはストーリーという「避け得ない混乱の悲劇」のなかで、己の生きざまの誇りを貫く。
そしてストーリーは己の生きざまを貫くキャラにより、まさに魅力的なものとなってプレイヤーを引きずり込んでいき歴史の本流/奔流と化し、
そしてキャラはそのような怒涛の奔流のようなストーリーによって、「様々な戦争」のただ中で生きていく……。

「様々な戦争がありました」とまず書かれ、そののちに、怒涛の如くmerunoniaさんの短文フラグメントによる、
いろいろな戦い(そう、すべては「戦い」だったかと推察します)の端的な叙述。
なんだかまるで、歴史の伝記を読んでいるみたいですが、それもそれで、このグレイメルカで描かれているものは、まさに歴史の叙事詩です。その叙事詩をどう見て、プレイヤーは各々の「グレイメルカ伝」を紡いでいくのか、こそが重要なのだろうな、と思いました。

というのも、


●妄想(1)「妄想が広がるゲームは、良ゲーです。」

そのように書かれているとおり、「グレイメルカ伝」を書くのは、プレイヤーの義務ではありませんが、それでもこの歴史の叙事詩を語ることには意味がある、
というかせざるを得ない「妄想」をしてしまう、ということ。
それが、多くのキャラが出てきつつも、そのキャラすべてをmerunoniaさんのように記憶し、各キャラの生きざまを語らざるを得ない状況になってしまう、という。さぞかし、妄想を熱っぽくされたのだろうな、と思います。

merunoniaさんはどこまで意識していたのかはわかりませんが、タキトゥスや司馬遷から続く「歴史書」の書き方には、二通りあって。
ひとつは「編年体」。これはいわば、今までにあった「出来事」を年ごとに。クロノロジカル(時系列)に、「出来事」を連綿と叙述していく、というものです。歴史の教科書的に。
もうひとつは「紀伝体」と呼ばれるもので、これは「いろんな人物のエピソードを、エピソードごとに切っていって」叙述していく、というものです。

なぜこの二つのスタイルがあるかというと、どちらにもメリット・デメリットがあるのです。
編年体は、全体の流れ、構造はとてもよく見渡せます。それに対し、紀伝体の各シチュ……あっ、百合者としての言葉遣いが出てしまったw 各「エピソード」で切る紀伝体は、それだけに全体構造・流れが見通しにくい。
対し、紀伝体は、各エピソードで切るからこそ、人物が生き生きと描かれる。編年体の場合、その生き生きとさは……「小回り」がきかない連綿とした叙述形態だけに、ムズい。

何が言いたいかというと、merunoniaさんの今回……というか、およそすべてのレビューで「人物のシチュ、人物のセリフ」を引用しながら、個々のキャラを描き、ご自身の感想を述べていくスタイルは、この「紀伝体」のものにかなり似通ってる。
それがもっとも現れているのが、端的にキャラの総数が多く、またそれに対するコメントも必然的に多い、グレイメルカの感想だ、というのはわたしの読みです。

レビュー後半の各キャラ解説のところで、
「ほんとにこのひと、各キャラをよく見てるな!」と感心しました。失礼ながら、ところどころで言語化がおいついていない部分もありましたが、しかしその「わからないけど、この方向性なのだろう」という示唆もまた、面白かったです。ヘイントの「何か上を行っている」とか。

「また書きたくなったら書くかもしれません」

ええんやで(ニッコリ

「操作キャラ以外にも敵キャラもかきたかったのですが……疲れました……。」

ええんやで、書くんやで(鬼畜ニッコリ


しかし思えば、このゲームはSRPGでしたね。
そういうゲーム……各キャラの生きざまが、戦闘と相まって見えてくる、というのは、SRPGが見せるひとつの世界観なのでしょう。なるほど、人気が高いわけです、このシステムの。
そこで気づいたのですが、「このキャラにこのバトルシステム設定はねええええ!」というようなツッコミはされていませんね。それだけ、システムとストーリーの親和性が高い……というか、そもそもこのゲームシステムを使うからには、その愚はおかしませんか、そうか。


●妄想(2)

今回、merunoniaさんのグレイメルカレビューをこのように言及させていただいているのも、自分が長年温めている10mile(旧・Tarte)「カタハネ」の長文感想をどうするか、のヒントを得たような気がしたからなのですね。
自分にとってカタハネは、群像劇で、歴史もので、各キャラが歴史の奔流のなかであがいていって、そういうキャラたちが絡み合って絡み合って……というものでして。
それだけに「どこから手をつけていいのかわからない」。
ましてカタハネは自分にとって100点ゲーム。

でも、merunoniaさんの紀伝体的な「エピソードを並べることにより、全体を描く」
「そのためにも、各エピソードをいつも蒐集しておく」
ことの大事さを、改めて感じたというか。
……っていうか、そう書いたはいいものの、merunoniaさん、メモとってねえのっ!?
それでこれだけお書きになるとは……いやはや、記憶力の悪い自分には平伏ものです。(ドゲザー

シチュ、と先に言葉に出してしまいましたが、よき妄想のネタは、シチュの鮮烈あってのものです。キャラの魅力とともに。
それはこういうゲームがもたらしてくれる宝石でもあります。

>今思い返しても、本当に数多くの歴史(出来事)がありました。
それぞれの登場人物によって綴られた歴史がありました。
後悔、救済、遺恨、希望、それぞれの登場人物の歴史から、さらに各登場人物に派生された歴史がありました。


歴史は続いていく。Life goes on.(カタハネリマスター新OP)
たとえあなた(そのひと)が死んだとしても、歴史(いのち)はつながっていく。

>ご都合主義なんてものはないのが歴史。
 遺恨、復讐、すれ違い。依存しすぎた結果。使命感。

深い……。
それもまた、歴史の一幕。

さらにシチュ(エピソード)の話をすれば、会話システム、よさそうですね。
その人の素顔というか、また新たな視点が垣間見えるというか。それもまた、妄想が膨らむ……!

シチュは鮮烈さも大事ですが、それと同時に「さほど鮮烈ではないけど、意味がつけられるもの」も重要です。というか、意味をこちらから見出していく、というか。
その判断基準はどこからくるか?いうまでもないですね、骨太な物語そのものからです。また、これらの会話的フラグメントなシチュが、物語をさらに深く広いものにしていく。
それは、なかなかできるものではない……とは思うのです。
鮮烈さ、と、歴史的骨太さ。それを同時並行するのは、大変な労力がいります。
だからこその「本編の展開がすごいだけなら、80点くらいで点数をつけていたと思います。」
と最初に戻りますが、「ああ、よかった」で終わらなかった、熱以上の狂熱と突破力があったのだなぁ、
というか、自分が惚れ切った物語は、それをもとにしてレビューを書くべきだよなぁ、とか思ったり。

さらに同時に、「平時におけるかわいらしくも笑えるシチュ」と、
「戦乱における決意のシーン」の同時が必要で。
だからこそ、自分のカタハネ感想でも、百合萌えシチュと、悲劇の決意のシーンが必要であり、
そうだ、やはり百合シチュを収集しなくては!と熱き血潮の覚悟になるのでありますた(半分は冗句ですが……)

レビューの、妙な感想になってしまって申し訳ないです。
歴史ものSRPGの感想の感想、をこのように書いてしまって、ちょっとmerunoniaさんには困るかもしれませんが……

それでは、また。
残響2017年01月23日

40戦女神ZERO (エウシュリー)
(GiveUp) 欠点が多いため、先へ進まない。しかし、このシリーズに思い入れがあれば別だろう。ゼロから始めることをお勧めしない。 → 長文感想(769)(ネタバレ注意)(1)
最新レスなにこの感想ひどすぎw
批判するにしてももうちょっとまともなこと書けないのか

decisive2017年01月23日

80シンソウノイズ ~受信探偵の事件簿~ (Azurite)
シナリオかなり楽しかった。学園ジュブナイルのジャンル、フェアリーテイルレクイエムの海原望の次作として見て概ね期待通り。まぁでもシルキーズプラスの3作といいこれといいエロ方向頑張りたくない感じが伝わって来るのはどうにかならないのか。 → 長文感想(3706)(ネタバレ注意)(1)
最新レス>>というわけで私は終盤ラスボス気分でプレイし、一真に倒されてフッ…貴様は先に進んでいけ…って感じでした。
皆さんもどうぞラスボスに。

言われてみると確かにラスボス気分ですね。
物凄い納得しました。
ラスボスの方に共感している自分がいます。
ABS_9782017年01月22日

77きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月 (BaseSon Light)
文・倫こそ至高なり。ひれ伏せその他のカップリングどもっ。……みたいな闘争心とかのもろもろは、天使が羽ばたくとオフショアにさらわれて、彼女らへのまなざしだけそこに残っていく。安らかな距離の物語でした。 → 長文感想(12789)(ネタバレ注意)(4)
最新レス
>フジミ飛龍!
 実のところ、わりと父の薦めにしたがったチョイスでありました。しかしわたしがいざ組みはじめてから「これ思ったより難しいねえ。いやこのシリーズいくつか買ってはいたけど、中身とかあまり満足に見てなかったから知らなかったよHAHAHA」ぬかしおったのが積むだけモデラーの彼です。積むだけエロゲーマーと化しているわたしと、習性が完全に一致してます。最悪です。
 いやまぁ、模型屋において「たもんまるのくうぼがいい」と言い張ったのはわたしなのですけどもww やや自分の手には余ったものの、それだけに手探りする余地もふんだんに楽しめたので結果オーライでございました。説明書を読んでもいまひとつわからない箇所にあたって、資料をひっくり返したりするときなど、まさに "モデル" と触れ合う感覚があったような。ある種のエロゲ感想をつくるときとも同じ脳みそがムキムキしていた気がします。


 さて本題なのですが、門外漢のわたしが百合の本質をこの上とやかく言ったところで、まぐれ当たりはもう見込めなさそうです。
 なので今回、百合へのいざないを受けて、あたまでっかちな初心者なりに感じとった事をしゃべらせてくださいませ。わたしは「カップリング」といった用語にこだわり過ぎて、百合を思考実験として見ていたきらいがあったかも、といった所感になります。

 まずもって、残響さんのレスを読んでいて、妙に納得してしまった箇所がありました。
>>
百合者は「攻か受かで、そのキャラは異なってくる」という認識を普通にしているのですが、非百合者からはそれは「?」であるようで。
<<
ああ、なるほ…ど? わたしが投コメに書いた「カップリングごと別の世界観をもつようなまなざしは……」うんぬんの違和感の源は、まさにコレかもしれません。たしかに、非百合者のわたしからすると「?」であります。混乱して脳みそが左右に割れちゃいそうです。
 もちろんキャラの同一性というのは、百合者だけの問題ではありません。エロゲの複数ルート制も似た問題をはらみますし、エロゲヒロインがアニメやソシャゲへと出稼ぎに行けば、そこではしきたりや法整備が異なるゆえ軋轢も起こり、彼女のアイデンティティが疑わしくなっちゃったりします。ただそれでも、これらについての主/副はわりあい判りやすく、ゆえに同一性もまとまりやすく思えます。
 これに対して、百合においては、同人の土壌で育ってきていたり、カップリング掛け算という形式ができあがっていたりと、「攻か受かで、そのキャラは異なってくる」という認識がとても説得力をもっていますね。「文×倫」と「倫×文」の場合でキャラが異なるというのは、(わたしには意味が飲み込みにくいものの) 話としては明瞭であります。
 しかしながら残響さんご自身も、スポンティニアスであるか否かという留保をつけているように、たやすく割り切れる話でもないのだろうとは想像します。あるいは、(百合疑獄の案件なのか腐海での話かで仔細は変わるのでしょうけど) メジャー/マイナー、カプ違いやリバ許容における悲劇というのは伝え聞くところです。残響さんも『きみはね』続編が「既存カプを食い散らかす」ことをいくぶん懸念されていたりと、そのあたりはナイーブな問題をはらむようでして。攻か受かのカップリングごと、キャラが (完全相互独立に) 異なっているというわけでもないようです。
 あるところではキャラの同一性をあっけらかんと手放しておきながら、別のところではキャラの同一性に執着しているようでして、わたしが頭をひねり考えてみるなら、ここには矛盾があるように見えます。

 されど、そういったところで嘘をつき、糊塗して、矛盾を許容してしまえるのこそ、物語のありがたいルーズさですよね。あるいはそうした論理のもつれには、しばしばジャンルのお約束がべっとりからみついており、自己矛盾とはわかっていても愛着を抱いてしまうような。文のもつ天使みたいな小悪魔さへとわたしが惹かれてしまうように、あるいは、わたしを含め多くのエロゲユーザーが "没入型" と "観測型" をあっけらかんと切り替えつつプレイしているよう思われるように、物語というものは、そのなかに多くの矛盾めいたものを飲み込んでくれます。
 ここにおいては「攻か受かで、そのキャラは異なってくる」という認識をごく自然に飲み込んでしまえる残響さんと、それに違和感をぬぐいきれないわたしがいました。その違いこそは、これまで百合からしたたる水をどれだけ飲んで育ってきたかの違いなのでしょうか。わたしからすれば矛盾してごちゃごちゃ入り組んでるよう考えてしまうところにも、残響さんはスポンティニアスな手先の感覚だけでさっと線をひける。なんら自覚もないまま「"これ" は良い百合だ」と口をついて出てくる。それこそきっと、百合者たる経験のなせるところなのでしょう。

 そして、その自然と湧き起こるような感覚・経験の差というのは、言葉の説明ではいかんとも埋めがたく、伝えがたいものですよね。
>>
百合とは思考実験なのではなくて、スポンティニアスな「萌えの現場」感覚あってのものだ、ということを重点的に言いたかったから、です。
<<
 このあたり省みると、わたしはちょっと勘違いというか、頭でっかちに考えすぎていたのかもしれません。肩に力のはいった初心者として、音に聞こえし「カップリング」掛け算なるものや、残響さんのステートメントにある「まなざし」なるものを、(規範的な) 型として受け取りすぎていた。よく知らないジャンル世界へと立ち入るゆえに、聞きかじりの用語だけを頼りにして読んでしまい、四角張ったしきたりとして意識しすぎていたような気がします。
 (……や、実のところ、小難しいふうな話を続けているうちに、だんだん脳みそまわらなくなってきまして。より低きへと流れる水のように「あれ? なんかもっとふつーにプレイしていいっぽい?」という気分になってきただけなのですけどww)

 以前より、よそ者として百合界隈を目にしてみると、そこではときになごやかに、ときに刺々しく「倫×陽菜がよい」「いや文×倫こそ至高なり」そんなふうな話がされていました。百合者の方々はそうした「カップリング」掛け算をごく当たり前に使いこなしていらっしゃいまして。一方でわたしは、カップリング文化というものの精神はわからないし、なにやら神秘主義的な言葉にも見えるわけでして。
 そうした百合の国の言葉をたびたび傍目から眺めているうち、わたしはついつい、「カップリング」なるものが実在しているかのように錯覚していたっぽいのです。それはちょうど「シナリオゲー」なるものや「イチャラブゲー」なるものがあたかも実在しているかのように考えるタイプの、ものの見方です。まず理想の「カップリング」という全体像がいくつかあって、しかる後にキャラたちがそこへとハマったり、あるいはあえてハマらないことで逆張りの個性を出していく、みたいな見方。"はじめに神は言った、カップリング在れと"

 ところがこうして残響さんと話してみて、「精神性が高まったキャラの刹那に、永遠をみるから」というお言葉に頭をひねったりしているうちに、見方はくるっと転回しまして。
 どうもわたしが百合の国に入るにあたり頭を使って予習してきたのとは違い、カップリングなるものは予めには決まってはおらず、ひとつひとつ肉付けられる物語のうちから、女の子やシチュから、スポンティニアスに生まれてくるものなのかもと感じるようになりました。カップリングなる "決まった仕組み" というのは実在しておらず、ただそのお話での日常の言葉づかいのみがあり、シチュによって女の子たちがドキドキするとおのずと、そうなるのが自明なものとしてのカップリングが生まれていく。そんなふうに捉えるほうがすんなり『きみはね』もわかるように思えました。
 そしてなればこそ、残響さんのように百合物語を読み続けてきた人は、カップリングが自然かそうでないかを、あまりに当たり前な体感にもとづいて判るわけで。「攻か受かで、そのキャラは異なってくる」あたりでの矛盾めいたものを、自覚するまでもなく手先の感覚でさばけるのは、それが物語から自然と生まれていればこそですよね。

 ちょろっと百合エロゲをやって、残響さんおひとりとだけ話したのみですから、こうした捉え方もなんとなくの思いつきで口にしてみただけです。ただわたしの場合、カップリングの「キャラA×キャラB」という表記形式を非百合者として目にしているうち、いつの間にやら、それを物語を規範する言葉みたいに捉えていたきらいがありまして。『きみはね』プレイして、残響さんからお話を聞くうちに、カップリングはもっとずっと自然発生的なのだというふうに認識があらたまった、ような気がしております。
 「カップリング」なるものをちょっと知ってみたいくらいの百合ゲープレイだったわけで、それはいうなれば、外国人の物見遊山みたいなものでした。せっかく来日したのだから「ニンジャ」や「ガンダム」の本物を見てみたいくらいの気分だったのです。しかしそこでニンジャもガンダムも実在してないという事実に戸惑ったのち、いや私こそニンジャだった、俺がガンダムだと、ついには理解に至ったわけです。カップリングとはあくまで自分自身でもって手ずから妄想していくものなのですね。
 えらく初歩的なことがらを、もってまわった説明にしてしまいましたが、そうした当たり前のスタート地点からして、わたしには百合への勘違い (もしくは残響さんとの認識差) があったようです。このようなことは、いちいち聞かされても困惑なさるやもですけど、今回のわたしの所感となっております。



 さてさて。時雨についてなども少し。
 わたしは『Still a sigure virgin?』までを好んで聴いているので、どうもその偏食ぶりが色濃く出てしまいましたね。音楽についてはただもう残響さんから教わるのみですが、わたしのモヤッとした感覚を裏打ちしていただいたり、そこにとどまらない時雨/TKの魅力だったり、面白くレスを読ませてもらいました。残響さんも以前に同じような感覚を抱いていたとなると、ひょっとしたら、先々にはその感慨をわたしも後追いしたりするのやもしれません。
 『きみはね』感想において赤い靴のしあわせに注目したわたしなのですが、時雨については、そのシューゲイザー的な遺伝子が琴線にふれたりします。ノイジーな轟音ギターが流れ込んでくると副交感神経あたりから多幸感があふれでて、グダグダになって沈み込んでしまいます。あるいは以前に残響さんが紹介していた Dinosaur Jr.「Alone」あたりも非常に好みで (教えていただきありがとうございます)。轟音ギターが泣いて喚いて辺り一面をなぎ倒していった、そのフラットな静寂感が心地よくてもう浸りきってしまいますね。

 ところで、そんなふうにシューゲイザーなどを好むわたしの場合、エロゲにおけるサウンドスケープ的調和のひとつの例として、夏ゲーの空間にある、永遠にふりそそぐ陽射しの目眩を思い起こしたりします。
 あれです、蝉時雨です。金切り声の爆音をジージーと流し続けているだけで静寂を表現してしまうから、天然もののシューゲイザーみたく感じてしまうのですよね、奴らの狂騒。セミの声のSEというのは、あれのみで "ただひと夏の永遠" をひりつくほど感じさせられる、なんともずるっこいギミックとして物語で働いていると思います。雪がしんしんと音を消す様とは正反対の、音が間断もなく極大化していくうちにかえって意識できなくなってしまうところの浮遊感。あれを風物詩として聞き流すことができる日本人の耳というのは、なかなかどうしてナチュラルにおかしい気がします。
 前回に話したように、エロゲの冗長な音の空間がなんとなく慣れないわたしなのですけど、夏ゲーの雰囲気には没入していたくなる経験がわりかし多いです。そのひとつの理由が、セミの狂騒がもっているシューゲイザー的にドリーミィな平穏さ、それが性に合っているゆえなのかなと想像しております。もう少しいうなら、ただひと夏の恋を地で行くセミたちが、あまりにも当然にひしめき合って轟々たる日本の夏というのは、もとよりどこか仮想現実めいていまして。そのありようが、エロゲの音の過剰さやら、作品としての耐久性やらにはマッチしているように感じます。ジージー鳴り続けていく音の浮遊感のさなかでは、 ひと夏の恋とかいった足もとのしあわせだけを、じぃと見つめやすいのかもしれません。
 ついでに、それまで鳴ってたセミの声がふいに立ち消えることでホラー感まで出せるから、なかなか便利ですよねセミSE。などと昨夏に夏ゲーをやりながら思ってた記憶があったゆえ、音楽話にかこつけて語ってしまいました (残響さんのおっしゃるエロゲの本質たる「感覚」とはやや異なる気もしますが)。

 このようなエロゲに広がっているサウンドスケープについても、人の好みはそれぞれ千差万別ですし、またむりやり言葉にして語ってみれば意味がブレていきがちです。こんなふうに感傷に頼りすぎない批評的な分析もまたあるのでしょうが、それは難しいものですよね。
 けれどわたしなどの場合、残響さんのように音楽に造詣が深くないがゆえ、面の皮も厚いまま、こうしたノイジーな語りをより気軽にやってしまってる気もします。知らないとはおそろしきことでww 妄言多謝です。

 それでは。
Sek84832017年01月20日

最新レス優しさあふれながら、簡潔かつ明瞭にまとめられたレビューに感心させられたtgl2017年01月19日

77きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月 (BaseSon Light)
文・倫こそ至高なり。ひれ伏せその他のカップリングどもっ。……みたいな闘争心とかのもろもろは、天使が羽ばたくとオフショアにさらわれて、彼女らへのまなざしだけそこに残っていく。安らかな距離の物語でした。 → 長文感想(12789)(ネタバレ注意)(4)
最新レスこんにちわ。レスありがとうございました。今年もよろしくお願いします。

>模型話
フジミ飛龍!なぜ模型二作目にしてそんな難関をお選びなすった!ええい、スケモ先達には大変恐縮ですが、失礼ながらSekさんのお父上はなにをされておられたのかっ!あたかもそれはエロゲ初心者にのっけから難解な作品をぶっ込むようなもので……せめて同じフジミだったら艦NEXTシリーズか「ちび丸」シリーズ、もしくは1/700ウォーターライン(WL)シリーズを与えるなどして……とは思いましたが、しかし作りたいものを作るのが一番ですよね。エロゲと同じく。なにしろ模型は作ってナンボ。実際に経験値を積むことがナンボ。そういう意味ではSekさんは歩み出したのですね……この模型道を……!
と考えると、まさに本当の意味での胸が熱くなります。ちなみに超マニアック情報として、フジミの企業者の理念は「親子の対話が生まれるフジミのプラモ」なので、今回のSek父子のあり方は、まさにフジミの目指すあり方そのものだといえるのです。本当に。
改めまして、Sekさんが模型というホビー(趣味)に関心を持っていただき、お父上と並んで残響は嬉しいです。これは自分を振り返って思うのですが、つい我々のようなブッキシュというか、理屈とか言葉でいろんなものを言語化・理屈化さしてしまう人間は、こういった「手を汚して何かをリアルにつくる」ということをなおざりにしがちではあります。まあ、誰かに強制されて「つくる」というのもまた拷問ですが。でも、Sekさんがまさに「モノを加工する喜び」を改めて思っていただけたこと……そのきっかけとなったのが当方、だというのは本当にうれしい。
というか、Sekさん、やはりモノ作りのセンスがあるというか、実際二作目にして、フジミの飛龍……つまり「空母」を作られた、という。
空母は……仰るように、「やべえ先にこっちをやったら、もう艦載挺二度と取り付けられねえ……ていうかなんでこんなに取り付けにくいんだ、艦載挺取り付けパーツ!」といったりね。「甲板支え部分の鉄骨がー!ああっ、また角度ズレた!ああっ全体のフォルムがゆがんだっ!」といったりね。大丈夫Sekさん!これから空母制作の恒例行事、たのしいたのしい艦載機量産が待ってますよ!!
いやまあ、艦船模型あるあるはここまでにしてw でも二作目にしてそれだけのことが出来るというのは、もう「不器用」のレベルじゃないですよ。というか右往左往こそがまさに最良の教師ですし。アンテナ?多聞丸が見つける前に、伸ばしランナーとプラ棒でどうとでもなるねん!

(このあたりの軍艦の資料については、タミヤから出ている森恒英「軍艦雑記帳」(上下巻)が参考になります。というか御父上が持っていらっしゃるはず。
また、艦船模型の基本制作メソッドについては、仲田裕之「艦船模型の作り方 ものぐさプラモデル作成指南」がわかりやすいかと。というか御父上が(略))

全くエロゲと関係ない話をしてますがw、しかし本文につなげると、この「全体完成像のイメージ→細部のこだわり」というのは、以下の話にかなりつながってくる、と伏線を張って……

改めまして、前回のレスは失礼しました。なにしろ自分でも謎が謎を呼んでて、書いてて自分で混乱してしまい、ついにはSekさんに助けを求めるアリサマ。大変申し訳ない。
それだけSekさんの知性を信頼している、という証でもありますが、しかしレスをするからには、自分でも問うばかりでなく、ひとつステートメントを発しなくては、と思います。そして、Sekさんが実に丁寧にレスしてくだすったおかげで、自分がこれから述べる意見も明確になりました。ひとつのステートメントを発することが出来ます。これも、またSekさんにはお礼を述べさしてください。

では本題に入ります。今回はおおむね
・百合の局所的永遠性

・ノベルゲーの調和
について語らせてください。

●百合の局所的永遠性(1)「男性的終わりの感覚」

Sekさんが「百合は無時間性を尊ぶのでは?」と指摘されたのには、「……本質、言い当てられちゃったな……」と、しみじみ感服しました。
わたしは今回、それをよりラディカルに「永遠性」と言い換えますが(おゆるしを)、それは「しきたり」というよりは、百合がある意味、無自覚に(!)理想とする精神性、だと自分では考えています。
……っていうか、ここでちょい脱線しますが、このことっておれが自分の百合趣味HPで最後に描こうと思ってたことやねんw そのことを一足飛びにSekさんが銀の鍵を開けちまったもんだから……まぎれもない知性としてのSek8483氏におののきながら、しかし「鍵開けるのはええよww」というとこもないわけでもない。

きわめて神学的な話になるのですが……いえ、まずは具体例から語りましょう。アトラク=ナクアのネタバレをするのもアレなのですが、しかしあの初音姉様とかなこのラストはまさに「永遠性」の白き地平。「生まれ変わってもあなたとともに」を地でいきまくったものです。
そしてカタハネの、姫エファを継ぐものとしてのアンベルですが、これはそもそも姫エファの強烈な「殉死による永遠性(あまり「心中」とは呼びたくない)」を内包するものとしての、「これから歩んでいくふたり」であります。そう、「memories are here」が歌っているように「これは終わりじゃない」し「ハッピーエンドはここにある」のです。続いていくのです!
……っと、具体的とかいっときながら観念的ですがw、やはりおれは100点の百合作品を前にすると熱くなるな……! さて、このような傑作百合シナリオに「永遠性」への示唆がある、というのは理解いただけたかと思います。Sekさんあなたは正しい。

同時に、この永遠性を描くにおいて……これは残響の仮説ですが、永遠をただ永遠として描くのであったら、それは「永遠主題」という「えいえんの世界」を描くKey的手法になる……というのは、論理の帰結です。
ただ、百合の場合、一足飛びにそこまで行っているケースはそんなに多くない。
ここで、模型話に出てきた「全体と細部」を持ち込みます。すなわち、「スタティックな永遠性を指向する全体完成像的精神性j(揺るぎない完成像の精神)」と「ダイナミックな揺り動かしを常に必要とする、細部としてのシチュ」と言い換えることの出来るものです。
これは牽強付会ではありません。なぜなら、百合の場合、シチュにおけるダイナミック・スウィギンを求める、というのは前回書きましたが、それはドタバタコメディ、ギャグゲーの刹那を描くものではなく、あくまで「永遠性の美的精神性」を描くためのもの。
なぜ我々がシチュとして、物語を分割(微分)するかというと、「精神性が高まったキャラの刹那に、永遠をみるから」というふうにいえます。ああ神学的だ。
「まなざし」ひとつにしても。「おねえさま……」の思慕の瞳がみるものは、おねえさまであると同時に、永遠性への接続なのです。ふたりはここでひとつとなる。
よく言われることに、「こっち(鑑賞者)側をまなざしているのは百合じゃねえ。百合は二人同士でまなざしあってるのが百合なんだ!」という主張。わたしもその徒です。これは、上の路線を拡大すれば、すぐに納得はできます。永遠性を求めているのだから、鑑賞者の欲望なんて、どこ吹く風です。

そう考えれば、Sekさんが仰る「男性的終わりの感覚」というものは、はじめから百合は指向していない。ただそこには「シチュによる、一応の時間の区切り」があるだけ。
さて、そこから村上春樹「意味がなければスイングはない」の話になりますが、これSekさんも読まれてましたか。だとするなら、自分がスタン・ゲッツを引いたのはここからだ、というのはバレテーラ!ってとこでしたねw さすがや……。あ、「ディズ・アンド・ゲッツ」気に入って下すってよかった。あのソロバトルはロック者にも訴求すると思うのです。

では話が早い。同じ村上春樹の本で『走ることについて語るときに、僕の語ること』はもうお読みになられましたかね?
ここで後半以後に書かれている、「サロマ湖100kmマラソンの話」ですが、村上春樹はこの「ちょっと異常な(100km!)ジョギング体験」において、ある哲学的ともいえる「精神ゾーン」に入った、と述懐しています。

ーー「終わりというのは、ただとりあえずの区切りがつくだけのことで、実際にはたいした意味はないんだという気がした。生きることと同じだ。終わりがあるから存在に意味があるのではない。存在というものの意味を便宜的に際だたせるために、あるいはまたその有限性の遠回しな比喩として、どこかの地点にとりあえずの終わりが設定されているだけなんだ、という気がした。」

つまりSekさんがおっしゃる「男性的終わりの感覚」ですが、これはある種「ゴール」の感覚、と言い換えていいかもしれません。ピリオド、虚脱。それはまるで村上春樹が「マラソンレースのゴールのときは【達成感と、もうしばらくはいいや的感覚】がある」と述べているように。
その期間限定性は、限定されているからこそ濃密で、鮮烈でもある。対し、百合は、シチュという形で「とりあえず終わり」が設定されているけども、本質的には永遠性への接続。

この差異は何かな、と考えたら、やはりそれは「まなざし」にあるのかも、と思いました。つまり、前に述べた「百合っぷるはお互いをまなざすことで完結している」というやつです。そのまなざしあいには、終わりがない。永遠性です。時間を超越している。

●百合の局所的永遠性(2)「村上春樹のspontaneity」

百合論として抽象的な方面にいったので、きみはねに戻しますと、きみはねの場合、ある種「シチュの寄せ集め」的な感じはしませんでしたか? そのあたりSekさんは

>やや不自然にイベントを小刻みカットする傾向がありました

と称しますが、これはある種、この百合表現の欠点なのかもしれません。シチュの連続体、という観点は、百合者からしてみれば、「ああこれこそ!」といえるものなのですが、しかし「連綿とした物語」を指向するとなると……いや、Sekさんのプレイ傾向からすると、この「シチュの連続体」的物語にも、かなりの親近性を持っている、とわたしは推測しているのですが、それでも「一本筋の通った物語骨格」が今作の場合、普通のエロゲ(ヘテロエロゲ)に対して弱い、というところは納得です。

やおい、という言葉があります。山なしオチなし意味なし。これはこの「連綿とした物語」とは対極にあるものとしての揶揄、な言葉かと思います。やおいと百合とは、ほとんどブラザーのようなもので。ただ対象が男か女か、というだけの違いで、精神性的にはかなり近しい。その路線で考えてもいいのですが、まあ本題からはズレるので割愛。

さて、村上春樹のあたりに戻ります。
スポンティニアス、ということですが、村上春樹はよくこの言葉を用いますね。それはしばしば村上が語っているように、彼がもともとジャズ喫茶/BARの経営者だったから、という、肉体労働のひとであって、文壇という「理屈重視」な非肉体性の世界にいまだに慣れない、というあたりからも、「自分はスポンティニアスに肉体的なものを指向してしまう」というふうによく言います。
模型の話ですが、これもある種肉体性ですよね。手先性、というか。この手先、は、「ちょろまかす」という意味合いでなく、「手を動かしてモノを作るリアルさ」という意味合いでありますが。どちらにせよ、それは「現場主義」。スタン・ゲッツが理論でなく、ライヴの実際でバリバリ吹きまくる、というのと同じ。
そこには作為はなく、あくまで自発性のみがある……というのがスポンティニアス、の意味と思っていますが、同じくSekさんもそのように定義されておられていますね。

我々百合者は、キャラを論じる際に、そのキャラがどのような「立ち位置か」というのを云々します。攻と受の話です。
これはある方から指摘されたのですが、百合者は「攻か受かで、そのキャラは異なってくる」という認識を普通にしているのですが、非百合者からはそれは「?」であるようで。
ただ百合者も、この攻/受が、そのキャラのspontaneityとは異なるところで、むりくり妄想する、ということまでは好んでない、かと思うのです。いやまあ、結構無理に妄想しているひともいるのですが、それは広範の支持はやはり得られていません。
あくまで、そのキャラが自然に、攻性や受性を出すということ。それはすなわち、そのキャラやカプの「物語」にかかっている、ということです。Sekさんの言葉で言うなら、

>とてもその人らしい動揺であるということ。

です。

わたしのきみはね感想で、

>結局のところ、カプとは、カプの裏にある「物語」をいかに楽しむか、が醍醐味であり、カプそのもののコンセプトを達成しないところに、百合物語の愉悦はない。

とまで断言したのは、百合とは思考実験なのではなくて、スポンティニアスな「萌えの現場」感覚あってのものだ、ということを重点的に言いたかったから、です。
それが「しきたり」風に見えてしまって、非百合者に「百合ってめんどくせえ……こわそう」と思わせてしまうのは、これは百合者の罪かな、と。だからこそ、わたしは「百合へのいざない」を書きたかった。

かなりこの項が長くなってしまいましたが、最後に、

●百合の局所的永遠性(3)「細部のダイナミック・スウィング」

シチュを動かす、ということは、シチュという枠組みそのものを「永遠化」さしてはいかん、ということです。シチュの枠組み自体はテンプレかもしれませんが、そこには生きた時間性……スイング、がなければいけない。なぜなら、シチュによって少女たちは「ドキドキ」するわけです。

(このあたり、常に驚天動地のドキドキがあるか、というと、それは過度に一般化は出来なくて、最近の百合では、わたしの言葉で言えば「ぐだぐだ百合」とでも呼ぶべきダウナー性を積極的に持ち込んだ百合シチュがあります。ですがそれも、表面上はグダグダでも、奥底の熱い百合精神あってのことであり、静かに、大きくグルーヴ・スウィングしている、と言うこともできます)

永遠性はスウィングする必要はないですが、しかしシチュはスウィングする必要がある。それを端的に述べたのが「キマシタワー!」という言葉なのでしょう。おれこの言葉好きじゃないけど、しかしその「言い当て」は確かなものでしょう。



●ノベルゲーの調和(1)ポストロック・サウンドスケープが語る「風景と言葉」

Sekさんは……やはりポストロックの徒でありましたか……!
そういえば、vostokさんのブログで、最初にわたしにコンタクトしてくれたとき、わたしが以前に書いたポストロック記事を言及してくださいましたよね。
さて、凛として時雨ですが、たしかにわたしのフェイバリット・バンドです。
Sekさんがおっしゃる「平坦な抑揚をもって単調に繰り返す歌詞」……わたしも、実は2009年時点で、それと同じことを思っていました。
もっともわかりやすい例としては、「Sadistic Summer」ですね。延々と345が「さらわれたいなつーさでぃすてぃっくさまー」と歌うループ。それがじわじわと体温を得て、それでもやっぱり冷たい感触で。初期の凛として時雨は、その傾向があります。

ですが、ちょっとそこからわたしは、考えを改めることになったのです。その萌芽は、2009年の年末に、わたしのTwitterで、

>凛として時雨の歌詞は、音に乗せるための刺激的な言語イメージ/言語遊戯に終始すると思っていた。
>ところが昨日「Telecastic fake show」の歌詞が、実に今の自分の境遇にぴったりだ、としみじみと感じ入った。
>だから時雨の歌詞を今一度よく読んでみようと思う。そこには「伝えたい意志」があるように感じられたのだ。そして、今までそれを感じられなかった自分の不覚を恥じよう。

と言っていました。

いわゆるポストロックの歌詞は、音楽に「乗せて流す」という傾向があります。村上春樹が「村上ソングズ」でR.E.Mの歌詞を「歌詞の内容がファジー/意味を正確には把握しがたい/適当に言葉を重ねて流れていればそれでいいんじゃないか的な」というふうに述べているように。自分も、時雨の歌詞はそういうものだと思っていました。だから、「Still a sigure virgin?」までの時雨/TKの歌詞については、Sekさんと同意見です。

ところが……それ以降(つまり、「abnormalize」以降の、アニメタイアップ楽曲以降)の時雨の歌詞は、より「何を言っているかが明確になってきている」というか……もちろんそれは「タイアップありきの、世界観ありきの楽曲だから」ということではありますが、今までよりは意味内容の物語の流れがわかるようになってきた。少なくとも「テレキャスターの真実はレスポールの残像だ」なんていう暗号じゃないw(アレほんとどういう意味なんでしょうね)

それを痛切に感じるように……つまりTKの「詩人」としての意識を感じるようになったのは、あるいはソロ作(TK from 凛として時雨)の楽曲なのでしょう。とくに弾き語り……Sekさんはもう聞かれているでしょうが、例えば「tokio」における「馬鹿みたいだな この場所は」とか、「罪の宝石」における「頭の中には触りたくもない罪の宝石 いつのことだろう からっぽにしたいのはいつのことだろう」という、詩人の痛切な感情。
……とまあ、Sekさんに異議を唱えた今回ですが、それもSekさんのおっしゃることがよくわかるからこそ、そして自分がTKを好きだからこそ、このような書き方になりました。

あ、またきみはねからズレてるw しかしもうちょっとポスロクについて話をすれば、いやはや、マイブラやtoeがここで出てくるとは思いませんでした。アンタも好きねぇw
マイブラ、ビリンダ・ブッチャーのあの声でもって、浮遊感溢れる歌い方を、ケヴィン・シールズの轟音に乗せてやられると、もう唯一無二ですよね。また、toeの場合、voはむしろ「楽器の一部」ですね。
ところで、こういった「歌詞を音楽に乗せて【流す】」というのは、「楽器の一部」としての効果もありますが、同時に「サウンドスケープを構成するため」というふうにもとれます。時雨も、マイブラも、toeも、モグワイも、MONOも、シガー・ロスも、ソニック・ユースも、ワールズ・エンド・ガールフレンドも、みんな「サウンドスケープの構築」を何より追及するバンドです。
「音が語る言葉、風景」というか。あるいは、歌詞はそんな「風景の言語化」というか、手がかりというか。心地よさと、思索性と。
それは、確かにきみはねの百合空間と通底しているものかもしれません。

全体像がぱっと開け、静かな眺望がひらけてくる。というSekさんの言葉は、百合の永遠性と通じている。確かに通じている。そのスタティックさが。
そうか……ポストロックは百合だったか……!(残響は狂っていた

さて、心地よさ、について、短いですが、とても申し上げたいことを。



●ノベルゲーの調和(2)わたしはそれを愛しているのだ

そう、そのサウンドスケープ的調和。これはエロゲという、音と言葉と絵という、三位一体の表現形式が作り出す「空間」であります。まさにerogamescapeです。
なんというか「エロゲをやっているなぁ」的感覚。これこそが、まさにエロゲ体験であり、ノベルゲーム体験。
それは、没入型と観測型の違いはあれど、この「感覚」こそがエロゲの本質ではないか?と思っています。
わたしはそれを愛している。

このことについては、あまり語りすぎてもアレなのかもしれません。結局「ノベルゲー/エロゲって、こういう感じだよね。それっていいよね」をパラフレーズするだけかもしれません。
もちろん、語ることに意義はありますが、それも「プレイすればわかるよ」の領域ですから。
でも……わたしは、それを愛している。
より頭のいい人が、批評的に分析してくれたら、それはそれでありがたいのですが。わたしはそういう分析を尊敬します。
しかし自分にとって何より大事なのは「この感覚に浸ってたいな」ってことです。
ああ、エロゲ/ノベルゲーって、いいものだな、っていう。



●おわりに
最後となりましたが、こちらこそ、百合というものに関心を抱いていただき、ここまで考察してくだすって、うれしく、誇らしく思います。
さて、完全版・続編パッケージですが、ひとつ懸念していることがございまして。
「天使」の現実化ですが、さて……既存カプを食い散らかすことにはなりはしないなっ!?と、他のきみはねプレイヤーと話して、気づいたのです。
それをされたらぼくはものっそいヘイトしますよw わたしはきみはねに87点つけましたが、こんなことされたら50点にしちまいますよ!
もちろん、このスタッフがそんな鬼畜をするとは思いませんが、さて、「天使」はどのような新たな恋模様を作ってくれるのか。
考えられるのは、
(1)三人の恋のアシスト
(2)寮母さんとのラブ
(3)三人がカプを形成しなかった、という前提にたって、三人と天使がそれぞれカプになる続編大ボリューム

……(3)はないかな。だって本編と完全矛盾になりますから。
でも、「天使」が現実に堕天して、さてどのような幸せを「当事者」としてつかむか、というのは……読めません。
なんにせよ、これは見届けなくてはならない……っ!

あ、それと、Twitterの件については、これは自分の不徳のいたすところです。
把握してくだすってありがとうございます。自分が衝動的にやらかしてしまったことで……
まあ、ぼちぼち、マイペースで、いきたいと思います。軸足は、過度なSNS的のめりこみではなく、こうした長文というのが、自分の主戦場だと思いますから。

今回も、長々失礼しました。何かしら、拾ってやっていただけたら幸いです。
それでは。
残響2017年01月18日

70こころリスタ! (Q-X)
コミュニケーションの大切さを説いたお話ですが主張はかなり声高。サポートツール・キャラの強引な手引きもあってやや押しつけがましい内容です。ヒロインの魅力も主張に散らされ、かと思えば推しキャラだけは妙にピックアップされていたりと、まるで作り手のやりたいことだけを詰め込んだかのよう。ビジネスライクな外見とは裏腹に、同人ゲーのような情熱を伝えてくるエロゲでした。 → 長文感想(6593)(ネタバレ注意)(6)
総プレイ時間 : 20h
最新レスパンドオラはいいですねぇ...副次要素で楽しんだ私がいうのもアレですが。
uni先輩万歳。けど旧作ヒロインにまつわるアレコレが物議を醸し出しそうでもあり。
いつもどこかでエロゲの常識を踏み倒してるイメージあります、Q-Xって。
アイノと真姫は主人公が手を引いて世界を広げてていく様が温かかったですね。それ
以上を求めるのは汚してしまうようで、というのはわかるような気がします。メルチェの
フェラ表情にえっろいなー思った私が言うとやっぱりアレですが(だいなし


あと前回レスで恐縮させてしまったのはなんと申しますか、うん。色々すんませんw
「コアなファンの多い作品に敢えて異議を挟んだからには覚悟はあったはず」という
のはその通りでして。ただその覚悟が殴り合う方ではなくジャパニーズDOGEZAだった
といいますか。

先のレスとやや被りますが、私は感想において作品の正当な評価より自身の所感を
優先させています。レビューではなく読書感想文。なので他の方からいただいた反証
に対しては、よほど自信がないかぎり「変なもん見せてゴメンね」「そういう見方も
できるよね」と白旗上げたり躱したりです。
(堀を埋めて一突きされたら即死できる脆弱意見だからガチでやられると手も足も
出ない、っつーミもフタもない事実もありますw)

なら言葉の強さをどうにかしろよって話なのですが、表現力の乏しさから声高にする
他に熱量を上げる言葉を選べない次第でして。書いてる身としては作品と自分の1対1。
同じ立場の方へ向けておらず、しかし公表している以上そんな言い訳が通るわけもなく。
面目次第もございません。

作品や作り手を愛する方々に、良しにつけ悪しきにつけ影響を及ぼしやすいことも自覚
しています。(ここ最近だと『MYTH』『ローズガンズデイズ』がその両極でしょうか。)
Q-Xも例外ではなく深く愛されたブランドです。悪しに書き気分を害された方がいらした
のであれば、さりとて自論を取り下げるほど人もできておらず、ただただ頭を下げる他
ありません。

最初いただいたコメントに謝罪から入ったのはそういった経緯からです。なによりも、
押し付ける気はなくともそう読めたのは私の落ち度ですしね。ですのでどうぞお気に
なさらず。今までと変わらずご指導ご鞭撻いただけますと之幸いであります。
(訳:めんどくさいヤツだけどかまってー)

そうそう、最後に蛇足というか藪蛇にもなりかねないんですが、ワタクシ実妹本番を
否定する腹づもりは全くにございませんゆえご承知おきをば。対象作品を狙い撃ち
するまでではないにせよ、ふつにープレイしますし。改めて読んだら全否定してん
じゃね?とちょっと怖くなったので言い訳ですw



では本題に。
以下、作り手の本意は不明であることを前提とした回答です。インタビューやコメント
などを追えばあるいは白黒つけられるかもわかりません。用いるかの判断はdovさんに
お任せします。

ご指摘の通り私は作品自体と向き合うスタイルが多く、外部事情などを鑑みることは
(自身のアンテナの低さもあって)ごく稀です。一次資料を有するアーカイブも存じ
上げませんし、手に入れたとしても下手に扱い場を汚してしまうのも憚られます。
ゆえに今回も触れておりません。

ですが用いることで新たな視座が開けたり、あるいは有益な論が得られるようで
あれば、その旨ご提示いただければ幸甚です。ていうかブン投げてしまってホント
スミマセン。作り手の真意を求めないスタイルも考え物ですなぁ...。
あ、ソフ倫の件はさすがに知ってましたよ!



◆ソフ倫について
制限ゆえの利点と制限から解放されたメリット。どちらに主眼を置くかって話ですよね。

近親相姦制限から解放された「きゅーぽん2」が本当に書きたいものだとする見向きには
首肯です。対して私は、ナビ凛子ルートは本番0回だから書けた最高の実妹シナリオと
評しました。ただ言い換えると、生本番を欲したユーザのために仕方なく同人で用意した
とも取れるし、ソフ倫制限があったからあんな本番なし展開になった、とも取れます。

私がナビ感想で引っ張ったセリフ群も、ご指摘の通りヤっちゃう寸前だったとも解釈
できます。一方でAnother.VerはあくまでアナザーでIFルートだし、そもそも同人誌は
商品ではないと切り捨てることもできる。お互いボコボコでなんかえらい不毛ですが、
そういうことなんだと思います。

そんな懐の深さを持っている『こころナビ』を好ましく思います。ツールとしての
こころナビ自体も最初こそ押しつけがましいけど、後半は「君の自由にしなよ」といわん
ばかりの突き放した優しさをも併せ見せてくれます。その最たるがバッドエンドの存在。
エンドロールこそ流れないものの、恋が実らなくても得たものはそのままに日々は続いて
いくのですよね。

「作り手の不慣れで中途半端に終わったからあいまいになった」とも取れます。ですが
元よりふんわりとした優しさの伝わる物語です。なればどちらとも取れるよう前向きに、
というのが私の考えです。



◆「リスタ凛子には物語がない」とのご指摘

 >というかアルファルートは事実上の凛子アフターでしたし。

という自感想からの引用をもって自論とします。

ご指摘の通り凛子の成長要素がない以上、他ヒロインと同列に語るのは無理があります。
というかそもそもルートにない時点で強引です。当たり前のようにエロもないですし。
(いやまぁ本番エロあったらそれこそ由緒どころの騒ぎじゃなくなるんですけどw)
しかし、ナビ凛子ルートをかように受け止めた私としては

「こころナビユーザの成長した後日談は、一幕として認められないでしょうか?」

とサジェストします。
『こころリスタ』はこころリスタユーザの物語である。確かに物語的にはそう取る
ことが「当たり前」であり、ある意味物語としての「常識」です。しかしここまで
前作『こころナビ』を引き継いだ作品です。であれば、前作を経て成長した凛子の
その後を、もう一つの物語とする見向きもあっていいのかなと。

もちろん正規ではありませんし白黒でいえばはっきりと黒です。受け入れられない方も
少なくないでしょう。広報的な事情もあったのかもしれない。けれどその上で、世間には
認められない兄妹恋愛が本人たちの間のみで肯定されるように、リスタ凛子も認められて
いいのかなと思うのですが、いかがでしょうか。


...しゃらくさい野郎ですねamaginoboruは!テーマに乗せて提案とかマジ汚い。

ですが選択肢の棄却を、「楽しい」の可能性が潰えるのを惜しんでいるのは本当です。
個々での否定は当然あるでしょうがそこは解釈1つ。「メインを食っちゃった」は
さすがにいいすぎかもですが、解釈の増加は作品の価値を貶めるだけではないでしょう
から。肯定・受容は厳しくとも許容をいただければ、といったところでしょうか。
まぁでも、ダメならダメで仕方ないですけどね、うん。


そして感想本文で強く推しているのは作品に対してであり、ユーザの皆様に対して
ではない旨を再三ではありますが付記します。私自身リスタ凛子を脇役とする見向きが
正だと思いますし、否定する意志は全くにございません。凛子の起用が広報・圧力に
よる結果という見向きに対しても同様です。

そして感想を読んでいただいた方々に同意を強いることもありません。ですがご一読
貰ったことで別視点が僅かなり築かれたのであれば、それは私の本懐とするところで
あります。dovさんのコメントレスにおいて、自論に幾ばくながらも共感あるいは得心
いただけたこと、とてもありがたく思っております。



◆『こころリスタ!』の息苦しさ
ナビとリスタの比較、まさにそうなんですよね。勘所は異なるかもわかりませんが、
私もdovさんが挙げられた3ヒロインがありがたかったなと。凛子はいうまでもなく、
小春の個別もナビじゃない本人の意思が見えて好みでしたし。そして何よりみまり
姉さんですね。惟神の教え。

対して『こころリスタ!』は『探し屋トーコ』の空気が近しいなと。かの作品も思想が
一辺倒で、わかるけどちょっと強要しすぎじゃね?とツッコみたい気持ちがありました。
ってーか実際ツッコみましたw

ただ言い換えればリスタはテーマが明確でナビは漠然として薄味、とも取れます。
何より商用エロゲとしての完成度はリスタのが遙かに高いですし、そのあたりは
承知しているつもりです。
amaginoboru2017年01月17日

80メイジの転生録(非18禁) (unbreaktell(同人))
メイジストとなった者の感想を見ては書かずにはいられない。時すでに、WRITE!!!!!!! 前置きは無粋・・・!!!!!!!! → 長文感想(595)(2)
最新レスすっぜ、感想……

すっぜ、レス……

すっぜ、運命交差……!


まさかエロスケでメイジ語りすることになろうとは。

>同人作品はプレイ人口がそう多くはない割に作品の数はめっちゃ多いので(良いことではあるのですが)
>素晴らしいからといって有名になってすぐ目に付く、とは限らないんですよね。

確かに……なんですがこういう作品はカルト的な人気が本当にすごくて、どこかのフリゲランキングでは1位とか2位とかとっているので、まだ見つけやすい部類にいるのが幸いですね。
なにより強烈に人を惹きつける作品って、やった人の感想に熱が入るっていうか……こう……色が違って見えますよねw

次回作の百騎録はエクスハティオ先生だし普通に楽しみになっていてすっかりファンの一員ですわ……。
meroron2017年01月17日

最新レス私は体験版しかプレイしていませんが、
明確な殺意やそれに代わるものを抱いていたのなら事件が発生する前に主人公は能力によってそれに気づくはずです。体験版の内容ではそういう描写、伏線のようなものがなかったのでどうなるかと思っていましたが、
事故だったとはw まぁ整合性は取れていますね。
decisive2017年01月16日

最新レス情報ありがとうございます。どうしようか考えていたんですが、これで買わない事に決められました。ManOuterMan2017年01月14日

70こころリスタ! (Q-X)
コミュニケーションの大切さを説いたお話ですが主張はかなり声高。サポートツール・キャラの強引な手引きもあってやや押しつけがましい内容です。ヒロインの魅力も主張に散らされ、かと思えば推しキャラだけは妙にピックアップされていたりと、まるで作り手のやりたいことだけを詰め込んだかのよう。ビジネスライクな外見とは裏腹に、同人ゲーのような情熱を伝えてくるエロゲでした。 → 長文感想(6593)(ネタバレ注意)(6)
総プレイ時間 : 20h
最新レス こちらはamagiさんのご返信に対する直接的なレスです


 私が感想レスに書いたことは、「ご自身の好みを『べき論』にまで引き上げてしまうのはよろしくないのではないか」という点に集約されますので、amagiさんが同じように考えていらっしゃることに安心いたしました
 その上で、amagiさんの感想及びご返信を拝見して思ったこと・感じたことを書かせてください
 例によって半分自己語りになってしまいますので、返信なさらなくても結構です
 もちろん頂けたら嬉しいのですけれども


 さて、以前よりamagiさんの感想に対して「作品そのものを純粋に見る」という印象がありました
 例えば今回の場合、私が「凛子はそれほど強く本番忌避をしてない」と捉えているのに対して、amagiさんは凛子が勇太郎と最後まで致さなかったことに強い思い入れを見せていらっしゃいました
 この判断において、私には「当時ソフ倫は近親相姦描写を禁じていた」という事前知識からの予断が入っています
 その結果、凛子の本番行為忌避にも(まぁそう言わざるを得ないよねぇ)という感想になりましたし、「きゅーぽん2」を読んで(やっぱり凛子も制作者さんも本当はヤリたかったんだね)と思ったわけです
 むしろ規制の中ギリギリまで攻めたのがあのシナリオとさえ思っています。なのでソフ倫規制が解けたら当然ヤるでしょう、みたいな感覚で凛子を眺めていたんですね(※)

(※)
 もちろん実際に『こころナビ』をプレイして、凛子の「見知らぬ他人とネット上でセックスする」「リアル・ネット共に性行為は彼女側から求めてる」「突っ張ってる割に勇太郎の言いなりでチョロい」「ルートに入ると彼女の勇太郎への感情が割と暴走気味」といった描写から、「この子実は危ういしドエロでチョロい」と私が理解していることが直接的な理由です。「親を泣かせてまでやることじゃない」て凛子の台詞を、私は「まーた突っ張ってんなこの子。勇太郎に求められたら、いやむしろ求められなくても自分から陥落しちゃうくせにぃ~」って感じに見てましたし、ルート終了時の勇太郎と凛子は、現実で本番行為に至っちゃう秒読み状態にしか見えませんでした(→そしてきゅーぽん2へ)
 加えて、確かみまりも最初「巫女だからエッチはNG」みたいなことを言ってたはずですが、結果は中出しバンバンだった! ――というのも補助的な理由になります

 amagiさんの場合、そうした予断を廃して作品の凛子ルートそのものを、ただそれだけを見て「幸せになる努力を怠らなかった」と評価していらっしゃるように見えます
 別にどちらが正しいとか間違っているとかではないと思いますが、こうしたスタンスの違いは他の作品の感想にも現れていましたし、とりわけ今回は強く表れるカタチになったと思います


 amagiさんとは異なり、私は『こころリスタ!』における凛子が「7人目のヒロイン」とまでは思えなかったのですね
 彼女の出番は確かに多かったですが、彼女には物語がなかった――つまり彼女自身が「変化した」「簡単には手に入らない何かを求めていて、作中でそれを手に入れた」ということは特になかったと評価するからです
 この観点から言えば、『幻月のパンドオラ』の由緒の方がまだヒロインと呼べたとdovには思えます。彼女は変化しましたから
 さらに言ってしまえば『幻月のパンドオラ』のアレを「『たいせつなうた』ではソフ倫のせいで由緒とエッチできなかったことの溜飲下げたんじゃ」「文樹が由緒にやったことも充分"兄妹の恋愛"に対する冒涜なのでは(由緒ファン発狂モノだ)」などと思ってたりしますがそれはさておき
 私としては、凛子の出番が多かったことにむしろ外部事情の方を考えてしまう。例えば「凛子出せって関係各者の圧力相当あったんだろうな」「予算不足のせいで、この子に広範な役割を担わさざるを得なかったんじゃないかなー」といった具合です
 もちろん制作者が凛子を愛していることに疑いはないのですが、他のヒロインにも(星歌・雪音も例外ではなく)凛子に負けないくらい愛を注いでいると思ってますので、「主人公の導き手」という立場に凛子だけを置いたことにやや不自然さを感じました。描写でアイノを匂わせたりしてたのもその辺の無念が滲み出てたのかな、と
 以上の理由により私は、少なくとも"『こころリスタ!』における凛子"が"『こころリスタ!』におけるヒロイン達"を喰ってはいなかったと思っています


 ただ、"『こころナビ』における凛子"と"『こころリスタ!』におけるヒロイン達"とを比較したとき――これはamagiさんの感想を読んでからですが――前者に軍配が上がるのではないかと私は考えるようになりました
 というのも、『こころナビ』『こころリスタ!』は共に「恋愛史上主義」ともいうべきある種の気持ち悪さが作品と主人公にありましたが、凛子がそれに冷静な目を向け続けてくれたことは、身内というもののありがたさを感じさせてくれたと共に、作品のバランサーとして機能していたように思ったからです(小春や みまり にも少しそういう面はあったかな)
 もちろん「『こころリスタ!』は自分の好きを肯定するのがテーマだから、そこに批判は必要ない」と擁護することもできるでしょうが、私の主観として、やはり『こころリスタ!』には『こころナビ』以上の息苦しさがありました
 私がamagiさんの感想を見てそんな風に作品を考え直せたことは、自説を臆さず主張するamagiさんの意図にも沿う結果だったんじゃないかな、と思っています


 基本私は「他者の意見を知ったり作品を考え直したりしたいから感想にレスをする」のであって、自分の意に沿わない感想を叩き潰してやろうという意図はないです
 しかし、とりわけコアなファンの多いこの作品に対して敢えて異議を挟んだamagiさんにはある種の覚悟があったはずで、そこにもってして、他者の肯定的な感想を持ち出して自説を補強した私の態度はよろしくなかったと思いました
 こちらも改めましてごめんなさい
 

 公平を期して言いますと、『こころナビ』を高く評価している方・Q-Xファンの方で『こころリスタ!』にからい評価を付けてる方は結構いらっしゃいます(エロスケレビュアーの中にもいらっしゃいます)
 単純な好みでいうと私は『幻月のパンドオラ』が一番好きなQ-Xゲーです(6周以上してるくらい好きなんですけどこれ、欠点が明確すぎて高い点付けられないんですよね)


 さらに余談
 amagiさんは付き合う前のメルチェが好きって仰ってますけど、わたしもです
 ていうかQ-Xさんがどうやら大好きらしい「アイノ」「真姫」「メルチェ」系列の子、私正直苦手なんです……
 いやすごく可愛いんです。恋人未満である最中は寄せてくる好意がとても嬉しいんですが……
 イザ付き合うとなると「あああそんな純粋な目でボクを見ないで」って、もう笑顔が画面に出てくるだけで申し訳ない気分になっちゃうんですね。手を繋ぐのすら罪に思える
 いわんやキスシーンとかエッチシーンなんて正視できません。いやマジでテキストだけ読んで絵見てないです
 マッヒーの保健室○○を目撃したシーンとか、あんなシーンを描いちゃうのって何らかの犯罪に該当しないんですかねマジで
 Q-Xさんはほんと罪な子を作るでぇ……
dov2017年01月14日

70こころリスタ! (Q-X)
コミュニケーションの大切さを説いたお話ですが主張はかなり声高。サポートツール・キャラの強引な手引きもあってやや押しつけがましい内容です。ヒロインの魅力も主張に散らされ、かと思えば推しキャラだけは妙にピックアップされていたりと、まるで作り手のやりたいことだけを詰め込んだかのよう。ビジネスライクな外見とは裏腹に、同人ゲーのような情熱を伝えてくるエロゲでした。 → 長文感想(6593)(ネタバレ注意)(6)
総プレイ時間 : 20h
最新レス あ、amagiさんの感想が読んで不快だったとか怒ったとかではないですよー
 以前amagiさんに「X Change Alternative2の件はキモくてゴメンなさい」と言われてしまって申し訳なかったのですが、今回も怒ってる風に見えたとしたら私の表現力不足です、ごめんなさい
 私にとって「ムキになる」は一種の愛情表現なのです。キモくてごめんなさい
 今までを振り返ればどちらかというと、私の方がamagiさんに気安く軽口を叩きすぎな気がします。amagiさんと私とで「これを言ったら相手と戦争だ!」の閾値にかなり差がありそう(私の方が気遣いなくポンポン言ってしまいそう)というか……。ほんとにごめんなさい
 人様の感想に絡んでおいて、自分は『こころリスタ』の感想を書けてません。ごめんなさいごめんなさい(Q-X様の方にも向かいつつ)
 よりやわらかい表現を目指します。『こころリスタ』の感想はー……(いつまでに書けると自信を持って言えない)
dov2017年01月10日

70こころリスタ! (Q-X)
コミュニケーションの大切さを説いたお話ですが主張はかなり声高。サポートツール・キャラの強引な手引きもあってやや押しつけがましい内容です。ヒロインの魅力も主張に散らされ、かと思えば推しキャラだけは妙にピックアップされていたりと、まるで作り手のやりたいことだけを詰め込んだかのよう。ビジネスライクな外見とは裏腹に、同人ゲーのような情熱を伝えてくるエロゲでした。 → 長文感想(6593)(ネタバレ注意)(6)
総プレイ時間 : 20h
最新レスご無沙汰しております。また当感想にて不快感を与えてしまった件、ひらにご容赦
くださいませ。書いた当人すら「にわかが何を偉そうにナビと凛子を語ってやがる」と
思ったぐらいで、お怒りは至極真っ当なものでありまして。

というか古参のQ-Xフリーク&妹マイスターのdovさんに私ごときが意見するなどできる
わけもなく。こんな感想は見なかったことにしてポイしちゃってください、ポイって。
あるいはご自身の感想で完膚なきまでに蹂躙していただいても何ら問題ございません。

こころリスタに限ったことでなく、私の所感は基本自分よがりで公平性に欠いています。
だからこそ異なる視点を提示できることもあり時には共感いただけるわけですが、
同時に嫌われる方にはとことん嫌われる代物であることも重々認識しております。特に
批判的な内容はファンや信者してみれば噴飯物であることが少なくありません。

思うに今回はまさにそのケースで、それはいただいたコメントレスから察するに
dovさんも同じ気持ちなのかなと。おそらく返信も期待されていないのでは、と推測
しております。反論ではなく謝罪から入ったのはそういった事情からとご理解
いただけますと幸甚です。

最後にナビ凛子の本番に対する意識についてのご教示、ありがとうございました。
anotherは文字通りアナザーと判断しスルーしたのですが、そういった内容だったの
ですね。dovさんのご持論にも合点がいきました。


1対1の返信はここまで。以降はいただいたご意見に対する不特定多数へのレスです。



>「衝突と理解」まで要求するのは酷
これは私の文章下手です。「衝突と理解」まで書いたナビ小春やマリポ先輩が良い
という話で、本作全般にそこまでを求めるつもりはそんなにありません。少なくとも
欠点と指摘するまでではなく。誤解を生じさせてしまい申し訳ありませんでした。
「べき論」を広げる意志は全くにございません。


>本作が『こころナビ』のどのルートの続きであるかはボカされている
全くに同意です。本感想においても次の通り述べています。

 >エピローグのアルファ救出作戦までを含めて、アルファルートは同時に凛子ルートです。
 >並行世界設定との合わせ技で勇太郎の相方は不明とされているものの、同時に凛子ルート
 >を想わせるセリフもあって何とも絶妙。その優しい不確かに凛子を乗せた形です。

不明瞭ゆえどちらとも取れる優しい不確かさ。それが続編としての魅力の一つです。



>凛子ルートを引き合いに雪音・星歌ルートをバッサリ斬るのは勿体ない
少し回り道をします。

アルファ個別のクレープにヨダレを垂らしているシーン、あそこで凛子に「すぐ比較する
癖がつくと、その味その味を楽しむことを忘れて損をする」的なセリフがあるのですが、
首肯する半面でズルいとも思うのです。凛子ガン推しでそりゃ言い訳がすぎるだろうと。
なら前作キャラに頼りきるなと。彼女に語らせている辺りに作り手の自覚が伺えるのも
苦々しい。

感想で述べたとおり本作は作り手のやりたいことが前面に押し出されており、その
最たるが娘・凛子の物語です。自分の好きな事をやる姿勢には好感が持てますし、
内容も十分たるもので満足できました。

ですが一方で妹相当のヒロインを3人も用意しておきながら、ナビ凛子ルート相当の
妙を見いだせないならそれは指摘されるべき事項です。メインをなおざりにし、エロ
0回のサブを立てたことはエロゲとしての問題・短所です。処女独占や中出し本番と
いう不文律に従し、一方でリスタ凛子ではエロ0回での主役級と破戒を慣行。凛子の
良し悪しにかかわらず、メインヒロインの不遇を見逃すことはできません。

そこにきて凛子の「比較すんな」はあまりにも狡い。再度述べますが、本番エロが
あっても代わりの魅せる何かがあれば納得できました。しかし、少なくとも妹ヒロイン
としての魅力はナビ凛子はおろか、十把のエロゲ以上にすら感じ取れませんでした。
ゆえに妹3ヒロインを断じた次第です。


以上を踏まえて3ヒロインを振り返ります。

さちは感想で述べたとおり、キャラゲーとして十分に立っていたので不満はありません。
妹相当というだけで実際は幼馴染ですし、お話の焦点と魅力は妹云々にはなかったので。
お兄ちゃん呼びもキャラゲーらしいサービスとして受け取っています。

仁兄への失恋イベントはなくても別にいいですけど、じゃあなんで仁兄を共通で
あんなに立てたの?とは思います。いらなかったじゃん、と。後からメインライターが
手を入れる予定だったとは聞いていますが予定は予定。事実ではないので。


星歌も感想で少し触れていますが、1ヒロインとしては十分だったかと思います。しかし
妹である必要性は少々薄かったなと。リスタから入ったプレイヤーには近すぎるゆえの
メリデメが新鮮だったのかもしれませんが、ナビ凛子を知っていると二番煎じ感は否め
ません。目に留まったのは合成音声と、禁忌以上に重んじる姉妹愛ぐらいでしょうか。

なので1ヒロインとしては上々。しかし妹ヒロインとしては平凡。というのが私の
評です。長沢兄妹だからこその良さというものが見えず、星歌個人としての良さだけが
ひたすらピックアップされていたように思います。アイドルスキーとか断面図とか、
その辺はとても良かったので好印象なのですけどね。


雪音はヒロインとしての良さすらありませんでした。兄妹だから~で縛られる
のは妹ヒロインのテンプレですし擬似結婚はナビ凛子の劣化版。強いていえば
妹力を吸われる辺りがユニークですが特段感慨もわかず。で、最後のケモ耳と
しっぽは誰得なの?

正直彼女は星歌ルートの受け皿でしかなかったように思います。フォローしきれ
なかった部分を雪音の個性や個別で消化した、的な。もっと言ってしまえば、星歌が
姉への遠慮で告白を拒絶させるために必要だったのかなと。で、兄ラブなら個別
ルートがないと変だからメイン昇格した。そんな印象を受けました。

上原あおいさんのキンキンボイスがはまり役で、サブキャラ妹としての魅力は
十分なのですけどね。ダメ兄貴をサポートする妹としてはとても可愛かった。
けどメインヒロインとしての魅力は残念ながら見受けられませんでした。


所感は以上です。...書いてて「引き立てられた凛子がたまたま妹キャラで、かつ今回
妹3人だったがゆえの先入観」な気がしてきたw 別に妹にこだわることないんじゃね
的な。けど星歌とさちはそれで納得できても、雪音の拙さは印象変わらずですね。



>「凛子を越えさせなかった」とまでは言えない
上記所感ゆえの発言です。「作り手の凛子愛 > 雪音星歌の妹ヒロイン力」でした。
妹ヒロインとしてのユニークな魅力を受け取れた方はその限りではないこと、重々承知
しております。断定・べき論ではない旨をご承知おきください。
amaginoboru2017年01月10日

100穢翼のユースティア (AUGUST)
神ゲー → 長文感想(97)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 35h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レス 色々な見方があるとおもうんですが、私はこのゲームっつーかメーカーの原画家さんの漫画チックな絵は好みではありません。実用性も低いようだし。
 単なる信者さんだったら聞くことも無いのですが「神ゲー」とは、シナリオとかでしょうか?
ManOuterMan2017年01月06日

最新レス>ウン年前のエロゲにウン万字の感想文を書く人とかいますでしょう。あれ、反応にはやや困ったりするところがあるのです。そんな急にわっと言われても、もう覚えていないよっていうww

おまいうwww
dov2017年01月06日

70こころリスタ! (Q-X)
コミュニケーションの大切さを説いたお話ですが主張はかなり声高。サポートツール・キャラの強引な手引きもあってやや押しつけがましい内容です。ヒロインの魅力も主張に散らされ、かと思えば推しキャラだけは妙にピックアップされていたりと、まるで作り手のやりたいことだけを詰め込んだかのよう。ビジネスライクな外見とは裏腹に、同人ゲーのような情熱を伝えてくるエロゲでした。 → 長文感想(6593)(ネタバレ注意)(6)
総プレイ時間 : 20h
最新レス お久しぶりです
 最近amagiさんの感想をお見かけすることがまた多くなり、とても嬉しいです


>さちルートが別ライターなこともあり微妙の声も多く上がっていますが、私はアレはアレでいいと思うのですよね
 同感です
 「個別に入った途端魅力が霧散するメルチェあたりと比べてキャラゲーしてた」にも苦笑交じりに同意しますw
 確かにメルチェは共通(とりわけ出会い頭)が一番輝いてました


>そうやって衝突と理解を繰り返してお互いの線を測り、接し方を意識するのが関係の在り方です
 こちらはamagiさんの論にしては珍しく、「うーん」と唸ってしまう内容だったかも
 コミュ障な主人公悠斗(と一部ヒロイン)が「あーこれ人生詰んでるかな」って精神状態から「リスタート」することが、タイトルにも含まれているテーマでしょうから
 リスタートの段階で「衝突と理解」まで要求するのは酷な気がするんですよね
 逆に悠斗がそんなことまでできてしまえるなら、それもう立派にコミュニケーション健常者じゃないかと
 (勇太郎はあれで言うべき事は言うし年齢を考えれば充分にしっかりした部分もあったので、悠斗ほど重傷じゃなかったように思います)
 私としては、「リスタート」の段階としては、幼稚園生の仲良しこよしのような、そういう嘘っぽいくらいの奇跡的な優しさがあっても良いと思うのですけれど……
 この辺、Sekさんの(と、勝手に引用してしまいますが)「"リスタート" しようとしてる人を笑うことは益体ない」やvostokさんの「まだまだ道は長いなあと遠い目になる」といった感慨に近いのかな?
 口幅ったい言い方をすると、そういう「恋をして、二人の目の前に真っ白な世界が広がったリスタートの地点」こそが、この作品が描きたかったもののように私は感じました

 もちろんそれが「amagiさんの好みじゃない」って仰るなら分かりますし全くその通りだとも思うんですけれど、べき論として構えて本作を斬って捨ててしまうのはいかがかな、と感じた次第です


>(凛子は)子供は作れないけど他の幸せを求めて兄と恋仲になった
 引き続きツッコミになってしまいますけれど、本作が『こころナビ』のどのルートの続きであるかはボカされていると思います
 本作は凛子ルートアフターかもしれないし、そうでないかもしれない。そんな感じじゃないでしょうか


>雪音・星歌にもガッカリ感ありました。あー本番しちゃうんだぁ、と
 この点に関しても、凛子ルートを引き合いに出してバッサリ斬る、というのはなんか勿体ないような気がします
 確かに凛子は勇太郎と付き合った際「本番をしない」ことを選びましたけれど、すなわち兄妹での子作りを否定している――わけではないと思うのですよね
 amagiさんが入手済みという「きゅーぽん2」での凛子は、学校の教室内で精飲・激しい本番行為・中出しセックスに及んだうえ、大股開きで陰部をくぱぁして精子を垂れ流す様を兄に見せつけながら、トロ顔で「ボクの子・・・・ほしい?」と言ってますが
 これは立派に「親が知ったら泣くような真似」でしょう
 もちろん「ピルは飲んでいた」点を重視すれば一線は超えてないとも言い得るでしょうが、「結局コイツなし崩しで堕ちやがったなw(だがそこが可愛い」と言えないこともない

 また(こちらはamagiさん未プレイかもしれませんが)『こころナビ another ver.』( erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/game.php?game=21706 )において、凛子が勇太郎とセックスを強要させられる展開があるのですが
 ここで彼女は近親相姦への文化的批判に対する反論に加えて
・遺伝子的な問題 → 相対的に高いとは言えないので、近親相姦を否定する根本的な理由にはならない
・近親相姦は多くが虐待であるとの説 → 虐待の場合は被害者側の訴えで表沙汰になるのに対し、自由恋愛での近親相姦は当事者が隠すので、サンプルにバイアスが掛かっていると考えるべきである
 ↓
「だから自分は近親相姦を悪とは考えないし、たとえ勇太郎とセックスすることになっても構わない」
 という主旨の、強がりだか何だかよく分からない主張をしていました

 こうした点を踏まえて、凛子は「兄妹同士でセックスするのも子作りするのも否定しないけれど、(少なくとも○学生の現時点で)私はそうしない」という程度の考えであると「dovは」思っています
 長沢一家においては元々母親が近親相姦を容認しているような節もありましたし、雪音・星歌と本番しちゃったとしてもそれはあくまで「長沢兄妹の選択」なのであって、もちろん「自分は気に入らなかった」と思っても仰っても構わないんですが、「凛子を越えさせなかった」とまでは言えないんじゃないかな、と



 なんか今回は異論・反論ばっかりになってしまって申し訳ない
 実のところ、私が忖度するamagiさんの中心意見「コミュニケーションの素晴らしさ(や、あまつさえ『真実の恋』)を謳ってる割にやりとりは一面的・一方通行に過ぎる」には同意しますし、(2017/1/5時点で私が理解していた限り)他の方の感想が見落とすか少なくとも(敢えてにしろ)書き落としていた重要な指摘だとも思います
 きっと制作者の余裕のなさがゲーム内容に現れてしまっているのでしょうね
 ただそれでも私は、ここのブランドさんの「たとえ世間体は悪くとも『自分は好き』を肯定したい」という痛々しい熱意を好ましく思っているので
 そこを否定されたように感じちゃうとムキになってしまうのかもしれません
dov2017年01月05日

77きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月 (BaseSon Light)
文・倫こそ至高なり。ひれ伏せその他のカップリングどもっ。……みたいな闘争心とかのもろもろは、天使が羽ばたくとオフショアにさらわれて、彼女らへのまなざしだけそこに残っていく。安らかな距離の物語でした。 → 長文感想(12789)(ネタバレ注意)(4)
最新レス こんちは。レスが年をまたいでしまいごめんなさい。どうぞ本年もご交誼のほどよろしくお願いします。

 この正月は帰省先で、フジミ模型の空母・飛龍を組んでおりました。
 ところがわたし、ここぞとばかりに不器用さを発揮しまして。しょっちゅうタラップを落として失くしたり、うっかりアンテナをへし折ったりと、軍法会議ものな失態が続きまして (……山口提督に怒られるぅ)。
 おまけにミリタリ知識はなくて模型づくりも二度目ですから、艦船の完成像というものが上手くイメージできず、それでいっそう、ひとつひとつ局所の作業手順がてんやわんやになっちゃいまして。「いやこのパーツを先にくっ付けたら、なんかすごいアクロバティックな隙間から接着剤を流し込むはめになったし!?」わざわざ事を難しくする、初心者まるだしな右往左往です。今しがた手を動かしてるところの細部イメージが、全体像とどうにも接続できずに、いろいろ迷走やらかしていましたww


 さて、『きみはね』の話となるのですが、これまた慣れない百合ゲーでしたので、全体像がつかめないままプレイした初心者でございました。カップリングなるものや、まなざすという距離感については、投票コメントで書いたようにちょっと謎めいています。いったい何が謎なのかすら判っていないので、自分にはきれいに論点をまとめられそうにありません。けれども頂いたレスを読んでみると、なるほど、ダイナミック/スタティックという観点にはしっくりくるものがありました。

 門外漢の雑感なのですけれども、百合ものでは、とりわけに無時間性 (スタティック) を尊ぶような向きがあるみたいです。「あぁ、お姉さま」「怖れないで。私たちの間には永遠があるのよ。そう永遠が」みたいなやつ。下品なわたしの表現でいうと、ちんこぶら下がってないエロゲゆえに、射精によるピリオドやその直後の虚脱という流れがいつまでも来ない感覚があるのですよね。達することがなく、終わりがない。
 そうしたスタティックな「百合のしきたり」のなかだというのに、(ダイナミックな) スイングをなそうとするからちょっと不思議なものです。倫たちにカップリングの前後を入れ替えながらよく動き回ってもらって、物語を生み出していってもらうところの不思議。この自己矛盾めいたものを、例の "天使" という仕掛けによって美しくまとめ上げてみせたのが『きみはね』だったのかもと思います。

 このあたりの、固定されるカップリングとそこでのスイングについては、残響さんの『きみはね』感想がよく見て取っておられましたよね。倫のバレエだったり、陽菜の「あたし王子様になる」だったり、文の誘い受け (もしくはリバ) だったり。
 そこで残響さんのおっしゃるところが、「でも倫は、自分の天使性を、まるで自覚していません。」「(陽菜は) 自分の王子様性を自覚することのあまりないままなんです」。そのとおり、その素晴らしいスイングには、自覚や意図がともなわれてないのですよね。あるいは文も、公式のキャラ紹介が言うとおりに、はじめから「やさしい小悪魔(無自覚)」でありました。あのエロシーンの「覚醒淫靡表情」はすごいのですけれど、倫が「若妻感」と表現したように (わたしも感想に書いたように) 日頃の立ち絵からもその淫靡さは漏れだしています。その小悪魔のサガは、彼女が自覚なしに最初から秘めていたものでした。
 残響さんやわたしがいう "スイング" において、この自覚のなさは大事な要素なのでしょうね。spontaneity (おのずと湧き起こるような自然さ) をもつということ。スイングとはあたまから変化を意図するものではけっしてなく、カップリングの攻め受けをはじめとした枠組みにハマりきらなかった、とてもその人らしい動揺であるということ。

 そんなふうに思ったのは、残響さんがスタン・ゲッツを引き合いに出されたゆえかもしれません。「It Don't Mean A Thing(If It Ain't Got That Swing)」なのですけど、『Diz and Getz』の録音セッションとかわたしも好きです。聴いてみると、猛スピードでせりあっていて、なんだか火花がチリチリしています。
 このセッションについては、村上春樹も『意味がなければスイングはない』において、スタン・ゲッツを語るとき引き合いにしていましたよね。ドラッグでぼろぼろになった生活の暗い側面があったにも関わらず、彼は、とにかくサックスは吹けた。ひとたび楽器を手にすれば、自由に、おのずと湧き起こるような自然さで動きだし、ひとつ箇所には定着しない即興演奏が広がっていく。スタン・ゲッツはいつだって「彼のように」吹けた。そんなふうに記していたように思います。
>>
僕としては、西も東もわからないまま、一本のテナーサックスだけを頼りに、姿の見えぬ悪魔と闇の中で切りむすび、虹の根本を追い求め続けた若き日のスタン・ゲッツの姿を、あとしばらく見つめていたいような気がする。
(…引用中略…)
彼の当時の音楽には、予期しないときに、とんでもないところから、よその音楽がすっと吹き込んでくるような、枠組みを超えた自由さがあった。彼は軽々と世界の敷居を超えることができた。自己矛盾をさえ、彼は普遍的な美に転換することができた。しかしもちろん、彼はその代償を払わなくてはならなかった。
<<

 『きみはね』では、ワンワン吠えてみたり、天使の羽根を追っかけて二階から飛び降りたり、まさかのスパンキングだったりと、物語をとんでもなく揺らすイロモノもその中にありました。それぞれのキャラを彩るカラーというのが鮮明でした。
 けれどもそのイロモノを平静に見つめつづける天使が、読み手との間にひそやかに介在していたことで、そのダイナミックな変化を "物語の意図" としては感じさせませんでした。天使は永遠に (スタティックに) 存在していたから、そもそも何かの結末を目論んでのふるまいというものを理解できない。とぼけた傍観をするその地の文は、人間の内心にまではちょっぴり筆が届ききっていない口下手さ (謙虚さ) をもってました。
 なので陽菜たちの自覚とかもまた判然とはなりません。自覚なしにおのずとワンワン言っちゃった風情が出来上がり、彼女たちがリラックスして「彼女たちのように」動くさまを映し出してくれたように感じます。物語をひっくり返すがためにはならず、序盤から織り込んできたキャラ自身が枠組みを軽々とまたいでいってしまう、見事なスイングのあるお話でした。いわゆるリバの局面において "攻め×受け" といった型や敷居を超えることを助ける、そんな文体をこの作品はもっていたのかもしれません。
 いや実のところ、百合のしきたりをまるで知らないので、とぼけたこと口走ってたらすみませんww


 さてさて、「BGMのはなし」についてはお察しのとおり、サティを意識しての言葉選びです。わたしはエロゲのBGMの使用法に好感を覚えることがあまりなく、いつでも流れっ放しループのまま無音の時間帯がないのが苦手です。またキャラボイスというのはおおむね主張が強いので、そこでBGMまでも存在感が強ければ、音同士がぶつかってしまい、しっちゃかめっちゃかになったりもする。常々そんなふうに思うわたしにとって好ましい、鳴っていることを忘れてしまうような『きみはね』の音楽だったように思います。

 話は少し変わって、ひとりよがりな話し方になってしまうのですが、「歌もの」でボーカルの主張が弱い (言葉として明晰じゃない) 音楽には、そのスタティックさを好ましく感じるときどきがあります。
 例えば、「O.F.T」や「illusion is mine」をはじめとした凛として時雨。最初に聴いた頃にはボーカルパートがなんだか頼りなくて、妙に平坦な抑揚をもって単調に繰り返す歌詞であることに戸惑ったものでした。ところが耳が慣れてくると、それを立派な意味のある言葉ではなくて、どちらかといえばスクリームなどに近い音の響きとして認識して、心地よく聞き流すようになりました。歌ものはどうしてもボーカルが主役になりがちなのですけど、そうはならずに、他の楽器と同列にまでボーカルパートが楽曲のなかに埋もれて、溶け込んでいることで全体が平らかに調っていると感じます。
 My Bloody Valentine「Only Shallow」には似たような心地よさを覚えますし、一方では、Toe「Goodbye」のようなボーカルの弱さというのもまた魅力的です ( https://www.youtube.com/watch?v=xqR12BvJYlk )。
 意味内容をはっきり歌い上げる曲というのは、フレーズごと単語ごとに細分化もできるから、ひとつパワーワードにひっかかればその部分の意図に拘泥してしまい、曲の全体像がつかめなくなってくる。ところがボーカルがあやふやに弱いときには、数列の問題を解くときのようにして、あるイメージ(n) から次のイメージ(n+1) への階差のみをたぐっていくことになり、そうして声の響きのもつ自然な流れ (単語でなくメロディ) をよじ登っていった先に、その全体像がぱっと姿を現してくる。静かな眺望だけがひらけている。そんなすべらかさを聴き取りやすい気がしております。

 『きみはね』の話に戻ると、先述していたリバやスイングの一瞬を際立たせるような、地の文のやや無感動な書き方や、単調なシナリオ進行がありました。同じネタを繰り返すコメディとか、引用テキストを掘り下げることなく流していってしまう自由さとか。それら言葉の弱さというものがBGMの性質とよく交じり合わさっていた、その調和を、わたしは心地よく感じたのかもしれません。ひとつひとつの局所にはたいした意味が取れなくて、流れとしてのみ見ることになるから、あるときになってスタティックな全体像がぱっと姿を現してくる。気づいてみると、部屋で彼女たちが髪を結い合ったりする風景だけが脳裏に浮かぶことになって、何かおしゃべりしているのだけど "言葉の内容" とかは耳には聴こえてこなくて、けれど触れてみるとただ楽しそうな声の響きだけが骨伝導でわかって嬉しくなるような。
 とどのつまり、『きみはね』は日常を上手いこと閉じ込めて、それへとプレイヤーを触れさせてくれたよね、という話をパラフレーズしているだけなのですけどww

 『きみはね』は倫や陽菜や文のやり取りをダイナミックに色づけていくお話だったわけですが、その周りのモノクロの部分で、天使の仕掛けやBGMがうまく抑制を効かせていたことがいっそう印象的でした。わたしの場合、ラストであの天使が物語のなかに飛び込んだとき「あ、彼女はアッチ行った。わたしコッチに取り残されたんだ」とすんなり納得しちゃいました (それでね文さんちのワンコになりたくてね)。一見客として百合エロゲをやってみたので、スタティックな側面がもの珍しく、そちらにばかり見とれがちだった気がします。なので、ダイナミック/スタティックの両面でもって遊んでいる残響さんのプレイが、いっそう謎めいて見えたのかもしれません。


 あらためまして、よき百合へと誘ってもらい、ありがとうございます。まだまだ百合エロゲへの距離感はつかみきれずなのですが、上品な甘さをよく詰め込んだ本作は、とにかく楽しんでプレイしました。ちなみに購入した直後に、完全版・続編パッケージなるものが発表されてしまったので「わお」となりました。

 (なおツイのほう現状把握しましたー。)
 ではでは。
Sek84832017年01月05日

最新レス気持ちは分からんではないけど
それだと全てがインフレしていくし
個人的な評価もブレるんでは?
nasuergs2017年01月05日

80メイジの転生録(非18禁) (unbreaktell(同人))
メイジストとなった者の感想を見ては書かずにはいられない。時すでに、WRITE!!!!!!! 前置きは無粋・・・!!!!!!!! → 長文感想(595)(2)
最新レス>メイジやって気に入った人間がメイジの感想書くとこんな感想にしかならないです

ぎげぇ、あ・・・・・?見透かされているゥ・・・・・!?
いやでもこれは仕方ないです。不可抗力の類。
とにかく † ― 前 世 覚 醒 せ よ ― † って言いたくてしょうがないですもんw
キャラは個人的にヱドロさんがたまりませんね。
「すっぜ、屠殺・・・」の一連のシーンはフリゲ界屈指の名シーンだと思います。
辛い時もこれを見ればたぶん何もかもどうでもよくなって元気が出てきそう。

惜しむらくはこれだけのポテンシャルを持った作品の存在を、つい先日まで知らなかったことです。
同人作品はプレイ人口がそう多くはない割に作品の数はめっちゃ多いので(良いことではあるのですが)
素晴らしいからといって有名になってすぐ目に付く、とは限らないんですよね。
自分からアンテナ張っていかないと良いモノも簡単に見逃してしまったり。知る機会そのものが少ない。

恐る恐るMEIJIの感想を書いたのはそういう観点もあったのですが
meroronさんが宿命交差の旋律を追奏して下さったので安心しましたwいいですよねこの作品。

4D2017年01月03日

最新レス発売されて1週間なのにプレイ時間250時間とか凄いですねtesutamento2017年01月02日

100光輪の町、ラベンダーの少女 (あかべぇそふとつぅ)
評価が低いのは前作をやっていない人がやったからだろう前作をやった人には普通にお勧めします感動した! → 長文感想(53)(3)
最新レスnarukamiren2016年12月31日

77きみはね 彼女と彼女の恋する1ヶ月 (BaseSon Light)
文・倫こそ至高なり。ひれ伏せその他のカップリングどもっ。……みたいな闘争心とかのもろもろは、天使が羽ばたくとオフショアにさらわれて、彼女らへのまなざしだけそこに残っていく。安らかな距離の物語でした。 → 長文感想(12789)(ネタバレ注意)(4)
最新レスこんにちわ。よい年越しを過ごされておられますでしょうか。

久々にえろすけトップページを見てみたら、なーんか見覚えのある長文感想の見出しがあるなー、と思ったら、なんとぼくの長文感想、Sekさんが投票してくだすってるじゃねーの!
びびりました。そしてSekさんが、ということ、誇らしく思います。
自分の感想やtwitterを読んでいただいてる、というのは過去のレスで把握していましたが、年末にきて、この熱心な投票コメに、残響涙ちょちょぎれちゃう。
改めまして、ありがとうございます。

ーー「きみはね」感想に投票いただいたことは、残響にとって特別な意味を持ちます。

投票コメ確認後、Sekさんの新作レビューはなにかな……この記述は……おお……とうとう……とうとう……と感じ入りました。
自分の「きみはね」レビューがSekさんにとっての「百合の誘い(いざない)」になっていた、と知り、こちらも誇らしいです。


……改めていうのもなんですが、自分って、百合警察ですよねw
自分は、世の百合警察のかたがたよりは穏健派だと思っていましたが、先日とあるかたに「残響に百合のことを話すとロクなことにならん」といわれまして。
いや、自分にとって百合とは「空気のように自然なもの」なのですが、それゆえに……清流に混じる淀み・軋みはすぐさま肌感覚で感じ取ってしまうので、その度に百合センサが反応!コンパイルエラー吐き出し!ビガービガー!百合警察起動ーっ!ジェイデッカーッ!となってしまうのです。
でも……それは「百合への誘い」ではありませんよね。むしろノンケヘテロ一般人エロゲマに「百合って面倒だな、嫌いだな」を誘発させてしまうもの。オタとして真に恥じるべきはそちら。
百合は、怖いものではない。楽しく優しく、時に冷ややかなシリアスもあるけれども、美しいもの……として、どうにかして百合者として、少しでも「百合への誘い」を書けないものか、と思っているのです。

それもあって、最近ブログとtwitterを停止して、本格的に百合と模型のHPを始動することになりました。サマリーページ参照していただければと思うのですが。
なるたけ、百合定義論、百合警察学校をするのではなく、百合のたのしさ・美しさ、そして残響自身が百合を愛しているサマを伝えられたらなぁ、と思って。

そういうこともあって、わたしの「きみはね」感想が、Sekさんにとっての「百合への誘い」になったということ、これが本当に誇らしいわけです。
ああ、自分の書いたものが、作品とレビューとが、Sekさんに伝わって、楽しんでいただけた。本当にうれしい!

別に、自分が百合伝道師たろう、とかって思ってはいません。
ですが、わたしの百合……いや、趣味における基本精神として、


「はっはっはっ、教えてあげたまえ!君にはその義務がある! 
君も誰かに教わったんだろ? ガンプラ
誰かに楽しさを教わったものは、それを誰かに伝えるべきだ!
そうして僕たちは繋がってゆく。いつまでも……どこまでも!」
(今ノ夜きよし・千葉智宏『ガンダムビルドファイターズA(アメイジング)』)


という言葉があって。
ぼく自身10年以上前、ぼくのエロゲ師匠に『アトラク=ナクア』を教えてもらって、
そこから『マリア様がみてる』や『まんがタイムきらら(創刊時)』に繋がるルートを教えてもらったのです。
そのルートは、ゼロ年代の百合趣味において王道にして、広がりのあるものでした。
ソフト百合も、シリアス百合(ハード百合)もともに楽しむ。

あまり義務感で趣味をするものではないですが……わたしも、出来たら、そうあれたら、と。


……全然「きみはね」の話出来てないっ!w 残響のいつものですね。はい。
では、今回は、Sekさんの長文感想のアブストラクト感想と、投票コメに頂いたご質問をつらつらと……


●Sekさんの筆致

毎回思うのですが、Sekさんの読み込みの精度といったら。
自分は、キャラのひとつひとつの行動をあんまり覚えておらず、むしろキャラの行動……「動き(モーメント)」をひとつのおおまかな「シチュ」として把握し、観測し、萌える、というものでして。
対しSekさんは、ひとつひとつを分解して読み込むように思えます。ずっと前のレスで、当たり前のように微積分をたとえとして出されたのは、今更ながらそういうことかも、とかって思ったり。
数学ネタでそう考えると、九九が出来ない残響ですが(本当)、自分のこのモーメント読みこみは、ベクトル的なものと捉えてもいいかもしれません。
(余談ですが、もっとも、この「微分か、ベクトルか」という区分け自体、数学的ジャンル越境性からいったらオカシなもので。例えば加速度などを取り扱う場合の連続モデルにおいては、ベクトルを微分しなきゃどーするのって具合ですし(残響のモーメント観測における、細部の分析的読み込み)。あるいはそもそも微積分解析の対象が流体だったりする場合(流体力学)、解析の次手からのベクトル的アプローチが不可欠なように(Sekさんの萌え解析における、連続性シチュ力学の読み込み))
このくだりは、後で「ダイナミック(スイング)とスタティック」に関わってきますが……


●BGMのはなし

Sekさんのおっしゃる「きみはね」BGM論は、エリック・サティの精神だよなぁ、と。

低価格短編エロゲにおけるBGMの固定傾向ですが、これが最も顕著なのは、「その花びらにくちづけを」シリーズですね。
なーにーしーろ、初期から近作に至るまで、「BGM使い回し」!
それもすげえ名曲、というわけでもなく、音量も小さいし音質も悪いし……。

ところが、そのしょっぱさが、毎回毎回聞かされていると、なんか妙なグルーヴ……というか、まるで風にカーテンがそよぐかのようなやわらかな質感を感じさせるのが、「その花」の奇妙な魔力です。

また、「屋上の百合霊さん」における、毎回のちょい楽しめな日常シーンにおける「きーんこーんかーんこーん」「パヤッパッパー、パパヤ、う~きのうよっりー♪(という風に聞こえる)」の限りないエンドレスなノー天気なBGM!
これを聞くだけで、「ああユリトピアにおれは戻ってきたんだ……!」と目頭が熱くなります。聞くだけで、あの色彩の薄い塗りの質感までもがふわっと!

それにしても、B級エロゲっていいですね……!(唐突に
明らかに金のかかっていない背景! 塗り! エフェクトのカクカク! そしてBGM使いまわし!
こーのしょっぱさが実にいい!本気でいい!
だから自分はサマリーページで「そんじょそこらのB級イチャラブエロゲーマーです。」と銘打っているのです。

もっとも、「きみはね」の場合は、より上品に、繊細なものですが。一環して室内楽。
ダイナミクスは必要なく、ただ家具のように少女たちの生活に溶け込む……まさにサティです。

そしてイージーリスニング、ですが、自分、よくこう呼ばれる類の音楽が好きでしてw
もっと正確に言えば「ニューエイジ」音楽。姫神とか喜太郎とか東儀秀樹とか。
「そんな!バカな!ジャズやロックを愛する残響がそんな!」と思われるかもしれませんが、このニューエイジ音楽には二つだけ、良い点があるのです。
「美メロ」と「風景喚起」。

……まあもっとも、Sekさんの仰るイージーリスニングは、ポール・モーリアとかのほう(遠い地平線が消え(略)宇宙の営みを告げていますジェットストリームジェットストリームジェットストリーム……)なのかもしれませんが。 
どちらにせよ、リズム、確かに単調ですよね。音楽的革新性、ないですよね。それはよーくわかります。
それでもわたしがニューエイジを好むのは、美メロによる風景喚起。
その精神は、サティを経由して「きみはね」にも適応されるのではないか、と思うのですよ。


●「観測」についてーースイング(1)

なぜ自分が「百合観測」の徒で、一人称・憑依没入型のプレイをしないか、Sekさんは「謎」と仰います。自分にとって、百合観測とはあくまで「空気のように自然」であり、一人称・憑依没入プレイをすると、なんか落ち着かない。サイズの違う硬い服を着てるようで……

と返答しようとしたのですが、それってとくに何も語ってないですね。もう少し考えてみましょう。

例えばそれは、間違いなく「視点」なのでしょう。建築物を見るとき、
「まず生活者としてドアから入る」のを選ぶか、「神の視点からまず全体像を把握する」のを好む、か。
ではそれはイコールでミクロとマクロか? いえ、百合者はしばしば「シチュ」という物語微分をしますから、それはミクロの思想でもあります。矛盾してますね。

では、次に「ダイナミック(スイング)」と「スタティック(静的)」の観点を導入してみましょう。
Sekさんがもうひとつの、残響に対する謎、として挙げられた、残響的文体の「スイング」ですが、考えてみればこれも百合観測……三人称的俯瞰視点、とはミスマッチです。
なのに、何故我々百合者の文章は、得てして過剰(ダイナミック・スウィンギン)になるのか。それは世間において「キマシ!系(キマシタワー!)」としてステロタイプになっているほどです。だいたいヘテロエロゲにおいて、「百合キャラ」ってこういう造形なされますよね。とくに否定はしませんが、このステロタイプから「いついつ出やる」という気分に時たまなります。

残響は己において、実は自分のどこが「スイング」なのか、よくわかってなかったりします。
何度かSekさんは自分のスウィンギーさを当てていらっしゃって、それはジャズ者の自分にとって、とても誇らしい標語であるのですが、しかし、自覚はあんまない……自分にとっての百合がどこまでも「空気のように自然」であるのと同じように。

デューク・エリントンという、ジャズの巨人の名曲のひとつに、「スイングしなけりゃ意味ないね(原題「It Don't Mean A Thing (If It Ain't Got That Swing))」というのがあります。様々な名演があって、個人的には「歌もの」よりは、スタン・ゲッツがディジー・ガレスピーと猛烈にソロアドリブ・バトルをした演奏と、同じくスタン・ゲッツがボブ・ブルックマイヤーと組んだ「at the Shrine」コンサート・ライヴ盤でのラスト・トラックでの猛烈にワルでワイルドな演奏が個人的に好みでお薦めで……ってどうでもいいなw

でもこの歌詞がこんなものでして。超単純な英語ですが。ざっと残響が訳してみます。結構意訳です。


――なぁ、真に良いメロディって、何だ?
ほんとうに良い音楽って、何なんだ?
おまえさんがオイシいアレを持ってなくちゃなぁ……

それじゃメロディじゃないんだよ
それじゃ「音楽」じゃないんだよ
そこには、歌曲を完全にする、アレがあるっていうのによぅ

スイングしなけりゃ、意味がないんだぜ
そう、君のすること全部を歌にしちまうくらいの!
そんぐらいのスイングじゃなきゃ!

音楽が、甘かろうが、熱かろうが、
そこに何の違いもない!
お前さんを最高にハイにさせるリズム、
そいつが「音楽の本質」なんだ、さあ、受け取りな!

そこに意味はないのさ
充分にスイングしなけりゃねっ!


ーー前回の「駄作」のレスで、「こうも見方が違うSekと残響が仲良くレスしてるのは不思議」と仰っていましたが、まずもって、我々の見方というか、創作物における見方、そして最終到達点のようなものは、かなり異なっていると思います。それは確かです。
しかしそれと同時に、何かしらの符号するものを共有しているからこそ、こうして何回もレスが成り立っているわけでして。
Sekさんがamaginoboruさんとのレスしあいで、
「自分なんかが言葉にすることで作品にある美しさが損なわれるのじゃないかと不安」
「たぶん言葉でどうこうなるものではなく、それらの美しさへまでは及ぶことないのかな」
と仰っていましたが、おそらく回路を異なる形ではありますが、似た結論(めいたもの)に辿り着いているような気がする。あるいは、それもまた思考の旅の踊り場に過ぎなく、またそこから分岐する形ではあるのでしょうが。
残響とて、観測をする以上、作品への侵犯ということは常に気を使います。スイングの余り、作品やキャラを壊すことは、望んでいない。そういう意味では、自分は「意訳」派ではなく、「逐語訳」派であります。


●スイング(2)

残響の場合、創作をやってるということからも、「本当に良いもの」を自分が引っ張り出してくる際には、自分が「動く」ことを躊躇っててはいけない、と強く思っています。
それもあって、文体をスイングさせる……ということは、自分にとっては当たり前のことですが(まだまだ足りないと思ってる)、ひとから見れば「何その文体実験はっ」と思われるところなんでしょう。
また、観測においても、「百合のしきたり」=「カップリング順列組み合わせ」を云々するのも、ヘテロエロゲではなかなかされない「組み合わせの妙」をダイナミックに前後!前後!させることにより、キャラ性の逸脱・回転を含めて、「本当に良いものを見出そう」としています。

Sekさんはどうなのでしょうか。
ぼくから見たら、Sekさんの論理性こそダイナミックだと思うのです。同時に、Sekさんの「美しさ・芸術の構築性への侵犯への恐怖」めいたものは、何かしら別の隘路を通って、表面上スタティックだけれども、ご自身の立ち居地というものをいつも鋭く模索しておられるように見受けられる。

ところで。
観測趣味、というものは、パターナリズムに陥ります。
ついつい、カプ論争が「こういうのもあってもいいんじゃない?」「いやこれでなくてはならない!」の戦争となりますが、
しかし後者のひとも、どこかで「新風」を持ち込んでもらいたい、と思ってもいるのです。

これに対し、一人称・憑依没入型は、常に「自分(プレイヤー)」が作中世界の中で「生きる」ため、そのパターナリズム的退屈さ、とはかなり距離をおきます。
それもあっての、「きみはね」ラストのあのメタ発言なのでしょうが。

パターナリズムに対するものとして、自分はしばしば「リバ(リバーシブル)」を導入することを肯定しますが、
しかしこれも、行き過ぎれば「オリジナル要素のつおい二次創作妄想」となり、原典への侵犯、となります。
残響は、案外この方向にまではいかない。創作をやってるだというのに。

ぷらす。
「スイングしなけりゃ意味ないね」は、もちろん「リアルの只中にでダンスせよ!」の哲学であります。
これはもちろん、観測におけるスタティックな精神性とは、全く異なるわけです。

以上を踏まえて暫定的に考えると、「観測」でありながら「スイング」である、という自分の立ち位置は、なるほど確かに「謎」と見受けられてもむべなるかな、と改めて思いました。
うん……謎が増えたぞっ!ww


なんだか、今回レスが、質問を質問で返し、何回もパラフレーズしているような愚を犯してるような気もしてますが……
少し混乱してきたw それと、えーかげん6000字も書いてるので、ここできります。
ちょっと、お話の論点を明確にしたい、という気持ちがありまして。Sekさんの「謎」をより少しは、スコープを狭められたらよいのですが……。
もしよろしかったら、レスという形でちょっとお助けください。

年の瀬です。
今年一年のエロゲライフはどうだったでしょうか。
お体にはお気をつけて。

(お父上と模型のこと、そしてSekさんの模型はじめ、驚きました。そして、本当にこちらも嬉しく思っております! その理屈は上と同じでございます)
残響2016年12月29日

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