長文コメントへのレス

コメント
レスレスユーザーレスの更新日
最新レス突然のコメント失礼致します。
少しばかり、疑問の解消になればと思い、いてもたってもいられませんでした。
不躾な野郎ですいません。
さて、本作で夜間学校にした意味と言うのは、彼女達が金を稼いで働いて生きていかなければいけない人間だからと言う理由が大きいと思います。
普通、学生と言うのは平日昼間に学校へと赴き、その空き時間でバイトやらをする、要するに生活の中心が学校にあるのです。
しかし、彼女達はそうではありません。
中心にあるものが別にあって、その隙間時間で学校に通うという特異性
言ってしまえば、本作はその違和感を厳しく追及した結果、生まれた物語に他ありません。
綾子さんはそのせいで仕事と学業の両立における不和が生じ、きなちゃんは夜がずっと続けばいいと願う吸血鬼として生きていました。
夜と言う時間でしか救われなかった、夜と言う限定空間でしか動けない彼女等だったからこそ、夜間学校にした意味が間違いなくあったのだと私は思います。

後、最後に下らない老婆心ですが、ご忠告する事をお許し下さい。
こういったストーリー重視のゲームを買う際は、公式サイトを1度はチェックするか、出来れば体験版をプレイしてから購入した方が宜しいかと思われます。
私も前に評判だけで購入をして痛い目に遭った人間ですから、気持ちは分かる(笑)
ただ、おっさんとか中卒のヤンキーとかおばさんとかの想像は、上記の行為をしていれば確実に抹消出来た概念かと思いますので……

ではでは、突然のレス誠に失礼致しました。
soulfeeler3162018年01月18日

90夜巡る、ボクらの迷子教室 (SAMOYED SMILE)
ストーリーがシリアスかつ難しいテーマで、バラつきはあるが、それなりに高水準な仕上がり。 → 長文感想(603)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 10h / 面白くなってきた時間 : 2h
最新レスkabu303さん、初めまして。
soulfeeler316と申す新参レビュアーです。
まずは、お返事が遅くなった事と、ここに投票返信へのコメントをする事をお許し下さい。
申し訳ありません、まだまだ仕様に慣れていない若輩者です。
私情の関係でレスも遅くなってしまい、反省一途の次第。

さて、ここからが本題で、この度は投票と優しいコメントありがとうございます!!
kabu303さんにきなルートへの新しい観点が芽生えたと言う事で、投票に気付いた時は、こちらとしても書いた甲斐があったなあ…と充足した気分を覚えた瞬間でした。
いや、ホント長く書きすぎたなあ…って、正直思うんですよ(笑)
私の批評、基本こんな感じで進むんで、根掘り葉掘り他の方に突っ込まれる不安と隣り合わせですわ(まあ、それも面白いですけどね(笑))
なので、純粋な褒め言葉にはホント感謝しかありません、どうもありがとうございます。

しかし、本作はkabu303さんの仰る通り、
>>全体的なクオリティーは高く、シナリオが秀逸な作品である事は間違いない。
物でしたね、私もそう思います。
こういったシリアスなリアリズムのテーマに取り組んだ事自体、私は評価したい。
今は少ないですからね、皆がこういう問題から背けてしまう、逃げてしまう。
去年は他にもエロゲやったんですけど、不満批評はやっぱり中々書く気が起こらなくて、絶賛停滞中なのです(笑)
だから、本作は久しぶりにやってよかったと思えた作品でした。

ではでは、遅ればせながらの返信及び、突然のコメント失礼しました!!
またいずれ巡り会える事を願って。
夜になっても、迷子でも、仲良く会っていきましょう。
soulfeeler3162018年01月15日

72金色ラブリッチェ (SAGA PLANETS)
面白いシナリオではあるんだけど、何かが足りない・・・ → 長文感想(5825)(ネタバレ注意)(3)
最新レス 不躾な質問に大変丁寧な回答を賜り恐縮しております。

 私自身も転生オチを好まないということがあり、「理亜の本音が分かりにくい構成」「設定や伏線において少々雑な印象」というtaigaseven様のご指摘に納得したこともあって、全体的な主張にほぼ同意します。

 「理亜の本音が分かりにくい構成」というのは言われてみるとナルホドと思え、そこからtaigaseven様が推測した理亜の内心もあり得そうと感じます(私はプレイ中そこまで思いを馳せることができませんでしたが)。
 「設定や伏線において少々雑な印象」というのはプレイ中私もそう感じており、シルヴィルートをプレイした後エルルートに入ったところで、「ルートによってライターさんが違うのかな?」と疑いの目を向けたくらいでした(自己申告では同ライターのようです → http://amenikasawo.blog77.fc2.com/blog-entry-1209.html )。逆にミナが理亜の頭部に触れて怯えた理由など、設定や伏線を非常に上手く使ったと思えた部分もあったので、制作ペースの厳しさがこうした粗を残してしまったのではと思いました。

 ただ1点だけ考えの違う箇所があり、私個人は「理亜ルート後の央路とシルヴィが幸せになれる」可能性があると思っています(taigaseven様の考えを否定するものではありません)。
 シルヴィは初恋相手の理亜から女の子バレを喰らった後、おそらくすぐに央路へ気持ちを切り替えており、また彼女はミナに「自分は理亜を乗り越えた」という主旨の発言をしてもいます。央路は央路で幼い頃シルヴィに惹かれつつも本編開始時にはすっかり忘れており、共通で再びシルヴィに惹かれつつも個別でアッサリ別の子に乗り換え、あまつさえ3Pに及んだりするなど、彼も切替上手な印象があります。
 ついでに理亜が(taigaseven様の仰る通り圧し殺した思いというのがあったとしても)カッコ付けて「忘れないでイチ。いまは気づかなくても、『いつか』思い出したとき、『いま』は絶対輝いてる」「世界って、いつも金色だよ」みたいな遺言をしてしまったので、その言葉通り二人とも理亜のことは「金色の思い出」にしてしまって、まあ命日くらいはしんみりするんでしょうが普段はキャッキャうふふしててもおかしくないなーと。

 taigaseven様の感想を切っ掛けに作品を新たな目で見ることができ、感謝しております。またいつか関わることがあればどうぞよしなに。
dov2018年01月14日

90夜巡る、ボクらの迷子教室 (SAMOYED SMILE)
自分を憐れむという贅沢がなければ、人生なんていうものには、堪えられない場合がかなりあると私は思う。 → 長文感想(30960)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 25h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レスEX.独断と偏見で選んだ、個人的嗜好によるルート毎BUMP OF CHICKENテーマソング
①共通ルート…「流れ星の正体」

②はやてシナリオ…「オンリー ロンリー グローリー」「Stage of the ground」

③りこシナリオ…「arrows」「ロストマン」

④きなシナリオ…「天体観測」「トーチ」「流星群」



そして、クリア後には是非「プレゼント」を……
soulfeeler3162018年01月13日

70DESIRE remaster A ver. (El Dia)
EVEのリメイクが良かったのでこっちのリメイクも成功するかなと思っていましたが、期待を裏切られました(もしかしてマーフィーの法則と掛けてる?)。普通にDESIRE完全版を探しましょう。どこが駄目だったのかというと → 長文感想(943)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 15h
最新レス>マルチナEDの、マルチナが独り語りしてEDのシーン全カットされてるんだけどどういうこと

ティーナがマルチナの手紙を読み終わった後に入る、マルチナがアップのアニメーション(+独白)とエンディングのことですよね。ちゃんとありましたよ?
もしかしたら軽いワンクリックで飛ばせてしまうので意図せず飛ばしてしまったのかも。
JSBZT2018年01月12日

72金色ラブリッチェ (SAGA PLANETS)
面白いシナリオではあるんだけど、何かが足りない・・・ → 長文感想(5825)(ネタバレ注意)(3)
最新レスはじめましてdov様
感想へのコメントありがとうございます.
dov様の感想は私がこのサイトを利用し始めた当時から大変参考にさせていたただいており、こうして尊敬しているお方からコメントを頂けること大変うれしく思います.

またこの度、自分の中の意見をまとめるのに思った以上時間がかかってしまい、ご返信が遅れたこと申し訳ありませんでした.

以上拙い文章でのあいさつとなりましたが、ここからdov様の疑問点への私なりの回答を書かせていただきたいと思います.


① このゲームは"理亜の主観としては"ハッピーエンドだったのではないか?
 私個人としては、本作において一番難しく、またプレイヤーによってもっとも
 意見が分かれるであろうと思われるのがこの部分だと考えています.
 なぜなら、本作〈金色ラブリッチェ〉において、理亜の主観で描かれるシーンが
 少ないからです.そのため、多種多様な解釈ができます.

 昨今、ゆずソフトさんのゲームをはじめ、多くの作品で”Another view”と 
 名付けられるヒロイン主観でのシーンが多く作品内にて挿入されています.
 こういったヒロイン主観のシーンはヒロインの内面や伏線などを描写するのに
 非常に良く寄与し、さかき傘氏の作品でも〈しゅがてん!〉では多数、
 また本作においてもエロイナが女騎士凌辱物のゲームを買いにいくシーンなど、
 複数のシーンで使用されています.、

 さて話は戻りますが、個人的な感触として、理亜ルートにおける上述のヒロイン
 主観のシーンは非常に少ないように私は感じました.
 実際の理亜ルートを見ても、理亜の内面が直接的に描かれるシーンは冒頭における
 理亜の独白と、浜松湖で溺れる前後の入院での夢で振り返った幼少期の思い出くらい
 (しかも、どれも央路と付き合う前のもの)で、ほとんどのシーンが央路視点
 でのシーンで理亜ルートは構成されています.
 (理亜と絢華の三人称視点で描かれるシーンもあるが、これも少ない)
 また、本作における理亜が登場するシーンは基本的に理亜を含めて2人以上のキャラ
 で構成されており、理亜一人だけのシーンは前述のものを除き、ありません.
 まとめると、私たちプレイヤーが理亜の本音に直接的に触れられるシーンは少なく、
 それゆえに理亜の本音が私たちには分かりにくい構成となっているわけです.

 さて、こう書くと「結局、理亜の本音が分かりにくい構成がどう関係あるんだ?」
 と思われるかもしれません.
 実際のところ、ほとんどのシナリオにおいてヒロインの本音の分かりやすさなど
 意味を成しません.しかし、本作〈金色ラブリッチェ〉は違うといえます.
 その理由は本作のテーマにあります.

 感想本文でも書かせていただきましたが、本作のテーマの一つに「カッコつけること」
 というのがあります.
 この「カッコつける」というテーマに対し、作品本編でもシルヴィの
 「カッコよく生きること」をはじめ、多様な解釈がなされています.
 ただ、ここでは「カッコつける」の解釈を「人に見せたい自分になる」ということにして、
 話を進めていきたいと思います.
 さて、ここで重要視したい点は本作で一番カッコつけていたのはだれかというところです.
 王族となり、その身分に恥じないよう努力したシルヴィアでしょうか?
 それとも、理亜のことを見守り続け、理想の彼氏でいようとした央路でしょうか?
 私が思うに本作で一番カッコつけたのは理亜だったように思えます.
 それは別に病気に苦しむ中、クリスマスに歌を歌い切ったことではありません.
 理亜が央路、そして央路を通し理亜の人生を見てきた私たちプレイヤーに対し、
 カッコつけていたと思われるからです.
 一般的に考えて、死への恐怖というものは誰しもが持っているものと思われます.
 これはなにも『自分の生がそこで終わる』ということだけでなく、
 『残される知人・家族のその後』や『自分という存在の忘却』といった
 “自身がいない世界への不安”というものも含みます.
 そして、いくら死というものが身近にあった理亜とはいえ、これらの死の恐怖はあったと考えるべきです.

 (だからこそ理亜は、自分の存在意義を少しでも世界に残すために、シルヴィと央路の
 仲を取り持とうとしたり、娘の名前をマリアにしてくれと言ったのかもしれません.
 また、シルヴィルートにおける「めでたしめでたし」という言葉からもこのような傾向の思いが読み取れます.
 本来、「めでたしめでたし」という言葉は、物語の登場人物が用いる言葉ではなく、
 ナレーターなどの物語の観測者が発する言葉です.
 そして、理亜がこの言葉を使うということは、自らを“央路とシルヴィの幸せな物語”に
 寄与した観測者(作者)に落としこみ、それによって充実感を得たかったのかではないかと考えることもできます.)

 さて、理亜の最期の一年において央路は理亜の“理想の彼氏”でいようと理亜の目の前で精一杯カッコつけました.
 そして理亜も、そんな央路の姿を見届け、自分の人生に満足していたように見えます.
 しかしながら、あの場でカッコつけていたのは本当に央路だけだったのでしょうか?
 央路が理亜の“理想の彼氏”でいようとしたように、理亜もまた央路の“理想の彼女”でいようとしたとは考えられないでしょうか?
 こう考えると、理亜の「満足した」という言葉はそのままの額面通りの意味にはならず、
 央路に不安を与えぬよう先述の“死の恐怖”や“『まだ生きていたい』という望み”を隠した
 “精一杯の強がり”のだったかのようにも私には思えます.
 これはあくまで想像です.
 しかし、このような想像ができるほど本作は理亜自身の描写が薄く、またその想像を
 想起させるようなテーマと構成になっているといえます.
 ここまでが前提となります.


 以上、だらだらと『理亜の本心は分からない』という前提について書いてきましたが、
 ここで“本心が分からないから、ハッピーエンドかどうか考えない”というのは、あまりにも面白味がありません.
 そこで、上記の前提のもと、私が作中の理亜の言動から想像できる
 “本作のエンディングは理亜にとってハッピーエンドだったのか?”
 という考察を以下に書かせていただきます.


 これから書くことはあくまで私の想像の話です.
 まず、本作の理亜ルートにおける理亜が“不幸だったか?”と聞かれれば、答えは否となります.
 理由といたしましては、“子供時代の約束が叶えられた”ことや10年間思い続けた央路と恋仲になれたことが挙げられます.
 私が思うに理亜自身の性格は、かなり妥協しやすい性格のように思われます.
 これは当初シルヴィと央路を付き合わせようとしていたのに、央路が玲奈やエルを
 選ぶと「イチが幸せならそれでいい」と言って、あっさりと方針転換したことからも、そう考えられると思います.
 そんな現実に妥協しやすい性格、言い換えると諦めが早い性格ですから、予想だに
 しなかった央路の告白は、理亜が物語開始当初に予想していた自分の未来よりも、
 より輝かしいもののしたことは間違いないと思われます.
 そういった意味では本編理亜ルートは理亜にとってグッドエンドだったとは思われます.
 しかしながら、ハッピーエンドとは言えません.
 その理由は理亜が言った2つの“願い”にあります.

 1つめはクリスマスパーティー後に言った
 「マリア・ビショップも歌い飽きた顔はしていなかった」というセリフです.
 理亜のその後すぐにリップサービスと言っていましたが、そのあとのセリフなどを
 見ても元気ならば歌い続けたかったであろうということは容易に読み取れます.

 2つめは初体験後の「お前との赤ちゃんは欲しかった」と央路に対していったセリフです.
 理亜はその後、「赤ん坊の予約は他に入ってる」とシルヴィに央路の子供を生んでほしい
 と頼んだことを匂わせていますが、それはあくまで、央路の幸せを願ったもので、理亜自身の幸せには直接つながりません.

 結局本編中において、理亜は『今後も歌を歌う』、『央路の子供を産む』という願いを叶えることはできませんでした.
 そしてそれは理亜の未練ともいえると思います.
 未練がある以上、本編のエンドはハッピーエンド=ベストエンドとは言いにくいと思います.
 こう考えると理亜ルートでの大団円なハッピーエンドの必須条件とは、
 上記の二つの未練がない状態、すなわち、『“央路と理亜の子供がいて、
 理亜がまだ歌っている“というシーンがある』といえるのではないかなと思います

 また、私が考える大団円なハッピーエンドとは理亜だけの幸せだけではありません.
 そのエンドには当然のことながら、央路の幸せも含まれます.
 正直言って、理亜ルート後の央路とシルヴィが幸せになれるとは私には到底思えません.
 二人は理亜の遺言を受けて子供を作ると考えられますが、果たして央路はシルヴィを愛せるのでしょうか?
 理亜ルートの央路が好きだったのはあくまで理亜であって、その理亜が亡くなったからといって、
 それを割り切って次にシルヴィを愛すというのは央路の性格を考えると出来ないような気がします.
 また、仮に愛せて子供が産まれたとしても、その子供は央路にとって理亜を思い起こさせる存在と言えます.
 すなわち、その子供を見るたび央路は理亜との美しい思い出とつらかった別れを思い出す可能性があるといえます.
 そんな生活を送る央路は果たして幸せと言えるのでしょうか?

 またこのことは、シルヴィに関しても同様のことが言え、理亜ルート後の二人は義務感で付き合ってるような夫婦になりかねません.
 このような夫婦を不幸だというつもりは決してありませんが、恋愛を是とするエロゲにおいて、
 このような未来はあまりにも寂しいように感じます.
 また、そんな未来が想像できる状況で「めでたしめでたし」と言われても、納得できるものではありません.

 以上、まとめますと、dov様の「理亜主幹ではハッピーエンドと言えるのでは?」と
 いう質問に対しての私の答えは、「グッドエンドとは言えるが、ハッピーエンドとは言えない.
 なぜなら理亜の未練が残っているし、今後の央路が幸せになれるとも思えないから」という回答になります.



② シルヴィ追加エンドの娘を理亜の転生と考えれば大団円と言えるのでは?
 dov様のおっしゃる通り、捉えようによっては大団円なハッピーエンドと言えると思います.
 シルヴィと央路の娘である“マリア”を理亜の転生と捉えると①で書かせていただいた、
 理亜の未練の1つである『歌を歌い続ける』も叶っているからです.
 しかしながら、これは私の信念としてはハッピーエンドとは言えません.
 私が考えるに“人格”というものは、生まれ持ったものだけでなく、その人間が
 生きてきた経験や環境によって作られていくと考えています.
 これは一卵性の双子やクローン人間などの遺伝子だけでなく、魂などのスピリチュアルなものに関しても同様です.
 このように考えると、たとえ魂が同じでも央路とシルヴィの娘の“マリア”は、
 あくまで“マリア”であって“理亜”とは別の人間です.
 ですので、マリアの幸せ=理亜の幸せとならないので、ハッピーエンドとは言えないというのが、私の考えとなります.


③ 金のラブリッチェマークを入れたOrohoraの箱を浜松湖に投げ入れることで、『浜松湖の伝説』が再現されるのでは?
 このことに関しては自信をもって答えますが、伝説は再現されません.
 なぜなら、Orohoraの箱の中身が幼少期の央路たちが拾ったものとなにも変わっていないからです.
 本作のカウントダウンでもネタにされた〈君の名は。〉をはじめ、多くのタイムリープ、
 タイムスリップ作品において、過去や、それに連なる現在を変化させるのに必要なのは未来からの介入です.
 例として〈君の名は。〉では、未来を知っている瀧と過去の三葉の意識が入れ替わることで、
 過去の出来事に変化しハッピーエンドへと物語は向かいます.
 このように、最初提示された歴史とは異なる変化を加えることで、ご都合主義を起こさせるわけですが、
 本作では箱の中身が金のラブリッチェだけですので、変化も何も起こさず、
 ただ同じ歴史を繰り返すだけで、ご都合主義が起こりません.
 仮に箱の中身が金のラブリッチェだけでなく、指輪も入れていたのなら、
 指輪の数が3つとなり、変化が起きたかもしれません.
 しかし、央路はわざわざ指輪を抜いてしまったので、私個人と致しましては、
 この“箱を湖に向けて投げるシーン“はフランス映画のシーンと同じく、
 何で入れたのかよくわからないという印象を受けました.
 湖の逸話が時をかける系が多いといっていたのは、ほんとなんだったのだろうか…?


 また少し話はそれますが、本作はこういった設定や伏線において少々雑な印象を受けます.
 上述のシーンに加え、「食事は歯ごたえと香りが10割」と言っていた理亜が、
 共通や玲奈ルートでは、そのどちらも楽しめないようなコンビーフを食べていたり、
 エルルートでは忘れ去られたイロエの存在や、
 玲奈ルートと理亜ルートでは異なる央路の投良への思いなど、
 とても同じ人間が書いたとは思えない齟齬が本作には多いように思えます.
 
 このような雑なつくり込みが、dov様のおっしゃるシリアスの不完全さに繋がったのではないかと私は思いました.


以上がdov様の質問に対する私なりの回答となります.
ほんとはもっと簡潔に書くことができれば良かったのですが、私自身文章をあまり書きなれていなく、このような読みにくく長々とした、そして遅い返事になってしまい申し訳ありませんでした.
また今後、私の感想にdov様の気に入るものがありましたら、今回のようにレスしていただくと嬉しく思います.
今回は、感想読んでいただき本当にありがとうございました.
taigaseven2018年01月11日

75金色ラブリッチェ (SAGA PLANETS)
真っ直ぐな正統派お姫様であるシルヴィ、口は悪くも懐いてくれる善良なミナ、年相応の愛らしさと隙がありつつ"大人"なエルの王室三人組が大好きになれました。反面、ともすればシリアスは内省的・受動的な方向に流れてしまい行動に繋がらなかったこと、理亜に「生きた」感じがしなかったことが残念です。 → 長文感想(2823)(ネタバレ注意)(2)
最新レス こんばんは。お久しぶりです。
 魔女こいにっきで「お久しぶりです」と言い合っていたのも今は昔、dacadannさんの感想をまた久々に拝見したと思ったら、フローラル・フローラブ以来実に約1年半ぶりだったのですね。

>ほぼ一緒のこと言ってるやん(笑)
 今回は見事にそうでしたね(笑)
 お互い構造的なことを言い出さなければ、『魔女こいにっき』でも『恋×シンアイ彼女』でも、毎回キャラクターやシナリオそのものに対する感想はほぼ一緒のような気がします。
 今作は物語の構造はシンプルだったことと、ライターが新島氏じゃなかったから感想が一致したに違いない(笑)

 実は今回のdacadannさんの感想で一番「あっ」てなったのは
>指輪が、だんだんとついでのような存在に成り下がっている
 でした。
 この指輪もそうですし、野球もそうでしたし……あるいは金髪やラブリッチェもそうでしたけど。この作品って妙にモチーフの扱いが軽かったですよね。
 逆に拘りすぎないせいでストーリーのテンポを維持できたって面もあるのでしょうが。

>カツラの設定は非常によく映えていたと思います
 これも強く同感です。
 理亜=マリアは割と即気づくことができたんですが(そもそも隠されてなかったですし)、その時最初に思ったことが「マリアの方がカツラだとして、金髪の地毛を隠せるのかな」でした。どっちもカツラだったというオチに「やられたっ!」って気分になりました。

>主人公は、結構節操のない人間だと思いました
 3Pやっちゃいますしねぇ(笑)
 シルヴィが気になってたくせにルート分岐で割と即掌返しますし。
 そういう意味では央路もまた作者の操り人形っぽかったかもしれません。

 さて、次回お目にかかる予定ですが……
 私『サクラノ刻』はあまりプレイする気がないのですよね。前作の『サクラノ詩』すらプレイしてませんし……と思ったらdacadannさんもプレイしてなかった(笑)
 だったらたぶん、次のサガプラ作品でお会いできるかもしれません。
 ユースティアも一昨年プレイして感動してるんで、上手く感想書ければいいんですけどねー。
dov2018年01月05日

75金色ラブリッチェ (SAGA PLANETS)
真っ直ぐな正統派お姫様であるシルヴィ、口は悪くも懐いてくれる善良なミナ、年相応の愛らしさと隙がありつつ"大人"なエルの王室三人組が大好きになれました。反面、ともすればシリアスは内省的・受動的な方向に流れてしまい行動に繋がらなかったこと、理亜に「生きた」感じがしなかったことが残念です。 → 長文感想(2823)(ネタバレ注意)(2)
最新レスdovさん、こんばんは。お久しぶりです。

レビュー拝読させていただきました。
そして驚きました。
ほぼ一緒のこと言ってるやん(笑)

おっしゃるとおり、キャラクターにあまり意志が感じ取れなかったというのが正直なところです。
>こうした彼女のいい加減な言動から、私は「作者の都合」以上の理由を見いだせませんでした。しかも理亜は作者の主張をよく代弁しているようにも見え、意地悪い評価をするなら、「操り人形である(生きていない)キャラ」に「ちゃんと生きてるオレだけ見て」と言わせたようでもあります。
ここは完全に同意です。
理亜というキャラはどこか達観したところがあるのですが、それらはすべてライターに代弁させられているからだと思いました。
そのくせ、やたらと退廃的な態度をとります。
生きようとしているのか、このまま死のうとしているのかよくわからない感じでした。

>央路は過去のことを中心にひたすらウジウジ悩み、ほぼ一切自分の為の行動をしません。玲奈ルートでは友人にアドバイスをする程度で、理亜やエルのルートでは彼女達の物語の傍観者となり、唯一シルヴィルートで外交官を目指したり社交ダンス部に入ったりするものの具体的な描写には欠けました。私は正直なところ、行動しない人間が「人生は金色」と言い出す様にはあまり共感できません。
そうですね、主人公は傍観者でした。
かっこつける、というのもなんだか理亜に言われるがまま、という感じで、己が意志を感じ取れませんでした。

ちなみに、dovさんのレビューを読んで一つ重大な発見をしました。
木更津キャッツアイが元ネタのひとつになっていると。
なるほど、だから野球部だったのですね。いまいち野球部設定にピンときていなかったので、かなり腑に落ちました。ありがとうございます。

>それだけミナや絢華に魅力を感じていたということでもあります。
ここもかなり共感します。ミナも絢華もかわいかった。むしろシルヴィよりもこの二人のほうが好きなくらいです。絢華とか特に好きなタイプなんですよね。こういうヒロインはデレたら最高です。

>設定部分にもう一ひねり主人公達の行動に繋がるような、ワクワクできるもの(何でもいいんです。何なら『はつゆきさくら』みたいに「復讐」するのでも)があれば化けたかもなー、という印象です。
ここも同感です。
ただ、プレイヤーの代役としての役割もはたしていなかったように思うんですね。
主人公は、結構節操のない人間だと思いましたし、共感はしづらかったです。

なんかあまり実のないコメントですが、以上です。
では。
dacadann2018年01月04日

72金色ラブリッチェ (SAGA PLANETS)
面白いシナリオではあるんだけど、何かが足りない・・・ → 長文感想(5825)(ネタバレ注意)(3)
最新レスえ、ここで論考終わりですか?

taigaseven様が仰る、
>理亜自身は基本的にハッピーエンドの方が好き
という点には全く異論がございません。

しかしこの論考を読んだ者には、「このゲームは"理亜の主観としては"ハッピーエンドだったのではないか?」という疑問が浮かぶはずです。

なぜなら、理亜はシルヴィルートのラストを「めでたしめでたし」と言っているからです。
他のルートでも、
「ならいい」「こんな時間もいいもんだな」(エルルート12月21日)
「お前ら、オレが思ってた以上に相性いいよな」「上手くバランス取れてるんだな」(玲奈ルート12月23日)
という風に彼女なりに納得したような台詞を残しています。

大団円についても、シルヴィルートの追加ENDで理亜がシルヴィと央路の娘として転生したとも思える描写があります。
理亜ルートのラストで金のラブリッチェマークを入れたOrohoraの箱を浜松湖に投げ入れることで、物語がループしハッピーエンドへと向かう「浜松湖の伝説」が再現されそうでもあります。

これらは確かにご都合主義的展開であるかもしれません。しかし理亜はそのご都合主義を容認しているわけですから、彼女の主観ではハッピーエンドになるとも言えそうです。

こうした疑問点へのtaigaseven様の回答をぜひ拝見したいです。私自身はtaigaseven様と同じく本作のシリアスを不完全だと思っているので、以上に述べたことはtaigaseven様の論考に対する反論ではなく、純粋な疑問です。

唐突に不躾なコメントをしたこと、平にご容赦ください。
dov2018年01月03日

96金色ラブリッチェ (SAGA PLANETS)
プレイ前の予想を、いい意味で思いっきり裏切られた。素敵な作品でした。 → 長文感想(2953)(2)
最新レスdovさん
コメントありがとうございます。キサラギGoldstarの感想を何度も読みました。再プレイしてみたいと思いました。

> もしお試しでなければ、ご覧になると少し印象が変わるかもしれません
ありがとうございます。まだ続きがあったのですね。回収しました。
余韻が楽しめました。
gg_hogehoge2018年01月03日

最新レス 新撰組は過去なので様々な解釈があると思います。
 噂によると坂本竜馬の名前を教科書から消そうと考えている人達がいるそうです。
 恐らく、見方を変えれば坂本竜馬は必要であり、見方を変えればそれほど偉人と呼べる貢献度ではないのでしょう。
 まぁ、明日の晩御飯よりどうでもいいことなのですがね。

 わたしは新撰組の創作ものを「ラストキャバリエ」と「MIBURO」しか読んだことがないのですが、それでも相違点は多くあります。
 なぜ相違点が生まれるのかと言いますと、恐らく作者の視点が違うため歴史の解釈が変わるからなのでしょう。
 そしてまた、創作者だけでなく、2018年を迎えた今も歴史研究者の間でも意見が割れている部分はあるそうです。

 ネットで検索をかけただけなのですが、「芹澤がなぜ粛清されたのか」という解釈も、研究者によってまちまちだそうです。
 権力争いの邪魔になったから、や、元々態度が悪く会津藩から疑問視されていた、や、思想の違い。
「MIBURO」では、会津藩から「汚れ役」を命じられたことが大きなきっかけでしたね。
 芹澤は会津藩士を留めるため、自ら火事騒動を起こし、その態度が大きな原因となって粛清されることになりました。
 近藤が芹澤へ逃げるよう説得するなど、少なくとも葉山こよーて作者は新撰組内での、派閥争いという部分をそれほど魅せたがっていなかったように思います。
 無論、不調和音は存在しました。
 近藤らがひもじい食事をしながら、芹澤らは毎晩酒を飲みに行く。
 そうした違いが近藤や土方らの反感を呼んでいたかもしれません。
 ただそれでも、近藤や土方が芹澤を評価していることは明白でしたし、芹澤が上手く金を稼ぎ、それを貰っていることに二人は少なからず感謝の念を持っていたはずです。
 そういった描写を作者が差し込む辺り、わたしはそれほど芹澤を悪役に、ひいては派閥争いを大きく取り上げようとした風には見えなかったのです。

 一方、ラストキャバリエでは土方は明らかに芹澤を排除しようとしていました。
 最初からそりが合わなかったようです。
 そういった描写を多く差し込む辺り、わたしは「芹澤がなぜ粛清されたのか」という歴史的な疑問の答えを、二作品で差異化しているなぁと感じました。

 二作品の解釈の違いはそれだけにとどりません。
 なんせ、キャラクターの性格が違うのです。
 そこには少なからず、「土方歳三はこういう人物だ」「坂本竜馬はこういう人物だ」「佐久間象山はこういう人物だ」という見方がありました。
 けれど違いはあって当然なのです。いや、なければおかしい。
 歴史を目の当たりした人間は、この世にいません。バック・トゥ・ザ・フューチャーか。
 それにこれは「新撰組をテーマにしたエロゲ」であって、「新撰組そのものを模写したノベル」ではないのです。
 どちらの見方も正解であって、また正解であって、さらには正解だと個人的には考えています。
 
 何が言いたいかと言いますと、キャラクターが違えば物語の中身も違ってくる。
 葉山こよーて流新撰組が決して本物の「新撰組」ではありませんし、ラストキャバリエが本物の「新撰組」というわけでは全くありません。
 わたしは「ラストキャバリエ」が中々史実を大切にしている印象を受けました(史実と大幅に違えば批判されていておかしくないはずですが、わたしは昔、ラストキャバリエは史実を大切にしているので好きだという感想を聞いたことがあります)が、本物の史実を知る人間はこの時代にいるはずないですから、真相はまさしく闇の中です。
 逆に「MIBURO」は全体的に優しい雰囲気を出そうと、キャラクターに好感を持ってもらいたいという意図を感じたので、悪評が後を絶たないと言われている「新撰組」からは少しだけイメージの違うものを感じました。
 新撰組を偽り名乗って押し借りをしている者が裁かれる時、理解が早すぎたりする部分も多々ありますからね。
 
 そのどちらも面白く、わたしは創作モノとしてMIBUROの方が好きなのですが、ただ残念なのは、どうしてもやはり、「新撰組」の何を魅せたいのかよく分からなかった。
「隊の絆もの」としてなら面白いけれど、それならもっと改変してもよかったのではないですか?
 また、沖田総司が死んでしまったことは非常に残念だった、ということですね。

 書いてあることは全く同じなのですが、まとめると以上になります。
 史実の「政治的な立ち回り」がどの程度なのか気になる部分もありますが、FDが出るといいですね。
 期待しましょう。
yamatsubame2018年01月03日

最新レス次は、1年後くらいに続編?ですかね。
内容、忘れてそうです。
koikoiking2018年01月03日

84幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
大チョンボ有り、エロゲらしい広がり無しといった厳しい点もありますが、新撰組の生き様を書いた歴史物として、楽しめました。 → 長文感想(3808)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 45h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レスこの作品、制作上の理由で、途中で方針転換したんでしょ。koikoiking2018年01月03日

最新レスエロゲのプレイお疲れ様でした。
プレイするエロゲがそこそこ被っていたので、感想をよく拝見しておりました。



大変差し出がましいのですけれど、こういう18禁小説は如何でしょうか?

ミックスベリーの花束
https://novel18.syosetu.com/n0049cv/

ミックスベリーの徒花  ~『花束』BADEND集~
https://novel18.syosetu.com/n7066de/

館系18禁デスゲーム物で、ルート分岐があります。
yamatsubameさんの感想の傾向から、もしかしたら合うかもしれないと思いました。
dov2018年01月02日

96金色ラブリッチェ (SAGA PLANETS)
プレイ前の予想を、いい意味で思いっきり裏切られた。素敵な作品でした。 → 長文感想(2953)(2)
最新レスご存じかもしれませんが、ゴールデンタイムまで見終えた後、

・シルヴィルートのラストをもう一度見る(セーブからでOK)と追加エピソード
・↑を見終えた後、エクストラを見ると追加

もしお試しでなければ、ご覧になると少し印象が変わるかもしれません
dov2018年01月02日

84幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
大チョンボ有り、エロゲらしい広がり無しといった厳しい点もありますが、新撰組の生き様を書いた歴史物として、楽しめました。 → 長文感想(3808)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 45h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レス少なくとも、この新撰組(忠臣蔵絡めての)
色んな人が「終わりが・・・」に、縛られてるが、そもそもの

でもFD求めてる人が居ると言う事実が
未練・・・なんだよなー・・・(期待大きすぎて補完を望めるだけ救いかな)
ハッピーエンド。時代に合うかは個人毎の差
htxdn0902018年01月02日

最新レスまず一言ですが・・・
今回の作は「忠臣続きの目で見ないと」という、メーカーの売りは無かったです。
単に前作の新撰組が「使おうか?」で、このゲームなワケです。
終わり方は色んな人がoか×かと言ってますが、先入観アリの人ほど割り切れないので

ああ、あと
FD出るんだろうなーって人がいる時点で
この作品は良いも悪いも通過点なのかと
我々は創る側でないので。
htxdn0902018年01月01日

最新レスラストキャバリエは、そういう話でしたか。
やや短絡的な話の気がしますが、新撰組もそこまで馬鹿じゃないと思いたいですが(史実では、そこそこ政治的な立ち回りをしているので)、
まぁ、あちらはスチームパンクなども入っているので、細かい史実をそもそも気にしてないのでしょう。
koikoiking2017年12月31日

69イロヨリドリ (人生通行止め(同人))
委員長などのサブヒロインは主人公との関係性が薄く、声もイマイチで寝取られの余興という印象。これが3分の1ほどのシーンを占めているのでその点はマイナス。幼馴染に関しては一部のシーン(後述)を除いて期待通りの出来だったが、構成にやや難があり。また絵に関しては少し未完成な部分が見受けられるのが惜しい。 → 長文感想(1869)(ネタバレ注意)(1)
最新レスそれはね…ボクがドMだからだよ!naicufnoc2017年12月31日

最新レス 再三の長文レスに感謝感激です。

 わたしもこの作品は思いの外思い入れが強くなっていて、熱を持ったまま続きも書いてしまったわけですが、感情的に書き連ねてしまい読みづらい部分があったかのように思います。その点は申し訳ない。

 1点だけ、誤解を与えてしまった箇所がありまして、書き留めておこうと思います。それは新撰組が生きるために足掻いた物語という解釈についてです。
 上記の解釈はあくまで他作品「ラストキャバリエ」の新撰組であって、本作品「MIBURO」のことではないのです。そこだけは、そこだけはどうか分かってもらいたいのです。
 と言いますのも、生きるために足掻いたという解釈はMIBUROでは無理ですw  だって仰る通り、新八はそれほどお金に不自由していませんからね。儲ける以外の理由があったはずですよ。その解釈はわたしとしてもう~んw となりますよ。
 ですが、ラストキャバリエでは新撰組の解釈が違っていて、そもそも芹沢が会津藩に嵌められたことを土方は気づいていないのです。むしろ、近藤のライバルが消えて清々したぐらいの、いやここは拙い記憶なのですが、それほど芹澤を斬ったことに罪悪感がない様子でした。芹澤も斬られて当然みたいな態度でしたし。
 ここに解釈の違いがあるのです。ラストキャバリエでは、厄介者だと思っていた芹澤を斬ったことで一枚岩になれると思っていました。なろうとしました。
 しかし、一枚岩になるということは、価値観の違う考えを許さないということ。以後、土方は裏切り者に対するルールを作りますが、このルールを作ってしまったが最後、自分達がおかしいと気づいても後に戻れなくなってしまうのです。
 すなわち佐幕派とし後戻り出来なくなった瞬間。新撰組は決して攘夷でも尊皇でも佐幕の思想も持っていない集団でしたが、もうなぜ幕府を守るのかということに疑問を持つことが許されないまま五稜郭まで進んでしまうのです。なぜなら、幕府をなぜ守るのかという疑問を抱いた瞬間、芹沢のように斬られてもおかしくなかったからです。それほどまでに一枚岩になろうとしていたと、わたしの目には映りました。
 さらには、ラストキャバリエでは土方の人物像について「時流を読む力がなかった」とまで書かれており、知略も込みで五稜郭を無双した土方像とは少し違う見方をしていました。
 近藤は幕府を守る武士になりたいと言っていますが、会津中将と比較してしまうと動機が弱いですしね。

 ここまで、ラストキャバリエの話でした。しかし、MIBUROでは土方に様々な能力があり、また新撰組の立場も相当恵まれていたものでしたね。終盤、土方が再三人を増やして、新選組を会津の指示なしでも動かしたいと言ってましたが、あれは近藤を大名にするのが夢だからと言っていた気がします。しかしラストキャバリエでは、この頃の会津藩は秋月のように庇い立てしてくれる人もおらず、身を守る手段がそれしかなかったという、本当に悲壮感に満ちた感じでした。金を貰うときは決まって手切れ金、褒美の裏には人殺しです。
 
 確かに、ラストキャバリエはまぁ、必死に足掻いた結果歴史が変わるので、そこら辺を魅力的に思うかどうかですね。ガチで史実破壊してますし、わたしは特定のヒロインと結ばれないことが堪らなく不満だったのですが…。
 いずれにせよ、ラストキャバリエでは何となくイメージしていた新選組との違いをテーマにもしてくれたのかなぁと思いましたが、MIBUROは新選組の何を魅せたかったのか曖昧なところがありましたね。そこはわたしもずっと考えています。

 スマホから打っているのですが、続きは明日の朝に書こうと思います。色々、思うところがありますね苦笑
yamatsubame2017年12月31日

80幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
プレイ時間は、30時間程かな。 プレイ時間は長いけど、長くは感じず、短く感じる。多分一本道だから。【コメント歓迎】 → 長文感想(4810)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 30h / 面白くなってきた時間 : 2h
最新レス感想にコメントありがとうございました。

僕の見解としては…最初は芹沢派との腹の探り合いや、上からの見え透いた蜥蜴の尻尾切りなどひどい立場からイサリンを中心として 組織が強固になりゆく過程で強く絆ってものを感じていましたね。

山南さんが消え、戦争が始まると皆が信頼を寄せていた源さんが消えて、イサリンの心境を理解しつつも隊とは離別して新八と佐之助が消えて…少しずつ絆が解れていくのがなんともやるせないシナリオだったなあって

なので、「絆、軽くね?」って感じじゃなくて「固かった絆さえも散っていった。」って解釈してました


こうやって語り合ってると話したいことたくさん出てきますね…史実通りだと死ぬのが定めですが、キャラも魅力的だったので退場させずにもっと見たかったなあってのは本当に思った
YonmaiGUY2017年12月31日

最新レス同じようなエロゲは飽きますよね。
インレやニトロみたいに、新しい路線で作ってくれるエロゲ以外は、私も最近やってないですね。体験版で脱落です。
koikoiking2017年12月31日

最新レス>忠臣蔵の1週目も、史実紹介で、主人公はただの観察者だったし。

えぇ、散々ボコスカと批判を書き殴ってはいますが、だからこそ
「これで終わりではない、と思いたい」と頭に付けたのですよ。

どうでもいい話ですが、なんでこんなに長々と主人公批判を拗らせたかといえば
実は自分のリアルネームに「健」という漢字が使われていまして
特に女の子から「健くん」と呼ばれるととても嬉しいんですよね!()
そして桐谷華時代からずっと新八の中の人の大ファンでして、・・・あとはわかるな?
そんな主人公くんが色々ダメだと色々下がるっていうかもう恨み骨髄に至り候。
頼むからFDで超活躍して完全無欠のエンディングを目指してくれと思いたくもなるのですw
shizuku40252017年12月31日

最新レス続きというか、更新されていましたね。

現実路線はいいですよね。
チート無双は飽きるというか、軽いというか、強い感動、物語にはなりにくいですよね。
しかし、現実路線だとストレスなく物語を書くのが難しい、整合性をとりながら主人公の活躍を描くのがかなり難しい。
まぁ、今作は史実ですが、史実でも違和感なく「なぜ、そのような行動をするのか?」を描くって難しいですからね。

本作では、新八やさのじ、斉藤が離れる理由がよく分からなかった。
「えwwwいなくなるの?」ってびっくりした。
そこはね、何でもいいから納得いく解釈なり、物語を提示して欲しかったかな。
後、鳥羽の戦いでも、他の藩が新政府に寝返った辺りも理由不足かなと。
「錦の旗」って、そんなに力あるの?という感じで。後、将軍が逃亡したとかのあたりもね。
まぁ、多くのキャラが出てくるので、一人ひとりじっくりかかないと、行動説明が出来ないから、これは仕方がないけど。



エロシーンに関しては、正直今回はどうでもよかったというか、スキップしたところもあります。
インレの絵とキャラは、エロクないというか。
男を無理やり女体化しているので、どうにもエロク感じません。
生々しい女っぽさがないんですね。「ザ・エロゲのキャラ」には、どうも興奮しない。
又、妙なタイミングで作業的エロシーンも入っていくのも無理でした。

>史実を曲げずに作った救いであり、物語本筋から考えると救われているように見えないと思うのです。
いえ決して、読者の求める理想の救いがなければないらないというわけではないのかもしれません。
他作品でも「いやこんなエンディング許しちゃいかんでしょ!」という葛藤からロングセラーになっている作品

史実縛りの結果、醜い結果です。
忠臣蔵ぐらで上手くやってくれたので、ファンは同じようなハッピーエンドを望むと思うのですが、まさかの逆噴射ですね。
そのため、ここでも批判が大きいのでしょう。

又、本作は、「「「いやこんなエンディング許しちゃいかんでしょ!」という葛藤」」はなかったですね。
呆れたというか、微妙な感じで、歯にものがつまった感じです。
強い葛藤もなく、ただ後味が地味に悪い。一番悪い例です。

>「いやこんなエンディング許しちゃいかんでしょ!」という葛藤
これはどの作品でしょうか?


>山南が暗殺に失敗したのなら、他の刺客を送ればいいと思うのですが、第二の山南は現れずじまいでしたね。
確かに、あそこの史実の解釈は、結構力押しというか、「?」でしたね。
いや、山南さん、土方に打ち明ければいいんじゃないかと思ったけど。

>隊の絆
隊の絆が良かったと自分で書いてあれですが、実は、「隊の絆」はあやしかったと思います。
いや、途中までは良かったんですけど。
近藤が投降したり、新八やさのじ、斉藤が離脱したり。
「隊の絆」を描きたかったけど、史実どおりという縛りで歪みが出ていましたね。「?」なところが多かったです。


と、色々ありますが、全体的には良いゲームです。
koikoiking2017年12月31日

最新レス続きがあるとのことですが、レスを読んだので返信というか、思ったこととかです。

>「新撰組は何をしたかったの?」
新選組の目的は生きる居場所がなかった農民や武士に憧れた連中が、必死に生きようと足掻いたことにあったよう見せられたと思います。

なるほど。考えたことがない視点ですね。
確かに、清河に騙されて京都に流れ着き、そのまま敗戦までいった集団ともとれます。
しかし、私としては、その解釈は中々浮けいられないところがあります。

「生きるだけなら」、わざわざ命がけの任務を行わないと思うのです。
当時でも、さすがに生きていくだけなら他にも安全な道があったかと思いますし、近藤や新八を始め、そこそこお金がある人達です。
やっぱり「出世」「武士になる夢」など、強い何かはあったと思います。

後、物語的に、「必死に生きようと足掻いた」だけだと、あまり魅力的に映らないのではないかと思います。

>新撰組がやさしすぎる&土方有能
確かに、粛清うんぬんの周りは怪しさはありましたが、本作は「絆」重視ですからね。作品としてもいいと思います。
又、実際の新撰組に、中々近いのではないかと思います。
暗殺集団をまとめるには、厳しい規律&人望のようなものは必要です。
ヤクザ組織やメキシコの麻薬組織も、厳しい戒律でメンバーを縛ります。
簡単に殺人を行う組織では、下手をすれば部下に上司が殺されますので、そうならないための規律と人望ですね。
いわば、アメとムチです。
又、4年程度の活動、新撰組&土方の実績を見るに、政治的な能力はあったと思います。
パワーバランスを見る政治力というか、自分が殺されないための立ち振る舞いがないと、こういう組織では長生きできないでしょうから。
土方は、五稜郭で旧幕府軍の幹部までなっていますから、政治力有りです。

こういう策略をちゃんと書いてくれたところは、本作のいいところだと思います。
一部だけですが。

>会津に関して
会津に関しては、「忠義」と投資でしょうね。
引くに引けないほど幕府に肩入れし、投資をしていますから、今引くと全てが無駄になってしまう。
なので、最後まで突っ走ったのだと思います。
長州や薩摩も同じようなものです。
なんだかんだ会津や長州、薩摩は10年近く朝廷で政治工作をし、武力を増大させています。
これだけ投資した勝負には、簡単には降りられないでしょう。
又、もし鳥羽で幕府が勝っていれば、会津と徳川が新政府の中心で、長州と薩摩は滅びていたでしょうし。


>「命を賭けて戦ったのか」
やっぱりここですよね。
厳しい規律や格好を見ても、武士に強い「憧れ」があったのは確かでしょう。
しかし、なんだか釈然としないですよね。
武士になりたかったのは分かるのですが、なんでしょうか。何かが足りないですね。
近藤の投降、新八などが離れていく。うーん。何でしょうね。



又、私としては、実は長州や薩摩の方が好きなんですね。
新撰組は、いまある既存の秩序を守る側。既得権益側。
それに対し、薩摩と長州は、新しい秩序を作る側。
薩長は、自分達が新政府を作るために、どんな手でも使って成り上がっていく気迫と創造性がありますからね。
「え、そんなことするの?」の連発で。
又、薩摩や長州の維新志士って、下級武士とはいえ、藩での出生頭ですからね。
資産も地位もある人たちです。人生守りに入ってもおかしくないです。
しかし、そういう恵まれた地位にいる人が、命をかけてつっこんでくる方が、凄いというか、失うものが多いというか。
農民と藩の武士では、失うものの大きさが違いますからね。
食い詰め浪人が、なかば受身で命を懸けるのと、恵まれたものが、積極的に命を懸けるのでは、全然意味合いが違う。
そこのところに、本気というか、「理想に命を懸けている」と思いますね。






新撰組を描くなら、「武士でない者が武士に憧れ、武士(幕臣)になった瞬間に、武士(幕府)そのものがなくなるところに、「敗戦の美」のようなものがあるのかもしれませんね。


koikoiking2017年12月30日

最新レス レスを頂きありがとうございます。正直な所、待っていたという気分で過ごしていました。

 性懲りもなく書かせて頂こうと思うのですが、わたしも心底koikoiking氏に同調する部分がありました。それは、「新撰組は何をしたかったの?」という点が曖昧に感じられた、ということです。
 と言いますのも、ラストキャバリエでは新撰組とは、会津と倒幕派に挟まれてしまった可哀想な部隊という印象でした。
 冒頭で流れてます通り、新撰組の元である試衛館は流行病により儲からなくなったため、仕方なく閉じたという経緯があります。
 わたしは指摘して頂くまで、「天然理心流を天下に広める」という大切な目的を完全に頭から抜かしていてたのですが、取り敢えずラストキャバリエでは近藤や土方らの目的以前に、食い扶持を確保するために仕方なく会津のお抱えになったという、読み直して確認しなければならないのですが、そういう解釈が強く出ていたと思うのです。
 ですから、ラストキャバリエでは新撰組は何をしたかったのかを伝えるより、食い扶持を確保するため京の役職についたのに、もう市中見廻りや池田屋事件で悪い噂ばかりを立てられ、どのような意志もなく仕方なく敗戦組で戦った(野良武士の集まりで会津と一切関係が無いのにお抱えという目で世間に見られてしまった)不幸な集団だ! というイメージがあったのです。
 そこには葛藤がありました。いえ、他作品を絶賛するわけではないのですが、新撰組は世間が思うような幕府に忠誠を誓い五稜郭まで抵抗した忠誠心の強い集団というわけではなく、そこに至るまで様々な葛藤があったということが作品自体のメッセージに感じました。
 あくまで、個人の主観に過ぎませんので、それは念のため何度も念を押させて頂きます。
 そういう意味で、新選組の目的は生きる居場所がなかった農民や武士に憧れた連中が、必死に生きようと足掻いたことにあったよう見せられたと思います。

 長々他作品の話をかたじけない、話はMIBUROに戻るのですが、比較してみますと、MIBUROは大変新選組が苦労しない物語であったように思われます。
 誤解して頂きたくないのですが、苦労しないことが悪いことではなく、わたしはMIBUROの雰囲気の方が好きです。
 MIBUROでは冒頭の結成までがダイジェスト式にカットされている他、河合山南ら裏切り者を生かそうとする土方ら、及びそれに共感し、あまつさえちゃのじや新八の離脱を許容する柔軟性があった他、何より土方が有能すぎて会津や伊藤らの悪略に引っかかりそうにないムードが作品に流れていたように感じます。
 わたしに言わせれば、いや決して日本史は詳しくないのですが、えっこれ新選組なのか?wというぐらい優しいと言いますか、「隊の絆」という言葉を借りさせて頂くとそのようなものを強く感じました。
 仰る通り会津藩松平容保の忠義は立派そのもので、慶喜が信頼を置いていたというのも本当に分かります。そこの見せ方は大変上手かったですね。最初の上洛で覚悟を持ったCGの他、大阪城まで行動を共にし、家臣に何度会津の平定を優先するよう説得されても頑なに首を振らない、徳川家への忠誠心は立派だったと思います。
 現実として、もしかすると徳川が潰れれば次は自分達だという打算もひょっとするとあったかもしれません。その辺りを出さない葉山こよーて流新選組と言いますのも、わたしは優しさが感じられます。家訓を持ち出されれば断れないタチという大変好感の持てる人格でしたからね。
 しかし、新選組に話を戻しますと、どうにも幕府に忠義を誓う理由が薄い。近藤が会津ではなく幕府のために出てきたと言っていましたが、そうはいってもやはり、この物語は新選組が幕府のために戦う物語では、ないかとわたしは考えます。
 ではなぜ「命を賭けて戦ったのか」と言いますと、わたしはこの時代、身分上本物の武士になれない立場に生まれてしまった近藤が本物の武士になるために戦い、また土方は近藤を大名にするために戦ったもので、新選組そののものに大きな異議はなく、どちらかと言うと個々人にこそ戦う理由があった物語に見えたのですが、個人的には、いやそれなら分岐√早めにしてくれよ…と嘆きますね。

ここまで自分の感想文を読み……うわっすげぇ批判だらけじゃん……と、考えていることと書いてあることが合致しない不思議な現象を感じで、フォローのようなものを書かせてもらおう(自己弁護)と思うのですが、わたしは忠臣蔵よりMIBUROの方が好きですし、無論ラストキャバリエよりMIBURO方が好きなのです。
 MIBUROは好きだからこそ色々なことを考えさせられます。というより、なろう系のまーたまたまたループですか?へえへえみたいなのがどうにも受け入れられない頑な人間ですので、いや、忠臣蔵のように転生した結果われ最弱でしたwwみたいな物語は受け入れることが出来るですが、取り敢えずMIBUROは俺っち最強だから無双できるwwみたいな都合の良い設定がなく、あーそら新選組が勝てるわけないよね…というわりかし現実路線だったので、賛否両論ですが、個人的には賛なのです。
 ただ、それにしても限度があるだろうというか、エロゲでこの流れで沖田死ぬんかい!?という描写が、ラストキャバリエで沖田が死んだときより大きな声で突っ込みたい心持ちでしたので、せめてそこは生かしてくれないだろうか……と切に願うばかりでした。
 どこまでを都合良く改変し、どこから弄るのかという部分ですね。取り敢えず光の道の弄り方は否です。

 またこれは少し話が逸れるのですが、武士の波動を未プレイでして、そこに何と沖田と斉藤のパイズリシーンがあるのです。
 ……これは一体、どういうことなのでしょうか。釈明を求めたいですね。わたしは決してヒロインの処女性を重視しているわけではありませんが、ヒロインの性格と掛け離れたことをされますと、かなりイラッとくるタチなのです。
 いやまさか、作中のエロシーンを見てみますと大半が処女ではないのですが、この物語の新選組はみなヤリマンなのでしょうか。
 いや正直、まこと個人的な意見で土方と近藤はどっちでもいいのですが、斉藤、沖田、新八、平助辺りは興味津々ですね。いやヤリマンキャラちゃうやろ!という性格なので、武士の波動公式サイトに飾られたサンプルCGには大変、というか気が狂いそうなほどに、真実のところが知りたいですね。

 さて、話が大きく逸れてしまったのですが、救いに関してです。koikoikingさんの仰るようにそれぞれにまた、原作とは違う形で欲しかったと多く書いてくださっているのですが、大抵はわたしもそうであったらどんなに良かったことかと共感致します。
 思うに、やはりこよーて氏は今作、史実通りを意識されすぎていると思うのです。史実の中に救いを作りたいという考えであれば、沖田が日本最高の剣士にならず主人公が復讐を果たすという救いも、近藤が史実では投稿したが変わり身で生き延び武士として認められたことも、土方が死ぬまで闘いますを貫いたことも、斎藤が戦いに負け続けながら最後薩摩に復讐を為すというのも、史実を曲げずに作った救い、なのかもしれません。
 しかし、仰られてますように、これはあくまで史実を曲げずに作った救いであり、物語本筋から考えると救われているように見えないと思うのです。いえ決して、読者の求める理想の救いがなければないらないというわけではないのかもしれません。しかし、それでもやはりわたしには沖田には生きて欲しかったという思いと、他人にパイズリをさせないで欲しいという思いが残って仕方ないのです。ましてダブルパイズリなど卑劣なことを全く考えられません。せめて汚れ役は土方で手を打って欲しいとところ。
 と書きましたが、他作品でも「いやこんなエンディング許しちゃいかんでしょ!」という葛藤からロングセラーになっている作品もありますし、必ずしも綺麗に終わることが全てではないのかもしれませんが、どうなのでしょうね~
 あと地味に気になったのは、山南が暗殺に失敗したのなら、他の刺客を送ればいいと思うのですが、第二の山南は現れずじまいでしたね。
 それとkoikoikingさんの書いていることを見て思ったのですが、手紙は何だか、何だかなーという伏線でしたね。
 清水一学が指示を送っていた……はぁ、そうですか……という感じで、特にどうなのでしょうね。そこからループを期待したというのも分かります。何かしらのアクションが欲しいところでしたね。


「隊の絆」ものとしてみれば面白い、と書かれています通りだと思います。わたしも、最近のエロゲでは格段に濃い絆みたいなものを感じました。その辺りは幕末という動乱時代の釣り橋効果やこよーて氏のシナリオが巧みだったのだと思います。我々は多くを求めて過ぎているのかも知れませんし、あるいは、もっと求めて良いのかもしれません。
 また何かありましたら感想等お待ちしております。わたしもこの作品には様々、思うところがございました。FDもあるかもしれませんので、内容に期待したいところです。といっても、どのようなものになるかは想像がつきません。koikoiking氏の方ではFDがどのようなものになるか想像がつきますでしょうか。
 
 わたし自身の描く救いとしては、大勢の人は○○はダメだと思っているけど、実は○○の見方を変えると他の見方がある、みたいな形ですかね。
 大勢の人は沖田が死ぬと思ってるけど、実は沖田は仮病ですぐ治った、だったら最高じゃないですか笑
yamatsubame2017年12月30日

84幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
忠臣蔵のようなのを求めると肩透かしを食らうかも。 → 長文感想(1968)(1)
最新レスコメント失礼します。

>仲間さえ散っていくこの時代、その同志の絆の深さと、日本の侍の最後の散り際とか意地とか。武士が中心では見ることのできない終わりへと向かっていく話かなぁと

絆ですか。私は、仲間があっさりどんどん減っていく(別の隊作ったり、別行動したり(新八とさのじ)、近藤が投降したり。そのあたりで「?」となりました。
あれ、あんまり「絆」強くないんじゃ?とか思ってしまった。
もっと、『絆」演出をして欲しかったかなと。

又、チリ際もあっさりなので(ゲンさんとか)、う~んでした。

なんだかな~という感じで。死に意味がないような感じで。
史実どおりは難しいね。
koikoiking2017年12月30日

最新レス


>坂本は時流を読むことに長けていたそうですが、長州と薩摩が手を結ぶという流れがMIBUROではあまりに自然な流れに思え、坂本の尽力がどの程度だったのか分かりづらかったように感じます~

史実どおりにやると、中岡が薩長同盟を結ぼうと動いて、竜馬は乗っかっただけですからね。(「竜馬。さも、お前が考えたようにいうな!」と思いました)

>もう一つは「このゲームをもう一度やりたいか?」という疑問に対する答えです。

最後が負けるゲームはね。もう一度やるのに気合がいる。
どん底まで落ちてから、勝つゲームならいんですけど。

>勿論、4√とも見方を変えれば救いは存在します。

私も「救い」に関しては「う~ん」でしたね。
多分、私が思っていた「救い」とは違ったからですね。

近藤:「天然理心流」を天下に広めるのが夢だと思っていた。
確か、武士の波動ではそんなこといっていた。
つまり、次の世代の子供にも、「天然理心流」を広く使ってもらえれば、夢がかなう。
殿に「武士としての役目」を正式に終わらせてもらうのは、何だか負けたような気がした。本人にとっては楽になるんだろうけど、それはね~~。

沖田:とにかく剣で日本一になる。それが救いだと思いました。
沖田が負けて死に、主人公があだ討ちするのは、沖田の救いになってないような。
それなら、死ぬ前に最強の剣士となって死んでほしかった。(バトルで最強剣士に勝って)それが救い。

土方:「近藤を日本一の侍大将にする」が夢ですが、近藤が死にます。
その後は、武士として最後まで戦いますが、なんだか投げやりに見えました。
死んだ近藤を「日本一の侍大将」にするために、主人公が「何か?」をして欲しかったですね。天下に「近藤」の名をとどろかせるために。戦い続けて死ぬのは=、う~ん。

斉藤:史実でも、最後まで生き続けている。
でも、ほとんどの戦いに負けているのが斉藤なんだよね。
何か一つでも「勝ち」があれば、救いだったのかもしれない。
というか、斉藤の「救い」はよく分からない。

yamatsubameさんは、何が、どうなれば「救い」だと思いますか?



>しかし、忠臣蔵では「死にながら勝負に勝つ」という信じられない幕引きを見せてくれました。そこに心を打たれた人が多かったと思うのです

かなり前にプレイしたので、よく覚えてないのですが、確かに忠臣蔵の死には、意味がありましたよね。
命をかける理由が。今作の新撰組には、なかった。さくさく殺しますし。
命って軽いなぐらいの印象です。

>そう思った原因は、MIBUROが史実通りに完成されすぎていて、作者がこうあって欲しい、こう変えてはくれないかという願いが全く見当たらなかったからです。
 沖田は史実通り病死しますが、作者にはつまるところ、沖田に生きて欲しいという強い願望はなかったのでしょう。

これが全てですね。
「強い思い」みたいのを感じませんでした。史実どおりで良い。それだけという感じ。

>続編。沖田、井上、及びサブキャラクターの大半は死んでおりますし~
確かに、サブキャラとのH目的は、買いませんね。特に見たくもないですし。
私としては、今作を1週目ととらえ「こうなったらよかった的な」2週目以降を期待しています。というか、「手紙」が出てきた時点で、続編前提のループものかと思ってますが。

>「ラストキャバリエ」という作品をご存じでしょうか?
ここでの評価が低い&体験版の10分程度やったのですが、「う~ん」な出来だったので放置していますね。
もう1度体験版をやって、面白かったらやるかもしれません


つまる所、「新撰組は何をやりたかったのか?」それがよく分からないんですよね。
隊としての目的が(忠臣蔵は分かりやすい。)

京都の治安を守っていたわけですが、「ただ成り上がりたかっただけ」に見えてしまうと、物足りないですし。
「武士の世を守りたい」「こういう世界を作りたい」「何かを命を懸けて証明したい」
そういうのが見当たらないですからね。

むしろ、敵対していた「薩摩&長州」には、「作りたい世界」があったわけですし、
多大な犠牲を出した会津にも「守りたい価値観」が強く有りました。
むしろ、忠臣蔵的な「忠義」が一番あったのは「会津」ですからね。

「新撰組は命を懸けてまで、何をしたかったの?」これが難しい。
まぁ、ただの「隊の絆」ものとしてみれば、面白いんですけどね。
koikoiking2017年12月30日

最新レス>この新撰組という方達で「忠臣蔵みたいな終わり方」がムリな前提として
必要悪ですか~、なるほど。
それだったら、「武士を使い捨てにした明治政府」とかになりませんかね。
実際、戊辰戦争は多くの武士を使って勝ったのですが、多くの武士には、大した報酬も与えずに、武士の特権を剥奪しました。後に、武士は反乱を起こして対抗しますが、中央集権化された国家va個別化された武士になり、あえなく散った。その無念って、結構ひどいと思いますが。


koikoiking2017年12月30日

最新レス>【大きな問題点:とにかく主人公の魅力を感じない、いる意味あるの?とさえ思う】
史実どおり話を進めると、こうなるでしょう。
忠臣蔵の1週目も、史実紹介で、主人公はただの観察者だったし。
koikoiking2017年12月30日

最新レス レスをありがとうございます。

 koikoikingさんの感想を読ませて頂きましたが、私も二つほど全く同調だと思う事がありました。
 一つは坂本龍馬についての感想です。
 いや……大した人物なのでしょうかね。
 新撰組を中心に読んでいますと、やはり刀の強さが絶対的な力に感じます。
 土方、近藤、沖田、彼らは倒幕派の侍を斬り伏せる力があり、池田屋事件でも市中見廻りでも絶対的な力を発揮していました。
 無論、伊東甲子太郎にも新撰組の持ちえない知識を持ちこんだり、芹沢にも新撰組を手こずらせるだけの知恵がありましたが、一方、どうにも坂本の底というのは分からずじまいに終わってしまった印象です。
 というのも、坂本は時流を読むことに長けていたそうですが、長州と薩摩が手を結ぶという流れがMIBUROではあまりに自然な流れに思え、坂本の尽力がどの程度だったのか分かりづらかったように感じます。
 坂本視点の描写がなかったことも、一因だったかもしれませんね。
 さらには、土方にも時流を読む力があったため、無い者との対比が上手く行っていなかったように思えます。
 にもかかわらず、主人公が何度も何度も「坂本はここまで考えているのか……」「この人の底は見えない……」と繰り返すので、そこでわたしは???になってしまいました(苦笑)。
 それに、新撰組から見ると敵ですからね……。

 もう一つは「このゲームをもう一度やりたいか?」という疑問に対する答えです。
 わたしはMIBUROが大好きになりましたが、普通のエロゲのように最初から見直したいかと問われると言葉に詰まってしまいます。
 koikoikingさんも同様だと勝手に推測するのですが、わたしはエロより美少女の心情描写を求めるタチです。
 幕末は空気に悲壮感が満ちていて、残念ながらワカワカする空気が見当たりません。
 さらには、忠臣蔵は「命を捨てて勝負に勝つ」物語でしたが、残念なことに、新撰組は「命を捨てて勝負にも負ける」という、何分救いのないものでした。
 史実通りですので変に曲げてしまうのも、葉山こよーてさんの主義から反することと、読者の視点が狂ってしまう難しさはあったのかもしれませんが、「このゲームをもう一度やりたいか?」と問われると、あまりに救いがないため難しいでしょう。
 勿論、4√とも見方を変えれば救いは存在します。
 沖田の仇を取り、勇は武士となり、斎藤は生を全うし、近藤は自分の生き方を最後まで貫く。
 しかしそれが、救いか? 嬉しいか? 喜べるのか? という話になると、いや全く人によって考えは変わるのです。わたしにはこの冬空のように救われた気がしませんでした。
 
 結局のところ、わたしは作者が新撰組を好きだったかchusinguraを好きだったかに違いがあると思うのです。
 これはわたし個人の意見に過ぎませんが、chusinguraは何を魅せたいかはっきりとしていました。
 それは「死の美しさ」です。
 現代、誰もが死を恐れています。
 いや、それは古今東西同様かもしれませんが、少なくとも死にたがる狂人は滅多におりません。
 しかし、忠臣蔵では「死にながら勝負に勝つ」という信じられない幕引きを見せてくれました。
 そこに心を打たれた人が多かったと思うのです。
 作者は忠臣蔵が好きだったからこそ、何を魅せればいいか知っていたに違いないと思います。

 これは個人的な妄想に過ぎません。
 ですが、忠臣蔵が売れてしまった以上、次に取り上げる時代モノは新撰組です。
 作者は無論、新撰組の話を知っていて嫌いではなかったでしょうが、何を見せればいいか曖昧になってしまったのではないでしょうか。
 そう思った原因は、MIBUROが史実通りに完成されすぎていて、作者がこうあって欲しい、こう変えてはくれないかという願いが全く見当たらなかったからです。
 沖田は史実通り病死しますが、作者にはつまるところ、沖田に生きて欲しいという強い願望はなかったのでしょう。
 
 chushinguraも完成されていますが、あちらには、人々の様々な葛藤がありました。
 絶対にMIBUROと比較しなければならないわけではないのですが、多くの人が比較しているようにMIBUROにそういったものを期待すると、肩透かしに終わってしまうでしょう。
 沖田が生きていれば、斎藤ともう少しデートシーンなどがあれば、評価はまた違うものになっていたかもしれません。

 さて、前置きが長くなってしまいましたが、二つのご質問に対する答えを書かせて下さい。
・又、どのような続編を望みますか?

 FDについては、かなり難しい部分です。
 というより、わたしがこうあって欲しいと書いた所で無論、それが受け入れられるはずがないと思うのですが、出ても買うかどうかは微妙です。
 何故なら、MIBUROが完成されすぎていて、これ以上補う部分が見当たらないからです。
 ファンディスクは作者の書き足りなかった部分を補う物と考えていますが、新撰組が打ち取られてしまった今、どのような部分を補うのでしょうか。
 沖田、井上、及びサブキャラクターの大半は死んでおりますし。

 言うまでもなく、作中で救われなかった、或いは主人公と結ばれなかった人物は多いかと思います。
 しかし、それはあくまでサブヒロインに過ぎず、彼らをメインにするということはすなわち、本筋より一枚二枚格落ちするというもの。
 強いて言うならロシア編なのでしょうが、わたしは体験版まで静観することにしようと考えています。
 前作「武士の鼓動」から続く話があるのでしたら、それを多くのファンの方は望むかもしれません。
 わたしは、「武士の鼓動」は今のところ見逃していますので。

 望むか望まないかの二択になりますと、無論、あると嬉しいと思う次第です。
 しかし、はっきり申し上げますと、製作するシナリオに強い疑問を感じます。
 とはいえ今回も売り上げは上々だと考えますので、まぁ楽しみにしながら待とうかと。
 強いて言うなら、今回のようにプレイ時間が長いと嬉しいですね。
 わたしは濃密なボリュームを求めます。

・本作は、どのような構成・内容だったらよかったですか?

「ラストキャバリエ」という作品をご存じでしょうか?
 ネタばれになってしまうのですが、あちらでは、かなり大規模な改変が行われていました。
 すなわち、討幕されない、西郷に勝つ、沖田が生き延びる、近藤と土方が生き延びるetc…
 賛否両論あると思いますが、わたしはこれぐらいやっても良かったと思いますけどね!
 本筋の誠の道をもう少し縮めて、あとは全部IFルートで楽しくやるというのが、個人的には望みでした。

 ただ、「ラストキャバリエ」は特定の女子と結ばれる話がないので、そこを強く不満に思いました。
 MIBUROは短いですが斎藤や沖田などと両想いに至りますので、その点を個人的には高く評価しています。
 なので、構成としては誠の道を縮めて締めた後、近藤や土方など脳筋ヒロインはヒロインから外し、沖田や斎藤など可愛いヒロインとイチャラブすればよかったと思いますけどね。あと井上源さんです。
 それとラストキャバリエの坂本龍馬は本当に可愛いヒロインでしたからね。
 結ばれないのが心底悔しいですが、龍馬だけは向こうの方が好きでした。
 ですがどちらの作品も千差万別で、誰を悪役に魅せるかということも要所の一つだと考えます。

 これを購入した多くの人は、葉山こよーてさんに期待していたに違いありません。
 彼の創造する物語が見たかったのです。
 そういう意味で、本当の所、史実ではなく、葉山こよーてさんの考える新撰組を見たかったですね。
 何だかよくある歴史物に見えてしまいました。

 
 長々と申し訳ありません。
 あまり興味のないことも多く書かせて頂きましたが、何か気になることや書きたいことがあれば、レスでもして下さい。
 多分、この重厚な物語には語りたいことも多くあるかと思います。
 語る場所もあまりありませんので、私で良ければ語りましょう。
yamatsubame2017年12月29日

最新レスレスの続きとして

まず最初にですが
この新撰組という方達で「忠臣蔵みたいな終わり方」がムリな前提として
「倒すべき必要悪」が忠臣にあったがそれがナイ(時間変えてもと言う意味で)
そこがFD出すとしても、答えに困ります。ムリに造っても終わりが出て来ない・・・

ただ、メーカー自身が何かしら補完するとして
こうも死ぬ前提のお話を「なかった事に」するとしたら
英雄*戦姫GOLDみたいに構成自体を1から丸ごとハナシで変えるしかない
アレは最初から変えたからね。
htxdn0902017年12月29日

86幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
ハードル上げすぎたか‥ → 長文感想(719)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 40h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レス本作は、どのような構成・内容だったらよかったですか?
又、どのような続編を望みますか?
koikoiking2017年12月28日

最新レス本作は、どのような構成・内容だったらよかったですか?
又、どのような続編を望みますか?
koikoiking2017年12月28日

90幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
やっぱり新撰組の物語は面白かった → 長文感想(1654)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 30h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レス本作は、どのような構成・内容だったらよかったですか?
又、どのような続編を望みますか?
koikoiking2017年12月28日

最新レス本作は、どのような構成・内容だったらよかったですか?
又、どのような続編を望みますか?
koikoiking2017年12月28日

80幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
総司の『いただきー!あかんべー!』がくっそ可愛かった → 長文感想(1153)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 50h / 面白くなってきた時間 : 10h
最新レス本作は、どのような構成・内容だったらよかったですか?
又、どのような続編を望みますか?
koikoiking2017年12月28日

最新レスこの感想をまともに読んでくれている人がいることに驚きました。
まぁ確かに感情論で言いすぎたかもしれません。
しかし、お金を払って購入していますので、イラッとした時には書かせて頂きます。
hoho53さんはアンポンタンだと書いていますが、あなたにも考えがあるように、わたしにも考えがあるのです。
その考えにどこまで共感出来たか出来なかったであり、この物語は共感出来なかったので低評価をつけました。
あなたは高評価だからクラッシック音楽などを取り上げてそう言ったのでしょうが、わたしに言わせれば「きらきら」からパンク音楽への魅力を感じませんでした。
そういうことなのですよ、古いか新しいかではなく、結局のところ魅力を感じなかったため古いという言葉を使って揶揄したのです。
ちなみに、頑張って生きて下さいという言葉は非常におせっかいに感じます。
あなたが頑張って下さい。
と書きましたが、とどのつまり人の考えはそれぞれで、わたしは書いていない部分でも様々に疑問を抱いたので「きらきら」を受け入れることが出来ませんでした。
それだけなのですがね。

naluse2003さんは考えが薄いです。

ちなみに、justが「単発自演投票ご苦労様です。」と書いていますが、わたしは一度たりともそういうことをしたことはありません。
むしろ、投票というコマンドがあり、そこをクリックすることで、初めてこのような返信があることに気づきました。
でもまぁ、投票してくれた一人を見ると、そう疑われても仕方ないようにも感じますが……。
yamatsubame2017年12月27日

80夜巡る、ボクらの迷子教室 (SAMOYED SMILE)
夜巡る、僕らの迷子ロリータ【2017/12/21追記あり】 → 長文感想(609)(1)
総プレイ時間 : 9h
最新レスまずは陳謝をば、投票の返信にここへコメントする事をお許し下さい。
すみません、投票に対してのレス方法ってあまりよく分からない物で……

そして、ここから本題
まずは感謝、自分の超絶長い駄文レビューに投票ありがとうございます!!
参考にもして貰えたようで、書いたこちらとしても大変嬉しかったです。
熱くなってしまうとこんな風に多く書いてしまう事がしょっちゅうなので、76421さんには随分と時間を取らせてしまったかなと、反省です。
まあ、しかし、恐らくスタンスはこれからも変わらないと思いますので、次に巡り会えましてもどうか、温かい目で見守って下さい(笑)

ではここから返信内容及び、気になった事への返しで……
>>いたいけな彼女、ユメミルクスリはプレイ済みですが、確かにいじめ後遺症を扱ったエロゲはあまり無いですね。
76421さんの仰る通りでございます。
これまでのいじめを題材としたエロゲって、殆どが現在進行形で展開されていたのではないかと思うのです(断定は出来ませんが)
原因があって、いじめが起こって、最中に事件が起こって、何らかの帰結を迎える(解決or未解決)
そう作った方が起承転結しっかり出来ますし、物語としては纏まった物になるでしょう。
確かにそれも重要です、重要なんですが、現実は何らかの形で帰結するほど生易しくない。
解決しても解決ではないし、終わっても終わりじゃない。
取り敢えず、いじめ問題はこういった形で締めておけば良いだろうと言う考えへのアンチテーゼ
そういった着眼点を与えてくれた本作は、それだけでも至極価値を生み出してくれた存在ではないかなと個人的には思います。
いじめ後遺症を題材とした物語って実を言うと、非常に少ないですからね……
本作以外だと、前にTVでやっていた『海底の君へ』と言うドラマしか思いつきません。
なので、エロゲでこういう風に新しく取り入れていった新ブランドのSAMOYED SMILEさんには是非ともこれからも期待していきたい所存でございます!!

>>ロリキャラ攻略できるゲームでヒロインに親がいる場合、恋仲になってやることやった後、どうやって話をまとめるか。これが本当に納得いくようにまとめられれば高得点なのだが本当に納得できた話はこのゲームも含め今までほとんどない。
確かに難しいですよね、自分も見た事ないです。
親を意図的に消滅させたり、あまりにも物分かりが良過ぎる御両親だったりといった作品が多過ぎます(笑)
近親相姦モノだったら結構あるんですけどね、そういった葛藤やら理解へと終始した作品もありますし。
ロリと近親相姦、倫理的にどちらがヤバイのかはさておいて、そういったゲームも個人的には所望としたい所存です。

>>いじめた相手に復讐したいようにやらせて、刑務所送りになっても主人公はきなの味方、みたいなシナリオ分岐あっても良かったかも。
ああ、それ良いですね!!
確かにあったらもっと面白かったかも、いじめ後遺症の解決に不満気な方の溜飲も下がります。
個人的には、あの解決でもきなちゃんが前に進めたという観点で書いた為、賞賛こそすれ不満はありませんでした。
まあ、でも私も自分の批評内でさきやモブへの呪詛を垂れ流しそうになりましたので、そういった分岐があったらと言う気持ちは至極分かるのです(笑)
POVだけで何とか我慢しましたが。
もし分岐してたらスッキリしてたかもなあ。
でも分岐させたらそこに正解不正解を与え過ぎてしまうし、元々のテーマからぶれてしまうんだよなあ。
と、ハリネズミのジレンマに陥る私
結局は、物語を作るって難しいものなんだなあと考えを終わらせてしまうのでした。


ではでは、遅ればせながらの返信及び、突然のコメント失礼しました!!
soulfeeler3162017年12月27日

85幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
続編は出ると思うので、不完全燃焼だが今年トップ3に入るシナリオ → 長文感想(393)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 40h
最新レス>アナザーストーリーではなくメインルート攻略後に開放される選択肢として分岐させたほうがいいと思った

>
前作が1、2、3・・・と続いて行って締めて終われたからね・・・
今作が盛大な白虎隊だーと思ってる私。

貴方のように、FD気長に待ちましょう!(と思わないと元が取れない)
htxdn0902017年12月26日

最新レス忠臣蔵の武士の時点で終わった方が良いキャラクターを
「終わりが別だけど、使ってみたら」の、内容なんですよ。そこに色を付け過ぎた・・

例えれば「英雄*戦姫GOLD」みたいなバグで落ちまくるのがなければ・・みたいに
欲言えば、新撰組外史みたいに。出来たんですがねー・・・
FDを求められるホドに丸ごと変えた!でないとコノ本体どうするの?になる
高望み・・・では済まない投資額が・・・重い。
htxdn0902017年12月26日

86幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
間違いなく良作。でも前作と比べると肩透かしの感は否めない。 → 長文感想(370)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 40h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レス>忠臣蔵の設定を引き継いでいる作品と考えるなら

コレが最大の縛りでしょう
忠臣蔵の前作はFDの内での「ボスキャラの試し切り役」扱いでしたから

あのFDでの「たち位置」が分かっていて「同じ様な救い」は構造変えねばムリ
忠臣蔵が「このサブ使えないか?」でこの作品
偉大すぎたんですよ。忠臣蔵が目標があった分、儚すぎた・・・
htxdn0902017年12月26日

85幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
気になって中断すべき時を見つけられないレベルの引き込まれるシナリオは変わらず。ただラストのあからさま感には… → 長文感想(602)(ネタバレ注意)(2)
最新レスコメどうもです。

やはり忠臣蔵でそういう締め方をしたんであれば今回もそう来るだろ!って見ちゃってるので、作ってる方には申し訳ないけどハードルも高くしちゃってますねぇ。

史実上なかなか難題だとは思いますが、良い落としどころを見つけてほしいですね。
と、FDできっとより頑張ってくれると。結局またハードルを上げてみる。
hidari022017年12月26日

86幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
ハードル上げすぎたか‥ → 長文感想(719)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 40h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レス大作が、必ずぶつかる「1を超える2は・・・」をモロに受けてますな。
一番の問題?としては「前作の流れが在り過ぎたのでコレも」の先入観かもね・・・

救う為の歴史としては「理由と理屈」当てるとストーリーが破綻なのな
ジェラシックパーク・・・と同じ(1、2、3、と劣化していった)(ハムナプトラも)

FD・・・創らんと投資の元がー・・・
htxdn0902017年12月24日

85幕末尽忠報国烈士伝 -MIBURO- (インレ)
気になって中断すべき時を見つけられないレベルの引き込まれるシナリオは変わらず。ただラストのあからさま感には… → 長文感想(602)(ネタバレ注意)(2)
最新レス忠臣の方で、最後で「何とかなるイメージ」を植えつけられた目で見ると、ねぇ・・・
ゆっくりと出来ないエロゲーは久々
忠臣は「欠けても戻る人がいる」って先入観あったから、大作は大変。
htxdn0902017年12月24日

50ざくざくアクターズ(非18禁) (hamusutagame(同人))
(GiveUp) 雑魚戦がダルすぎる。シナリオ目当てにやるゲームじゃなかった、そもそもテキスト少ないし。 → 長文感想(164)(ネタバレ注意)(2)
最新レスnaritatoさん

コメント書いたのがプレイ後しばらく経ってからなので、ちょくちょく適当な事を書いてしまったようで申し訳ないです。

私が言いたかったのは、迫害されている印象が全くないということ。
ご指摘のハピコもニワカマッスルもめっちゃ元気なんですよね。
事実として「迫害されている」という設定があったとしても、実感が全然わかない。というか意図してそういう書き方をしているように見えました。

そもそもゲームのコンセプト(ざくざく)と設定(ハグレ)がミスマッチだなあと。
christia2017年12月22日

50ざくざくアクターズ(非18禁) (hamusutagame(同人))
(GiveUp) 雑魚戦がダルすぎる。シナリオ目当てにやるゲームじゃなかった、そもそもテキスト少ないし。 → 長文感想(164)(ネタバレ注意)(2)
最新レス>「ハグレ」という異端の存在を描く話なのに一般の存在が出てこないので全然異端感がない、むしろ仲間がバンバン増えるぶん多数派にも見える。
>迫害されてる描写とかあればよかったんですけどね。

サムサ村イベントは異端と一般の存在の両者が登場していたと思います。

序盤だけ見ても
見世物扱いされかけたハピコ
人の五倍は働いているのに、給金は半分のニワカマッスルは迫害されていたと思います。
naritato2017年12月04日

81千の刃濤、桃花染の皇姫 (AUGUST)
E-moteなどに頼らない、紙芝居演出の極致を味わえるような演出力に、8月の底力は充分に感じることが出来る一本。ただ演出といい物語といい、《美しさ》を前面に押し出した作品だったと思うのですが、前者はともかく、後者の美しさが伝わってこなかったというかグロテスクになってしまったというか…………登場人物たちの想いがスッと響いてこない、何とも言えない心地の悪さがありました。長文感想は『穢翼のユースティア』の内容にも少し触れています。これからプレイ予定のある方は回避をお願いします。 → 長文感想(3674)(ネタバレ注意)(3)
最新レスこちらこそ、否定的な文になったにも関わらず返信くださりありがとうございます。

最近国家や軍隊に関するものを読んでいたので、つい熱く語ってしまいました。今自分の文章読み返すと、不必要にあなたの所見を否定していました、申し訳ありません。

お互い楽しいエロゲライフを送りましょう。
gggrrr2017年11月20日

81千の刃濤、桃花染の皇姫 (AUGUST)
E-moteなどに頼らない、紙芝居演出の極致を味わえるような演出力に、8月の底力は充分に感じることが出来る一本。ただ演出といい物語といい、《美しさ》を前面に押し出した作品だったと思うのですが、前者はともかく、後者の美しさが伝わってこなかったというかグロテスクになってしまったというか…………登場人物たちの想いがスッと響いてこない、何とも言えない心地の悪さがありました。長文感想は『穢翼のユースティア』の内容にも少し触れています。これからプレイ予定のある方は回避をお願いします。 → 長文感想(3674)(ネタバレ注意)(3)
最新レス


おおおおおお、ワタクシの拙文をこれほどまで深く読み込んでいただき
その上、とても真摯な長文をいただき、本当にありがとうございます。

初めまして、 gggrrr さま。


ただ、ここまで深く論評いただいて誠に恐縮なのですが、ワタクシそこまで深く考えていません(酷)。

もっと単純に

その決断がしっかりと悩んだ末の結論かどうか
そしてその苦悩にプレイヤーたる自分が寄り添えるか(共感できるか)

という部分でひっかかっちゃったんです。

蛇足の部分にも書きましたが
最後にヘタれた!と叩かれることの多い『穢翼のユースティア』のカイム、ワタクシ好きなんですね。

それは彼が
全ての階級の現実と言い分を体感し、受け止めて苦しんだ果てに結論を出し
しかも彼のその苦悩・苦衷に共感できたからなんです。

最後の決断に至るまでの、カイムとティアが辿ってきた道筋や
ノーヴァス・アイテルとそこに住まう人々の諸々の描写の素晴らしさ

それがあったおかげで、彼が秤にかけねばならなくなったもの、双方の重みを強く感じられたのです。

翻ってこの作品。
彼ら武人が必死に再興しようとする皇国。
その価値がワタクシにはあまり伝わってこなかったのです。

その原因は、 gggrrr さまもご指摘の通り
【皇国の機構や文化の歴史的背景の説明】が足りなかったり、
【旧来の皇国で幸福に生活する一般民衆が描かれ】なかったりしたことで
3年前の時点の皇国に、ワタクシが愛着を持てなかったからなんですね。

そしてワタクシが愛着(あるいは執着)を持てなかったものを
さも当然のように何を犠牲にしてでも守ろうとする〔武人〕という存在と行動に、共感することが出来なかった。
結果として、武人の行動全体に冷ややかな視線を向けることになったという次第です。


『守護呪壁』に関してはアレですね。
あそこの五十鈴の科白を考えたライターさんと、それを読み上げた声優さんグッジョブってやつです。

狂信を感じさせる内容の文章を、極めて事務的に読み上げる五十鈴。

宗教的な高揚もこれから相手を確実に殲滅する兵器を使う気負いも抑制しつつ
極めて無機質に読み切ろうとしながら最後にちょっと上擦る声。

そしてその、可愛らしくもややたどたどしい少女の声の結果として現出する敵対者の《消滅》という結果。

このギャップが、この兵器の無慈悲さを増幅させていて、たまらなく『イイ』んですよ(ぇー)。

この兵器を使用するこのシーンは、そういった「うわぁ……(ドン引きー)」な感情を喚起してナンボの場面であるはずですから。


さて改めましてこの度は、ワタクシの拙文を読み込んでいただき、本当にありがとうございました。
これからもお互い、楽しいエロゲライフを送りましょう。


cyokin10w2017年11月19日

81千の刃濤、桃花染の皇姫 (AUGUST)
E-moteなどに頼らない、紙芝居演出の極致を味わえるような演出力に、8月の底力は充分に感じることが出来る一本。ただ演出といい物語といい、《美しさ》を前面に押し出した作品だったと思うのですが、前者はともかく、後者の美しさが伝わってこなかったというかグロテスクになってしまったというか…………登場人物たちの想いがスッと響いてこない、何とも言えない心地の悪さがありました。長文感想は『穢翼のユースティア』の内容にも少し触れています。これからプレイ予定のある方は回避をお願いします。 → 長文感想(3674)(ネタバレ注意)(3)
最新レス ああなるほど、あなたはそうした見方をしたのですね。

 作中の武人の在り方が自己陶酔的でり、自己満足に寄っているという見方は特に間違っていないとは思いますが、私は別の見方をしました。

 件の夜鴉町の空襲に関してですが、私は武人たちの判断は特に間違ったものではないと思います。武人たちは所詮武力装置であり、その目的は敵を撃滅することにあります。武人の原型であるミツルギからして、敵国民の鏖殺を経て存在し、それこそを存在意義としてるのです。その上彼らの使用する武器からして、巫女の命が使われているという呪いじみた代物。彼らは某国の自衛隊とは異なり、災害救助の訓練をしている部隊ではありません。というか、3年前に似たような攻撃でやられてるのに、ホイホイいくのは「まるで成長していない」というべきでしょう。
 そしてあの場合数少ない彼らが攻撃すべきは敵の「手足」ではなく「頭」であるのは、武力機構として当然の決断であると思います。

 確かに、「国とは民である、皇帝は道具である」というのも一面の事実でしょう。ですが、寄るべき国家(つまりは所属する共同体)を失った民ほど惨めなものはありません。そうした者たちの末路は、侵略者たちの奴隷です。これは私たちの歴史が証明しています。難民、流民の問題は我が国では馴染みの浅いものですが、ヨーロッパにおいてはあれほど強固にみえたEUの存在に罅を入れた問題であり、未だに解決する兆しを見せません。

 初代様の御心に従い、武人たちが夜鴉町の救助に行ったとしましょう。しかしその場合夜鴉町の者たちの命を助けられても、その後武人たちが壊滅し、皇国民全体が共和国の奴隷になっては本末転倒でしょう。あの時点ですでに半分奴隷階級のようなものだったのですから。ww2のフランスのレジスタンスが、一つの地区を助けるために姿を晒して一網打尽では意味がないのです。

「皇国民のため」とはどういう意味なのか。ただ命を助けて奴隷の身に甘んじることは「皇国民のため」になるのか。その場合、そこにいるのは果たして「皇国民」なのか、それは単に「共和国の奴隷」ではないのか。

「武人」というのは「皇国」あってこその機構なのです。であるがゆえに彼らは「皇国民」のために戦う。「共和国の奴隷」のために彼らは戦わないでしょうし、戦ってはならないのです。

 では「皇国民」と「共和国の奴隷」の線引きはどこにあるか。単に皇国で生まれてDNAが皇国の民族であるというのではありません。「皇国の神話」を信じているかどうか、それの有無こそがその線引きなのです。

 宗教国家においては、その宗教を信じるかどうか。民主主義国家においては「人権宣言や憲法」を信じるかどうかというのが、人間社会における「属すもの」の差です。その共通幻想の信仰の有無こそが重要なのです。

 皇国においては、帝を中心とした国会体制こそがその「神話」であり「共通幻想」です。そして作中の「武人」たちは共和国の侵略に対し壊滅寸前まで追い込まれても最後までこの「共通幻想」に殉じたもの達です。これが崩れたとき、そこには武人も皇国民も存在しなくなり、そのときこそ武人は本当に「テロリスト集団」となり、皇国民は「共和国の奴隷」となるのです。

 そうであるがゆえに、かの老人は最後まで傀儡の身に耐えながらも、皇国の国家体制を維持してきたのです。もし皇国が現在の機構から変革しようとも、それは「神話」の象徴である帝が行うべきであり、侵略国のいうままに変革したのならば、そのときこそ完全なる敗北となり、皇国民は共和国の家畜となるのです。

 そして宗仁の行動を私人としての満足を優先させたと仰言いましたが、たしかに見方としてその一面があるのは確かでしょう。しかし、宗仁の前身であるミツルギが「皇国の守護者」という公人の在り方を貫いたがゆえに、禍魄と鼬ごっこにしかならなかった状況を鑑みると、「理屈としては破綻している個人の我欲」こそが、禍魄を打倒する一手となった、というのは中々に皮肉が効いていたと思っています。

 国家ないし緋彌之命の掲げた理念に沿うのも良いでしょう。しかし、すでに其の在り方では3年目に禍魄が作り上げた共和国に負けているのです。ならばこそ変革が必要となります、かの映画大作「スターウォーズ」のジェダイの騎士は、ジェダイの理念に固執したあまりにシスに敗北しました。しかし再びジェダイがシスに勝つのに必要なのは、過去のジェダイの理念では不要とされていた「愛」でした。

 あなたはエルザを《自らに恥じない生き方》を選べる彼女の高潔さは、作中一と評しましたが、彼女もまた禍魄に「我々は侵略国家ですよ?」と嘲笑されていることをお忘れなく。皇国民にしてみれば、夜鴉町の救助などではなく、ウォーレンがその決断を下す前に、不意打ちで殺して欲しかったことでしょう。また、彼女の公人としての立場は「共和国軍人」なので、彼女もまた「公人としての立場より私人としての感情を優先させた」存在です。彼女を持ち上げて、武人の行動を批判するのは片手落ちであると思います。
それこそ禍魄に言わせると
「素敵な話にも聞こえますけど、付き合わされる部下が可哀想ですね」
となるでしょう。上官の個人的な思想のために、知らずのうちに総督の意に反する反国家行為に手を染めさせられるのですから。




武人や神職はこの国家では間違いなく特権階級でしょう。
 であれば、ノブレス・オブリージュ(貴人に伴う義務)
 彼らには一般民衆に対する責任が生じるはずです。

 この点に関しても、あなたは少々思い違いをされているように思えます。
そも、「特権階級」とはなんでしょうか? 武人たちや神職は、一般の皇国民に対し、どのような「権利」を有しているのでしょうか?

 特権階級とは、その国家の法においてその命の価値が上であること、かつ他者の運命に対し干渉することを許される「権利」が定められている存在です。皇族の者はこれに該当するでしょう。しかし武人と神職はどうか?

 彼らは税をより多く徴収することが許された存在か? 裁判なしの死刑を宣告できる権利を有していたか? 本来収めるべき税を免除されていた存在か? 彼らの生命は一般民より優先されるべきものか? 作中でこれらのことは明記されていません。

 また、彼らが一般民よりも納税の面で優遇されていたとしても、その代わりに彼らには果たすべき「義務」があります。それは「貴人に伴う義務」ではなく、武力機構としての国家防衛と治安維持という義務です。そして社会的に「武人らしからぬ振る舞い」を許されません。さらに彼らは生まれ持った呪印により、他の生き方を選択することが極端に厳しいのです。一般の皇国民のほうが職業、人生の選択の幅はよほど多く、果たすべき義務も彼らより軽く、自堕落な生活をしても許される。

 過去の欧州における地主たちは、その土地の民に対しての徴税、裁判などの人生を左右して良い「権利」を有していたがゆえに、暴君にならないために「貴人の義務」で己を律する必要があった。しかし武人たちはその上位に彼らに下命する「権利」を有する皇族という存在があるのです。武人や神職には皇国民を自由にできる「権利」は無いのです。

 例え優遇措置はあったにしても、それに比する「義務」を遂行しなければならず、それ以外の人生の選択が許されない。それが皇国における武人であり神職です。間違っても「特権」を有していないし、それが故に「ノブレスオブリージュ」も彼らには適応されないのです。それが適応されるのは皇族のみであり、作中において皇族は小此木翁にその全てを託し義務を果たしています。

 故に、作中における生き残った武人たちが果たすべき義務、あなたの言うところの一般民衆に対する責任は、少数の皇国民の命を守ることではなく、その少数に恨まれようとも侵略者を打倒し、勝利することです。逆に彼らが少数の人民を救うために死んだのならば、それこそがただの自己満足であり、義務の放棄でしょう。

武力機構とはその性質上、迷いや逡巡は致命的になります。彼らが為すべきは自分たちに課された義務の範疇において、自分たちが許された権限の限りで迅速に決定を下し、敵を討伐することです。
 全ての階級の現実と言い分を体感し、受け止めて苦しむ暇があるのなら、一人でも多くの敵を倒すべきであるのが武人なのです。法が定める義務を有する武人と、公的な立場も官職もない暗殺者を同列に考えてはいけません。




『守護呪壁』とかいう無慈悲極まりない呪術

 これについても、私は別の見方をします。文字通り用途が守護であり、100%防衛のみの存在です、他国の侵略には一切用を成さないものですので、これを受けたくなければ、この領域に入らなければいいんですよ。むしろ一発で数十万の人間を殺した上で、その土地を人間の住めなくする無慈悲極まりない爆弾のほうが恐ろしいですね。どこかの世界にはそういうもの何百発とあるそうですよ、それに比べれば「守護呪壁」なんて鼻で笑えそうです。この爆弾、共和国にはもうありそうですね。

 私はむしろ前半にあった学園パートやアイドルなどの存在意味が分からないので、ああいうシーンを入れるよりは、もっと皇国の機構や文化の歴史的背景の説明や過去パートに尺を使って欲しかったと思ってます。あのアイドル云々や学園パートは作中の雰囲気の統一を阻害してると思ってるので。

 長々と述べましたが、物語の受け取り方は千差万別、所詮は受け取り手次第です。あなたの解釈を否定するが如きの書き方になりましたが、これは私の解釈があなたと異なるものであったが故であり、あなたの解釈を否定する気持ちがあったからではなかったことを、ご理解くださるようお願いします。

 一つの物語の解釈は、同じ人間であっても、心境、知識の増加によって変化してゆくものであり、考察できる余地が多い物語ほど異なる見方も多くなります。この「 千の刃濤、桃花染の皇姫」はあなたと私という、全く異なる見方をした者が在ったほどの物語であったという証左でしょう。私もあなたも、時間と知識を今より得たあとでは、この物語に対しての見方が変わってくるかもしれませんね。
gggrrr2017年11月17日

ログイン






検索