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82千の刃濤、桃花染の皇姫 (AUGUST)
E-moteなどに頼らない、紙芝居演出の極致を味わえるような演出力に、8月の底力は充分に感じることが出来る一本。ただ演出といい物語といい、《美しさ》を前面に押し出した作品だったと思うのですが、前者はともかく、後者の美しさが伝わってこなかったというかグロテスクになってしまったというか…………登場人物たちの想いがスッと響いてこない、何とも言えない心地の悪さがありました。長文感想は『穢翼のユースティア』の内容にも少し触れています。これからプレイ予定のある方は回避をお願いします。 → 長文感想(3676)(ネタバレ注意)(1)
最新レス ああなるほど、あなたはそうした見方をしたのですね。

 作中の武人の在り方が自己陶酔的でり、自己満足に寄っているという見方は特に間違っていないとは思いますが、私は別の見方をしました。

 件の夜鴉町の空襲に関してですが、私は武人たちの判断は特に間違ったものではないと思います。武人たちは所詮武力装置であり、その目的は敵を撃滅することにあります。武人の原型であるミツルギからして、敵国民の鏖殺を経て存在し、それこそを存在意義としてるのです。その上彼らの使用する武器からして、巫女の命が使われているという呪いじみた代物。彼らは某国の自衛隊とは異なり、災害救助の訓練をしている部隊ではありません。というか、3年前に似たような攻撃でやられてるのに、ホイホイいくのは「まるで成長していない」というべきでしょう。
 そしてあの場合数少ない彼らが攻撃すべきは敵の「手足」ではなく「頭」であるのは、武力機構として当然の決断であると思います。

 確かに、「国とは民である、皇帝は道具である」というのも一面の事実でしょう。ですが、寄るべき国家(つまりは所属する共同体)を失った民ほど惨めなものはありません。そうした者たちの末路は、侵略者たちの奴隷です。これは私たちの歴史が証明しています。難民、流民の問題は我が国では馴染みの浅いものですが、ヨーロッパにおいてはあれほど強固にみえたEUの存在に罅を入れた問題であり、未だに解決する兆しを見せません。

 初代様の御心に従い、武人たちが夜鴉町の救助に行ったとしましょう。しかしその場合夜鴉町の者たちの命を助けられても、その後武人たちが壊滅し、皇国民全体が共和国の奴隷になっては本末転倒でしょう。あの時点ですでに半分奴隷階級のようなものだったのですから。ww2のフランスのレジスタンスが、一つの地区を助けるために姿を晒して一網打尽では意味がないのです。

「皇国民のため」とはどういう意味なのか。ただ命を助けて奴隷の身に甘んじることは「皇国民のため」になるのか。その場合、そこにいるのは果たして「皇国民」なのか、それは単に「共和国の奴隷」ではないのか。

「武人」というのは「皇国」あってこその機構なのです。であるがゆえに彼らは「皇国民」のために戦う。「共和国の奴隷」のために彼らは戦わないでしょうし、戦ってはならないのです。

 では「皇国民」と「共和国の奴隷」の線引きはどこにあるか。単に皇国で生まれてDNAが皇国の民族であるというのではありません。「皇国の神話」を信じているかどうか、それの有無こそがその線引きなのです。

 宗教国家においては、その宗教を信じるかどうか。民主主義国家においては「人権宣言や憲法」を信じるかどうかというのが、人間社会における「属すもの」の差です。その共通幻想の信仰の有無こそが重要なのです。

 皇国においては、帝を中心とした国会体制こそがその「神話」であり「共通幻想」です。そして作中の「武人」たちは共和国の侵略に対し壊滅寸前まで追い込まれても最後までこの「共通幻想」に殉じたもの達です。これが崩れたとき、そこには武人も皇国民も存在しなくなり、そのときこそ武人は本当に「テロリスト集団」となり、皇国民は「共和国の奴隷」となるのです。

 そうであるがゆえに、かの老人は最後まで傀儡の身に耐えながらも、皇国の国家体制を維持してきたのです。もし皇国が現在の機構から変革しようとも、それは「神話」の象徴である帝が行うべきであり、侵略国のいうままに変革したのならば、そのときこそ完全なる敗北となり、皇国民は共和国の家畜となるのです。

 そして宗仁の行動を私人としての満足を優先させたと仰言いましたが、たしかに見方としてその一面があるのは確かでしょう。しかし、宗仁の前身であるミツルギが「皇国の守護者」という公人の在り方を貫いたがゆえに、禍魄と鼬ごっこにしかならなかった状況を鑑みると、「理屈としては破綻している個人の我欲」こそが、禍魄を打倒する一手となった、というのは中々に皮肉が効いていたと思っています。

 国家ないし緋彌之命の掲げた理念に沿うのも良いでしょう。しかし、すでに其の在り方では3年目に禍魄が作り上げた共和国に負けているのです。ならばこそ変革が必要となります、かの映画大作「スターウォーズ」のジェダイの騎士は、ジェダイの理念に固執したあまりにシスに敗北しました。しかし再びジェダイがシスに勝つのに必要なのは、過去のジェダイの理念では不要とされていた「愛」でした。

 あなたはエルザを《自らに恥じない生き方》を選べる彼女の高潔さは、作中一と評しましたが、彼女もまた禍魄に「我々は侵略国家ですよ?」と嘲笑されていることをお忘れなく。皇国民にしてみれば、夜鴉町の救助などではなく、ウォーレンがその決断を下す前に、不意打ちで殺して欲しかったことでしょう。また、彼女の公人としての立場は「共和国軍人」なので、彼女もまた「公人としての立場より私人としての感情を優先させた」存在です。彼女を持ち上げて、武人の行動を批判するのは片手落ちであると思います。
それこそ禍魄に言わせると
「素敵な話にも聞こえますけど、付き合わされる部下が可哀想ですね」
となるでしょう。上官の個人的な思想のために、知らずのうちに総督の意に反する反国家行為に手を染めさせられるのですから。




武人や神職はこの国家では間違いなく特権階級でしょう。
 であれば、ノブレス・オブリージュ(貴人に伴う義務)
 彼らには一般民衆に対する責任が生じるはずです。

 この点に関しても、あなたは少々思い違いをされているように思えます。
そも、「特権階級」とはなんでしょうか? 武人たちや神職は、一般の皇国民に対し、どのような「権利」を有しているのでしょうか?

 特権階級とは、その国家の法においてその命の価値が上であること、かつ他者の運命に対し干渉することを許される「権利」が定められている存在です。皇族の者はこれに該当するでしょう。しかし武人と神職はどうか?

 彼らは税をより多く徴収することが許された存在か? 裁判なしの死刑を宣告できる権利を有していたか? 本来収めるべき税を免除されていた存在か? 彼らの生命は一般民より優先されるべきものか? 作中でこれらのことは明記されていません。

 また、彼らが一般民よりも納税の面で優遇されていたとしても、その代わりに彼らには果たすべき「義務」があります。それは「貴人に伴う義務」ではなく、武力機構としての国家防衛と治安維持という義務です。そして社会的に「武人らしからぬ振る舞い」を許されません。さらに彼らは生まれ持った呪印により、他の生き方を選択することが極端に厳しいのです。一般の皇国民のほうが職業、人生の選択の幅はよほど多く、果たすべき義務も彼らより軽く、自堕落な生活をしても許される。

 過去の欧州における地主たちは、その土地の民に対しての徴税、裁判などの人生を左右して良い「権利」を有していたがゆえに、暴君にならないために「貴人の義務」で己を律する必要があった。しかし武人たちはその上位に彼らに下命する「権利」を有する皇族という存在があるのです。武人や神職には皇国民を自由にできる「権利」は無いのです。

 例え優遇措置はあったにしても、それに比する「義務」を遂行しなければならず、それ以外の人生の選択が許されない。それが皇国における武人であり神職です。間違っても「特権」を有していないし、それが故に「ノブレスオブリージュ」も彼らには適応されないのです。それが適応されるのは皇族のみであり、作中において皇族は小此木翁にその全てを託し義務を果たしています。

 故に、作中における生き残った武人たちが果たすべき義務、あなたの言うところの一般民衆に対する責任は、少数の皇国民の命を守ることではなく、その少数に恨まれようとも侵略者を打倒し、勝利することです。逆に彼らが少数の人民を救うために死んだのならば、それこそがただの自己満足であり、義務の放棄でしょう。

武力機構とはその性質上、迷いや逡巡は致命的になります。彼らが為すべきは自分たちに課された義務の範疇において、自分たちが許された権限の限りで迅速に決定を下し、敵を討伐することです。
 全ての階級の現実と言い分を体感し、受け止めて苦しむ暇があるのなら、一人でも多くの敵を倒すべきであるのが武人なのです。法が定める義務を有する武人と、公的な立場も官職もない暗殺者を同列に考えてはいけません。




『守護呪壁』とかいう無慈悲極まりない呪術

 これについても、私は別の見方をします。文字通り用途が守護であり、100%防衛のみの存在です、他国の侵略には一切用を成さないものですので、これを受けたくなければ、この領域に入らなければいいんですよ。むしろ一発で数十万の人間を殺した上で、その土地を人間の住めなくする無慈悲極まりない爆弾のほうが恐ろしいですね。どこかの世界にはそういうもの何百発とあるそうですよ、それに比べれば「守護呪壁」なんて鼻で笑えそうです。この爆弾、共和国にはもうありそうですね。

 私はむしろ前半にあった学園パートやアイドルなどの存在意味が分からないので、ああいうシーンを入れるよりは、もっと皇国の機構や文化の歴史的背景の説明や過去パートに尺を使って欲しかったと思ってます。あのアイドル云々や学園パートは作中の雰囲気の統一を阻害してると思ってるので。

 長々と述べましたが、物語の受け取り方は千差万別、所詮は受け取り手次第です。あなたの解釈を否定するが如きの書き方になりましたが、これは私の解釈があなたと異なるものであったが故であり、あなたの解釈を否定する気持ちがあったからではなかったことを、ご理解くださるようお願いします。

 一つの物語の解釈は、同じ人間であっても、心境、知識の増加によって変化してゆくものであり、考察できる余地が多い物語ほど異なる見方も多くなります。この「 千の刃濤、桃花染の皇姫」はあなたと私という、全く異なる見方をした者が在ったほどの物語であったという証左でしょう。私もあなたも、時間と知識を今より得たあとでは、この物語に対しての見方が変わってくるかもしれませんね。
gggrrr2017年11月17日

100穢翼のユースティア (AUGUST)
神ゲー → 長文感想(97)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 35h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レス自分的にシナリオが良かったので神ゲーしました。
たくさんの意見がありますから参考にして見て下さい。
hiro87122017年11月16日

79赫炎のインガノック ~What a beautiful people~ Full voice ReBORN (Liar-soft(ビジネスパートナー))
さてなんと言ったものか。この作品を適切に要約する単語としては「おとぎ話」なのであろうか。 → 長文感想(3772)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 15h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レス弊感想をお読みいただいた上、丁寧な解説を賜りまして誠にありがとうございます。
gggrrさんの仰る解釈は筋が通っているように感じます。
弊感想で引用したサイト(2)には以下の記載がありました。
"”・《復活》から《解放》までの10年、及び都市内と外界との時間差
これを紐解く鍵は老師イルではないでしょうか。2章で彼は言いました。「わかるね。なぜこの都市があるか。それは、草花が朝露をこぼすのと同じこと。壁から落ちた卵の狂人は戻らない。大変だ。中身が潰れてしまう。しかし、落ちる前なら割れもしないものさ。」
すなわち、卵が壁から離れても落下した結果が残らなければ卵は割れない。都市も「崩落事故」という落下の始まりがあっても、「それによって死亡」という中身が割れる結果が無ければ命を救えたのかもしれない。そのために大公爵は「卵の中身が潰れた」という現実を曲げる現象数式によって結果を書き変えようとしたのではないでしょうか。
更には根源存在、もしくは自分では無理だと悟った大公爵により「落下した卵が滞空している時間」=誰かが願いの果てへ至るまでの時間を引き延ばされ、インガノックにおける10年が外界での1年だったという時間差になったのではないかと考えます。"”
このイル老師の二章におけるセリフは私も印象深く覚えておりまして、こちらのサイトの指摘に感心した次第です。この解釈とgggrrさんの仰る内容とを突合させると
身内の訃報によって心に隙が生じた大公爵が、禁断の手法としての緑色秘本に手を出し、結果原初の存在が誕生した。原初の存在が誕生した際に大公爵は抜け殻と化した。原初の存在は大公爵の当初の理念である「人命の尊さ」を証明することを要求し、都市を外界と隔離することでシュレディンガーの猫状態に追いやったうえで、凄惨な環境においても上層大学付属病院崩落事故を忘れないものが現れるかを確認しようとしていた。原初の存在によるヒント兼凄惨な環境をもたらす舞台装置としての役割がクリッターには与えられた。
という流れが考えられそうですね。参考になりました。誠にありがとうございました。


(2 再掲)箱の中の鍵を求めて これは"諦めない"ための、「美しいもの」と都市の物語
http://liberregis.blog119.fc2.com/blog-entry-36.html
Suxamethonium282017年11月11日

10車輪の国、向日葵の少女 (あかべぇそふとつぅ)
(GiveUp) 人間関係がオカシイ。世界観も雑。人によっては1時間続けることすら苦痛かも → 長文感想(2475)(2)
最新レスあなたの感想を読んで思ったことは、既知のものに当てはめたが故に、本来考察すべきことを放棄した。というところでしょうか。

この点が外れていたのなら完全にこの指摘は的外れなので無視してもらって構わないのですが、おそらくあなたは「リゼロ」を先に読み、そのあとでこの作品をプレイしたのではないでしょうか。

この主人公森田賢一は、本来はおかしな言動をする性格ではありません。それは地の分や法月との会話、もしくは卯月セピアとの会話などでわかります。なのにところどころやけに言動がおかしい。プレイヤーはこのことを疑問に思います。理性的な思考ができるのに、言動がおかしいというアンバランスさが刺のように残ります。私はそうでした。

しかし、あなたは先にリゼロを読み、スバルという主人公の言動と性格を知ったことにより、「ああ、こいつはきっとスバルと同じタイプだろう」と思い、森田賢一の言動をスバルに当てはめて考え、「スバルと同じタイプなら、こんなわけわからない行動しても仕方ないか」とある種の思考放棄をしてしまったのではと思います。
作品が高評価されるのには必ず、何かしらの魅力があるからです。この作品では5章であきらかになる姉の存在です。そしてそこにカタルシスを覚えるためには、1~4章における「違和感」「疑問」がなければ成り立ちません。そうでなければただの唐突な超展開に見えるからです。

この世界では「極刑」を受けた姉に対し、他者が話しかけるのはもちろん、そこにいることを認識する所作をするだけで犯罪です。

森田の初対面のヒトに対する必要以上のオーバー表現は、姉を目にすればそれだけでほとんどの人間は硬直し、会話を続けようとしないから、オーバーな表現、おかしな言動で強引に姉から意識を自分に戻すためです。しかし、それを姉のためにやっていると思わせてはダメです。森田はかなりの綱渡りをしていたのです。

主人公がおかしな言動しても、周囲がそれをスルーするのは、スルーしなければ犯罪であったからです。主人公の言動がおかしかったのは、おかしな振りをしなければ犯罪だったからです。

ですがあなたは森田賢一を「スバルと類似の存在」として決め付けることで、本来気づくべき箇所を軒並みスルーしてしまった。

これは人間心理としてはおかしくなく、既知のものを当てはめることによって理解を容易にするという当たり前のことですが、これは同時に「決めつけ」によって作品を楽しめなくなるという要素があることを忘れてはいけません。

ですがそもそも森田は「特別高等人」という国家が認定する上級官吏の候補生であるので、それだけで普通の人間とは接する態度が異なるのは当たり前です。言動が似てるというだけで、根なし草であったスバルと同一視してしまったのは早計であったと、私は思います。
gggrrr2017年11月11日

79赫炎のインガノック ~What a beautiful people~ Full voice ReBORN (Liar-soft(ビジネスパートナー))
さてなんと言ったものか。この作品を適切に要約する単語としては「おとぎ話」なのであろうか。 → 長文感想(3772)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 15h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レスあなたの総論感想を読ませていただきました。とても理論的で読みやすく、再びインがノックをプレイしたくなりました。

あなたが時系列を纏められた物語の発端ですが。ほぼ間違いないでしょう。一点、あなたが補足を求められた箇所について、私なりの所見を述べさせていただきます。

赤子たちが「奇械」になった理由などですね。あくまで私個人が受け取り、考察したものですが、参考になれば。

都市に起こった「復活」ですが、これはあなたが記されたとおり、崩落事故で死んでしまった赤子たちの「復活」を願った大公爵が起こしてしまったものです。ですが当然大公爵はあんな惨状を願ったわけではありません。ではなぜあのような状態になってしまったか。

大公爵は「人の命は何よりも尊い」、「せめて生まれることすら出来なかった彼らだけでも」という想いを込めて「緑色秘本」をひも解き、原初の存在を呼び寄せました。しかし、この魔書から生まれた存在は、この大公爵の言葉の「証明」を求めたのだと、私は思っています。

「人の命、とりわけ赤子の命が何よりも尊いというのであれば、人々はどんな地獄に落ちようとも、それを忘れないはずだ」という具合に。そして地獄のような日々を送りながらも崩落事故と失われた命を忘れなかった物だけが、再び原初の場所にたどり着き、そのときこそ大公爵の言葉は証明され、今度こそ正しく願いが叶う、というまさに悪魔の契約じみたことを行ったわけです。

だからこそ、赤子たちの「復活」は不完全な形で成された。41のクリッターが院長があげるはずだったおもちゃを模したものであるのも、その攻撃方法が「死因」であるのも、この道化師が仕掛けた都市の人間に対する「ヒント」ではあったのでしょう。

大公爵自身は実はあの「復活」の際に人間性を奪われており、残ったのは道化師によって操られる空っぽの人形。彼の存在もまた都市の人々に対する「ヒント」であったのでしょう。大公爵の「豹変」に人々が疑問を向けるように。

しかし、物語で語られるように、都市の人々はあの地獄を経た日々の中で、誰も10年前の事件を思い出すことなどありませんでした。彼らは今日を生きること、食べるパンのことで手一杯で、そんな余裕を持つ者などいなかったのです。クリッターとは何なのか? なぜ都市はこうなったのか? そんな疑問を解消しようとするものはほとんどなく、いたとしてもその困難さにすぐに諦め、日々の生活に戻ってしまう。

そんな中、10年前の記憶は忘れても、その時の「想い」を忘れていなかった男が2人。それがギーとケルカンです。この2人もまた10年前のあの日、あの病院の集中治療室にいたのです。

危篤状態のキーアに対し、ギーは最後の瞬間まで諦めず、ケルカンは苦しませるより楽に死なせてくれ、とギーに迫っていました。キーアの話によれば当時のケルカンは医大生だったようで、あの混乱の人手不足の中、医大性であった彼も治療に参加したということでしょうか。

この2人の都市でのスタンスの違いは、実はこの10年前の集中治療室でのスタンスと、一切変わってないんですよね。例え助からない可能性が高くても最後まで諦めないギーと、必要以上に苦しむよりは楽に死なせたほうがいいというケルカン。その想いが残っているから、ギーは巡回医師となり、ケルカンは巡回殺人者となった。

あの煉獄の日々の中。彼ら2人だけは記憶は無くなろうとも想いは消えず、だからこそ「奇械」と縁を結ぶことができ、彼らが記憶を取り戻したとき、インガノックの地獄は終わる。停滞していた大公爵の願いの行方も決まる。

そして物語の最後は、人間の子供の体を得て「復活」したポルシオンの描写で終わります。10年の地獄を経て、大公爵の願いは果たされたのですね。


しかし、この物語には「悪意」ある人物がいなかったんですよね。大公爵はただ必死に哀れな赤子たちを救おうとしていたし、ケルカンは地獄のような都市で苦しみ続けるよりは、都市の終焉を願った。各章で出てきた人物も都市で苦しんだ者たちばかりです。

このスチームパンクシリーズは多分にクトゥルフ神話の要素が含まれていますが、大公爵が用いた「緑色秘本」も、異界の魔書なんですよね。あの原初の道化師はまさにそれの化身。人の心の隙を、異界の邪神は見逃さなかった、というわけでしょうか。善意は曲解され、悪意に満ちた地獄を生み出した。

全ての間違いは、何が起こるかわからない超常のものに頼ってしまったことなのでしょう。大公爵は立派な人物でしたが、身内の悲劇を聞いて心に隙が生まれてしまい、禁断の方法に手を伸ばしてしまった。ですがそんな人間の心の弱さによって生まれた地獄を終わらせたのは、最後まで原初の想いを忘れなかった人間の心の強さでした。良い対比ですね。人は弱く、そして強い。だからこそ美しい。

そんな終わり方で締められているこの物語を私は気に入ってます。



余談ですが、私はギーがほとんどものを食べずコーヒーばかりを口にするのは、彼の心の奥底は、未だに10年前の集中治療室にいるからだと思っています。あの時の彼はまさに寝食も忘れ治療に集中していたのでしょう、限界が来た時にコーヒーを流し込んで眠気を抑え、また治療に集中する、ということを繰り返していたんではないでしょうか。
gggrrr2017年11月11日

70Hなメリーちゃんと陰陽の祠 (穴蔵(同人))
同人では良くある形式の18禁RPG。ややボリューム少なめだがボイス有り。 → 長文感想(812)(1)
総プレイ時間 : 3h
最新レス こんばんはー。いつも感想楽しく読ませていただいております。
 76421さんのこの感想を見て『Hなメリーちゃんと陰陽の祠』を買いました。期待してたよりずっと良かったです。

 (本題はここから)
 GranEndeⅡなんですけど、作者さんのHPに、

>ユノとは街の中やダンジョンで好きな時に会話したりエッチしたり出来ます。
>他にサブヒロインが3人居て、全員にエロシーンを用意する予定です。
>エロシーンは全部主人公とのシーンのみで、今作では陵辱や売春等の要素はありません。
 http://b.dlsite.net/RG32814/archives/15589633.html

 とあるので、たぶん和姦でいいと思います。



 DMMで今こんなことが起きているようです。
 https://twitter.com/C_Realization/status/927457883876245505/
dov2017年11月07日

75プレイホーム 家族崩壊 (ILLUSION(Dreams))
ILLUSIONさんの《プレイホーム》のレビューです → 長文感想(67206)(ネタバレ注意)(1)
最新レスハハハハハハッ!
イヤー・・・面白い!お世辞抜きで大いに気に入りました!

良くぞここまでの文章を繋げて書けましたねー・・・
エロゲーのパロディ説明ストーリー込みとは恐れ入りました。マジで

自分はゲーム性が合わなかったので1時間でダメでしたが
こういうユーモアをここで全て見られるとは・・・
・・・・下書き無しで書いたんですかね?コレ(そこに才能が)

>
余談ですし、完全個人的にですが
18禁ゲーって私にとっては「プロテクト入り」になったゲーは投資の論外になってます。
単純に5000円超えてメーカーで外れるのなんの多い事か・・・
昔のリメイク物は過去のがマシってのがなぁ・・・
趣向自体がそっちでないと今のはJ-POP並みに「知らないないし付いてけない」のです
イリュは別の意味でパソゲー固定ですがね
当たり外れが個人レべルでありますが・・・次は進化か退化か
タダじゃないから上を目指して欲しい!と思います。

面白かったーー(長文で喜ぶの初めて)
htxdn0902017年11月07日

60VenusBlood -BRAVE- (DualTail(DualMage))
VenusBlood‐ソシャゲ‐ → 長文感想(978)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 35h / 面白くなってきた時間 : 5h
最新レス明確に使えたと感じたのはヘレーネ敗北だけだった。
VBどころか、多くの作品で使い古されたシチュだけど、こういうお約束のシーン好きなんだよなぁ・・・・

内容はあれだったがHYPNOはエロかったな。GAIAは変態だったな・・・
キャラ(メイン3人のみ)やストーリーはわりと好きだったけれど、VBシリーズでキャラ+ストーリー+エロの3つが自分の好みに組み合わさることって全然ない不思議。いつもどこかが外れる。

DMM参入へむけてソシャゲの試金石にでもなるかと思ったけど、退魔忍クラスの知名度であの惨状じゃ厳しいか・・・産卵ガチャとか蟲と被るし。
hey2017年11月05日

90ルリのかさね ~いもうと物語り~ (ねこねこソフト)
[ネタバレ?(Y2:N1)]長文感想(3502)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 8h / 面白くなってきた時間 : 4h
最新レスゲーム内容と一切関係ない話なのでsageてます。
前のアカウントを登録したメールアドレスを覚えていれば、このサイトの管理人に連絡して、アカウントの移行をしてもらえると思いますよ。
管理人の連絡先はページ右下に書かれています。
naritato2017年11月03日

最新レスお嬢様学校の用務員←全く知らないタイトルでしたが「臭作」に似てますね。ManOuterMan2017年11月02日

10車輪の国、向日葵の少女 (あかべぇそふとつぅ)
(GiveUp) 人間関係がオカシイ。世界観も雑。人によっては1時間続けることすら苦痛かも → 長文感想(2475)(2)
最新レス主人公の変な言動はずっと後ろについてる極刑(誰にも認識されない罰)の姉に対してのものなんですけどね・・kaito0072017年11月01日

最新レスDLsite.com PlayDRMへの対応・通常版パッケージへの交換が行われるようです。
常にオンライン環境必須のDMMは厄介ですよね。

http://www.cyberworks.jp/tink/shizuku/support_set.html
naritato2017年10月29日

最新レスエロゲーに、プロテクトが固定化されたのはまあ良いとして(メーカーの苦労)

このゲームのDMMだけはプロテクト以前の「ゲーム前で頓挫」クラスでしょう
ストーリー含めても一々の始まりで認証するほど執着する人でないとムリ

D.Oのなないろ*クリップ の方がまだましでした。(DMMのは何でメーカーがこれ選んだのか判らんです)
htxdn0902017年10月28日

74汐見崎学園演劇部 恋ぷれ ~あなたといちゃいちゃろーるぷれいんぐ!~ (Meteor)
そこかしこに低予算臭を漂わせながらも、力の入れどころを間違えなかったおかげで、キチンとヒロインの可愛さやエロさを表現することが出来た良質な小品。表情・服装共に豊富な立ち絵を愛でながら、お気に入りのヒロインと一緒に『恋愛ろ~るぷれいんぐ』を楽しみましょう。 → 長文感想(3234)(ネタバレ注意)(2)
最新レスこんばんは、dovさま。
コメントありがとうございます。


鮎香さん√は鮎香さんが可愛いだけで無く、案外笑えてテンポの良いテキストだったのも評価が高いです。
そのおかげでサクサク読み進めることが出来、あっという間にプレイを終えてしまいました。


------朝倉音夢と月山瀬奈------

言われてみれば確かに二人とも依存系だなぁと納得したまでは良いのですが
鮎香さんが気に入り、朝倉音夢を嫁と言い、月山瀬奈をのーぶる☆わーくすで一番好きなヒロインだとのたまう自分って…………

実は依存気質な女の子が好きだった!

ということに今更気付いてしまい愕然。

これまでのエロゲライフで、自分は依存されるよりするほうが好きだと思い込んでいたので
今までの価値観の転倒を強いられているような感覚に、案外動揺しております。

……あれ?でも依存したいと依存されたいは両立できる……?
……あれ?ということは私の理想は《共依存》……………………??

いや、まさか、、、、、、(ガクガクブルブル)


------おっぱいについて------

昨今のエロゲのおっぱいの描き方については否定的かつ非寛容な人間なので時々うるさいのをご容赦ください。(ぇー)
>>https://twitter.com/immunitydoll/status/772059095272595457 ←このツイートにやたら頷いてしまった自分がいます
 いやもうものすごい勢いで共感してしまいました。
 そうなんですよ、左の子も否定はしないけど、右の子が欲しいんですよね!
 今年プレイした作品のヒロインだと、佐藤夏姫(@Berry's)が一番近いかなぁ…………(でもこの娘はロリ属性だなぁ)


------小倉結衣さん------

ごめんなさい、完全に風評被害です。
この夏にプレイした『アマツツミ』の水無月ほたる役の印象が強すぎました。
ついでに白状しますと私の中でこの方の演技で印象に残っているのは、クリソベリル(@紙の上の魔法使い)や長山香奈(サクラノ詩)。
…………曲者ばっかりですね。


改めまして、dovさまのご紹介で良い作品・良いヒロインに巡り会えたこと、感謝いたします。
dovさまも、よいエロゲーライフをお送りください。



~~追伸~~

こちらへのコメントだけでなく、ご投票もいただいたようで、重ね重ね感謝に絶えません。
>>読んでて幸せになれます。 ←このコメントで(エロスケから)ほぼイキかけました(古)
私は自分のプロフィール欄の最初に書いてあるようなことを理想に感想を書き続けているので
"冥利に尽きる"とはこういう時に使う言葉なのだろうと、浸っております。

cyokin10w2017年10月21日

74汐見崎学園演劇部 恋ぷれ ~あなたといちゃいちゃろーるぷれいんぐ!~ (Meteor)
そこかしこに低予算臭を漂わせながらも、力の入れどころを間違えなかったおかげで、キチンとヒロインの可愛さやエロさを表現することが出来た良質な小品。表情・服装共に豊富な立ち絵を愛でながら、お気に入りのヒロインと一緒に『恋愛ろ~るぷれいんぐ』を楽しみましょう。 → 長文感想(3234)(ネタバレ注意)(2)
最新レス 恋ぷれ完走&感想お疲れ様でした-。読ませていただいている最中、プレイ中の楽しさが蘇って来るようでした。
 仰るとおりこの作品は低予算でそこまで演出などに優れているとは言い難く、ストーリーの山谷も大きいとは言えないゲームです(個人的には、ボイスの録音環境もちょっと引っかかる)。
 とはいえ、「三者三様の魅力を持つ女の子達とイチャイチャする」という一点突破には力強さがあり、そこがちゃんとcyokin10wさんに刺さったようで本当に良かった(ホッ)。

 さておき、鮎香さんです。
 cyokin10wさん感想の冒頭の台詞は鼻つまみ不意打ちキッスで準也を卒倒させたシーンだと思いますが(笑)、彼女は女の子らしい感情の豊かさというか柔らかさといいますか、したたかなんだけど可愛らしい弱点もあるところといいますか、そういう魅力がよく出た子だと思います。画面向かって右斜め下を向いた涙目(言われてみるとこの構図や、意外と豊富なエッチシーンでの体位にデッサン力を感じます)とか、椅子に坐って微笑む姿とか、プレイしてて「死ぬときはこのゲームやりながら死にたい」とか思っちゃったくらい心が幸せになれました。
 ご指摘の「生粋の依存M気質」についてもすごく同感、共感。ライターのJ・さいろーさんは同時期瀬奈@のーぶる☆わーくすに関わっていましたが、鮎香さんと瀬奈はこの辺結構似てたと思いました。「私、まだ本当に準也さんのことが好きか分かりませんよ」からのドエロセックスに及ぶ鮎香さん、「犯して下さい!」からの学園の理事長室で処女喪失セックスに及ぶ瀬奈さん。二人とも、ドMの依存気質で、そしてドエロ(笑)。
 当時のJ・さいろー氏、あるいは業界がそういうものを求めていたんでしょうか? 両作から半年後に発売された奇乳作『カミカゼ☆エクスプローラー!』にも同様の依存M気質キャラが出てきますが、主人公は「依存気質な子なら、俺に依存させちゃえば問題ないじゃん!」という発想で攻略しちゃいます。「依存キャラは俺から二度と離れられないように依存させちゃえばいいよね」という解決は果たして是か非か、とりわけ純愛ジャンルでは難しい問題のような気がします。

----ここから暴言かもしれないので、お気を鎮めてお読み下されば幸い----
 朝倉音夢も兄にガッツリ依存してた子でしたが、彼女のルートに入るとそのまま最後まで依存しっぱなしというオチだったような記憶が……
----全く私の勘違いだったらお許し下さいー----

>最近のエロゲだと鮎香さんくらいの大きさなら普乳枠か貧乳枠でしょう
 マジですか!? と思いましたが昨今の風潮の中では否定しきれない自分がいる……
 貧乳っていうとロリキャラにしかいないような今の流れ、私もあんまり好きではありません。https://twitter.com/immunitydoll/status/772059095272595457 ←このツイートにやたら頷いてしまった自分がいます(いや、左側みたいな子もそれはそれで大好きなんですけど!)。

>小倉結衣さんの声が若いっ!
 最近私はあまり小倉さんに出会ってない(今年はおそらく 由芙院御伽@ChronoBox おんりーな)せいか、この指摘にはビックリしました。
 私にとって小倉さんが演じたキャラクターというと、まず奏菜ちゃん@キミへ贈る、ソラの花が出てきて、その次に本作のここあを連想するんですよね。頭空っぽそーに見せかけておいて、意外としたたかさもある女の子ないめーじ。
 でもキミソラももう5年前なんですねー……

> 最初無謀にも windows 8.1 でプレイしようとして、インストールすらさせてもらえなかったワタクシ
 マジですかー!?
 紹介した身としてなんか申し訳ない!
 (恋ぷれってインストールしなくても、データを丸ごとHDDにコピーすれば起動できた気がします)

>うわあぁぁぁぁぁぁ、松永雪希さんだぁぁぁぁぁぁ!!!
 マージーでーすーかー!!!?
 調べたらうわっ……殆ど恋ぷれ発売直後に引退されてる……
 主にソフトハウスキャラのゲームや加藤乙女@スクデイで何となく名前を覚えていた松永さん。引退されてたことにちょっとショックを覚えました。

> 7年という歳月を感じます
 いやホント、過ぎ去ってみればあっという間ですが、その間に確かな時間の流れがあるのですね。
 恋ぷれは当時でもマイナーなゲームでしたがそれでもデータ数100越え。対してあのアリスソフトの超昂シリーズ最新作がデータ数74(このリプライ投稿時)……隔世の感を覚えます。

 紹介した身として結構不安もありましたが、cyokin10wさんにとって悪くない出会いとなれたようで私も嬉しかったです。
 それではまた。よきエロゲーライフを!
dov2017年10月15日

83汐見崎学園演劇部 恋ぷれ ~あなたといちゃいちゃろーるぷれいんぐ!~ (Meteor)
テキストレベルの高い萌えゲー。鮎香シナリオの完成度たるや圧巻。 → 長文感想(1419)(ネタバレ注意)(4)
総プレイ時間 : 32h / 面白くなってきた時間 : 4h
最新レス どもですー。
 押しつけがましさについては、私も気にしないことにいたします(笑)。
 それからさっそく感想読ませていただきました。とても楽しめました。
 具体的な内容はcyokin10wさまが書かれた感想の方にリプライさせていただきます。ちょっと長くなってしまっているので。
 数日以内には書き上げますので、少々お待ちを。。。
dov2017年10月09日

83汐見崎学園演劇部 恋ぷれ ~あなたといちゃいちゃろーるぷれいんぐ!~ (Meteor)
テキストレベルの高い萌えゲー。鮎香シナリオの完成度たるや圧巻。 → 長文感想(1419)(ネタバレ注意)(4)
総プレイ時間 : 32h / 面白くなってきた時間 : 4h
最新レスdovさまこんばんは、cyokin10wでございます。

お待たせいたしました。
お勧めいただいておりました本作
『汐見崎学園演劇部 恋ぷれ』の感想を上げましたので、ご報告に参りました。

拙筆な上に、リクエストいただいていた『鮎香ルート』の感想、というよりは
『鮎香さん』の感想になってしまったこと、ご容赦いただければと存じます。


また押し付けがましさ云々に関しましては、お互い気にしないことにしましょう(笑)

この感覚はおそらく、この機能を使うに当たってほぼ必然で付随してくる〈仕様〉のようなもの。
その仕様のせいで、せっかく使ってみたいと思い立った機能を使えないというのは、なんとももったいない話ですから。
cyokin10w2017年10月08日

75ウィザーズコンプレックス (ういんどみるOasis)
キャラゲーとしては-10点。魔法学園を舞台にしたキャラ萌えエロゲなのにお約束・不文律に遵守しておらず、固定客層を楽しませる気があるのか疑いたくなる作品です。一方で主題やキャラ個性の掘り下げには見るところがあり、一概に駄作と捨てきれない部分も。 → 長文感想(7651)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 12h
最新レス>gggrrrさん
コメントありがとうございました。体験版でもおそらく不快なシーンがあったことと
思いますが、個別次第ではまた別のもにょもにょが溜まる感じですね。学園長はうん、
個別で更に酷くなるといいますかw


ほのかに「自覚」がないというのは仰る通りかと思われます。推測ですが彼女の場合、
今まで正しさで事を進めて周囲の人間が幸せそうだったから、それでいいのだと繰り
返しているような節が見受けられます。上手くいっているから反省もなく、そもそも
「覚悟」する必要がなかった。そんな感じでしょうか。

感想でも述べましたが、ほのかは本当に「正しい」のですよね。世の道理と人の心の
バランスを計るのが上手いというか、常に最適解を出せる娘です。大局的に見れば
多くの人が不幸にならず幸せになる道を提示できる娘。

ただそれは共産的というよりも日本的な、集団における「和」を尊重した考えに近い
かもしれません。学校や社会だと、みんながシステムの恩恵を最大限に受けられるよう
個々の想いは抑制されるじゃないですか。アレに近いです。コミュニティ健全化の
ために個を殺す的な。

ほのかは個を最低限しか殺さず、かつ最大限にシステムを生かす最適解をその場
その場で生み出せるのですよね。だから不満が出づらいし出しにくい。不幸だと嘆けば、
制度に消極的であれば「アイツはみんなの幸せを壊す悪い奴だ」とほのかを取り巻く
社会と集団に攻撃、下手すれば排除されてしまいます。(西塔生徒会の面々がそれ
ですね。集団・制度から排撃される人々)

その社会と集団が負へ肥大化してしまったのが現状の学園制度で、それを是正するために
東塔生徒会は奮闘する、といった形です。だから制度面に置いてほのかが非難される
いわれはまったくありません。道理だけを見れば。実際(西塔が支配する鳴ルートを
除いて)彼女の働きで学園制度は健全化しますので。

ただ本作はキャラ萌えエロゲで、プレイヤーが快適に楽しめるよう調整されています。
それはヒロインや制度も同様で、ハッピーエンドの背景にある至らない部分は読み手が
不快になるため見せません。ほのかの提唱する明るい未来は、優しい作者の嘘によって
守られています。

gggrrrさんが例に挙げられたゲームや銀○伝は、政治的・制度的な要素がより現実的に
表現されているのでしょう。かような本格的な作品に竜胆ほのかという政治家を照らし
合わせたなら「甘い」「ヌルい」という他ありません。中途半端、まったくもって仰る
通りだと思います。

1つ但し書きを付けるとすれば、優しい嘘で守られた世界にも、厳しい現実を突きつける
物語にも、それぞれの良さがあるとは認識しています。どちらが上・下というお話では
なく、『ウィザーズコンプレックス』をキャラゲーとして綴るのに、竜胆ほのかという
成功した執政者は必要だったのでしょう。異世界ファンタジー、まったくその通りですね。


けどそんな優しい世界の作品なのに、ヒロインが友達になりたい娘自身を見ようとは
しないのですよね。即ちほのかとアイリスの関係なのですが、みんなに優しいメイン
ヒロイン様が、虐げられている娘に「友達になりましょ」とアプローチして、なのに
悩み事や苦悩を正論で一蹴しちゃうんですよねぇ。お前それこそキャラゲーなら隠して
おけよ、優しい嘘はどこ行ったよって言いたい。

この辺が歪なのですよね。ヒロインを使って制度は都合よく書いてるのに、対人には
その都合良さが一切出ないという。だからアイリスがブチ切れて、ほのかが「間違える
覚悟」を決めちゃう。正しい選択をするほのかが否定されちゃう。いやいや学園制度の
方でキャラゲールール出したならアイリスに対しても適用してやれよと。急にアイリス
自身を見て助けてやれよと。ほのかちゃんを理想の女の子として書いてやれよと。

理想と現実の使い分けが制作陣の我儘勝手すぎるのですよね。だから制度的なほのかと、
対人としてのほのかを並べると矛盾が生じる。結果「制度が悪い」「アイリスが悪い」と
変な方向へ結論づけられてしまうような。キャラゲーとシリアスゲーの「捻じれ」が
本作の最も困った部分であると私は判断しています。

でも捻じれのおかげで独特な風味になっているのもまた事実なのですよね。とても
評価と感想に困るエロゲだと思います。ここに鳴ルートや複数ライターによる功罪を
乗せれば更にカオスに!
フルプライスでの購入はお世辞にもオススメできませんが、お安く手に入るなら
プレイしてその微妙な匙加減を堪能するのもアリだと思います。読後感が最悪になる
可能性も否定できませんけどw
amaginoboru2017年09月28日

75ウィザーズコンプレックス (ういんどみるOasis)
キャラゲーとしては-10点。魔法学園を舞台にしたキャラ萌えエロゲなのにお約束・不文律に遵守しておらず、固定客層を楽しませる気があるのか疑いたくなる作品です。一方で主題やキャラ個性の掘り下げには見るところがあり、一概に駄作と捨てきれない部分も。 → 長文感想(7651)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 12h
最新レス貴方の感想を読ませていただき、私なりに抱いた所感を述べさせていただきます。

実は私はウィザーズ・コンプレックス自体は体験版時点で肌が合わなかったので未プレイなのですが、多くの感想を読む限り西塔のメンバーの評価は総じて良くないですね。もっとも悪いのは学園長ですが。

さて、あなたが世間的には「正しい」東塔、その最たる例であるほのかが好ましくないのは、「覚悟」と「自覚」がないからではないでしょうか。

私が好むあるゲームに「正義」の具現のような英雄がいましたが、彼のセリフに以下のようなものがあります。

「理解しろ、どれだけ正しい理屈を並べようとも、それは万人に倣える正義ではない。正しさに耐えられるのは、俺やお前のような極めつけの阿呆だけだ」

理屈としてどれだけ正しかろうと、人間性を無視したそれは、人の世を乱すのだと、正しさだけを希求する「自覚」の無い男に拳で諭していました。

正義を貫くには「覚悟」が必要です。つまりは「正義」に反するものを切り捨てるという「覚悟」。理屈は正しくても、言葉を用いるか、刃を用いるかはともかく、どちらにしても相手の主張を砕き屈服させるという行為を自分がしているという「自覚」を常に忘れてはならない。

最も自分のスタンスに「覚悟」を感じたメリッサのスタンスを良しとし、しかしほのかというキャラクターにその「自覚」と「覚悟」が欠けているように思えたから、好意を持つことができなかった。そのように見受けられました。


また、ある有名な宇宙を舞台にした架空戦記に、「ドライアイスの剣」、「正論だけを刻んだ永久凍土の石版」などと評された冷徹な人物がいました。彼はその人間性を無視した「正しさ」を貫いたゆえに、同僚たちみんなから嫌われていましたが、しかし同時に一目置かれていました。彼には自分が行っていることへの「自覚」と、そのことで自分に反発するものが現れ、最悪死ぬ事になることへの「覚悟」を常に持っていました。だからこそ畏敬されていたのです。

そうした人物たちから比べると、あなたの感想からイメージされるほのかという人物は実に「中途半端」です。そしてこれはある意味でメインヒロインである彼女が、この作品の特色を表した結果となったものかもしれません。

シナリオ勝負というには練りこみが足りず、ビジュアルメインというにはさほどでもない。そしてキャラゲーというにはアクが強すぎる。総合的に見ると「中途半端」です。作品の「核」がなんであるのかがぼやけています。

そういう穿った角度から捉えると、不憫なキャラとも見えてきます。少々穿ちすぎかとも思いますが。


まあ、作品本編をやってない人間が評していいことではないですね。しかし貴方の感想でもし機会があったら(中古ショップで格安で売られていたりしたら)改めてやってみようかなと思うようになりました。





あと、余談ですがほのかひいては東塔の主張は、実は現状における「敗者の理屈」なんですよね。「全体が幸福になるために個を抑制する」というその姿勢、つまりは全体主義=統制経済共産主義というわけです。

しかし、それを国体としたソビエトは今地球上に存在していません。 残っているのは突出した「個」を重んじる西塔の主張、自由経済資本主義です。

そうしたほのかの思想が賛美されるといういことは、この作品の舞台は間違いなく異世界ファンタジーですねぇ、と根性悪く思ったりしました。
gggrrr2017年09月27日

60モブ催眠 (include)
(GiveUp) ストーリーがつまらなさすぎて泣ける → 長文感想(1497)(ネタバレ注意)(1)
最新レスちょっと何を言ってるのかわからないな雷電2017年09月17日

72美少女万華鏡 -罪と罰の少女- (ωstar)
本作が美少女万華鏡たらしめているのかどうかは、引用している多数の詩を分析する必要があると感じました。また、本作の姉弟の近親相姦が気に入った方には――見た目も含めて殆ど同じ雰囲気を味わえる――同人サークルIMPのフル3DCGエロアニメ『姉弟のカンケイ』シリーズを見ることを、強くお勧めしたいと思います。いや、参考にしただろ、絶対。 → 長文感想(11281)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 25h / 面白くなってきた時間 : 15h
最新レスdov様
ご意見をいただき、ありがとうございます。
もう、このサイトのシステムでは、投票での感想に対するお返事をどこに書くべきなのか分からないのと、暫く、このサイトを見ることもできなくなりそうなので、今のうちにレスしておきます。

さて、商業エロゲーの市場規模が縮小し続けていると言われている現状で、同人エロゲに全く興味のなかった私でさえも、その存在感を認識するに至った現状を鑑みるに、商業エロゲに何を期待すれば良いのやら……。容量稼ぎの陳腐な1パターンエロシーンを連続して見せられる(読まされる)苦痛ったら、ありゃしない。ユーザーに苦行を強いてどうするんだよって感じです。

何か、根本的にエロゲー制作におけるフレームワークを間違えているとしか思えません。ストーリー重視路線に変更して欲しいです、本当に。中身もなければエロくもないテキストマシマシエロシーンは、もうけっこうです。だから、スキップされちゃうんだよって思います。エロゲーでエロシーンをスキップしたら、一体全体、何が残るというのだろうか。

dov様によると、同人作品はシナリオのクオリティも含めてプロ作品を凌駕しつつあるのですよね。そもそも、市場規模が縮小なのに、雨後の竹の子のように作品が市場に出てくる現状が、プロの同人化を象徴しているようにも思えます。

ところで、『恋姫†無双』って曲芸商法だったのですね。私は『真・恋姫†無双』だけで満足してしまったので、その後、何をしていたのか全く知りませんでした。でも、さすがに今回の『真・恋姫†夢想』三分割は、曲芸商法かもとは思いましたが……。因みに、これ書いてて、「無双」と「夢想」の違いに、やっと気がつきました。これまでは、「無双」は18禁、「夢想」はコンシューマーだったらしいのに、今回ので崩れたのでしょうか。

「元はネットのネタから拾ってきた」といのは、悪いことではないと思います。私は他の作品の感想で「世の中のお約束ごととして、ネタ探しは下位メーカーにお任せするとして、大手メーカーは下位メーカーがせっせと探し出したネタを元に、莫大な利益を貪り尽くすというのが世の常」だと書きましたからね。要するに、同じことでしょう。

Best regards,
Shiratori
shiratori2017年09月05日

77景の海のアペイリア (シルキーズプラス)
前作、『あの晴れ』にあって、今作にないもの。主人公の理解、青春、ドラマ………… → 長文感想(3605)(ネタバレ注意)(1)
総プレイ時間 : 20h
最新レス「あっ途中で興味が失せてくるのはそういう理由もあったのか」と今更ながらに気付かされるような感想でした。
アペ子を救うためにこの世界の謎を解明する、というのが主人公と読者である自分の目的だった訳ですが、

>私たちがあのクソ長くわかりづらい説明を必死に読んだとしても、それが物語への快感に直結せず、
>本当に「この世界にはこういう可能性があるんじゃないか?」という思考実験を読まされる、
>まさしくおなにーを見ていたことになります。

この一文に集約されているかと思います。
すごく意地悪な言い方をすると、思い返してみればアペ子は途中からただのダシに成り下がってる印象があります。
ライターの思うSF/世界設定を聞いてもらうためのエサ、というのは言いすぎかな。

そう考えると最後(のヒロイン達との邂逅)が投げやりになってる理由も推察できます。
登場人物や物語においてのドラマよりも、自身の考えたギミックの方に重きを置いており
一番のネタばらしを終えてしまえばもう満足というか、そこで燃え尽きてしまったのかなと。
ギミックに関する整合性にはものすごく注意を払っているように見えますが、
しかし遊び慣れしている割にはサイコ母ちゃんを連れてくるオヤジや
喪に服すどころかすぐにセックスを始める主人公サイドその他、どうも人間関係や感情においての整合性には
あまり気を使っていないともいいますか。仮想世界だから、で流すのは厳しいですねw

「作者が世界の真相を説明し終えたから終わった物語」、
実に鋭く的確で、気持ちがいいくらいに見事な評だと思います。
読んでいて面白かったです。レビューお疲れ様でした。

4D2017年08月28日

73シンフォニック=レイン 愛蔵版(非18禁) (工画堂スタジオ)
大方の流れについては予想通りだったのと、延々と降り続く雨のような終始淡々とした雰囲気に気疲れした。(普段はこんな雰囲気大好きなんだけど)トルタの鬼気迫る行動や心情が一番よかった。お気に入りは雨のmusiqueと秘密。 → 長文感想(1922)(ネタバレ注意)(2)
最新レスdov様
はじめまして、レスありがとうございます。感想と一緒に拝読させていただきました

まさかコメントがついてるとは思ってなかったので、レス遅くなってしまい申し訳ございません。

dov様もアル=フォーニ派なのですね。他の方の感想も見てみると意外とトルタが化けていたと考えている人が少なくて、何だか安心しました。トルタが化けていたとしたらあまりにも、アルがかわいそうですもの。


もうひとつ。ファルさんの謎については、dov様のおかげで理解できたように思います。

>クリスが本当に悲しんだのは「ファルさんを選んだ後」
>彼女が自分自身に悲しみを刻みつける為だった
そして、リセと結ばれた時に、クリスが(自分を守るために)アルのことを忘れてしまったなどから考えてみるに、ファルさんはクリスのことを壊そうとしていたんですね。確かにそう考えれば、卒業後もプロの演奏家として活動を続けられますから。

その上で、私はファルさんは不器用な人のように思いました。もしかしたら、あの雨が降り注ぐ街の中で一番。
私は最初、ファルさんの敢為邁往さというかその強さこそが魅力だと思っていました。実際に幸せになるために悲しみに耐えられる彼女は強い人です。普通の人ならば、「幸せになるために不幸にならなければならない」なんて、二律背反に耐えられない。だけどその強さこそが不器用の裏返しなのだと思うと、よりファルさんが魅力的な人に見えてきました。

願わくば、彼女には幸せを掴んでほしいと思います(それは残酷な願いなのかもしれませんが)

最後になりましたが、このたびは再考する機会を与えてくださりありがとうございました。
ヌイ2017年08月14日

80魔法少女の兄 ~下手な嘘と不良少年~ (Mink EGO)
楽しみたいのならバッドエンドもしっかりこなしましょう。 → 長文感想(383)(1)
総プレイ時間 : 15h / 面白くなってきた時間 : 3h
最新レスこれ面白いと感じる人が他にもいてちょっと嬉しいですw
族じゃないほうの友人キャラもうちょい救いあっても良かったんじゃないかとかオチの弱さとか
不満もあるにはあるけど正直下手なシナリオゲーより面白かったと思うんでそこはもう少し評価されてもいいような気はしてます。
野菜炒め2017年08月13日

97ChronoBox -クロノボックス- (NO_BRAND)
本作の「やる」「やらない」の判断は簡単です。本作とは無関係に、あなたがDQNネームの登場する作品として連想するストーリーが受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」です。いいですか、受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」ですよ。大事なことなので二度言いました。(2017/06/13:「本作の評価」内容の記述を強化。2017/06/22:コピーライト表記について追記) → 長文感想(17130)(ネタバレ注意)(8)
総プレイ時間 : 30h / 面白くなってきた時間 : 3h
最新レスkoiwai様
お返事が遅くなり、申し訳ございません。

1.ダッシュと三点リーダーの解釈について
ダッシュと三点リーダーの解釈について、いろいろとご教授いただき、ありがとうございます。
 ――:刹那を示す
 ……:沈黙を示す
覚えました。時間経過の長短で解釈が分かれるわけですね。正しく、創作物でしか有効活用できない使い方だと思いました。
それにしても、奥が深いですね。国語の授業で、こんな問題だされたら、私の場合、間違いなく点数とれませんネ!

時間経過の長短解釈を覚えたので、早速、最近プレイした『美少女万華鏡 -罪と罰の少女- 』で確かめようとしたのですが、このライターさんは、ダッシュを使わず、全て三点リーダーで済ましていたため、うまく解釈できず、またまた混乱する羽目に……。どうも、人それぞれ自分ルールがあるみたいですね。いろいろ難しいです。

Wikiには、「破線や鎖線は往々に実線より意味の弱い、あるいは価値の低い線という意味を含ませる」と書いてありました。この解釈を適用すると、例えば、「絶対に──」と「絶対に……」は、次の解釈も可能なのかなと思ったり。
 「絶対に──」:全く間違っていないという自信満々の状態を示す
 「絶対に……」:恐らく間違っていないとは思うけど、自信はない

やっぱり、ダッシュと三点リーダーは、必要最小限にして使って欲しいかなと、個人的には思ったりします。ライターは悦に入っているのかもしれませんが、読まされているユーザーである私は、解釈に四苦八苦しているのが、実態ですから。そのうち、ダッシュと三点リーダーだらけの文章が、よくよく並べて見れば、絵や文字になっていて、ストーリー上の重要なヒントが隠されていたとかになっていたら、笑っちゃうぞ! 正しくゲームだ。


2.「おかされる」の漢字の使い分けについて
いろいろ考えてはみたのですが、私の国語力では、どれでも良いような、良くないような、つまり分からないという状態です。
「ズバリ解決!『違いガイド』」には、
  「犯す」:法律や規律に関係。例:「犯罪」
  「侵す」:領域や権利に関係。例:「領土の侵略」「人権侵害」「プライバシー侵害」
  「冒す」:けがすという意味で使用。例:「冒涜」
       困難を伴うという意味でも使用。例:「冒険」
と書いてありました。これから考えると、
 身体:「犯される」:法律的、倫理的に駄目な犯罪と解釈。つまりエロゲーだからに集約(笑)
 心 :「冒される」:けがすと解釈(koiwai様の意見で正しいと思います)
 色々:「侵される」:身体や心以外の何かを侵害と解釈
    (色々が「人間そのもの」とは解釈できなかったのですが、
    「生活など周りを含め、上記二つの為の拡大する行為」との解釈は正しいと思います)
なのかなとも思えます。

この度は、私の読解力の無さからくる疑問に対し、真摯にご回答していただき、誠にありがとうございます。
shiratori2017年08月11日

70STEINS;GATE 0(PSV)(非18禁) (5pb.)
密林でずいぶんと安くなっていたのでポチって見た。 → 長文感想(422)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 22h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レス情報レスあざっす。
残念ながら私はPS4は未所有(そして無印持ってる)なので
布教用にでも使おうかと思い調べてみたら譲渡も不可なんですね
うーん、もどかしい・・・
ぱーまー2017年08月10日

70STEINS;GATE 0(PSV)(非18禁) (5pb.)
密林でずいぶんと安くなっていたのでポチって見た。 → 長文感想(422)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 22h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レス突然失礼します。
特典のdl期限は延長されたらしいです。
http://5pb.jp/games/topics/7996.html
hgordo2017年08月08日

最新レスレスありがとうございます。
そのタイトルは初めて聞きました。ぜひプレイしてみたいと思います。
腐り姫に関して夏生の事は知っていましたが別の箇所に視点がいっていました。シナリオも理解できているとはとても言えないのでいい機会ですし再プレイしてみようかと。
拙い感想ですが反応を示してくださり嬉しかったです。
mirinight2017年08月02日

最新レス 感想を読ませていただき思うところがあったのでコメントいたします。
 ソフトさ~くるクレージュさんの『ONLY YOU 2』なんて、mirinightさんの御嗜好に沿われるのではないでしょうか?

 http://www.sc-crg.com/katalog/onlyyou2/

 抜きゲー色強めですが姉弟の依存し合ってる感じ・どこにも辿り着けない感は『美少女万華鏡 -罪と罰の少女-』に負けなかったと思います。元カノちゃん攻略不可(だったはず)。
 単に「(mirinightさんほどの方だと可能性は低いですが)この作品をご存じでなかったらもったいないなー」と思っただけですので、このゲームを強く推奨するわけではないです。既にご存じでしたら失礼いたしました。

 またmirinightさんプレイ済みのsistersは主人公と姉妹が実の兄妹であるとも読み取れますので、そう思ってプレイするとイケるかも? 腐り姫の夏生は公式裏設定で主人公の実の姉らしいですが(当時のソフ倫対策のためゲーム内では表記されず)、お互いその事実を知らずに関係を持つのでmirinightさんの好みとはズレてそうですね。
dov2017年08月01日

97ChronoBox -クロノボックス- (NO_BRAND)
本作の「やる」「やらない」の判断は簡単です。本作とは無関係に、あなたがDQNネームの登場する作品として連想するストーリーが受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」です。いいですか、受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」ですよ。大事なことなので二度言いました。(2017/06/13:「本作の評価」内容の記述を強化。2017/06/22:コピーライト表記について追記) → 長文感想(17130)(ネタバレ注意)(8)
総プレイ時間 : 30h / 面白くなってきた時間 : 3h
最新レス月日が経って終わっている話題なんですが、上がってるついでに。

>★―と…の使い方
>那由太「――え…………」
> ⇒これの解釈は?

この場合は、
何か理解できないことや把握できていない状況の後に、何かに「え」と気づくか応えるかして沈黙し、その沈黙が少し長い状態と解釈できます。
そして、セリフの中での表記ですので、このセリフを言っている那由太という人物のみの状態を表現していると解釈できます。

(──) ←刹那、もしくは思考の変化が挟まれない時間、省略した間。
(・・・・・・) ←沈黙の状態、思考の余地がある時間、持続した間。
と、この様に理解しておけば創作物を読むか見るかする時に、多少なりとも楽しむという事に幅ができるのではないかと思います。

後にある

>ト書き:そもそもEDENと寮は隣り合わせだから、
>    道に迷うなんて事は絶対に――

この場合、
そもそもEDENと寮は隣り合わせだから、道に迷うなんて事は絶対に
と思考を巡らせ、その直後に思考が止まってしまい時間が流れていると解釈できます。次のシーンがないので刹那なのか長い時間なのかは判断できません。
そして、この時のト書きは人物の思考を表していると思いますので、その対象人物のみの思考状態を表現していると解釈できます。
思考が止まってしまいと書きましたが、思考が止まったのではなく何か思考が決定付けられたと解釈することもできると思います。
これが、(道に迷うことなんて絶対に・・・・・・)という表現だと、道に迷うことはないと思いつつ、何か色々と考えているか、考えるのをやめてしまっているかの常態が少し続いている、ということになります。もし、三点リーダが多く長く続いた場合は長い長い沈黙の状態を表します。

(絶対に──) 思考の余地がないので(──)の時間は何かが起こっても対象の人物は対処の仕様がありません。何かに気づいたりした時は、時系列的に(──)の後で気づく状態となります。事は(──)の時間で起こっているかもしれませんが、思考と行動は(──)の後となります。

(絶対に……) 思考の余地があるので(……)の時間は何かが起これば咄嗟に対処する場合があります。何かに気づいたりした時は、時系列的に(……)の沈黙の中で考えたり気づいたりした結果を行動に反映させることがあります。逆から言えば、何か行動を起こしたら沈黙中に考えていてそれを反映させていると捉えることができます。



>★…と―
>那由太「え……? ――っ!」

この場合は、
(え?)と不思議に思っている状態が少しあり、そして何事も無いような、もしくは思考する余地が無いような刹那の時間が存在し、その直後に絶句するような状況に陥っていると解釈できます。
セリフでの表記なので、え?と発言したことと、その後に、言葉も発することができず瞬間的に黙るしかないような状況、もしくは何かに気づいたか驚いている様な状態の那由太が伺えます。

(え……?)というセリフを(え?……)に変えて表現した場合は、(え?)と発言し一瞬だけ不思議に思った後、何を考えているか分からない沈黙が少しある状態へと変わります。
(え……?)というセルフを(え──?)に変えて表現した場合は(え)と発言した後、何も把握できない状況が存在し、その後に不思議がる状態へと変わります。

伸ばし棒の強調の場合、通常は一文字表記の後には使われないので(えぇ──?)こんな感じで長音の置き換え文字の後に使用されるでしょう。しかし、人物が子供だったり単純な思考の持ち主だったりするキャラクターの場合、それを表現するために一文字表記の単音の後に長音の置き換えとして使用されることが多々あります。



もし、

道に迷うなんて事は絶対に──

            ──那由太は二度と戻ることはなかった。

のようになる場合、何が起こったのかハショられている訳ですが、登場人物などの思考はとくになく長い時間が経過しているのが表現されています。那由太という人物に何があったかは分かりませんが、物語はこれで終わりになるか違うシーン、違うステージへと移行するでしょう。受け手の想像に任せたりする手法ですね。

絶対にと(─)の間に長音がある(絶対にぃ──)の場合、思考や行動の途中であったり決意の瞬間を間延びさせる感じになると思います。


三点リーダの場合にすると、

道に迷うなんて事は絶対に・・・・・・

            ・・・・・・那由太は二度と戻ることはなかった。

なんて場合は、もう気が気ではありません。思考の直後に沈黙がありますが何かがあったんでしょう、そしてナレーションなのか誰かの視点なのか分かりませんが結果が決定付けられています。間の時間は今さっきか長くても昨日今日レベルです。一般的には那由太は死んだと考えるでしょう、楽観的な発想でもどっかのだれかにネトラレタとしか。。。

人物視点からナレーションへ変わっているのが違和感あるかもしれませんが、ゲームの場合は夕方から夜への変更だったり、朝チュンと言われる状態になったり、白か黒でフェードアウトする画面演出が間にあったりするでしょう。
絶対にと三点リーダの間に長音がある(絶対にぃ……)の場合でもさほど変わりはありません。発音で「に」か「にぃ」の程度で、その後は沈黙状態となります。三点リーダは長音記号の置き換えとして使われることはありません。



と、まぁ、これが小説じゃなく漫画を読み漁った人間の(・・・)と(─)に対する感じ方・受け取り方です。参考になりますでしょうか。私個人の感性に任せた受け取り方ではありますが、世間とそんなに相違のない受け取り方だとは自負しております。

このライターは三点リーダーを2回続けてるのが普通であるみたいですので、その間が重要なのか、統一しろと上から言われたのかのどっちかでしょうか。三点リーダ一個の表現がほとんどないようでしたら、他の方の三点リーダ一回と同じと思って差し支えないと思われます。

こういった(・・・)と(─)を使う方々というのは、勝手な憶測で言えば、三点リーダーを、記号・50音の中の無音・表意文字と認識しながら、演出表現の一つに利用しているということになります。
長音符?長音記号?音引き?棒引き?言うなれば伸ばし棒と言われる(ー)と(~)の使い方の違いと感覚的には同じです。
小説では、間なんてほとんど意味をなさないのかもしれませんが、漫画の場合はこのリーダとダッシュの理解は雰囲気を読み取るのに結構、重要な気がします。漫画家の中では2点リーダを使用してらっしゃる方もいるみたいです。2点リーダと3点リーダの使い分けをしている方は存じ上げません。
漫画では(─)を伸ばし棒の強調として使うことも多いみたいです。

これらを使うというのは、表現の幅が広がるという事でもあると思います。



---- 余談&又聞き話し ----


間を表すのに(、)句読点では、区切りにはなるが時間的間を表せないとして(・・・)と中点を三個つづけて間を表します。2個じゃない理由は中点との誤字が分かりにくいとかの理由だった気がします。3個の場合は2個が確実に誤字と判断できますが、2個とした場合では誤字の判断が出来ないだとかが理由だったと記憶しております。


ノベルゲームにおける文字の表示スピード

(・・・)と表示した場合(・)を三つ表示することになります。
一文字を表示する速さの三倍かかる表示スピードが体感で遅いと感じることがあります。
これによって、遅いとまで感じるようなことがないように(・・・)の三点リーダが使われるようになったとの噂があります。
プログラムの関数に三点ピリオドが使用されている為に、海外のゲームプログラマーがJISコードかアスキーコードか忘れましたがそのまま使える日本の三点リーダをうらやましがったという噂もあります。
都市伝説レベルの何も定かではない情報です。あしからず。


---- 超余談 ----

>1.「おかされる」の漢字の使い分けが不明
>身体が侵される前にっ、心が冒される前にっ、色々犯される前にっ!

身体は定義的に言えば肉・骨・脂・血液などの塊で物質です。
それらに侵入する相手側の身体、いわゆる物質が物質に侵されるわけですね。

心とは、思考や思想から生まれる概念。
それらは違う考えや思想により冒涜され汚され冒されるわけですね。

色々は、それらを統合している物は固体で個人である人間そのものであるわけで。
それを理不尽に犯すわけです。

身体は肉体的行為、徐々に開発されていく様を表している。
心は快楽か飴と鞭かによる精神崩壊、洗脳され壊されていく様を表している。
色々は生活など周りを含め、上記二つの為の拡大する行為、又はその後の過ちを表している。
たぶん、身体→心→色々 と時系列も表してるんじゃないかな。


以上、駄文で申し訳ない。
koiwai2017年07月27日

97ChronoBox -クロノボックス- (NO_BRAND)
本作の「やる」「やらない」の判断は簡単です。本作とは無関係に、あなたがDQNネームの登場する作品として連想するストーリーが受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」です。いいですか、受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」ですよ。大事なことなので二度言いました。(2017/06/13:「本作の評価」内容の記述を強化。2017/06/22:コピーライト表記について追記) → 長文感想(17130)(ネタバレ注意)(8)
総プレイ時間 : 30h / 面白くなってきた時間 : 3h
最新レス管理者様

不具合の件、ご回答いただき、ありがとうございます。
まさかご回答いただけるとは夢にも思わなかったので、暫く気がつきませんでした。レスして良いのかも分かりませんが、一応、不特定多数の皆様向けなので、記録しておきます。

実のところ、私には書かれている内容が難しくて理解しづらかったのですが、今回の発生で、累積的な参照数アップの不具合をご認識されて、ご対策された――つまり、これまではアクセスログの滞留は発生都度ご対応されてはいたが、累積的な参照数アップの副作用までは把握しきれていなかったということなのですね。

私は、毎回、最終的には直っていたので、てっきり、累積的な参照数アップも把握されているものだとばかり、思っておりました。そのため、もうこれはイベントなのだろうと勝手に解釈しておりました(根本的な対策が不可能なら、少なくともアクセスログ滞留を検知して通知するプログラムなど、簡単に作れるのではないかと思っていたので)。

私には、SQLのトランザクション処理の詳細までは分かりませんが、コメントアウトについては単純にアンコメントし忘れていたってことで、今後は、トランザクション処理が正常に機能すれば、現用系と待機系でのDBの不整合も発生しなくなると解釈して良いのですよね。

そうすると「おそらくいつまでたってもカウントアップしないことはあっても、累積的に参照数がアップすることはない」の意味は、今回の様なアクセスログ滞留は恐らくもう発生しないが、仮に発生したとしたとしても累積的な参照数アップは発生せず、障害対応時に本来の値にカウントアップされる対策をしたということになるのでしょうか? つまり、是正対策が完了したと考えて良いのですよね。

取り敢えず、対策されて良かったです。これで、2017年6月28日以降に登録された長文感想の参照数は、信頼できることになりますから。さすがに、今回の約一箇月間に亘る不具合発生は、これまでに登録された全部の長文感想に対して、不具合発生期間中の参照数(数の大小にかかわらず)への影響が大きかったと思われますし、現にSQL一覧にある「参照回数の多い長文感想」で参照回数10000回以上の長文感想を表示させると、今回ので随分増えたなぁとか思いましたから。

因みに、③と④の間に、次の不具合もありましたので、記録として追記しておきます。
   アクセスログ滞留期間
 2016/07/25~2016/07/31朝(07/29に不具合発生し連チャン開始。07/31 朝の長文感想参照回数確定処理で対処を確認)

#ぜんぜん関係ありませんが、今まで利用カードのポイントアップ処理の関係で、このサイトの掲載広告からAmazonなりで購入とかしていなかったのですが、このサイトの広告選択での購入でもポイントアップされる様になったため、微力ながらサイト運営の足しにでもなればと思っております。

以上です。
shiratori2017年07月23日

10マブラヴ オルタネイティヴ (âge)
久しぶりにやったけどやっぱネトウヨゲーだよなぁ・・・エロゲ界にプロパガンダ装置として残した遺産とは → 長文感想(1495)(ネタバレ注意)(3)
最新レス面白そうなので、久しぶりに書き込み。

ageは、君望で主人公を極限に追い込んだが、オルタで更なる生死の極限に追い込むことに成功した。
生死の極限描写を、ネトウヨゲーとは驚き。
特亜≒BETAとは、深読みし過ぎか曲解に感じる。

なぜ、ネトウヨというネッテル貼りが横行するのか?
電通を頂点とするメディア戦略の賜物でしょうか。
2000年代から、小林よしのりの著書に触れ保守愛国に目覚めた者たちを封じ込めたい在日朝鮮勢力?
在特会は悪で、しばき隊を完全無視したマスゴミ。
嫌韓論にあるような在日特権の怪しさを否定出来ないのに、在特会を滅ぼしたマスゴミ。
トランプはフェイクニュースと言うのに、日本ではフェイクニュースなんて言葉が流行らない不思議。
在日を使い日本人を洗脳してきたグローバルユダヤの最大の敵がプーチン?
プーチンと仲良くなりたいトランプと安倍が危機に瀕しているのは、ユダヤがあまりに巨大勢力だからか。

タブー討論の朝ナマは学生の頃から見続け、陰謀論はユダヤが判れば世界が判るから始め10年ぐらい調べたが、保守本流の小林よしのりは理想を追い過ぎるが未だに耳を傾けずには居られない偉人。
特亜隷従の左巻きと米国隷従の右巻きを卒業して(ユダヤ洗脳を卒業して)、冷徹な視界を持つ保守本流の人が多くなることを祈る。
安倍はユダヤの巣窟の米民主党オバマに歴史修正主義者≒ユダヤ洗脳否定主義者のレッテルを貼られたが、ユダヤ洗脳を死守したい輩は日本でもワラワラ蠢いている。
kim2017年07月22日

10マブラヴ オルタネイティヴ (âge)
久しぶりにやったけどやっぱネトウヨゲーだよなぁ・・・エロゲ界にプロパガンダ装置として残した遺産とは → 長文感想(1495)(ネタバレ注意)(3)
最新レス地球外生命体によって人類が劣勢に陥ってる、といった設定で国が保守に傾いているのは至極真っ当な話なのでは
作者の主張や思想を作品に乗せれば洗脳ってすごすぎる
マブラヴを通り越してもっと別の何か(思想?政治的団体?)と戦っていて、そのために引き合いに出した感
忌み嫌ってる層と方向が違うだけで結局は同じ穴の狢のように思える
avtomat7142017年07月22日

97ChronoBox -クロノボックス- (NO_BRAND)
本作の「やる」「やらない」の判断は簡単です。本作とは無関係に、あなたがDQNネームの登場する作品として連想するストーリーが受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」です。いいですか、受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」ですよ。大事なことなので二度言いました。(2017/06/13:「本作の評価」内容の記述を強化。2017/06/22:コピーライト表記について追記) → 長文感想(17130)(ネタバレ注意)(8)
総プレイ時間 : 30h / 面白くなってきた時間 : 3h
最新レスええと…不具合です…
⑤のときに不具合を認識しました。
日次のデータ(userreview_display_log)の数を数えて、userreviewのdisplay_unique_countに書き込み、userreview_display_logを削除するのですが、どういうわけか、トランザクション処理をしておらず…BEGINとCOMMITがコメントアウトされてまして、userreview_display_logは、たまに現用系と待機系で不整合が発生するのですが、不整合があるとDELETEに失敗するので、ご指摘のとおり累積的に参照数がアップしていました。
今後は、おそらくいつまでたってもカウントアップしないことはあっても、累積的に参照数がアップすることはないかと思います、たぶん…
ap22017年07月21日

76水の星、世界を手に入れる男(非18禁) (A.N.P.(同人))
ちゃんとプロットの手続きを踏んでいるのが良かったと思います。 → 長文感想(1069)(ネタバレ注意)(4)
最新レス こちらこそよろしくお願いいたします。本題である作品への言及が少なく、逆に自己語りが少なくない内容ですので、適当に読み流していただけたりあるいは一切読まなかったりしていただければと。
 なお今回の内容を一言でまとめると「パンツ脱げ」( http://d.hatena.ne.jp/char_blog/20110626/1309097046 )ということです。



 まずはどうしても反応せざるを得ない単語

>SFライトノベル『星界の紋章』
 ええっ!? ハヤカワなのにライトノベルだったんだ……
 SFを「すこし・ふしぎ」の略語と思い、アイザック・アシモフよりロバート・A・ハインラインよりみのもんた顔の星新一を崇拝するやわらかSFファン(などとうっかり自称すると武闘派SFファンに撲殺されそう)な私にすら、ハヤカワには「硬派なSFの総本山」という聖域的イメージがありました。
 まだネット書店を知らず毎日のように本屋に通っていた頃、『流れよ我が涙、と警官は言った』などに並んでアニメ絵の本があったことはとても印象深かったのですが、同じく美少女を表紙に描いた『たったひとつの冴えたやりかた』同様、中身はきっとガッチガチの硬派なSF(だってハヤカワだもん!)であろうと勘違いしておりました。
 おっと、うっかり蓋をしたはずのライトノベル定義論争に流れかねない話題に。ここら辺で再び蓋を閉じることにいたします。


>無限のリヴァイアス
 やったぜ! 話題にしてみるものでした。
 これは私の場合、多感な少年時代(ええっ!?)ではなく高校卒業直後くらいにレンタルでまとめ見したんですが、当時としても既に古びた絵柄に古典として借りた際、二十代中盤くらいのTSUTAYAの受付のおねーさんに「コレ面白いですよね >ヮ< 」って微笑まれて「好きな人は大好きなアニメなんだなぁ」という印象を抱きました。
 挙げられた「easy living」「nowhere-」を久々に聴いてみました。曲名でピンと来なかったもののバッチリ耳には残っており、しばし作品世界に誘われてリーベ・デルタの内模様を俯瞰するシーンなどが思い起こされました。作品の鬱々あるいは徒然としたイメージにとてもよくマッチしていましたね。


>そうしたリアリティ (というよりビリーバビリティでしょうか)
 そういう理知的なビリーバリティ(この言葉初めて知りました。使い方練習ちゅー)もさることながら、とりわけSekさんが指摘された、

>そうしてダラダラと過ぎていく時間経過だから役目のない人間は暇を持て余し、否応なく他人のアラが見えてしまうし、ゆるく続いていくストレスのやり場はなくなり、いつしか学級会やら権力闘争やらをはじめる。そんな作品のプロットにとてもよく沿った、とてもよく時間のかかる戦闘

 が青春の感覚(※dov調べ)に相似する形で上手く落とし込めており、この点が本作の真骨頂だと思います。「リヴァイアスの戦闘描写は青春というこのアニメのテーマに対する紋中紋だ!」などと大言壮語したくなったものです。
 まさか自分以外に(とても冷静に)そう捉えていらっしゃった方がここにいたとは! いやホント興奮しました。話題を拾ってくださってどうもありがとうございます。
 自分としましては他のところでも、例えば相葉祐希くんに奇妙なビリーバリティ(使い方練習ちゅー)を感じました。彼に出会うまで自分は、「プログラムの天才」のオタク的イメージと不良やDQNのイメージとを排反的に捉えていて、両属性を1人の人格に収めたことに驚きつつも、未来社会ならあり得るのかもしれないとも考えさせられたんですね。数理的天才かつDQNという存在は、その後例えば『とある魔術の禁書目録』のアクセラレータなどが現れ(私がリヴァイアスを見た頃にはアクセラレータはとっくに現れてたんですが)今では珍しくないものの、相葉祐希くんこそそのエポックメイキングだったのではないかと密かに睨んでおります。
 ただ今となってはプログラマが魔法使いではないと理解したことがあり(この辺リヴァイアスの監督である谷口吾郎氏は比較的最近でも学歴エリートについて強めの発言をしており、そこから氏のコンプレックスなども嗅ぎ取れてdovとしてはやや醒めるところがあります)、やっぱり相葉祐希くんは想像上の産物だなと思うようになりましたが。


>自分が頑張っているとき後ろで微笑んでいて欲しいヒロイン世界ランキング
 わかりますわかります(笑)。
 死線をくぐる男がちょっと弱気になったとき、ファイナ・S・篠崎さん&ファルシータさんのファ2コンビなら慈母のように暖かくやわらかーく包んでくれて、「うおーこの笑顔の為にオレは死ねるんじゃ-!!!!」と発憤させてくれそうです。
 対するオリヴィアさんは「あなた様に不可能はありません。手段を選ばなければ、現状の打破さえ本当は可能なはずです」という言い回し(第39話)に軽く詰問のニュアンスがあったり、その時明らかに微笑んではいなかったであろうことなどから、やや萎えました。彼女にはこーゆーところで男の子を気持ち良く乗せるズルさが足りてない(腹芸はしてると思います。エルバートにじゃなくシンシアに対してですが)。
 しかも彼女は「帝王の子を産みたいのです」というある意味女として究極の野望の1つ(フェミニストさん許して~)を示してしまっており、固有イベントがほぼ終了してしまった感があります。その願望が本音であるなら世界を手に入れるであろうエルを裏切るはずがなく、今後はせいぜい読者の疑問を代弁するかエルを励ましてくれる便利な肉便器ちゃんと化して、エルの部下の増加と共に最後の見せ場辺りまでフェードアウトしてゆきそう(蒼天航路の卞玲瓏、あるいは多くの信長作品における濃姫の扱いみたいなものを想像)。
 いやしかしまぁ、結局のところオリヴィアさんはオリヴィアさんなのですから、そうそう私の予想通りに動くことはないと期待したいところです。
 さてひるがえってファ2コンビ。こいつら同一舞台に上げたらきっと互いの心証が最悪でしょう。だってファイナ・S・篠崎さんたら、ファルシータが最も嫌いな「勘違いした金持ち女」ですものね。ただこの二柱の黒女神からは監督及びライターさんの女性に対する意識の違いなどが滲み出て、真逆とも思える性質を見いだすこともできます。
 シンフォニック=レインのライターである西川真音氏からは、何だかんだで恋や少女が持つふわふわしたものへの夢想が感じられます。その結果彼が生んだ(と言い切ってしまって良いでしょう。ファルシータのみおそらく西川氏が企画・原案から担当していらっしゃいますので http://erogamescape.dyndns.org/~ap2/ero/toukei_kaiseki/game.php?game=25367#ad )ファル様は100%自覚を持つ女として描かれました。その点ではむしろリヴァイアスにおけるカレン=ルシオラに近いとも思えます。
 対するファイナ・S・篠崎(なぜかフルネーム)様は監督谷口吾郎氏の少年少女に対するある種の諦念を反映して、無自覚な女の怖さの方が強調されていたように思います(だがそれも良い)。こうしたことから推測して、おそらく両者が争った場合どこかでファイナ・S・篠崎は破たんし、そうなった彼女をファルシータが愛でる形でフィナーレと相成りそうです。思ったより綺麗な終わり方ですね。いや絶対関わりたくないんですが(笑)。
 さてこう書いたものの、おそらく私のファルシータ観はかなり特異なものでしょうから、Sekさんの同意は得られないかもしれません。というのも彼女は『羊の方舟』およびリセほどではないにしても「え、こんなにカッコイイヤツだったの!?」というコペルニクス的転回がセルフ同人作品で為されたことがあり、また「作中彼女だけは嘘を吐かなかった」という発見(or勘違いかもしれない思い込み)がdovの念頭にあるからです。
 いやホントなんですってば。私の幾度かにおける調査が正しければ、作中リセやフォーニですらクリスに嘘を吐いた(事実と反することを言った)にも関わらず、ファルだけが「一度も嘘は吐かなかった(事実に反することは言わなかった)」はずなんです!  これレビューに書いたらみんな驚いてくれるかなー(今更誰も読みゃーしない)
 ここ3年近くシンフォニック=レインをプレイできていませんが、今プレイしたらアッサリ反証が見つかりそうでちょっとドキドキ。


>(リヴァイアスには)無数の惹かれるものが雑然とつまって(いた)
 この点についてはなんとなくSekさんも予見してそうな気がしますが、私には同意しつつ同意できないところがあります。
 この作品の些末な部分には惹かれるものが多かったです。例えば祐希が振ったエリナなどは、「この子、飼いてー」というゲスな欲望を実に抱ける子でした。しかし本筋であるところの昴治・祐希・あおいによるタッチ的三角関係には全くと言ってよいくらい興味が持てませんでした。
 これは あおい のズルさやウザったさ(について作中で糾弾されてもいます)が好きになれなかったこともありますが、結局三人の間にあるものが刹那的なセックスへの期待としか見えなかったことが最大の原因です。「若者の恋愛って結局セックスだろw」とかゆーメッセージか知りませんが、谷口監督には新島夕氏とはまた違った恋愛に対する諦念・ふわふわしたものに対する忌避感のようなものが見受けられます。しかしすべからくエンターテインメントにおける恋愛はセックス以上の何かを描くべきで、「さらけだすこともないから~」とそこから監督が逃避した風に見えたのは実に歯がゆいことでした。
 あるいは作中完璧な人物として描かれ、「たぶん監督の言いたいことを代弁させてるんだろーなー」と思われたカレン=ルシオラにどこか嘘くささや底の浅さを感じることがあったり(好きかもしれないSekさんにはごめんなさい。コードギアスのロイド伯爵なども同様でした)、登場人物に留まらず作品自体から諦念・割り切りの空気が何となく漂っていたところなどに最後までどこか入り込めなさ(というエンタメの楽しみ方の姿勢がdovの特徴なのでしょうが)を感じました。
 なお『無限のリヴァイアス』をエロスケ基準で私が評点した場合、たぶん83~84点くらいになると思います。


>まるで無力な主人公への共感
 この度も無意味な戦闘態勢に入っていた血の気の多い私をなだめて下さりまことにありがとうございます。「何なんだよもー」とかリアルで言われてそうです。イラッとするようなド正論でじゃなかった辺り、かつての昴治くんもオトナになったのですね。
 いきなりぶん殴る癖だけはちょっと勘弁ネ☆


>期待の抱き方にわりと差
 私は「作者が叫びたいこと」を作品から見いだしたいタイプ(できているかは不明)で、それが「幸福に生きよ!」みたいな優等生的最大公約数的内容だったりすると、どんなに物語自体がウェルメイドであっても失望してしまうようです。逆に「こういう女の子が大好きだー!」みたいな発露だったりすると、多少不格好でも優しい気持ちになれるのですね。エロゲは割合この辺りに素直な作品が多いから好きです。
 優しいといえばきゅーくs……御厨みくり女史の作品に対するSekさんの感想からとても優しみを感じます。Sekさんが書いたそれらに私は幾度かコメントを付けようとしたのですが、その優しさに結局言葉を失ってしまいました。女史は世間に対してなにがしかのファックユーをしたそうなのに、舌っ足らずで上手く言えていないことに忸怩としていて、時にユーザーに責任転嫁している感すらあるところがとても愛おしいです。――とゆーよーな生暖かい意識をSekさんの感想からも感じてしまって(勘違いだったらゴメンナサイ)、同じ意識でもって私が共鳴したりするのはさすがに醜悪すぎると思いました。私そーゆーの上手く隠せないですしね。
 さて、いまさらSekさんに申し上げることでもないでしょうが、私が意地悪になるのは「俺って頭良いでしょ? 褒めて讃えて」のメッセージがとても大きい(と思えた)作品に対してです。しかもそれに成功している(と思えた)場合などには熱い血潮が全身を駆け巡ります。ぜったいにおまえのあくじをあばいてやる。
 この作品に対して私が不必要にそういう感じになってしまったことは否めず、それはきっと嫉妬からなんでしょう。キルヒアイスを殺したことやSekさんご指摘のプロット的流れが見事すぎて、「まいった……」という気分がどこかにあったことを認めざるを得ません。しかしdovはこの作品を今後も追い掛けてゆくつもりですので、怒るんならうっかり作者がそれを丸出しにしてしまった時で良かったですね(それさえなければ、エロスケ的評点で90点もあり得るんじゃないかと思うくらい期待してもいます)。
 でもこういう意地悪さって私だけでなくて、世界にありふれていると思うんですよ(せんせー、ぼくだけじゃないでーす)。例えばエライ人の謝罪会見があったとき、発言小町で迂闊な投稿があったとき、一部のネットのみなさんは実に意地悪く(そして面白いくらい的確と思える筆致で)渦中の人物の自意識を暴いてゆきますよね。あーゆー人達がエロスケでレビューを書いてくれたら凄く面白いはず……
 ああ読んでみたい!


>ニ話目以降でジプシーのお婆ちゃんたちと世界名作劇場やってレイラ司令が役立たず可愛い
 ヤダ、ちょっと楽しそう……
 深酒をして使い物にならなくなった時などに、見てみるのも悪くないような気がしてきました。


>無線
 はい。これはまことに嫌な予感がいたします。
 軍事的に「無線」ってやっぱり萌えますよね。八木アンテナを開発したのは日本人だったのに、そのアドバンテージを活かせなかったどころか敵国に利用されて差を付けられるなんて、旧日本軍のおバカッ……とかなんとか(英霊さんたちゴメンナサイ)。
 ただ本作は続き物であることから、Sekさんが困惑した部分以上に、私はエルが今後「無線にはこんな使い方もあるんだ!(現代人的には極めて平凡な発想)」をやるのではないかと懸念いたしました。わたくしなろう小説は評価の高い少数のみ読んでいますが、そういうお約束的パターンが確かに多いのですね。ただ『水の星、世界を手に入れる男』全体からはなろうっぽさはあまり感じられず、また作者様の短編にSFが多いことなどからして、本作は「銀英伝や谷口作品などへの憧れが仄見える軽めのファンタジー風SF作品」といったところな気がいたします。
 ところでSekさんはおそらくSFの造詣が深いでしょうから、こういう表現をする度に私はちょっと不安を覚えます。『こんなのはSFって呼ばない』『SFの定義とは』みたいな逆鱗に触れてたらごめんなさい。これは皮肉や冗談で言ってるのではなくて、本当によく知らない素人が土足で踏み込んでる自覚がありますので。私も『新島夕はロリコン』などと言われた日には『はぁ?』ってなっちゃいそうです。
 ちょっととりとめがなくなりましたがまとめると、私程度の知識で判断する限り、この作品はなろう小説っぽくはないです。しかしそのせいでSekさんと同様に、要求するリアリティ( and / or ビリーバリティ)の水準をどの辺にすべきか掴みかねてもいますね。少なくとも一番最初に抱いていた期待値はどうやら高すぎたようです。


 (以降ひたすら言い訳)
 この作品に打ちのめされつつ何となく手放しで評価できないのは、作者の愛着が未だ見えてこないからってのもあるんですよねー。少なくとも「海戦っておもしれー」「戦争っておもしれー」「歴史っておもしれー」ではなさそう(その辺に愛着があるならもう少し知識があっても略)。あるいは「ぼくのりそうのおんなのこ」であるはずもなく(であったらあんな機能的に殺せないはずだ……と思いたい)、「おれがかんがえたさいきょうのしゅじんこう」だったら私としてもニッコリできるんですが、それにしては描写が(エルがかなりの程度運に助けられていることが明示されていて)シニカルすぎる。
 今後「(オレ頭いーだろ、じゃない)コレがやりたかったんだ!」と思えるシーンに出会えることをマジで望んでいます。作品のQ&Aにおける作者さんの乾いた態度にちょっと期待が増しました。完結編の感想で80点以上を付けて、「穿った見方しててすんませんでしたッッ!」って土下座したいっ。



 それだけが私の望みです。


dov2017年07月19日

76水の星、世界を手に入れる男(非18禁) (A.N.P.(同人))
ちゃんとプロットの手続きを踏んでいるのが良かったと思います。 → 長文感想(1069)(ネタバレ注意)(4)
最新レス 引き続き、よろしくお願いします。
 水平線のところのリアリティにふれつつ、わたしから見たときの本作へのゲーム感覚と、違和感について。

>>
水平線に対する視差からくる地球規模の見通しの話などは、ほぼ関係ありません
<<
 こちらの指摘については、わたしの認識がおかしかったようです。あらためて算定していただきますと、わたしが内心でなんとなく思っていた感覚とは開きがありました。算定するにあたり細かな条件を考慮する余地はあるだろうけど、そこは本題ではありませんね。「水平線に小さな粒がぽつぽつと浮かんでいた。」と作品テキストが口にしている以上は、たとえ夜間・悪天候であっても「ほぼ関係ありません」というわたしの主張のほうが思い違いでしたね。ごめんなさい。

 省みれば、わたしが本作を読んでなんとなく思い浮かべていたのは、実際の海戦ではなくて、RTSのようにして "戦場の霧" がかかったのを俯瞰していく、平面的でゲーム感覚に近い戦場図だったみたいです。味方は青の三角形、敵は赤の三角形で表されて、それを神の視点から眺めながら、あーだこーだと解説する。そんなアングルの取り方。『銀英伝』では科学的なツッコミどころを糊塗する気すらなく、あくまでスペースオペラとしておよそ立体感なく攻防がなされます。あるいはSFライトノベル『星界の紋章』では "平面宇宙" という別の物理法則を設定しておき戦場を持ちこんだりと、読者にわかりやすい平面に描写を落とし込んだ上で艦隊戦 (を指揮するキャラたち) を描こうとする例は多いように思います。これは『コードギアス』における戦術の描きかたも同様で、簡便にして用に足るものだったと思います。そうしたお約束的なノリを、わたし自身が勝手に決めこんでしまっていたような気がします。

 説明されてみれば納得です。またわたしの場合、もしもこれが海洋冒険ものだったならと文脈を換えて考えてみると、あっさり腑に落ちるところがありました。はるか彼方から近づいてくる船が、海賊船かどうか判然とせずに、接触を避けようとするものの徐々に船影は大きくなってきて、何時間も、あるいは何日もまんじりと追いかけっこを続けるうち飲料水が心もとなくなっていって……、というふうな、大海原であるゆえの時間感覚をそなえている物語。
 あるいはちょうど話に出ましたアニメ『無限のリヴァイアス』。そのはじめの頃の人類艦との戦闘シーンなども思い起こされます。火星の軌道を敵味方がそれぞれに周回しつつ、数時間をも隔てながら邂逅したときに一撃だけして、また離れていく。その間にはあーでもないこーでもないと、軌道計算やプログラム最適化に取り組むことになりまして。「前テレビで言ってた。宇宙空間の戦闘って時間がかかるものだし……すっごく無意味な行為だって!」。
 そうしてダラダラと過ぎていく時間経過だから役目のない人間は暇を持て余し、否応なく他人のアラが見えてしまうし、ゆるく続いていくストレスのやり場はなくなり、いつしか学級会やら権力闘争やらをはじめる。そんな作品のプロットにとてもよく沿った、とてもよく時間のかかる戦闘だったと思います。
 見返したらば隅々ツッコミどころも目につくのやもしれませんが、あの時間感覚には、宇宙空間の戦闘というものが創作物なりによく想像されており、わたしをあの場に連れていってくれたように思います。そうしたリアリティ (というよりビリーバビリティでしょうか) は、本作『水の星』が持っていないものでした。そのあたり、dovさんの不満点にもいくらか重なったりするのかなと想像いたしました。


 そんなわけで話は変わり、シュタイン・ヘイガー登場する『無限のリヴァイアス』は好きな作品でございます。「easy living」「nowhere-」といった印象的なBGMとか、まるで無力な主人公への共感だとか、無数の惹かれるものが雑然とつまっております。
 しかし多感な少年時代のわたしにとっては、何にもましてファイナ・S・篠崎との出会いこそ衝撃でした。聡く、敬虔で、聖母のようでもあり、いつでも安心を与えてくれる少女でございます。"自分が頑張っているとき後ろで微笑んでいて欲しいヒロイン世界ランキング" において、『シンフォニック=レイン』のファルとふたりで首位を争い続けているだけのことはあります (※Sek8483調べ)。……ええ、ぜったいに巻き込まれたくない争いですね。タイトル戦の前にふたりして記者会見とか開いたなら、ものすっごい和やかムードなことでしょう。後光とか射します。
 本作のオリヴィアも、いま少し野心をやわらかい笑顔の下に隠しながら、華奢にふるまってくれたのならストライクゾーンだったのですけど。彼女がリスクを取るところやそのタイミングというのが、わたしの好みからはやや外れていたのが無念です。ただそれでも、彼女の開き直りであったり、ノアの口の減らないところや、あのレイラに物怖じせず進言するアレクセイといったキャラクターたち。彼らが腹芸をさっぱりしようとしないところには、オーベルシュタインとかヘイガーとかにはない独自の魅力があったふうに感じました。



 さて。
 わたしはweb小説版しか読み通していないのですけど、そこをあえてエロスケに評点を投げるとしたら74点あたりでつけます。なので、お互いのサマリーの平均値や標準偏差などかんがみれば、実のところ、dovさんのほうが本作を好評しているのではないかと思います。
 以前、新島夕作品について話をしたときもそうでしたが、dovさんとわたしでは、期待の抱き方にわりと差がありそうですよね。dovさんがわりあい作者さんを信頼したり失望したりなされているのと比べると、わたしの場合、はなっからあまり信頼しておらずあきらめが早いほうなのかなとも思います。
 共産主義という用語を見かけたときなどは、「共産主義」という雰囲気ワードとしてふんわりキャッチしておき、カッコ書きをつけながら読んでしまいました。政治にまつわる言葉などは特に、使う人ごと物語ごとに意味が変わりやすいですし、(ときには意図しないまま) パロディのおかしみも付きやすい類のものですから、この作品ではどういった偏りで使われるだろうかという頭がまずありました。
 これはエロスケで感想文を読んでいるときなども似たようなものでして。言葉が不用意にデカイなと感じるときには「(俺の) エロゲ体験とはこうあるべきで」といったふうに勝手に主語を補いつつ読んでいたりするので、当人がぶちまけたいのだろう熱量を聞き流してしまってもいて。そうした不真面目を続けているうち、視野がせまくなって見逃しているものがありそうで、困りものではあるのですけど、つい楽をしてしまいます。

 ちなみに『亡国のアキト』は家でまとめて全部見たのですけど、わたしもあまり肌に合わなかったので、結局のところ流し見になってしまいました。dovさんほど真面目な反応ではないのですけど、「笑っていいところまだー?」な窒息感は全編を通してありました。お話よりは絵面を追っているほうが面白くて、第一話での意味なしカミカゼのとこの目まぐるしさとか、ニ話目以降でジプシーのお婆ちゃんたちと世界名作劇場やってレイラ司令が役立たず可愛いところとか、ロボットでもって中世のお城を攻めるところとか。断片的なイメージが記憶に残っております。


 ところで本作について、dovさんが他に挙げられた引っかかりどころには、わたしも引っかかってたりします。しかし引っかかる理由は人それぞれなのですね。わたしの場合だと、現代の鉄道会社が構築するような命令網を、この時代の海軍の戦場にあえて求めはしません。また「皇帝」の語義に関しても古今東西で幅がありますし、"征服には基盤が必要という" という意は現にdovさんによっても汲まれており、その程度にあいまいに意味が疎通しているのなら、辞書を引くことはする必要ないと考えております。
 しかしながら、わたしはわたしでややこしくなっていまして。通信魔術が描かれたときには「無線がすでに実用化されてる? それで、こんなどうでもいい訓示にだけ使ってるの? え、いや、やっぱり指揮系統もできてるの??」と、だいぶ混乱しておりました。無線を、「魔術」なるまだ若い技術として出しておきながらその効用をかなりスルーしてしまう。登場人物がそれを驚いてみせないところには違和感をもちました。なにせ、無線通信のことなのですから、もうちょっと軍人さんたち興奮して喋ってくれたってばちは当たらないだろうにと。
 また「アレクサンダー皇帝」については、むしろ、いきなり私たちの史実について言及しはじめたことに意表をつかれまして。ならローマ=カトリックの権威にあたるものは在るのだろうかとか、いやそも宗教は登場してこないですねと、わき道に逸れながら気になってしまいました。

 ここで本作には、『異世界見聞録』なる、世界全体の技術・経済・社会制度のレベルを引き上げた謎の書物、というバックボーンが設定されてました。そうして広まった「魔術」という誰にでも使いうる技術は、これから平民の地位を引き上げていくことでしょうし、共産主義などの革新的な概念がひと足とびに『水の星』の世界には広まっていて。私たちの世界から様々な概念を運び込んだようでもあり、特に「魔術」がことごとく大砲レプリカだったり無線通信レプリカだったりといったこちらの技術のエミュレーションになっているから、余計にそうした詮索をして意識がいってしまいます。dovさんがリアリティをやけに気になさる気持ちが、わからなくもないのです。
 しかしわたしの場合、何となくモニョって、文句を言っていいものか怖気づいてしまうのは、最近の異世界転生ものなど、ファンタジー世界に現代の技術を持ちこんでみた物語の、テンプレというかお約束みたいなのがよくわかっていないからでして。時流に追いつけてないので、なろう小説を読んだことがないのですけど、そうしたジャンルが多いということで聞き及んでます。そうしたとき、無線通信のことにあまり触れないのは、物語が異世界の言葉の煩雑さを "翻訳こんにゃく" で無かったことにするような簡便化・物語のお約束とも同質なことであったりはするのかなとか考え込んでしまいます。
 今回レスのはじめに言ったとおり、わたしは実際の海戦ではなくてウォーゲーム的に簡便化した、高度のない視点でお話を読んでしまいました。そしてまた、読者に戦況をわかりやすく語るがために、そうした視点をそなえる軍略ものは多いのではないかなという印象をもっています。それと似たようにして、軍略ものではしばしば奇襲のダイナミズムや敵味方ライバル司令官のデットヒートがために、ことさらレーダーを潰したり、超光速通信をやってのけたりと、物語を記述する必要から情報のスピードが速まったり遅くなったりするように思われます。無線通信というのはそうした、軍略もののお約束、物語の記述に密接に関わっているところな気がして、(異世界転生ものとかをあまり知らない) わたしなどが安易にツッコんでよいものなのかと、妙に戸惑ってしまいました。
 かの有名な "充分に発達した科学技術は、魔法と見分けが付かない" という言葉については、科学技術の万能性を謳ったものではなく、技術の透明化――魔法を見るかのように原理も知らぬままに技術はやがて使用されていくというほうが主意である、といった解釈もございます。俗にいうなら、SNSが普及して人とつながっているのが当たり前になっているときサーバーのこととか考えないよねということ。そんな話を思い返してしまう具合に、ある種の軍略ものの、ウォーゲーム的に立体感が少ないわかりやすさのなかでは、無線通信がなかば透明化しているように、ときに光速の壁をも破りながらキャラの智謀がせめぎ合うような書き口があるふうに思えます。『水の星』での無線通信の扱いや、私たちの世界にある概念の輸入 (そのぎこちなさ) からは、なにかそうした軍略もののお約束を過度に意識してしまえるようで、ちょっと困惑しておりました。



 自分の困惑がただただ洩れ出してしまったので、お話のほうに立ち返り、デュークのことについて少し話しておいて終わります。
>>
多分彼はエルバートの敵になるのでしょう(Sek8483さんも『親友デュークの善人っぷりや王族婚姻フラグ』と書いていらっしゃるので、同様の予感を抱いたのかもしれません)。
<<
 おっしゃる通り、わたしもプロットとしてはそれが美味しいように考えます。マーガレット=ユーフェミア想定での見立てですね (ついでにベアトリス=カレン見立てもその通りです)。このあたり人物関係についてはいくらでもプロットの幅が広がっているのですが、やはりデューク敵対は王道であるからして、わかってても期待してしまいますよね。
 そして彼をスザク役に押し上げるのなら、おっしゃるとおり「神堕とし」なりの、ランスロット(勇者の剣) が必要になるわけです。これについては、デューク独自のものとして航空兵力の運用思想が既出になっていましたよね (二章・第13話)。"ただの偵察機でしかない飛竜" を用いて、エルバートとの友情を急降下爆撃したならば絵的にはバッチリ決まりそうなのです。その解放条件としては "デュークが公爵として実権を握ること" がフラグ設定されていましたので、エルバートがやっちまった父殺しとの相似(or対照) も整えつつキャラを覚醒させる筋道はつけれるなぁと思いつつ彼のことは眺めておりました。三章時点ではだいぶ役者不足ながらも、彼がスザク的なポジションに転んで頭角を現してくる展開はしごく順当なのかなと思います。軍略ものでは基本的にネームドキャラは有能でなければならないのですけれど、なればこそ際立って凡庸なデュークは美味しい位置取りでもあり、舵取りは難しくも動かしがいはありそうです。
 いやしかしまぁ、結局のところスザクはスザク、デュークはデュークなのですから、そうそうわたし (たち) の期待通りに動くことはないのでしょうね。

 それでは。
Sek84832017年07月16日

76水の星、世界を手に入れる男(非18禁) (A.N.P.(同人))
ちゃんとプロットの手続きを踏んでいるのが良かったと思います。 → 長文感想(1069)(ネタバレ注意)(4)
最新レス お久しぶりです。
 オススメしといてなんですが勧めてからプレイされるまでのあまりの早さにビビりました。しかもこちらの視野が広がるリプライが頂けて嬉しいです(Sekさんにとってはご迷惑な話かもしれませんが、意見が異なる方が自分としては楽しいです)。
 それと確かに今自分の感想を読み返してみると、一気に読み通すくらい熱中して他者に勧めるくらい評価した割には、批判の記述が多すぎピリピリしたものを感じます。その言い訳は後に書きますが先にお詫びしておきます。
 ごめんなさい。


>あれよあれよと敵にも味方にもオーベルシュタインだらけな感じになっていく
 コレが「Sekさんがどう感じるか気になった」(敬語すっぽ抜けてるがな……再びごめんなさい)理由です。どこかで「オーベルシュタインが好き」って仰った覚えがあるからですが、記憶違いだったらすみません。
 ちょっと話が飛ぶのですが、コードギアスの監督さんはオーベルシュタインが大好きな気がします。同作ではディートハルトがそんな役回り(と言い切ってしまうことに少し躊躇いを感じますが、オリヴィア&ノア&アレクセイと同程度にはそう言えるでしょう)を演じていましたが、それ以前の監督作でも「シュタイン・ヘイガー」なる名前からしてオマージュ丸出しのキャラまで出していました。そして彼らを描写するときやたら筆が乗ってる感があったという。


 ※ここから先はSekさんのご指摘につき長ったらしく賛成したり反対したりします。まとめると、「水平線に対する視差の指摘反対」「包囲線に対する指摘は100%反対ではないが、総論部分の意識の違いから賛成もできない」「総論賛成(だけど私がそう見られなかった理由の言い訳)」という感じです。


>水平線に対する視差からくる地球規模の見通しの話などは、ほぼ関係ありません
 これはちゃんと概算した上で言っています。
 「まーたエロゲユーザーが賢しげにマウンティングしてるよ」とか言われたくなかったので感想には載せませんでしたが、Sekさんが突っ込んでくれたおかげで大っぴらに計算式を披露できます。
 作中登場する軍船は200名の人員を詰め込めること、またCGから見て取れる特徴からキャラベル船( http://www.dndjunkie.com/civilopedia/ja-jp/UNIT_CARAVEL.aspx )ではなく、おそらくキャラック船かガレオン船でしょう。
 ここで180名の人員を載せたガレオン船サン・ファン・バウティスタ号( http://www.santjuan.or.jp/restore.html )を参考にすると、同船の海面から甲板の高さ(乾舷)は深さ-喫水=4.55-3.8=0.75mになりそうですが、厳密な計算ではないしCGからは砲門も見えるのでこれに2m足すことにします。これにエルバートの身長を加えると、海面からのエルバートの視線の高さは4.45mといったところでしょう。また見張り台の高さはおよそミズンマスト(後ろの帆)の頂点に等しく見えるので、見張り員の視線の高さはミズンマストの全高・乾舷・見張り員の身長(厳密には目の高さ)を足し合わせて18.19 +2.75+1.7=22.64m程度となります。
 このとき両者の視界が及ぶ距離の差M= (√22.64-√4.45)×2.083であり( http://arumukos.la.coocan.jp/unnk/vsbldstnc.html
)、式を解くとM=約5.52マイルとなります。なおサン・ファン号の最高速は3ノットであり( https://blogs.yahoo.co.jp/bgytw146/31258430.html )、漕ぎ手の存在が窺えない作中の船は魔術により順風であることを考慮しても5ノットより速いとは想定しがたく( http://ameblo.jp/sumire93/entry-11537081222.html , なお19世紀に生まれた史上最速の帆船『クリッパー船』で最高速18ノットとか)、見張り役の視界内に敵影が入るタイミングとエルバートのそれとは1時間以上差があることになります。これだけの時間差があったことはテキストから読み取れませんし、また雨天とはいえこれだけ長時間見張りが敵を見逃し(しかもその点を叱責されたような様子もなく)、かつエルバートから見て丁度視界に入るタイミングで気づく可能性は殆ど無視して良いもののように思えます。
 なお以上の計算については http://keisan.casio.jp/exec/system/1179464017 で簡易的に検算しているので、計算違いや考慮不足があったとしても結論の桁がズレてた(例えば1時間じゃなく1分だった)みたいな決定的間違いはないはずです。
 また、こうした内容を書いているうちに、そもそも「船で敵に奇襲」が実現可能であるか否かが疑問に思えてきました。先の前提で敵がこちらを視界に入れられる距離はM'= (√22.64+√48.8)*2.083 = 24.46マイルであり、これはこちらが5ノットで敵に近づいていると仮定して実に5時間近く見張りの敵の視界内をうろつくことになります(3時間半以上甲板上にいる敵の視界内をうろつくことにもなります)。素人考えではあまりに無謀な作戦と思えますが、私は海戦をよく知らないのでこの辺で止めておきます。
 もちろん「ここまで計算して物を書け」ということではないです。ここで重要なのは計算の仔細というより視線の高さで視野に無視できない差が生まれるという認識であり、せめて海戦物を書くなら承知しておくべき基本だと思ったので突っ込みました。
 念の為付記しておきますが、この「水の星」が実は地球よりも非常に小さいのであれば(平面は無限遠まで見えてしまうので不可)、一応このシーンに合理的な説明が付けられるかもしれません。


>包囲戦
 記述が煩雑になるのを避ける為にカンネーの戦いのみを挙げましたが、それ以外にも「少が多を包囲する」作戦はあるんですよねー。
 もしかするとカンネーの戦い以上に有名なマラトンの戦い( http://www.y-history.net/appendix/wh0102-068.html )、アウエルシュタットの戦い( http://www.y-history.net/appendix/wh1103_2-029.html )、挙げて良いのなら第一次大戦以降のドイツ軍は常套と呼べるくらい頻繁にそれを行っています( http://www.y-history.net/appendix/wh1501-034.html , https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AD%E3%82%A8%E3%83%95%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84_(1941%E5%B9%B4) , 当時のドイツ軍の戦闘をググればおそらく相当数出てきます)。高校世界史レベルでこれだけ挙げられるとすれば、細かい戦争・戦闘まで見てゆけば無数に存在することが想像に難くなく(特に少数で機動性に富む遊牧民に多そう)、専門に学んでいる士官にとっては「そんな発想すら出てこない」どころかよく見聞きする事象とも思えます。
 しかし自分が詳しくないことでこれ以上突っかかるのはやめておきます(ガチの軍オタがやってきたら何もかも木っ端微塵にされそうですし)。Sekさんの仰るとおりかもしれません。
 仰るとおりかもしれないといいつつ主張を引っ込める態度があまり見られないのは、(Sekさんがご指摘なさったとおり、純粋にプロットとしては見事なシーンだったものの)「一般読者をカンネーの戦いの丸写しくらいでSUGEEEさせられると考えたとすれば、そのこと自体が読者を舐めすぎじゃね」と感じたことが一つ。もう一つは感想に挙げた2つ以外にもカチッ、カチッ、と引っかかる表現を随所に感じたからです。
 例えば第二章第20話で「(引用注:海戦では)命令を取り違えることも珍しくはない」と記述されていますが、これはこの世界の船が無線を備えていることと整合しないように思えます。
 無線があるのであれば、予め命令のパターンを決めておき、かつ相手方にこちらの命令を復唱させ(それを命令側が確認す)ることで取り違えをほぼゼロにできるでしょう。確か鉄道会社がこのように運用しており、現実に取り違え事故はほぼゼロであるはずです。
 あるいは二章13話で「一代で勢力を大きく広げた王は歴史上に何人か居るけれど、彼らの父親は、例外なく政治的功績を残している」「必ず?」「必ずだよ」という私みたいな人間が大喜びで食い付きそうな強調がされておりますが、徳川家康や明治大帝(現在の南樺太・台湾・韓国北朝鮮を領有、南満州鉄道敷設)が思い浮かんだもののまあこちらは概ねは間違いないとして、この会話で引き合いに出した「アレクサンダー"皇帝"」という表現はいささかまずいと思えます。まさかロシアのアレクサンドル皇帝のことを言っているとは思えませんし、かのギリシャの大王を指しているとすれば皇帝の定義を高校で習(以下略
 こうしたことの積み重ねで「作品のリアリティに関しては殆ど意識してないんだろうな」という予断が私には生まれてしまいました。「はからずもと言うべきか、本作における戦闘展開は、カンネーの戦いへの評価をよくふまえて書かれているかのようでもあります」とSekさんが仰っても、包囲殲滅に対して中央突破という発想が誰にでも(無勉強でも)思い浮かびそうなこともあって、「まさに"はからずも"なんだろうなぁ」と思えてしまいます。
 ただ、私はヤン・ウェンリーかその周辺の誰かが「テロリズムが時代を先に進めた試しはない」みたいなことを言った時(言ってましたよね……?)に、「独立後のインドをネルー・ガンジー王朝から"開かれた民主主義"(が、必ずしも良かったとは限りませんが)へ推し進めたのはかなりの程度テロの力じゃね」とか思ったくらいなので、ひねくれ過ぎているのかもしれません。
 さらに言えば、そもそもこういった各論の返答はあまり求められているものではなく、Sekのリプライの主眼は「なぜこの作品をコードギアスのように気楽に受け取らないのか」という点にあるようにも思えます。
 その点について以下に述べてゆきます。


>『コードギアス』を連想
 Sekさんがご存じで良かった。私もラノベの話には蓋をしてこの作品を引き合いに語ります。
 アニメのコードギアスは大好きだった作品でして、Sekさんが概ねルルーシュについて語ってらっしゃる通り、細けぇことはいいんだよ! 主人公最高! な話と私は受け止めております(3期マダー? https://www.youtube.com/watch?v=lvF19D7WemQ )。また同作は「合衆国ニッポン!」だの「北斗七星陣!」だのといったカッコいいけど脱力するような描写が目白押しなうえ、凄く続きが気になる構成にもなっていて(毎週の引きの上手さはちょっと匹敵する作品が思い浮かばないほどです)、「作者のやりたいことを穿たずに見ていく」という、まさにその見方で楽しむことができました――が、私にとって劇場版はそうではなかった。
 もしかするとSekさんはご覧になってないかもしれませんが、コードギアスの劇場版にあたる『コードギアス 亡国のアキト』が私にはトラウマだったんです。あまりのトラウマっぷりに5作ある劇場版のうち第1作しか観なかったんですが、何よりまずルルーシュが出てこない(笑)。いやホントは笑い事じゃなくこれは私にとってアニメの面白みの80%以上を損なう事態でした。で、ルルーシュを外した代わりに語られた「亡国」という政治的命題のガチ語りには――もしSekさんが劇場版のファンだったら大変申し訳ないのですけれど――正直辟易しました。やたら綺麗なロボバトル以外のほぼ全時間を使って、亡国したイレブンがどれだけ悲惨な境遇にあるか、政治的陰謀! なんかを絡めながらシリア難民よろしく切々と語られてもこっちは困惑するばかりで、第2作以降を観る気がすっかり萎んでしまいました。伝え聞くところによると第3作で結局ルルーシュを出してしまったとのこと。人気のテコ入れだと公式は口が裂けても認めないでしょうが、「やっぱりね」と思わざるを得ない展開でした。
 さて、今の所『水の星、世界を手に入れる男』はアニメのコードギアス的に楽しめるものです。たぶん主人公に愛か憎かその両方かで物凄く執着しているであろう「よっこらセックス」さんには今後のご活躍に期待させられますし、不良上司に美味しく頂かれちゃった新入女子社員的なプリシアちゃんにも萌えられました(でも立ち絵がない)。そして何よりデュークさんに凄く萌えられました。彼はもしかするとねんがんのスザク超えができるかもしれない!
 プレイ中自分はラナとデュークは2人合わせてキルヒアイスで、デュークもどこかで死ぬんだろうなと漠然と思っていました。しかしプレイ後から最初の感想を書くまでに少し考えたところでかなり印象が変化しています。
 多分彼はエルバートの敵になるのでしょう(Sekさんも『親友デュークの善人っぷりや王族婚姻フラグ』と書いていらっしゃるので、同様の予感を抱いたのかもしれません)。貴族達の神輿としてか、婚約者であり後に悪女となるらしいマーガレットちゃん(ビッチ版ユーフェミア?)に唆されるのか、ノアの草刈り(をエルが黙認したこと)に激怒するのか分かりませんが、何らかのきっかけでスザクの立ち位置になると思いました(厳密には『もしもキルヒアイスがラインハルトの敵に回ったら』を想像していたのですが、話の流れに沿い『スザク』としておきます)。「良将」に過ぎないデュークがエルのまともな敵になり得るのかという疑問に対しては、「良将」が「名将」に進化する瞬間(おそらく『神堕とし』の血の覚醒)を既にアナスタシヤちゃんが魅せてくれています。スザクになぞらえるならデュークは『神堕とし』じゃなくて『神殺し』(もしくは『神堕とし』と『神殺し』の両方を得て、『神堕とし』と『魔法』を持つエルに匹敵するの)かもしれません。……するとベアトリス姫さまはカレン(おっぱいデカイ)ポジション?
 ひるがえってコードギアスを思い返すと、あれは面白いアニメでしたが、正直あまりスザクが良く描かれていたとは思えませんでした。あのアニメは本来「ルルーシュ」と「スザク」のダブル主人公が支えていく予定だったと思うんですが、スザクの方が折れてしまったように見えたんですよね。「魅せる」というアニメとしての要請と、地味な積み重ねこそが真骨頂であったはずのスザクとは相性が悪かったのかもしれません。しかしデュークは折れないスザクになれるかもしれない!
 そこまで萌え上がった時、私の脳裏にふと閃くシーンがありました。貴族達をまとめ上げエルを追い詰めてゆくデューク。万策尽きたかに思えたエルの秘策は、市民の煽動による貴族打倒――革命だったのだ! そういえば作中やけに共産主義という言葉が使われていたな……
 ここで私はコードギアス劇場版を連想してしまいました(厳密にはコードギアス劇場版ではなかったのですが、私にとって同様の印象を抱かせた作品をです)。「亡国」みたいな大きすぎるワードを使ってしまい、自分を辟易させたあの忌まわしい記憶が……(被害妄想ともいう)

 やめろぉ! 革命とか共産主義とか、そういうデカイ言葉をガチ語りしないでくれぇ! アニメ版のコードギアス的な雰囲気ワードで良いんだ!

 この点アニメのコードギアスは実に上手に視聴者への刺激を避けていました。日本を侵略するのが「ブリタアアアニアアア! cv若本規夫」ではなく「アメリカ合衆国」だったりしたらきっと私は顔を顰めたでしょうし、カレンの母が依存していたのがリフレインじゃなくヒロポンだったら( https://www.1101.com/tamori/2006-01-23.html )試聴をやめていたかもしれません。
 つまり煎じ詰めると、作中幾度か言及された「共産主義」って言葉になんか嫌らしさを感じてしまったんです。その言葉にちくちく刺激されたまま、被害者意識を抱きつつ感想を書いた時、「極めて王道のライトノベル的(意訳:アニメ版のコードギアスのようであってくれ)」「作者があまり知的だとは思えない(意訳:劇場版みたいに製作上層のドヤ顔知的アピールに走るのはホントやめて)」と口走っていました。
 しかしこれはまことに早漏すぎる真似でした。現時点でこの作品はアニメ版のコードギアス的な語り口から一歩もはみ出しておらず、公平に見て上述の包囲作戦や他のどのシーンからも作者の「俺って頭いいんだぜ」的ドヤ顔スメルは感じられず、戦術の仔細、Sekご指摘の地理・経済、拷問の具体的シーンといった下調べ・知識を要する部分は上手く記述を誤魔化せており、「その感情のピークのためにストーリーラインを逆算しておく、部分最適化がきっちり」「天位魔法すげーなと盛りたてるプロット」といった点は詳細に分析していただいた通り見事に決まっていました。。
 こうした点をやんわりご指摘いただきありがとうございました。後で感想の記述を改め、飛び散ったナニカを拭いておくと共に、酒でも入れながらのんびりこの作品の続きを待つことにいたします。
 それから今更過ぎるんですが、銀英伝って今リアルタイムで漫画化されてるんですね。「犯人はヤス」同様有名なネタで書いても許されると思ってましたが、漫画版で楽しんでいる方への不意打ちネタバレを避ける為に、こちらの記述ももう少しボカすことにいたします。


P.S.
>『猫の地球儀』
>『七都市物語』
 ゴメンナサイ。どちらも未読です。
 秋山さんは『イリヤの空、UFOの夏』だったら分かります(あざと過ぎて好きにはなれなかった)。
 頑張って書棚の古い作品を漁ってみても、『リュカオーン』『スレイヤーズ』『神々の砂漠 風の白猿神』どころか『12月のベロニカ』でさえも完全に「古典」と思って読んでた低度な私です。『ブギーポップ』は積んでます。
dov2017年07月13日

76水の星、世界を手に入れる男(非18禁) (A.N.P.(同人))
ちゃんとプロットの手続きを踏んでいるのが良かったと思います。 → 長文感想(1069)(ネタバレ注意)(4)
最新レス お久しぶりです。

 せっかくお勧めいただいたので、こちらの作品やってみました。ただ、わたしの横着ゆえ、web小説版のほうのみを手早く読ませてもらいましたので、レスにて失礼します。
 軽く確認しましたところ、ゲーム版のほうには例のラストシーンで「父王は次世代をよく見据えて布石を打っている」ことを回想する演出がつけ加えられていたりと、web小説版とは細かな差異があるようです。その点での行き違いはあるかもしれない旨、ご容赦ください。

 さて、「Sek8483さんがどう感じるか気になった」とのことで、お気にかけていただきましてどうも。いくつか話すポイントはありそうですが、「ライトノベル的」か否かについては、わたしがライトノベルを十年来読んでいないありさまなので何も申せません。というか自分が手もとに持っているラノベを漁ってみたらば『猫の地球儀』とか掘り出されてきまして、面倒くささのプンプンする老害臭がにゃーん。ですので、ジャンル論争になりかねない話についてはフタさせてくださいませ。

 その上で、dovさんが評するところの「平明な記述で、面白さのルールをきちんと守っている」作品の魅力については、おっしゃる通りだと思います。しかしながら、dovさんが感想の前半でなされている個別箇所への批判については、そもそも妥当性が薄いように考えます。


 ひとつめ、敵艦隊の発見について。
 まずは、dovさんよりも前後を広くとって引用しますね。
>>
 日の暮れた海は、どこまでも暗闇が広がっていた。
 時が経つほどに雨は強くなり、甲板を勢い良く叩いている。

「ベリチュコフ艦隊、発見!」
 雨音に負けぬよう見張り台の兵が大声で報告した。

 エルバートは前方を凝視する。
「あれか」
 水平線に小さな粒がぽつぽつと浮かんでいた。まだ距離があるため、雨の中では、言われないと気付かないほどに見辛い。
 敵艦隊は20隻にも満たなかった。他の艦は各地に分散しているのだろう。
<<
このとおり、日没後・悪天候での海戦につき「言われないと気付かないほどに見辛い」状況であったゆえのことで、水平線に対する視差からくる地球規模の見通しの話などは、ほぼ関係ありません。こちらへの指摘につきましては、dovさんの思い違いではないでしょうか。

 ただ、もう少し考えてみると、そうした思い違いを助長してしまう手落ちもまた作品側にはありまして。
 ご覧のとおり、dovさんの引用とわたしの引用では、改行に違いがあるのですけど、わたしの引用はWeb小説版のテキストです。一方でゲーム版においては、この行を空けた箇所ごとにページ切り替えがされております。そして、あくまでわたしが比較した印象ではありますが、ゲーム版のほうが読んでいて、兵が報告してからエルバートが気づくまでの "時間が短い" ような体感がありました。
 ADVにおいてはテキストとテキストの間のSEや立ち絵変化などの、さまざまな演出によってゲーム内の "間" を描くことが可能です。されどフリーゲームの本作ではそのあたりまで手が回っておりませんので、商業フルプライスエロゲばかりやって耳目がブクブク肥えまくってるわたしなどの場合、あえてADVにしておきながら "間"が無くて、テキストが矢継ぎ早に進んでいくような印象もあります。いっそ、web小説版で文章のみを読んでいるときのほうが情報が少ないぶんイメージが脳内補完されますし、(上記引用のように) 行間によって文のかたまりが視覚的に分けられることにより、"見張り台の兵が大声で報告した。" というのと "エルバートは前方を凝視する。「あれか」" がそれぞれ別のアクションであるという、文章の時系列はより明確に印象づけられているよう思います。
 このあたりの間の取り方などで、本作テキストはADVには最適化されておらず、それを補うべき演出もない、ADVとしては文章表現がやや速すぎるような欠点をもっていたように感じます (コスト的に、それを実際に責めるべきかは別としても)。ひょっとするとdovさんが「見張り台から船が見えた時点で甲板にいる主人公から船が見える」ように読み取った一因は、そんなところにもあったかもと憶測いたします。


 ふたつめ、包囲戦について。
 dovさんが引き合いに出されたカンネーの戦いは戦史上名高い包囲戦ですが、なぜに名高いかといえば二倍近い敵を破ったのがやはり衝撃的だからでして、殲滅戦の典型として戦術家の手本になっているのはそれ実現できたらスゴイよねということだからでして。「まずそんな発想すら出てこないはずだ。」という本作は、やや語気が強めだと感じはしますが、特に穿った見方さえしないなら、わたしなどは引っかかることもなく読めました。

 さらにいえば、お話の展開の上で語気を強くしておく必然性もまた認められるように考えます。
 はからずもと言うべきか、本作における戦闘展開は、カンネーの戦いへの評価をよくふまえて書かれているかのようでもあります。こちらはWikipediaからでちょっと恐縮ですが、カンネーの戦いについて。
>>
この戦いから特に包囲戦の有効性が強調されるが、ローマの敗因は包囲されたことによりパニック状態になり、有効な組織的対応が出来なかったことにある点に留意する必要がある。もしローマ歩兵が包囲側の攻撃に耐え、そのまま前進して包囲網を突破し、左右に展開出来たならば、逆に寡少なカルタゴ軍を包囲できたことになり、全く違った結果となっていたと考えられる[1] 。

( https://ja.wikipedia.org/wiki/カンナエの戦い )
<<
 続きまして本作から、このたびあえなく敗軍の将になったアナスタシヤさんの洞察とそれが崩れ去る過程がこちら。彼女はただの無能でないからカンネーの戦訓はしっかりふまえつつ、それでも、どうしようもなく敗れているのです。
>>
 驚愕に値することだった。
 少数の側が多数の側を包囲しようとするとは……。
 普通ならまずそんな発想すら出てこないはずだ。

 恐るべき相手だが、しかし、こちらは彼の意図をすでに見抜いている。
「全艦、被弾に構わず突き進みなさい! 1隻でも敵艦隊を突破すれば、あたしたちの勝ちよ!」
<<
>>
 指揮を続けながらアナスタシヤは中央突破の機を窺った。
 1隻だけで良い。たった1隻で良いから突破を果たせば、それだけでエルバート艦隊の陣形は崩壊し、包囲網も成立しなくなる。
<<
>>
 通信兵が次々と声を上げる。
「四番艦と十番艦が、全軍の総退却を提案しています!」
「アナスタシヤ様! 八番艦からは通信対話の要求が!」
「転進の準備はすでに整っているとの報告が五番艦から寄せられています!」
 彼らの声色から、撤退に反対している者はひとりも居ないことが読み取れた。

 アナスタシヤは全艦に通信を送った。
「すでに敵艦隊が後方に迫っているわ! 後退は不可能! 逃げ道は正面にしかないのよ! 死にたくなければ前面の艦隊を突破しなさい!」
 これで事態が好転するとは思えなかったが、他にどうすれば良いか分からなかった。

 配下が恐慌に陥ることさえなければ、中央突破を果たして、分断した敵艦隊を壊滅させることができた可能性は、充分にあっただろう。
 だがこうなった以上、勝敗の帰趨は覆りようがない。
<<
 「配下が恐慌に陥ることさえなければ」と地団駄を踏んだベリチュコフ王家の妹さんなのですが、それこそまさに負けたポイント。ゆえに、妹さんの思いはどうしても詮無きほうへいってしまいます。
>>
 ここで天位魔法を使えれば、と詮無きことを考えてしまう。
 ベリチュコフ王家に伝わる天位魔法は、人間から恐怖と痛みを奪い、戦闘兵器に仕立て上げることができる。
 その影響下にある艦隊は、『不死艦隊』あるいは『無敵艦隊』と言われ恐れられているが、決して大袈裟な呼称ではない。
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 天位魔法 (Aランク宝具) を継承してるおねーさまであったなら「配下が恐慌に陥ること」なく勝っていたのだろうと血統の無情を歯噛みすることになり、本作の目玉のひとつ・天位魔法すげーなと盛りたてるプロットになっておりました。
 つまり、ここでは軍の士気を焦点にする必要があるから、数においては寡少なエルバート側が包囲戦を敷く (相手の士気を瓦解させる)、まさにカンネーの戦いを再現する必要があったわけで、dovさんの指摘する箇所においてテキストの口ぶりがおおげさであるのも、物語上で必要な強調として認められるようにわたしは考えます。
 そしてまた、以上のようにしてカンネーの戦訓をふまえつつプロットは成り立っているのですから、「正直、作者があまり知的だとは思えない。」までのきわどい表現をなさる根拠とするには不適当かと思います。いかがでしょうか?


 さてさて。
 以上のとおり、dovさんの感想における個別の指摘についてわたしは同意しませんし、誤りではないかと思います。ただ、もっともおっしゃりたかったのだろう、「面白さのルールをきちんと守っている」という評については同意できます (しつこいようですが「ライトノベルらしい」という表現は措いておいて)。
 今回の経緯ゆえにdovさんの感想は先に読んであったのですが、キルヒアイスが誰を指しているのかはすぐに見て取れましたし、あのキャラを殺すのが実に有効なのもその通りです。そうして面白さをわかりやすく伝えている。
 両陣営ともに、上官に向かって直言しかしやがらない冷血参謀たちがなんとも魅力的でして (オリヴィア&ノア&アレクセイ)、あれよあれよと敵にも味方にもオーベルシュタインだらけな感じになっていくし、拷問プッシュもすごいしで。ビジネスライクな人間関係がこざっぱりとした、軽快な物語だったかと思います (ちなみに舞台設定ゆえに『七都市物語』とか思い出しました)。

 そのあたりの明快さもふくめ、わたし自身はTVアニメ『コードギアス』を連想してしまいました。主人公が理屈最強ながらも実地にやってみたらわりと普通に狼狽する、その昼行灯からの自信家ぶりとナイーブさ。てめえの女のために全軍に無茶させておきながら、いったんポッキリ心が折れると王様やーめるという線の細さ (が人間的な主人公像)。なんとも皮肉な巡り合わせと、すべての引き金をひいてしまってから気づく悲劇。戦略をひっくり返すほどの超常能力。親友デュークの善人っぷりや王族婚姻フラグ。唐突すぎて登場人物が困惑するようなギャグの挿れ方、妙にポップな (エロゲハーレム的な) 場面のとり混ぜ具合。
 そうして気楽な見方をしながらお話と付き合ったからこそ、dovさんと受け取り方の異なるところもあったかもとは思います。必要なときに必要なだけキャラを殺して、その感情のピークのためにストーリーラインを逆算しておく、部分最適化がきっちりしておりまして。ただし、その悲劇はあまりにも悲劇的になっていくというか、オーバーアクションな主人公たちのキャラを立てることへ注力しておいて、瑣末で長ったらしい整合性にはこだわらない (この世界の地理・経済っていまひとつ思い浮かばないのですよね)。そうしたぐいぐいと読ませる残酷物語を進めつつも、よっこらセックスと、おちゃらけたシーンも平然としてはさみこむある種のユーモア。そうした作者のやりたいことを穿たずに見ていくのが適した作品だと思ったから、わたしにはあまり細かな点にまで注意が及ばなかったのやもしれません。

 とり急ぎではありますが所感です。お勧め、ありがとうございました。
 それでは。
Sek84832017年07月12日

40魔女こいにっき (Qoo brand)
「桜井たくみくんというヤリチン屁理屈クソナンパ野郎がめちゃくちゃ気持ち悪い」という率直な感情を越えるものが何も出てこなかった。※長文では「キモい」を連呼しているので注意。 → 長文感想(1841)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 20h
最新レスdovさん

ぶちまけた感想にコメントありがとうございます。

>エロゲープレイヤーのキモさを体現した存在
はい、私もまさにその通りだと思います。
ちょうど今作プレイ前に『君と彼女と彼女の恋。』という、もっとメタに特化した作品をプレイしていたので、なおのことそれが意識できました。
愛してると言いつつ次々とヒロインに手を出していく。「永遠性のなさ」。一般的なエロゲプレイヤー(のイメージ)そのものなんでしょう。

私はそういうメタ要素が嫌いなわけではありません。
主人公=プレイヤー=私と勝手に定義されてしまった作品の中にも、心に残ったり、考えさせられた作品はいくつかあります。
ただ、今作には不快感しか残らなかった。
企画さんの実際の意図が、プレイヤーへの皮肉だろうが説教だろうが正当化だろうが、自己弁護だろうが自虐だろうがなんだろうが。全部混ぜだとしても。
そんな桜井たくみくん描写に全力を尽くしてハイ終わり…なんて、そりゃ怒りますわ、と。
(グラフィックのレベルは高いですし、せめてヒロインにハマれれば良かったのでしょうが…)

まぁ、自分は堪え性がないので、作品に必要なキャラ造形だと思っても、不快なもんは不快、で終わっちゃうんですよねぇ。
めちゃくちゃ気持ち悪いエロゲプレイヤー上等です。製作側からコケにされようと何を投げかけられようと、そこに生きてるエロゲヒロインと、場合によっては主人公(≠私)を追い求めたいものですね。

追記
作品名は伏せますが、「あなた=主人公だけでなく私も選び取っている」という意のことを言ってくれたヒロインのことが思い出されました。
kei10042017年07月10日

40魔女こいにっき (Qoo brand)
「桜井たくみくんというヤリチン屁理屈クソナンパ野郎がめちゃくちゃ気持ち悪い」という率直な感情を越えるものが何も出てこなかった。※長文では「キモい」を連呼しているので注意。 → 長文感想(1841)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 20h
最新レス こんばんはー。ちょっとコメントさせてください。

 kei1004さんの「桜井たくみくんというヤリチン屁理屈クソナンパ野郎がめちゃくちゃ気持ち悪い」って感想はまさに作者の思惑通りでしょう。
 なぜなら、桜井たくみというキャラはエロゲープレイヤーのキモさを体現した存在だからです。

 ・全て「愛だ、物語的だ(キリッ)」
 ・好きなだけ手を出して取り返しがつかなくなった所で俺は幻だー一緒にはいられないーと悲劇の存在気取り
 ・口だけ

 この辺まさにそうですね。次から次へとヒロインを乗り換えてるけど、結局2次元のヒロインと3次元のお前等は交わらないから、ってワケです。
 このように、このゲームは作品通して延々エロゲープレイヤーを皮肉っています。ED曲「永遠の魔法使い」の歌詞も、「僕」=「エロゲープレイヤー」と考えれば理解しやすいかと。
 http://s.webry.info/sp/anime-kashi77ihurah.at.webry.info/201503/article_2.html

 そもそもED曲タイトルの「永遠の魔法使い」って「永遠に30過ぎの童貞」って意味ですね(笑)。
 僕たちプレイヤーがジャバウォックの悪口を書けば書くほど、キモイエロゲプレイヤーが鏡に向かって文句を言ってる構造になり、制作者の思惑通りになるってワケです。



 こういうファンを馬鹿にするような商売が私は大嫌いです。アニメファンの悪口を言って高尚ぶってるアニメーターみたいなものですね。
dov2017年07月09日

83汐見崎学園演劇部 恋ぷれ ~あなたといちゃいちゃろーるぷれいんぐ!~ (Meteor)
テキストレベルの高い萌えゲー。鮎香シナリオの完成度たるや圧巻。 → 長文感想(1419)(ネタバレ注意)(4)
総プレイ時間 : 32h / 面白くなってきた時間 : 4h
最新レス 改めて、このような場では初めまして。オススメしてから「押しつけがましかったかな……」と少し不安にもなっていたところだったので、丁寧な返信が頂けてホッとしております。

 恋ぷれをプレイしていただけるとのこと、嬉しく思っております。とはいえもちろんエロゲはとても長いもの。1つプレイするのに1カ月以上掛かるなんてことは私もザラにあります。cyokin10wさんご自身のご予定もございますでしょうし、途中で投げちゃったとしてもやむないことだと承知しております。cyokin10wさんの思うように消化していただければと思います。

 「家庭の事情で暫く活動休止する」旨を告知されてからすっかり音沙汰のないJ・さいろー氏、私も気になっております。幸い近年ゆずソフトさんの『サノバウィッチ』『千恋*万花』でシナリオ協力として名前を見かけるようになり、完全復帰に望みを抱けるようになりました。

 それではまた。cyokin10wさんとはエロゲの守備範囲が近しい気がいたしますので、別の作品できっとお目にかかれると思います(実はcyokin10wさんの『お家に帰るまでがましまろです』に対する熱いおっぱいコメントを見て、同作品にかなり興味を抱きました)。
dov2017年07月04日

83汐見崎学園演劇部 恋ぷれ ~あなたといちゃいちゃろーるぷれいんぐ!~ (Meteor)
テキストレベルの高い萌えゲー。鮎香シナリオの完成度たるや圧巻。 → 長文感想(1419)(ネタバレ注意)(4)
総プレイ時間 : 32h / 面白くなってきた時間 : 4h
最新レスdovさま はじめまして cyokin10wと申します。


気にはなっていた【お勧め】という新機能
自分が使う前に他の方からお勧めしていただけるとは思いもよらず、、、、、、

しかもあの長ったらしいプロフィールや、いくつもの長文感想をご覧いただいたようで
つらつらと拙文駄文を書き続けた甲斐があったとでもいいますか、本当に感謝感激しております。


さて、お勧めいただいた作品についてなのですが
近頃バカっぽい作品に飢え気味な上、ここ最近姿を見かけなくなってしまったJ・さいろー氏が関わっているとのことで
是非プレイしてみたいと思っております。
(Meteorの作品は『Clover Point』の次は『Marguerite Sphere』だとばかり……)


ただなにぶん私のエロゲプレイペースは、月に一本クリア出来るか出来ないか程度でありまして
今すぐプレイして、パッと感想を上げるなどという訳にはまいりません。

下手をすると、dovさまが忘れた頃にひっそりと感想がアップされるというような体たらくになるかも知れませんが
何卒、ご容赦いただければと存じます。


また、どこにレスポンスを返せば良いのか見当がつかず
少々用途が違うと思いつつ、この場所に回答させていただきました。
こちらもまた、ご容赦ください。


それでは、今回はこれにて失礼いたします。
cyokin10w2017年07月03日

5可愛い妹になって年頃のお兄ちゃんと一緒に住んでみた (琥珀バレット(同人))
TS詐欺を引いてガッカリしてたらエロゲとしても詐欺でダブルパンチ。許さん...貴様だけは...。適当に作って小金を稼いでやろうという意図が見え見えで実に不快でした。聞いたところによるとサークル名を転々として似たようなエロゲを作っている模様。他作品は未プレイですが、本作がこの体たらくでは詐欺行為と疑いたくもなります。っていうかDMMさんどこにもシチュないのに「性転換・女体化」タグ置きっぱにするのやめて!DLsiteさんはついてないよ! → 長文感想(1936)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 1h
最新レスこちらはまだ未プレイですね。不具合も出揃ったみたいなので年内にはプレイするかと。
サークル的にはTS童貞にはちと内容が濃いかも。ですが妙は抑えている方なので絵柄が
好みならアリかとは思います。URLは作り手さんのpixivです。参考にどぞー。

https://www.pixiv.net/member.php?id=4377987
amaginoboru2017年07月02日

97ChronoBox -クロノボックス- (NO_BRAND)
本作の「やる」「やらない」の判断は簡単です。本作とは無関係に、あなたがDQNネームの登場する作品として連想するストーリーが受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」です。いいですか、受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」ですよ。大事なことなので二度言いました。(2017/06/13:「本作の評価」内容の記述を強化。2017/06/22:コピーライト表記について追記) → 長文感想(17130)(ネタバレ注意)(8)
総プレイ時間 : 30h / 面白くなってきた時間 : 3h
最新レスもう、他の書き込みしても良いのでしょうか?(^^;) まぁ、活気に満ちているのは良いことですよね。

dov様、Clover Pointの疑問点を解消していただき、ありがとうございます。最初、参照先に掲示している表紙で、タカヒロインタビューの文字しか目に入らず、Clover Pointと何の関係がと思っていたのですが、表紙を拡大してみて、やっとわかりました(笑)。「今月の完全収録ゲームはこちら」と小さく表示されていましたね。Meteorが解散したらしいことは何となく知っていたのですが、普通は解散したら高くなるのではと思っていたので、安い理由がやっと納得できました。

さて、前回ちらっと記述した、私が『ChronoBox』の感想を書いた別な目的についてですが、本日(7/2)、やっと結果が出ましたので記録しておこうと思います(不特定多数の皆様へのご報告です)。これまでも、私は、本サイトで或る問題が発生する度に、自分の長文感想の最後に、備考として追記してきました。後から追記なので、殆ど読まれないのですがね。その問題というのは、長文感想参照回数の異常についてです。

最初に、長文感想参照回数についておさらいすると、次のとおりです。
 ・本サイトの長文感想参照回数は「ページビュー(PV)」と 「ユニークページビュー(Unique)」の二種類で管理されている
 ・ユーザーサマリー等での長文感想参照回数は「PV+Unique」、長文感想ページ右上の参照回数は「Uniqueだけ」を表示する
 ・「PV」は、直近4日程度のアクセスログをカウントしたもの
   ⇒4日程度と曖昧なのは、アクセスログは直近4日分のデータを保持する仕様ですが、
    実際の処理は、毎日午前7時頃から5日前の記録データ削除処理が走るため、
    午前0時からデータ削除処理が完了するまでの7~8時間は、5日分のデータが溜まっていることになるからです
 ・「Unique」は、上記のデータ削除対象から同一IPでの重複を除外したページアクセスのカウントを、毎回加算したもの
   ⇒つまり5日以前の確定した長文参照回数のこと
    「だいたい○○回くらい参照」と曖昧表記なのは5日前までの参照回数だからです

ここからが本題ですが、日次のデータ削除が行われなくなる不具合が、ときたま発生します。この結果、アクセスログからデータが削除されないので、日次のデータ削除処理が走る度に、「Unique」に5日前までの参照数を毎回書き込んで確定してしまいます。つまり、全ての長文感想登録に対して、該当期間に参照アクセスがあった場合、累積的に参照数がアップすることになるのです。このため、普段は月間の長文感想参照数など最大4、5千カウント程度であるのに対し、万単位のカウントになったりする場合があります。私は、この事象を「連チャン」と呼んでいます。

因みに、これまでの同種問題の発生は、私が把握している限り、次のとおりです。
   アクセスログ滞留期間
 ①2015/04/11~2015/05/04朝(04/15に不具合発生し連チャン開始。05/04 朝の長文感想参照回数確定処理で対処を確認)
 ②2015/11/14~2015/11/27朝(04/18に不具合発生し連チャン開始。11/27 朝の長文感想参照回数確定処理で対処を確認)
 ③2016/06/19~2016/06/26朝(04/23に不具合発生し連チャン開始。06/26 朝の長文感想参照回数確定処理で対処を確認)
 ④2017/03/12~2017/03/17朝(連チャンせず。03/17 朝の長文感想参照回数確定処理で対処を確認)
  ※3/11~3/16の大規模メンテナンスでのサーバー運用データセンター移行時に発生
 ⑤2017/06/03~2017/07/02朝(06/07に不具合発生し連チャン開始。07/02 朝の長文感想参照回数確定処理で対処を確認)← 今回
※この他にも、1、2日ほど発生していたのが何回かあった気がするのですが、未確認なので除外

①より前の発生有無は、私は未確認なので、全く分かりません。④の時、暫定対応されたのかと思ったのですが、⑤(今回)の発生で、今後も発生し続ける可能性があることが判明しました。

今回は、これまでで一番長く連チャンしたため、この不具合発生中に登録された長文感想の参照回数が、万馬券連発状態になっておりました。当然、6/3以降に新規登録した長文感想がもっとも恩恵を受けたわけですが、この結果、1万カウント越えの長文感想登録が、少なくとも60登録以上が新たに発生、もしかしたら100登録を超えているかもしれません。

具体例としてランキング1位と2位の結果を挙げると、次のとおりです。
 ランク:登録日:ゲーム名:参照数(虚構):参照数(事実):倍率
  1位:06/03:隣人に壊されていく俺の妻:83650:4445:83650/4445=18.82 倍
  2位:06/07:ChronoBox -クロノボックス-:59355:3168:59355/3168=18.74 倍
ランク外:06/11:ChronoBox -クロノボックス-:23573:1810:23573/1810=13.02 倍 <-- 私のです(笑)
※「参照数(事実)」は、不具合対応される前のアクセスログからカウント。ただし、同一IPの重複除外は未対処
 結局6月も、実際は他の月のカウントと、本当なら変わらなかったということですネ!

私は、これまでの数年の経緯から、もうこれは不具合ではなくて、わざと発生させているだろうと思っています。つまり、年間計画に組み込まれた不定期イベントです。イベントなので、過去、本当にカウントアップ狙いにいったこともありました――他の長文感想にも詳細を書きましたが――即座に対応されて、見事に大ハズレでしたが(笑)。そのため、今回は単に記録用も兼ねて登録してみたのですが、まさか私も恩恵を受けるとは思いませんでした。そもそも虚構データですからね。データとしての価値が?になるのが、困った問題なわけですが……。

以上です。
shiratori2017年07月02日

89スイートロビンガール -Sweet Robin Girl- (Chuablesoft)
これは年の差純愛ADVであって、ロリゲではない。しかし、意図せずしてなった最高のロリゲでもある。「チュアブルソフト最高傑作」(ホームページ)の文字に偽りなし。 → 長文感想(5753)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 28h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レスdovさん

このたびは、コメントを頂きありがとうございました。また、投票もして下さりありがとうございました。

私の感想文が『スイートロビンガール』をプレイするキッカケになったとしたら、とても光栄で嬉しいです。

実は、私も2週間前まで『スイートロビンガール』について全く知らず、こちらのgggrrrさんの感想文を拝読して急にやりたくなったのです。プレイしてみると、美しい晩秋のヨーロッパで生活しているような臨場感、しっとりした大人友達との会話、可愛らしい子供たちの友情などに触れて、暖かい気持ちになることができました。エロゲには、まだまだ自分の知らない名作が沢山あるんだな、と改めて思いました。

自分が何も知らずに『スイートロビンガール』を大満足で読み終えたあと、チュアブルソフトさん倒産のニュースが入ってきました。次回作では、また『スイートロビンガール』のようなヨーロッパを舞台にした大人と少女の恋物語を描いてほしいなあ、と思っていた矢先だったので、とても残念でした。

でも、dovさんも私も、チュアブルソフトさんの本作にかけた想いを、しっかり受け取ることができましたね!

私もdovさんの意見を良く拝読させていただいております。次にどの作品をやろうかと考えるときに、批評空間の他のユーザーさんの感想を読んで、知らなかった作品に出会い、クリエータさんやメーカーさんの想いを受け取る。これはすばらしいことだと思っております。

これからもよろしくお願い致します(#^.^#)
buuchan2017年07月02日

89スイートロビンガール -Sweet Robin Girl- (Chuablesoft)
これは年の差純愛ADVであって、ロリゲではない。しかし、意図せずしてなった最高のロリゲでもある。「チュアブルソフト最高傑作」(ホームページ)の文字に偽りなし。 → 長文感想(5753)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 28h / 面白くなってきた時間 : 1h
最新レスチュアブルソフト倒産だそうで……残念です……
http://gazette365.com/2017/06/7041-11/
dov2017年07月02日

5可愛い妹になって年頃のお兄ちゃんと一緒に住んでみた (琥珀バレット(同人))
TS詐欺を引いてガッカリしてたらエロゲとしても詐欺でダブルパンチ。許さん...貴様だけは...。適当に作って小金を稼いでやろうという意図が見え見えで実に不快でした。聞いたところによるとサークル名を転々として似たようなエロゲを作っている模様。他作品は未プレイですが、本作がこの体たらくでは詐欺行為と疑いたくもなります。っていうかDMMさんどこにもシチュないのに「性転換・女体化」タグ置きっぱにするのやめて!DLsiteさんはついてないよ! → 長文感想(1936)(ネタバレ注意)(2)
総プレイ時間 : 1h
最新レス 作品と全く関係無い私信(しかもおねだり)です。申し訳ない。
 ちょっと↓のゲームが気になってるんですけど、なにぶんワタクシTS童貞(黒い箱はノーカン!)なもので……
 http://www.dlsite.com/maniax/work/=/product_id/RJ200953.html

 でもamagiさんなら既にはあくずみかもしれない!
 もし既に(あるいは今後)プレイされたなら、「TS童貞にも優しいかどうか」とか書いて下さるととっても嬉しいです。
dov2017年07月02日

最新レスああそうか。不老不死をメインに出せばそういう話に持って行けるんですね。
それを巡る人間ドラマとかならすごいやってみたい気がします。
男キャラは敵役でもいいですが出来れば友人ポジションに2人くらい良男キャラいればバランスも
取れて面白かったのにとは思ってしまいます。
野菜炒め2017年06月23日

最新レスあくまでも天女の伝説のお話しということでしょうね
不老不死の伝説の話だったなら
主人公がもっと貪欲になったり、他にもそれを狙う輩を多数出せるのでしょうが
decisive2017年06月23日

97ChronoBox -クロノボックス- (NO_BRAND)
本作の「やる」「やらない」の判断は簡単です。本作とは無関係に、あなたがDQNネームの登場する作品として連想するストーリーが受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」です。いいですか、受容できるなら「やる」、受容できないなら「やらない」ですよ。大事なことなので二度言いました。(2017/06/13:「本作の評価」内容の記述を強化。2017/06/22:コピーライト表記について追記) → 長文感想(17130)(ネタバレ注意)(8)
総プレイ時間 : 30h / 面白くなってきた時間 : 3h
最新レス せっかくなので私もCの話をしに参りました(笑)。

 Clover Pointが安い理由は、メガストア2012年2月号の付録だったことが大きいと思われます。
 http://www.getchu.com/soft.phtml?id=723757&gc=gc ※dovにタカヒロ氏、氏の製作物、ならびに川崎市を宣伝する意図はありません

 なおClover Point製作ブランドであるMeteorは既に消滅していますが、このことが価格に与えている影響はよく分かりません。
 https://ja.wikipedia.org/wiki/Meteor
dov2017年06月23日

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